みなさま、こんにちは。

本日も早速まいります、『チョンダムドンのアリス』10話。

(下のほうの動画から音声が自動で流れてしまいますのでご注意下さい)

9話ラスト。

タミー・ホンの元へ行き、自分の愛が醜かろうとも、決して諦めないと宣言し、パリのデザインスクールの入学願書を叩き返したセギョン。

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1時間待って欲しいと言われたとおり、スンジョは寒さに耐えながらセギョンの戻りを待っていました。

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「私はもう怖くないわ。止めたいのなら、他の方法を探すことね」

毅然と言い放つセギョンをあざ笑うタミー・ホン。

「で、どうするつもり? 全部打ち明けるとでも? できないだろうに」

「できないのは、そっちでしょ。チャ・スンジョに全部話してみなさいよ。あなたの欲しいものは、手に入ると思うの?」

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「私が打ち明けるならいざ知らず、あなたがそんなことできる? 私もアウトだろうけど、あなたは永遠にアウトよ」

「全部ぶちまければ、君の望みは全て手に入ると?」

「その時は、諦められるわ」

「なにもかも失うだろうよ。すっからかんになって、どん底から始めることになるんだ」

「それが本来の私よ。それに、そういう人たちのほうが、むやみに色んな契約書にサインすべきでないことくらい知ってるわ。それは借金になり、借金は闇金に変わり、そうなったらもう進むべき道を見失う。私はあなたとは取引しない」

セギョンの迫力に押されるタミー・ホン。
セギョンは言うべきことを伝えると、ブティックを後にします。

やっと言うべきことを伝えられ、ホッとするのも束の間、アジョンからの電話でスンジョが言われたとおり外で待っていることを知らされ、大急ぎで駆け戻るセギョン。

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アジョンらは車の中からスンジョの様子を見守っていました。
ムン秘書は車に連れてこようかと言いますが、どうせ言う事を聞かないので放っておくように伝えるトンウク。その流れで自己紹介しあう面々。トンウクが名乗ると、セギョンの妹はアジョンに医師だと耳打ちします。色目を使って自己紹介するアジョンに面白くないムン秘書。

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雑談を交わしている間にセギョンがスンジョに近づくのが見えます。

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見つめるセギョンに気づき、笑顔を見せるスンジョ。セギョンの傍に近づきます。

「本当に、来たね」

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「僕のこと、受け入れてくれるんですか?」

セギョンは自分のことで話があると答えます。
それなら自分も伝えることがあるとスンジョ。まずは返事をしてくれと言います。

「OKなんですよね? 受け入れてくれるんですよね?」

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「ですよね? そうですよね?」

寒さに震えながら尋ねるスンジョ。
セギョンは静かに頷きます。

あまりの嬉しさに、セギョンを抱き上げて回るスンジョ。
その様子はトンウクたちも目撃していました。

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「ありがとう! ありがとう、セギョンさん!」

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スンジョに抱きしめられたセギョンの頬を伝う、一滴の涙。

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二人の元へ仲間たちが駆け寄ります。
冷やかされ、照れ笑いするスンジョとセギョン。

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パーティの続きをしなければと言われ、慌てるスンジョ。
トンウクはUSBをかざし、見せなくていいのかと訊きますが、スンジョは見せなくていいと言いながら人々を追い立てます。

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二人きりにして欲しいのだろうと気を利かせ、去っていくトンウクたち。

川辺のコンビニの脇にしつらえられた風除けのビニールハウスにスンジョを避難させ、すっかり凍ったスンジョをかいがいしく暖めようとするセギョン。
セギョンにマフラーを巻いてもらい、スンジョは幸せ一杯です。

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「カチコチに凍っちゃったじゃないですか。どこかに入って待ってれば良かったのに」

心配するセギョンに「本当にカップルみたい」と喜ぶスンジョ。
すっかりセギョンに甘えています。

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一方ユンジュは。

セギョンをおぶっていくスンジョを思い出していました。

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ドレスルームで涙ぐむユンジュ。
どうなっているかと心配してかけてきた弟の電話に、何も変わったことはないと素っ気無く答えます。

セギョンにきっぱり断られたタミー・ホンは。

セギョンを思ったよりも賢いと職員に評していました。
いい子と悪い女のフリを交互に見せながら自滅するケースが多いのに、醜い愛も愛とは、まっとうだと感心するタミー・ホン。

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その言葉を意外そうに聞く職員をよそに、タミー・ホンは言葉を続けます。

「あれも、そのとおりだ。俺がチャ・スンジョに秘密をばらせば、チャ・スンジョとは永遠に敵になって終わる。とはいえハン・セギョンもやすやすとは口に出来ないはず。話せばチャ・スンジョの性格から見て何もなく終われるとも思えないし。
そう考えると、俺の立場では悪いことばかりでもなさそうだ」

そう言って誰か人を呼ぶタミー・ホン。

「ハン・セギョンの動向を探らせないと」

セギョンはスンジョの家までスンジョを送りに来ていました。
スンジョが送ると言うのを、待たせた責任を感じてのことでした。
温かいシャワーに入るよう心配するセギョン。

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去っていくセギョンを呼び止め、気をつけてと声をかけるスンジョ。

歩き出したセギョンを再び呼び止め、「明日また会おうね」と声をかけます。
優しく頷くセギョンを見て、幸せそうに満面の笑みを見せるスンジョ。

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部屋に入ったスンジョは、何度もセギョンのマフラーの匂いをかぎます。

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自分を受け入れてくれると頷いたセギョンを思い出し、喜びに浸るスンジョ。
セギョンにメールを送ります。

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    僕たち明日どこで会いましょうか?

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    どこでもいいです^^

顔文字に気を良くしたスンジョ、『では10時に迎えにいきます。明日は全部僕に任せてくださいね』と送ります。
セギョンからすぐ届いた『はい^^』の返事に喜びを隠せないスンジョ。

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USBが目に入り、宿題を思い出したスンジョはしばし真顔になります。

そしてセギョンも、明日はすべて打ち明けると自分に言い聞かせていました。

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(明日は全て話すのよ。誠実に。心を込めて。ハン・セギョン、きっとできるわ!)

家ではアジョンとセジンが両親にセギョンのことを報告していました。
喜ぶ母の一方で、あんなに悩んでいたのにと何か釈然としない父。

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セギョンが自分の口で切り出すまでは絶対につつかないように、妻とセジンに再び念を押すセギョンの父です。

翌日。

待ち合わせ場所に一足先に現れたスンジョは、セギョンに声をかける練習をしていました。

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「セギョンさん、きましたね」と無人の車に手を振るスンジョ。
「きました」と急に背後からセギョンに声をかけられ、照れます。
そんなスンジョに照れるセギョン。

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そんな二人に照れる視聴者の図。(笑)

スンジョはウキウキとセギョンを車に乗せます。
どこに行くのかと尋ねられ、フランス語で「フランスのパリ」と答えるスンジョ。
意味が分からず、セギョンは怪訝な表情を浮かべています。

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スンジョが連れて来たのはインチョン空港でした。
今からパリに行くとスンジョ。
セギョンは驚きますが、必要な物はあらかた用意したのであとは現地で買えばいいし、ファーストクラスなら繁忙期でも必ず空きがあるからチケットは手に入るとご機嫌です。

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それでもパスポートがないではないかというセギョンに、パスポートならバッグの中に入ってあるとスンジョ。

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スンジョはアジョンにメールし、セギョンのバッグにセギョンに内緒でパスポートを入れておいてくれるよう頼んだのでした。

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「なにするつもりだろ? ハンセ、パスポート持ってないのに」

かくして砕けたスンジョのパリ夢プラン。

「なんでパスポートがないんです? あんなにパリに行きたがっていたのに?」

ガッカリしたスンジョとしょんぼりするセギョン。

「本当に行ける段になったら用意しようと思ってたんです」

「あーあ。完璧なプランだと思ったのに」

セギョンはスンジョを励まそうと、他のことをすればいいではないかと言いますが、スンジョは諦め切れません。

「パリのクレープ屋も予約しておいたし、セギョンさんの言っていたマルセイユも予約しておいたのに」

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「私が付き合おうとしている人って、こんななんだ」

セギョンに言葉に一瞬驚くスンジョ。

「私は7年も行けずにいたのに、決めたらすぐ行ける人なんだなって思って」

セギョンに言葉に焦ったスンジョ、「なんで? また僕が遠く感じました? 僕はただ、セギョンさんが一番望んでいることをしてあげたいだけだったのに」と顔を曇らせます。その言葉に分かっていると優しく応じるセギョン。

「ありがとうございます」

その言葉にパッと顔の晴れるスンジョ。
そんなスンジョを見ながら、今日は話さなければと心でつぶやくセギョン。
そんなセギョンの気持ちをよそに、スンジョは次こそ一緒にパリに行こうと指切りすべく小指を立てます。思わずスンジョを見つめてしまうセギョン。

再び不安に駆られるスンジョ。

「どうして? 行きたくないんですか?」

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首を振り、「一緒に行きましょう」と指切りに応じるセギョン。

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えー。
韓国の指切りは、指きりのあと親指同士をくっつけてはんこを押すのがポイントです。(笑)

気を良くしたスンジョ、空港内のインスタント照明写真コーナーにセギョンを連れて来て、パスポート用の写真を撮らせます。

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写真を取ろうと構えるセギョンの隣に押し入るスンジョ。
自分も一緒に収まります。

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そして。

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油断も隙も!(笑)

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この一連のシーン。
可愛すぎです。(笑)

セギョンにまたしても奇襲ポッポ。
まさかスンジョのアドリブじゃないですよね?! 確かにチュッとしたくなるくらい可愛いですが!(笑)

そしてケーキを食べに行く二人。

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互いにアーンとやりながら、まさにカップル模様を繰り広げます。

二人のカップル初記念写真もパチリ。

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車に乗り込んだセギョンとスンジョ。
セギョンにどこに行くのかと尋ねられ、お茶を飲みにとスンジョは答えます。
一緒に行きたい場所があるのだと。

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笑顔で応じつつも、まだスンジョに秘密を打ち明けられずにいることが気がかりなセギョン。
心の中で、もう話さなきゃだめだと言い聞かせます。

スンジョが連れて行ったのは、カフェが併設されたギャラリーでした。

壁にかかった絵を指し、「僕の卒業制作なんです」と口を開くスンジョ。
スンジョが描いたのかとセギョンは驚きます。

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「パリで一文無しになった時に描いた絵なんです」

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スンジョの絵を見つめるセギョン。
スンジョが言葉を続けます。

「僕、セギョンさんに言えなかったことがあるんです。
パリで苦労したのは父との縁が切れたためだと言いましたよね」

「ええ」

「でも、僕が勝手にパリに行ったからだけじゃないんです」

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「パリで、女性と付き合っていました」

「お父様が反対なさったんですか?」

「もともと僕のやることなすこと、なにもかも気に入らない人だと言いましたよね? 負けん気が生じて、頑張ったんです。頑張るほど、父はもっと強く出て。それで、父の手を離したんです」

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「スンジョさんが先に縁を切ったんですか?」

「父も修復しようとしませんでした。身分証明書と遺産放棄放棄の覚書を握られ、追い出されました。その瞬間から生活費、学費がなくなり、家も引き払う羽目になって、ポケットには150ユーロがあるだけ。韓国に帰ることも出来ませんでした。その時分かりました。凍えてひもじいって、こういうことなんだなって。下手したらこのまま死ぬかもしれないって」

スンジョの話を神妙に聞くセギョン。

「それでその時姓を変えて、お父様に会わないと決めたんですか?」

「ええ」

「会いたくないんですか?」

「時々顔は合わせてるんです。会うと幼稚に喧嘩するけど」

父親と縁が切れたあとはどうなったかと尋ねるセギョンに、彼女ともうまく行かなかったとスンジョは答えます。
暮らしも心も落ちるところまで落ちたとスンジョ。野宿し、人の食べ残したパンを食べながら描いたのが、この絵なのだと言います。

なぜこの絵がここにあるのかとセギョンに尋ねられ、2008年のパリバザールでのオークションで3万ユーロで売れたのだと答えるスンジョ。

「3万ユーロ?」

「僕も驚きましたよ。3万ユーロで落札されたと聞いて、僕の絵じゃないよな、なにかの間違いだよなと思いました。でも本当でした。不思議でしょ? 
僕はただの無名な画家だったのに、誰かが高額で買ったと聞いて、そのあと人々が僕の絵を買うようになったんです。取り付かれたように絵を描いて、売りました。主にハイクラスの人たちに。その中にアルテミス本社の会長もいらっしゃいます」

壁にかかった『ケリー・パク所蔵品特別記念展』の文字を見つめるセギョン。

「ケリー・パクという人は、スンジョさんの恩人なんですね」

「ケリー・パクじゃないんです。この人も誰かから寄贈されたそうです。僕の絵を最初に買ったのが誰なのか、まだ分からないんです。誰だか分からないけど、すごく感謝してます。その方のおかげで、ここまでこれたから」

スンジョの告白を聞き、自分も全て打ち明けようと覚悟を決めるセギョン。

「なぜ絵を続けずにアルテミスに入ったのか、聞かないんですか?」
スンジョにそう尋ねられ、なぜなのか尋ねるセギョン。
やることがあったからとスンジョは答えます。

USBを取り出すスンジョ。
まだセギョンに渡せないとためらいを見せます。
何なのかと尋ねられ、見たら僕を嫌いになるので見せられないと答えるスンジョ。

「私も話があります。私もスンジョさんに話せなかったことがあるんです」

セギョンの言葉に、不安げな表情を浮かべるスンジョ。

「なんなんです?」

「話せば、スンジョさんこそ私を嫌いになるかもしれません」

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セギョンは意を決して話そうとしますが、スンジョは遮ります。
今必ず話さなければならないとするセギョンに、もし聞いてもなんともない話だったらと思うと怖いとスンジョ。自分の秘密はますます話せなくなると言います。
絶対にそんなことはない、自分は今話さなければならないのだとセギョンは言いますが、スンジョは頑として聞こうとしません。
自分の秘密を聞いてから打ち明けて欲しいと譲らないスンジョ。

「もうちょっとだけ。ちょっとも待てませんか?」

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「じきに打ち明けますから、その時まで待って。セギョンさんはその時に話してください。先に僕のを見て」

そんな二人の様子を窺う怪しい男。

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こうしてカフェを出た二人。

浮かない顔で助手席に座っているセギョンがスンジョは気になります。
どうしたかと尋ねますが、セギョンはなんでもないと笑顔を見せます。

スンジョが帰ってきたことを、父親はどう見ているのかと尋ねられ、やせこけて這うように帰るとばかり思っていたのに違ったので、悔しがっているとスンジョ。
セギョンは、きっと本心はそうではないのにコミュニケーションがうまく取れないからそうしているのだろうと言います。
自分の父も口では褒めなかったものの、セギョンが賞などを取ると絵や賞状をすべてこっそり集めていたりしたとセギョン。スンジョは自分の父はそんな人ではないし、そういう家庭ではないと返します。
父に関しては頑ななスンジョに、セギョンもそれ以上何も言えません。

セギョンを家の近くまで乗せたスンジョの車。
脇にユンジュの車が止まっていることに、二人は気づきません。
降りてきた二人に、思わず顔を背けるユンジュ。

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「セギョンさん、今日、どうでしたか?」

初デートの感想を尋ねるスンジョ。
「怖かったです」と答えるセギョン。

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「急にパリに行こうなんて言ったからだ! やりすぎだ! トンウクにおかしいやつみたいだからやめろって言われたのに!」

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早合点するスンジョに思わず笑みがこぼれるセギョン。

「違うんです。そうじゃなくて、自分があまりにも楽しすぎて。
あまりにも楽しくて、面白かったから」

「・・・・・・それの何が怖いんです?」

「怖くなくなるようにします」

セギョンの言葉の意味が飲み込めないスンジョ。セギョンはスンジョに早く帰るよう促します。明日も会うのだから、と。

その言葉に、一気に笑顔になるスンジョ。

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セギョンに嬉しそうに手を振りながら帰っていくスンジョを傷心の面持ちで見つめるユンジュ。

一人になったセギョンのもとに近寄り、声をかけようとしますが、かけることができません。

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セギョンに自分とスンジョのことを話したいのに、どうしても切り出せず苦しむユンジュ。

一方のセギョンも、打ち明けられなかったことに苦しんでいました。

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自室に戻り、じきに打ち明けるといったスンジョの言葉を思い出すセギョン。

「お願い。私がこれ以上卑怯になる前に、早くね」

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家に戻ったスンジョは、セギョンに渡すため、USBを封筒に収めます。

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告白できずにいることを抱えたユンジュとセギョンとスンジョの夜が過ぎていきます。

翌日。

タミー・ホンはセギョンを尾行させた者から写真と共に報告を受けていました。

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何の変哲もないデート風景を見て、まだセギョンが告白できていないのだろうと推測するタミー・ホン。
タミー・ホンは男から、セギョンの家の近くでセギョンを待っていた女がいたと伝えます。
誰だろうと首をかしげるタミー・ホン。

その時、GNファッションのイナがやってきます。

アルテミスとのコラボは大成功だったと声をかけるタミー・ホン。

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イナは今からジャン・ティエル・シャと売り場の視察に行くところなのだと笑顔で応じます。

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ジャン・ティエル・シャとは焦らずゆっくりいい印象を残すよう心がけるといいとタミー・ホン。
それはそうとして、チャ会長のほうにはいつ会うのかとイナは尋ねます。
GNもジョイントしているチャ会長のチャリティーバザーで会うと答えたタミー・ホン。
昨年JKとロイヤルグループがアウトレット契約を結ぶために競争したのは知っているだろうとイナ。ロイヤルが負けたために歯がみしている状況だと意味ありげに言います。

オフィスで封筒を見つめていたスンジョに、イナとの視察の時間だと伝えにきたムン秘書。

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GNのシン会長から渡されたロイヤルグループとGNがコラボしたチャリティーバザーの招待状もムン秘書から受け取ります。

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そしてタミー・ホンは、チャ会長に会いに行っていました。

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アルテミス本社がと某社とM&Aを推進中なので、チャ会長が関わってみたらどうかともちかけるタミー・ホン。
もしM&Aが成功し、会長が某社を収めることになれば、シャ会長ともルートができるのではないか。チャ会長とGN、シャ会長はいずれ一緒に進むことになるだろうからと含みを持たせるタミー・ホン。

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大きな事業なので時間が必要だろうと探りを入れるタミー・ホンに、考えてみると答えるチャ会長です。

その頃スンジョはイナと売り場の視察に訪れていました。

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フランス革命の頃は、女性たちが体のラインをみせつつもできるだけシンプルなドレスをまとうのが流行っていたと話し合う二人。誰が一番服を身に着けていないか、体重計に乗って競うゲームが流行っていたという話をイナは披露します。そうした流れがシンプルなスタイルの系譜につながり、自分の目指すところもそのような服だとイナ。

その言葉にスンジョは、シン・イナチーム長のデザインは節制されていると思っていたとバッグを片手に応じます。

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スンジョが自分のデザインの特徴を把握していたことを確かめ、イナは内心喜びます。
そんな二人の様子を見つめるチャ会長。

父親に気づき、互いに歩み寄る二人。

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仕事は何時に終わるのかと尋ねる父に、怪訝そうになぜと聞き返すスンジョ。

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「め、め、飯! 食べるか?」

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なぜか怒った口調で息子をご飯に誘うチャ会長。

思いがけない誘いに戸惑ったものの、スンジョは食べに行こうと応じます。

日本食料理店を訪れた二人。
ぎこちなく向き合います。

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息子と距離を縮めようと焦りすぎたのか、お刺身をわざわざスンジョの醤油皿につけ、逆に皿を間違わないでくれと嫌な声を出されてしまうチャ会長。
セギョンの父親に言われたように、気を取り直し、仕事はどうかと話題を振ります。
父のらしからぬ言動に素っ気無く応じるスンジョ。
これまたセギョンの父に言われたとおり、彼女の話を聞くつもりでセギョンとはうまくやっているかと尋ねます。

・・・って、ちょっと待った!

なんで知ってるんでしょう、チャ会長がセギョンのこと?

えーーー、また視聴者が勝手に推測しろのコーナーでしょうか?(笑)

まあいいです、とにかくなぜだかセギョンのことを知っている父、ハン・セギョンさんとはうまくいっているのかと尋ね、何をしている人で両親は何をしているのかと尋ねます。

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嫌そうな顔を見せるスンジョ。挽回しようとしたのか、チャ会長は余計なことを口走ってしまいます。
家の中におかしな女が入り込むと、瞬く間におかしくなる。
JKグループの次男がどこの馬の骨かも分からないキム・インスクとかなんとかいう女を家に入れたおかげで、鉄の女と呼ばれたJKグループのコン・スノ女史も倒れたではないかと。

スンジョは次々と財閥の娘なのに離婚に至った事例を挙げます。
反論できないチャ会長。

とうとういつものセリフ、「だからお前は駄目なんだ!」を繰り出してしまいます。
「父親が何かいったら、分かりましたと言えばいいものを!」
スンジョも黙ってはいません。
「古臭いその発想、どうにかなりません? だからロイヤルが業界5位のままなんですよ!」

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結局「飯でも食え!」と怒鳴られ、不愉快そうにご飯を食べることになるスンジョ。

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食べた物がしょっぱいと店の人に八つ当たりする、チジリな父です。

ちなみにJKグループの次男の話は、去年のMBCのドラマ『ロイヤルファミリー』のパロディです。財閥の女傑が息子の妻が気に入らずバトルするという。『ロイヤルファミリー』とアリスに同じクリエイティブ・ディレクターが噛んでいるので繰り出したちょっとしたギャグシーンなのですが、『ロイヤルファミリー』の視聴者は大笑いしたでしょうね。(笑)

ユンジュの家では、食事を取りながら兄のシン会長がイナにスンジョとの結婚の可能性を遠まわしに確かめていました。
アウトレットにロイヤルグループが参入するようタミー・ホンがチャ会長に伝えたどうかを確認するシン会長。妹のイナは、事業としてだけでなく、息子としょっちゅう会うようになる機会なので、きっと乗り気になるだろうと付け加えます。アルテミスのアウトレット誘致にロイヤルグループが成功すれば、娘の縁談もスムーズに運ぶだろうと顔をほころばせるユンジュの義母。

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ユンジュは心の中で、あなたたちの思い通りにはならないと思うとほくそ笑みます。

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スンジョが父親と既に食事に行ったようだと、タミー・ホンからの情報を母に伝えるイナ。
タミー・ホンが頑張っているようだと母は喜びますが、ユンジュは心の中でセギョンのおかげだとつぶやきます。

お前はシャ会長とはどうなのかと尋ねる兄に、色んな面で合っているようだと嬉しそうに答えるイナ。ユンジュは心の中であんたはチャ・スンジョのことを何も知らないと笑います。

タミー・ホンに頼んでスンジョと食事の席を設けさせようと話し合う夫と義家族を尻目に、絶対にあなたたちの思い通りにはならないだろうとつぶやくユンジュです。

その頃スンジョは、バーでトンウクと飲んでいました。
スンジョが絶縁した父親と食事に行ったことを知り、トンウクは自分が何度言っても一切耳を貸さなかったのに、こういうのを愛の力というのかと喜びます。

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「でもちょっと剥奪感を感じるな。俺の言うことはまったく聞かなかったくせに」

USB入りの封筒をさし、なぜまだセギョンに送らないのかと尋ねるトンウク。

「送れないよ。怖くて」

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「おやおや? 自分を全部見せるんだろ? それくらい愛してんだろ? 」

「そうだよ。愛してるよ。覚悟もした」

「覚悟って?」

「もしセギョンさんの答えがイエスなら・・・」

「イエスなら?」

「もう押していくぞって!」

トンウクは笑いながら「だったら早く送らなきゃ」と促しますが、スンジョは「でもこれ見て嫌われたらどうすんだよ?」とネガティブな想像に落ち込んでいます。

落ち込むスンジョが肩を落とした隙に手紙を奪い、自分が送ると駆けていくトンウク。

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一方セギョンは自宅でスンジョ宛の手紙を書き、ユンジュは一人でワインを飲んでいました。

あなたたちの思い通りにはならないと心でつぶやき、セギョンに電話するユンジュ。

「セギョン、うまくいってる?」

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ユンジュの様子に、セギョンは酒を飲んでいるのかと尋ねます。
再びうまくいっているのかと尋ねられ、これからは自分のやり方でやろうと思うとセギョンは答えます。

「自分のやり方って?」

「正面突破」

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「もしかして、告白とかそういうこと?」

「うん。もう私全部告白する」

「ちょっと! 成功したいんでしょ? チョンダムドンに入ってくるんでしょ? だったら告白なんてしちゃ駄目でしょ。そんなに男が分からないの?」

ユンジュの迫力に押されながら、セギョンが反論しようとしますが、ユンジュは言葉を遮ります。

「忘れたの? 黒いなら、徹底的に黒くあれ。わかるでしょ? 告白なんて、するもんじゃないのよ」

セギョンは呆然とした表情のまま無言で電話を切ります。

激しく泣き出すユンジュ。ワイングラスを払います。
(告白せずにいたら、私が助かるのよ。チャ・スンジョの縁談をやめさせなきゃ!)

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やってきたユンジュの夫は、泣いているユンジュに驚きます。

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最近どうしたんだと案じられ、分からないと答えるユンジュ。

「分からない。どうしてこんなことになるのか」

夫はユンジュの肩に手を置き、優しそうな顔で心配します。そんな夫に謝るユンジュです。

電話を切ったセギョンは、自分スンジョ宛に書いていた手紙を見つめていました。

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この手紙を書くことがとても恐ろしいものの、スンジョに対して正直な自分でありたいので、そうあらねばならないので書いていると綴ってある手紙。
告白なんてするものじゃないとのユンジュの声がセギョンを動揺させます。

その時妹セジンがバイク便で届いたスンジョからの封筒を渡します。
中身はパスワードのような文字とUSB。

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スンジョがとうとう告白の決心をしたのだとセギョンは緊張します。

スンジョは祈るような気持ちでセギョンのリアクションを待っていました。
その時鳴った呼び鈴。モニターには誰も映っていません。
いぶかしみながらドアを開けると、ユンジュが壁にもたれていました。

酔った足取りでふらつきながら、いきなりスンジョに絡み始めるユンジュ。

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「あんたのほうがもっと悪かったわ。私があんたにした仕打ちよりもね。私を利用したのも、あんたでしょ。私が騙したんじゃなく、あんたが私を信じられなかったのよ!」

「私たちの仲を終わらせたのも、私じゃなく、あんたよ。」

「どうしたんだよ?」

ふらつくユンジュをとっさに支えるスンジョ。

「縁談のせいでか? あれなら・・・・・・」

ユンジュはスンジョを振り払います。

「私を愛してたから全て放棄したですって? 笑わせないで。本当は父親に見せたかったんでしょ。自分はあなたとは違う、あなたとは違う生き方をするって。自分の父親に勝ちたくて、私を利用したんじゃないの?」

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言葉を失うスンジョ。

一方セギョンは複雑な表情でスンジョが父に再会した時の動画を見ています。
アメリカで経営学を学んでいたのをやめ、フランスで美術の勉強をするスンジョが気に入らず、また、15歳の時から決められていたいいなずけがいるのに自分の好きな女と暮らしたことが気に入らないと息子を切り捨てたことを父になじるスンジョの姿。

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「お父さんに言われたんでしょ? 誰かにお前を愛していると言われたら、それはお前を利用するという意味だって。あんたは最初から私を信じていなかった。全てを放棄するほど私を愛してるって言ったけど、本当は私を試したのよ、全てを失ってもあんたを愛するか。そうでしょ?」

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「そうだよ。お前が悪いんじゃない。ある日目が覚めたら、お前はいなかった。痕跡もなくいなくなってた。お前がパリに残っていると分かるのに、3ヶ月かかった。学生名簿や電話帳を調べまくってどこに住んでいるかを探し出すまでに5ヶ月。そして、お前に一目会えるチャンスを待って1年。
お前に会いたかったからというより、本当にお前という女が存在したのか確かめたかったんだ。世界で一番俺を愛していると言った女。子どものころ、母が俺を見つめる眼差しよりも温かく俺を見つめてくれた女。
まったく愛していなかったとは思わない。でも、どこまでが本当で、どこまでが真心だったのかという思いが俺を苦しめた。これは本当だったのか、これは嘘だったのか。どこまでが本物で、どこからが偽物なのか、絶え間なく問いかけ、疑った」

涙でその言葉を聞くユンジュ。

「知ってるわ。1年間、とりつかれたようにパリ中を探してたこと。1年以上送られた手紙も、全部読んだ。そして、分かってる。そのうち復讐以外は何もできなくなったことも」

セギョンはスンジョが捨てられた人への復讐だけを動力にここまできたのだと誰かに伝えている音声を聞いています。変わった自分を見せてやろうと復讐の決意だけで耐え抜いたのだと。

「そうだよ。あの時は復讐しか出来なかった。分からない。お前と父が死ぬほど憎かったせいなのか、それとも自分が生き残るためだったのかは。でも、いまひとつだけはっきり分かった。俺たち、ちゃんと別れたことがなかったんだ」

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「お前はある日突然いなくなり、俺はずっとお前を捜してさまよってきた。だから今になって、こんなことを話してるんだろう。
ソ・ユンジュ。ごめん。お前を守ってあげられなくて。信じられなかったのも、全部ごめん。お前ももう、幸せになれ」

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泣き崩れるユンジュ。

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録音を聞き終えたセギョン。

モニターから突然、スンジョが呼びかけます。

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『セギョンさん、ずいぶん驚きましたよね。僕はこんなことしてたんです。父と昔の恋人に復讐するとかいって、シナリオを書いたりして。隠し撮りして何度も何度も見たりして。僕、本当にまともじゃないですよね。でも、それで全部じゃないんです。父に遺産放棄の覚書を書いたとき・・・』

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6年前 パリ

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「生まれてから今まで、お前の持ち物は最初から一つもない。財布出せ」

スンジョは財布を出します。韓国での身分証だけを返し、スンジョを追い出す父。

「気持ちの上では、お前の服も剥ぎ取りたいくらいだ。今すぐ出て行け」

立ち上がったスンジョに、時計を置いていけと言います。

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モニターから流れるスンジョの声。

『この話は誰にもしてないんですが、出て行くときに心の中で思ってたんです。大丈夫、この時計で食いつなげばいい。これなら何ヶ月かは持つ』

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『すごく高い時計だったんですよね。でも、少しでもそんなことを考えたのをばれたみたいで、すごく恥ずかしかったです。死にたいほど。本当に、あまりにせこいでしょ? そして、そこの文字は僕のIDです。これを知っているのは世界にセギョンさんだけです。ネットで検索してみたら分かります。僕の書いたコメントが全部出てくるから』

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ため息で紙を眺めるセギョン。
スンジョの告白が続きます。

『普段なら口にするのがはばかられる言葉、絶対に人に言わない言葉、悪意がある言葉だけを選んで書きました。一晩中眠らず、ご飯も食べずに口汚いコメントを書き続けたこともあるんです。
僕は、こんなやつです。僕の中に、こういう汚いものが一杯あります』

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『こんな僕を、受け入れられますか? この話をすべきか、すごく迷いました。僕と同じくらいセギョンさんも幸せそうに見えたから。セギョンさんの幸せを壊すんじゃないかって。セギョンさんの幸せを壊したくなくて。
でも僕の心の中がどんなに汚くて醜くても、セギョンさん、僕は、自分を全部見せても互いに抱えあえるのが愛だと信じてます』

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『セギョンさん。もう一度聞きます。こんな僕を、受け入れてもらえますか?』

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涙を拭うとコートを手に、スンジョの元へと一気に駆け出すセギョン。

今スンジョの家にタクシーで向かっているとメールします。

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ユンジュを帰し、スンジョは沈んだ面持ちで窓の外を見ていました。
セギョンのメールに気づきません。

ユンジュもすぐには家に戻らず、外で気持ちを落ち着かせていました。
その時飛び込んできたセギョンの姿。一目散にスンジョの部屋に向かうセギョンを見て、ユンジュはセギョンが告白するつもりと気づき、慌てて後を追います。

タッチの差でエレベーターに乗り込んでしまったセギョン。

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ユンジュは必死に階段を駆け上がります。

スンジョの部屋の前までやってきたセギョン。

スンジョもようやくセギョンのメールに気づきます。

ためらいながらスンジョの家の呼び鈴を押そうとするセギョンの指を、後ろから払うユンジュ。

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ユンジュは有無を言わさずエレベーターにセギョンを押し込みます。

折りしも開いたスンジョの部屋の扉。スンジョはセギョンを迎えに出ます。

引きずられるように外に出ながら、一体どうしたのかと困惑するセギョン。

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ユンジュはセギョンを建物の陰に連れて行きます。

そうとは知らないスンジョは、マンションの入り口まで駆けていきます。

「一体なんなのよ?」

「あんたまさか、告白なんか、しにきたわけじゃないよね?」

「なんであんたがここを知ってるの?」

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「やめろって言ったでしょ。告白なんてしないほうがいいの」

「あんたから答えなさいよ。どうしてここが分かったの?」

「やめろってば! このまま帰るのよ!」

セギョンの問いに答えず、ひたすら追い返そうとするユンジュ。

「告白しないわよね?」

しつこいユンジュに戸惑いと苛立ちを見せるセギョン。

「あの人、私に全部見せてくれたの。私も全部見せるわ」

「違う。男は違うのよ。聞いたら心変わりするんだって。分かるでしょ?」

「あの人は違うわ」

「同じなんだってば! まったく同じなの!」

さすがに苛立つセギョン。

「ソ・ユンジュ、あんたが一体あの人の何を知ってるわけ?」

呆れて去ろうとするセギョンの背中に、ユンジュがとうとう真実をぶつけます。

「私がその女なんだってば、この分からず屋!」

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驚いて振り返るセギョン。

「あんたが自分の口で言ったんじゃない。フランスに住んでいたユンジュ・チャのこと。それが私なんだってば。チャ・スンジョの昔の女。私がビジネスをして捨てた男が、チャ・スンジョなのよ」

「・・・・・・なんて?」

呆然とし、力なく聞き返すセギョン。

「あの時チャ・スンジョは死に掛けたの。PTSD(心的外傷後ストレス)知ってるでしょ? 人生で二人の女を愛した。でも二人とも金目当てで自分に意図的に近づき、しかも二人は友だち同士だった。
あんたが告白したら、チャ・スンジョは、死ぬわ」

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「死ぬかもしれないのよ」

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スンジョは外でセギョンを待っていました。
一向にやってこないセギョンが心配になるスンジョ。

「告白? それこそがあんたたちみたいな”いい子”のエゴなのよ。良心とかなんとか言いながらね。告白した方は楽になれてすっきりするわよね。でも、聞いた人はどうすればいいの? よく考えて。あんたの告白でチャ・スンジョの人生がどうなるか。そして、あんたの人生はどうなるのか。あんたがチャ・スンジョを助けなきゃ。(そして、私も助けて)」

セギョンはその場にしゃがみこみます。

一方ユンジュも、エレベーターの中で涙を見せます。
セギョンのスンジョへの愛を利用して自分が助かろうとするユンジュのエゴ。本当に二度とスンジョを傷つけたくないと思ってのことなのか、涙の意味は判然としません。

呆然としつつ歩いてくるセギョンを見つけ、駆け寄るスンジョ。
行き違ってしまったのかと声をかけ、すっかり冷たくなっているセギョンの手を取り息を吹きかけ暖めます。

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「見ました? 大丈夫ですか、僕があんな人間でも?」

心配そうに尋ねるスンジョ。セギョンは無言のまま悲しそうにスンジョを見つめます。

「大丈夫ですか?」

ため息をつかれ、セギョンの冷たい手を自分の頬に当てるスンジョ。

「いざとなると、セギョンさんの顔をみるのがつらいや」

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顔を上げ、スンジョが弱々しく続けます。

「僕を、受け入れてくれるんですか?」

愛と悲しみの眼差しでスンジョを見つめるセギョン。
不安になり、セギョンに確かめるスンジョ。

「どう? どうなんです?」

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「はい」

セギョンの言葉を確かめるスンジョ。

「いま、はいって言いました?」

「はい」

「ほんとに?」

「はい」

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「ほんとにほんとに大丈夫なんですよね? コメントも見たんですよね?」

「はい」

一貫して悲しそうなセギョンの顔。

「でも、どうしてそんな顔してるんです?」
セギョンは首を振り、ようやく弱い笑みを浮かべます。
「なんでもないです」
スンジョはセギョンが自分が告白する番になったため浮かない顔をしているのだろうと言います。自分もずっとそうだったと理解を示すスンジョ。
セギョンは悲しく微笑みます。

セギョンを抱きしめるスンジョ。

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「ありがとう。ありがとう、セギョンさん」

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明日セギョンと一緒に行きたいところがあるのだが、時間はあるかと尋ねるスンジョ。セギョンはあると答えます。
ずっと悲しそうなセギョンが気になるスンジョ。大丈夫なのかと案じます。スンジョに頷くセギョン。

「本当に大丈夫なんですよね? でも、不安だなぁ。明日、必ず来ますよね?」

笑顔で答えるセギョン。

送るというスンジョに一人で帰ると言って歩き出すセギョン。
幸せそうなスンジョとは対照的に沈んでいます。

『愛が先だった』と言っていたユンジュの言葉を思い出すセギョン。

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愛がゆえに結局駄目になったと語っていたユンジュ。
ユンジュとの仲を反対する家族や遺産まで、相手が捨ててしまったのだと。

そして、さっき聞いたスンジョの録音もセギョンの脳裏によみがえります。
カフェイン入りの物ばかり飲んだのに駄目だったとスンジョ。眠るとお前が俺を捨てていった場面が出てくるから。
復讐心だけで耐えてきた。別の姿でお前の前に現れる自分を描いて。

交互に聞こえるユンジュの声。
『フランスに住んでいたユンジュ・チャ。それが私なんだってば。チャ・スンジョの昔の女』

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一層追い詰められることになったセギョンの苦しい胸のうちなど知る由もないスンジョ、嬉しそうにセギョンに明日の約束についてメールを送ります。

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セギョンさん、明日5時にチョンダムドンのコンベンションセンターに来てください。必ず来ますよね?

はいと短く返信するセギョン。
スンジョは素っ気無い返信が気になります。

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それでも来た返事はイエスだとすぐに言い聞かせ、笑顔を見せるスンジョ。
ウサギを手に、何かを決意したようなスンジョです。

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翌日。

ロイヤルデパートのチャリティーバザー会場。
GNグループの面々やタミー・ホンが集まっていました。

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知り合いのマダムたちにロイヤルグループの息子でアルテミスコリアの会長と縁談が持ち上がっていると噂になっていると伝えられ、軽くいなしながらも気をよくする一同。

折りよくチャ会長が姿を現し、イナは笑顔で迎えます。

その頃スンジョも会場に到着していました。
セギョンに電話をかけ、どこにいるか尋ねるスンジョ。
二人は互いの姿をすぐに見つけます。時間を守るセギョンに満足げなスンジョ。

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ここが何の場所なのか尋ねるセギョンに、とりあえずついて来てと連れて行くスンジョ。

立ち話をしていたイナ、スンジョの姿を認め、ジャン・ティエル・シャ会長がやってきたと微笑みます。

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一人かのように見えたスンジョ、引き返すとセギョンの手を引いてやってきます。
そのさまに固まる人々。

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突然座中の視線を浴び戸惑うセギョンに構わず、スンジョはセギョンの手を引き、父の前まで歩み寄ります。

スンジョ一礼され、戸惑うシン一族と、そばにいるタミー・ホン。

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スンジョの父の視線にセギョンはすっかり怖気づきます。
父に口を開くスンジョ。

「紹介する人がいます。僕の彼女、ハン・セギョンです」

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あまりに突然な事態に、驚きを禁じえないタミー・ホンとGN一族。
セギョンはスンジョの父と人々の視線に縮み上がります。

「セギョンさん、挨拶してください。僕の父です」

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父と紹介した息子の言葉に、驚きを隠せないチャ会長。
セギョンは言われるがまま頭を下げます。

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事態を把握したイナは厳しい目を一瞬タミー・ホンに向けます。
同じく事態を把握したイナの兄と母。

すっかり驚き言葉を失っている父に笑みを見せ、スンジョは言葉を続けます。

「父さん。僕たち、結婚します」

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あまりのことに、驚愕してスンジョを見上げるセギョン。
タミー・ホンはすっかり狼狽しています。
開いた口がふさがらない一同。
確かめるように自分を見る父に、スンジョは怪しい笑みを浮かべます。

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人々と同じくらい呆然としているセギョン。

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すっかり凍りついた会場で、イナは射るようスンジョをみつめ、敗北感に視線を落とします。

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タミー・ホンも、一体何をどうしたのかと言わんばかりにセギョンを凝視。

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すっかり戸惑っているセギョンと不敵な笑みを浮かべるスンジョの顔で、ラスト。

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いきなり結婚宣言!
私もあんぐりです!(笑)

あまりに長いこの回(なぜに1時間12分超え?笑)、アンドあまりに内容が詰め込まれ、なんだか途中の内容がわけ分かんなくなっております。が。ドラマチックな回であることは間違いありません。

初めに見たときは、PTSDでスンジョが死に掛けたとか、今度も同じことをやられたら死ぬというユンジュのセリフが大袈裟に感じられちょっと冷めたのですが、改めて考えるとユンジュがセギョンを黙らせるためにわざと芝居をうったのかもという気持ちにもなり、スンジョに母親に捨てられた悲しい過去などがあるなら、恋人に捨てられ死に掛けたとしても傷の深さに頷けるなと思ったり。まだまだ脚本が何を描きたいのかはっきり分かりません。

スンジョはユンジュに最初に再会した際、相変わらず利己的だと言いましたが、確かにこの回のユンジュは自己防衛に終始する利己的な女性です。スンジョを傷つけたくない気持ちと、セギョンとの破局によってやけになったスンジョがイナとの縁談に踏み切るのを阻止したい気持ちと、どちらが強いのかがいまひとつ分からない展開。なんらか意図があってこういうどちらにも取れる描き方にしているのだろうということに、ひとまずしておきます。

そんなわけで、今回も動画を貼り付けておきます。

まずは結婚宣言のラストシーン。
見所は、誰がなんと言おうと、タミー・ホンです!(笑)

タミー・ホンの驚きぶり、すごくないですか?
私このシーン、大好きかも。初めてタミー・ホンが好きです。(笑)

そして。
あまりに色んなことがあって忘れかけてましたが、絶対に忘れちゃいけない10話スンジョとセギョンのほっぺにポッポシーン。
初デートでセギョンが来る前に一人で練習しているスンジョのシーンから収められています。

可愛いにもほどがある。(笑)

セギョンがすっごい可愛いです。
このドラマのセギョンは悩んでたり泣いてるシーンが多いので、こういう可愛さ100%の笑顔を見るとホッとします。(笑)
めちゃめちゃラブリーですね。

最後に。
カップル誕生の喜びシーン。
完全に貼り付ける順番が逆走しておりますが。(笑)

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みんなが冷やかす場面の、よく分からないトンウクの仕草が、これまたカワイイです。(笑)

内容的には、かつて愛したユンジュの気持ちを受け止め、守ってあげれなかったことを謝ってくれたスンジョのシーンが、私は一番残ります。

スンジョも苦しみの中でセギョンに出会い、自分を見つめ直し、随分大人になったんですよね。

事実を告げて嫌われてもスンジョに誠実でありたいと覚悟していたセギョンは、死ぬかもしれないと言われたために今度はスンジョへの愛ゆえに黙っていることにするのですが、このあたりのことを次回以降どうなふうに描くつもりなのか大いに気になるところです。
セギョン、がんばれ!