みなさま、こんにちは。

私は今、残暑の只中のソウルに来ています。
もうすぐ旧盆の連休を控え、街中も旧盆商戦追い込みムードです。

さて、今日はKBS2の月火ドラマ『雲が描いた月明かり』(邦題仮)について、引き続き取り上げてみます。


目下第6話までの放送が終わっている『雲が描いた月明かり』。

パク・ポゴムさんとキム・ユジョンさん主演のこのドラマですが、最新の週でおのおの視聴率19.3%、18.8%を記録するなど、すでに20%を超えてきそうな勢いなんです。


それもそのはず。

もうこれ。

本気でヤバイです。(笑)


お気づきかと思いますが、私ももう耐えられない域にきたので、書き始めてしまってます。完全に自分用のアップになりそうな上、ネタバレ満載ですが、なにとぞご容赦くださいませ。


いやーーーー。

ほんとにもう、なんですかこれ!

逆切れしそうに持っていかれました。(笑)

目下脳みその半分以上がピンク色に染まってます。
このドラマが終わったら号泣している自分が容易に想像つくのが、恐ろしいです。
ソウルの友人たちもやっぱりこのドラマを見ているのですが、束になってなぎ倒されてます。

これは本当に、久々にキケンなやつ、きました。(笑)

まずですね。
本当にありえない。ありえないにもほどがある。馬鹿馬鹿しいと言い切っていいほどのありえない設定なんです、このドラマ。

なんですが。

「ありえない」も突き抜けるほどやりきると、ファンタジーに昇華されるんですよね。韓国的表現で言うなら、「ロマン」でしょうか。
「このドラマは女のロマンの宝箱だ」とソウルの友人が申しておりましたが、わたくし微塵も異論ございません。(笑)

このドラマのすごいところは、制作側が見る側の、つまりは主要視聴層である女性の心理を物凄く正確についてきている点。これに尽きると言えそうです。
非常にオーソドックスなつくりなのですが、そのオーソドックスなお約束を、毎度の「キターーッ」に変える、この巧妙さ。
「ありえーん!」と叫びながらも、心拍バクバクなんです。
加えて、ジワジワくる中毒性。


書かずにいられないので、勝手に書き始めますね。(笑)

まずもって4話の「ありえなさ」から。


登場人物紹介でも書きましたが、このドラマの主役は男装の内官ホン・サンノム。ホン・サンノムはわけあって母親から女であることを隠して生きるように厳しく言い渡されていて、本当の名前はホン・ラオンというのですが、この子が王世子イ・ヨンのために一肌脱ぐシーンが4話のハイライトでした。


清からの遣いをもてなすための盛大な宴会を統括する王世子。
王世子は王の意向を受けて、王の代わりに政治に携わる「代理聴政」を行うことが決まっていました。
かたや、王世子が統括する事業を清の使節の前で失敗させ、「駄目な王世子」の烙印を押し、清の王に報告させることで「代理聴政」を否認させようともくろむキム・ホン一派。
イ・ヨンが入念に準備していた舞踊の「独舞/トンム」を台無しにするため、舞踏手を脅して帰らせてしまいます。

「独舞」の舞踏手が姿を消したことを知り、焦るホン内官。




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ホン内官/ラオンはイ・ヨンの指示で踊りの順序などを把握していた上に、母親に捨てられた後育ててくれた人が芸人一座の人だったため、芸事に明るく、特に舞踊の動作はすぐに覚えてしまう特技がありました。

宮中には隙あらばイ・ヨンを失脚させようとする人たちがたくさんいるので、しっかりヨンをサポートして欲しいと護衛武士のキム兄ことキム・ビョンヨンに聞かされていたホン内官は、意を決し、自分が独舞を踊ることに。




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ところがその着替えの様子を見られてしまったんですよね、意地が悪い内官監督係のマ・ジョンジャに。


ラオンはギリギリのところで登場し、独舞を見事に踊り。



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明らかに違う舞踏手が現れ、完璧に踊るさまに驚くイ・ヨン。



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ラオンの踊りに、亡き母がかつて笑顔で踊ってくれた舞を思い出し、イ・ヨンはすっかり涙ぐんでいます。


ということで、ラオンが無事王世子ヨンの危機を救って4話は終わり。

これを踏まえて、「ありえない」オンパレードの5話に突入します。

5話ではヨンがホン内官のことをあの踊り子ではないかと疑う姿から描かれるのですが、ラオンはひとまずキム・ユンソンの助けを得て女であることがバレずに切り抜けます。

それでもヨンはどうにもモヤモヤしているわけですが、そこへ王女と一緒に船に乗っていてラオンが池に落ちてしまうアクシデントが起こり。




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その様子を通りすがりに見てしまったヨンは。




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なんと飛び込む。



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「プハーッ!」


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って、ないないないない!!

あるか、こんなのっ!!(笑)


もう、大興奮。キャー過ぎて大興奮。

王世子が内官のために池に飛び込んで助けに行くとか、歴史を舐めてんのかって話なんですが、もうこの水中救出シーンが美しすぎて、視聴者完全におかしくなりました。(笑)


ここで終わらないから、このドラマはすごいんです。


熱を出してしまったホン内官。

看病しとります、王世子が。



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絶対ないわ!(笑)


ここ「チャヒョン堂」はホン内官が寝泊りするよう指定された場所で、もともとヨンの幼馴染で護衛のビョンヨンが使っている場所ではあるんですが、ヨンが見守っていたら寝言でラオンが涙を流すとかいう定番のシーンが、ここできちゃいます。



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寝言で泣いているラオン。目を覚まし、自分を見つめているヨンに「母と別れた日の夢を見ました」と告げます。

「悪い夢を見たのだな」と応じるヨンでしたが「せめて夢であえて嬉しいです」とさらに涙を流すラオン。




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また重なってしまうんです、ヨン。
9歳の時に突如病死した母への思いと、同じく母親と生き別れになっているらしいラオンの悲しみが。


ヨンは「風灯/プンドゥン」を揚げる盆祭りの日にホン内官が望んだ休暇をあげることにするのですが、実はホン内官/ラオンが休暇を求めたのは母と生き別れたこの日に、生き別れた橋の上で母を待つためでした。
待てども待てども来ない母に悲しみが襲うラオン。

そこへまた来るんですよね~、この人が。




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ええ、視聴者分かってたんです、くるって。

分かっててもキャッとなるのは、もはやどうしようもありません。(笑)


風灯には望みを書いて空に飛ばすのですが、ホン内官のために風灯を買ってきてくれたヨン。




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その嬉しそうな目を見た瞬間、あの日のあの踊り子が思い出されてしまい。




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結局ラオンは王世子ヨンに風灯を譲るのですが、ヨンは風灯に「ホン内官の母親が見つかりますように」と願い事を書いていました。



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なぜと戸惑うラオンに、王世子答えていわく。


「ホン内官の望みが叶うことが、私の願いだ」



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ありえん。

どこまでもありえん


そしてヨンは思い切って言うんです。
「馬鹿げたことを言っているのは分かっているけど、お前を見ていると別のある女性を思い浮かべてしまうのだ」と。

そんな二人のラブっぽい雰囲気を、一足遅れてやってきたキム・ユンソンが発見。
自分が先約だとヨンに告げ、ラオンを連れて行こうとするのですが。



行かせやしない。(笑)



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手を引っ張って、グイッ攻撃。

もうこの5話ラストで十分めまいがしてました、視聴者。

ステキ。ステキすぎる。ときめきメモリアル。


と5話で十分壊れかけておりましたが、6話のファンタジーはこんなもんじゃなかったです。(笑)



まず描かれます、恋煩いのヨン。




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実は、あのあとユンソンの馴染みの妓生たちがやってくるのですが、ヨンの追及を逃れようとラオンはみんなで妓桜に行こうと言い出すのです。
「男」であるとアピールするホン内官に腹を立てたヨンは、当然妓桜には行かず、どころかホン内官を遠ざけるのですが、遠ざけておきながらホン内官の幻がチラチラ。


医師に見てもらったところ、「道ならぬ相手を想っているために表れる症状」と言われてしまい。



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ヨンはすごい剣幕で怒るのですが、自分がホン内官を想っていることに戸惑いを隠せず。


一方ラオンは、マ・ジョンジャによって危機を迎えていました。

ヨンから遠ざけられ、別の部署に出向させられているラオンでしたが、ラオンの秘密を知るマ・ジョンジャが欲深い清の遣いが「あの日の踊り子に会いたい」というのを聞き、清の遣いにラオンを差し出してしまいます。

ラオン、一気に手篭めにされる危機。



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抵抗するラオンを殴り、「俺の言葉一つで王世子の運命が変わってもいいのか。命も差し出すのが内官だろう」などと脅しつつ、さらに迫ってきます。
そんな強欲エロ使節を振り払い、突き飛ばしてしまうラオン。

怒った使節がラオンに殴りかかろうとするのですが。




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蹴破って入ってきました。(笑)



そして、抜きました。刀。




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気絶しろと?

視聴者に気絶しろと?




ラオンの手を引いて、怒りながらグングン歩いていくヨン。



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どうしてあの部屋に入るんだ、なにかあったらどうするんだ、なんでそんなことするんだと剣幕です。

ラオンは清の皇帝の遣いなのに、自分のせいで王世子にまで何かあったらいけないと思ってと震えながら説明するのですが、あんな使節がなんだ、お前がなんでそんなことを心配するんだと怒鳴られてしまい。




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「なぜお前は私を苛立たせるのだ」とラオンに問いながらも、そんな自分に戸惑う王世子。


あの、視聴者が答えていいですか?

その怒りはですね。

恋です。(笑)



そんな恋する王世子を引き裂く王命。



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放せと要求するヨンに、ならば殺してでもホン内官を連れて行かねばならないと応える役人。

「私を脅迫しようというのか」とヨンは怒り心頭ですが、なすすべはなく。



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罪のない内官を放免し、過ちを犯した清の使節と自分を罰して欲しいと王に願い出るヨン。



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カッコ可哀相。

って、どこにそんな王世子がいるかっちゅうの!(笑)


「ありえない」の連打を浴び、このあたりで朦朧とした視聴者続出したことでしょう。

自分の部下を救うために王にひれ伏す。なんたるファンタジー。



このシーンで視聴者ますますキャピッていくのですが、ここでもう一人、重要な助っ人登場です。



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「ホン内官の秘密が人の口に上ったら、それが誰であろうとお前を殺す」



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イイネ! 

ユンソン、イイネ! 

片思い全力投球キャラ、イイネ!



このユンソンは、何しろおじいちゃんが一番の権力者なので、実は味方になってくれると色々使い勝手のある子なんです。


そしてまだまだ終わらない「ありえない」。

牢屋に繋がれているラオンに変装して会いに行くヨン。




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「私にまだ怒っていらっしゃるのですか?」と尋ねるホン内官に「お前のせいではない。お前を見ると苛立ちが抑えきれない、私がいけないのだ」と答えるヨン。


「一つだけ約束するんだ。今後なにがあっても、誰かのために我慢したりしないと。それが私のためであれば、なおのこと」



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清の使節がホン内官を連れて行くことを要求したため、罪もないのに連れて行かれることになったラオン。

ラオンは今回の一件でヨンが廃位になるかもしれないと仲間から聞かされていたので、自分を全力で守ろうとしてくれたヨンのために自分を犠牲にする覚悟をしていました。

それでも、いざ引き立てられれば恐ろしくて震えずにはおれません。



そこへ、再び現れるヨン。



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刀を抜き、自分の内官を返すよう迫るヨンですが、現れたキム・ホンらに制され、対立。



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ラオンはヨンの身を案じ、「行きます」と宣言します。


約束を忘れたのかと言うヨンに、約束したからこそ耐えて欲しいと答えるラオン。


「耐えてくださらなくてはなりません。私以外の百姓のために。この国の王世子でいらっしゃるのですから」



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またもや王命により、刀を捨てなければならないヨン。

ホン内官は悲しく引き立てられていくのですが。

ここで終わるわけがありませんよね。(笑)



この清の使節は今回とんでもない朝貢を要求してきたのですが、実はそこにはわけがありました。
皇帝に差し出された朝貢のうち、硫黄など貴重な物資を商人に横流ししていたのです。



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その現場を押さえるのは、勿論この二人。



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や~ん


ビョンヨンはユンソンの力も借りて別の清の使節を呼んでいました。

こうして犯行現場を一緒に押さえます。



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実はヨン、清の使節を怪しんでおり、ビョンヨンに裏を取らせていました。

ユンソンは裏取引が行われると思われる場所の地図を事前に入手し、それをビョンヨンに渡すことで、ホン内官奪還に貢献。
この三人、もともとは竹馬の友だったんですよね。


あとはラオンを救うだけ。


ひとり木に括られているラオン。

突然矢が放たれ、次々と見張りが倒れるのですが、矢の飛んできた方向からは。




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出たーー!

この古典的な登場!

分かってたけど、テンションMAX!(笑)



そして王子がかがむ。



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や~~~~


縄を解くヨンに「こんなことして、どうするおつもりなのですか?」と案じるラオン。
「帰ろう。もう大丈夫だ」とのヨンの言葉に「本当ですか?」と問い返すラオンに、ヨンは優しくもう何も問題は起きないと応じます。

その言葉を聞き、ようやくホッとしたようにラオンは涙を浮かべます。

「このまま連れて行かれてしまうのかと思うと、恐ろしかったです」

その言葉に、表情の曇るヨン。


「私も恐ろしかった。間に合わないのではないかと思って」



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そんな目で見ないでいただけますか。

あー、もうヤバイ。なんか涙出てきました。熱も上がってきそうです。
もう、なんなんですか、これ。(笑)


そして気づけばもう一人きてるっていう。



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いい男が束になって守ってくれてるこの感じ。

ありえなさ過ぎでしょ。ファンタジー炸裂しすぎです。

ま、キム兄は「弟分」を守ってるんですけども。(笑)


そして乗ります、馬に。



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近い、近い、近い、近い!



「俺様との約束を破るなんて。東宮殿に帰ったらたっぷりお仕置きだからな」



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やめなさい、その姿勢でそういうセリフ!

・・・・・・って私の心の声も混ざってましたか?(笑)



「東宮殿に帰ってもいいのですか?」

「勿論だ」

「私を見ると腹が立ってたまらないと仰ってたじゃないですか」

「今もそうだ。お前を見ると、腹が立つ。でも、仕方ない。姿が見えないと、もっと腹が立っておかしくなりそうだったのだから。だから、私のそばにいろ」



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殺す気ですか。


殺す気ですか、視聴者を。


こうして6話は終わり。



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って、もーーー。

たまんないんですけども!(笑)


いやー、なんかまたチャクラとか開いちゃいそうです。別世界行けそう。

久々に酸欠ドラマ、きちゃいました。

抗えない、この魅力。腹が立ちそうに、魅力的。

女心鷲づかみドラマがきてしまいました。


ここまで徹底して「ありえない」連打を浴びると、逆に突き抜けるということが、よく分かりました。ちょっぴり差し挟む程度だと鼻白んでしまうものですが、視聴者の想定をはるかに超えるギャグレベルにやられると、「もうどこまでも付いていきます」状態になりますね。(笑)

どうやらラオンの秘められた出自は十数年前に起きた大規模な民乱と関係がありそうで、さらに護衛武士のビョンヨンも王家に対立する裏の任務がある模様。
ビョンヨンは既にヨンとの友情と任務との狭間で苦しみ出しているので、今後つらい展開になりそうなのですが、互いにいい人たちなのに対立しなければならない宿命の構図も、これまたオーソドックスに女心をキリキリさせる展開ですよね。

いやはや、久しぶりにキャーキャー言わされるドラマ。
嬉しすぎます。

you tubeにはKBS公式動画はまだ上がってきていないので、韓国のポータルサイトNaverのtvcastのリンクをご紹介しておきましょう。
もしも日本で見れない設定になっていたら、あしからずご了承くださいませ。

まずコチラは、清の使節に手篭めにされそうになるホン内官/ラオンを救いにきたヨンのシーン。

そしてコチラは、6話ラスト、ラオンに「そばにいろ」と告げるヨンのシーンです。


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いやー、見返してクラクラしてしまいました。
一人楽しくて、すみません。(笑)

視聴者に「月曜日が待ち遠しい」と言わしめる、女心を完全攻略できてるドラマ『雲が描いた月明かり』。
時間が許せば、またご紹介できればと思います。

このドラマも日本で放送されればかなりハマるかたが出てくるのではないでしょうか。パク・ポゴムさんのファンが爆発的に量産されること、間違いなしでしょう。

日本でのいち早い放送も期待したいですね。