みなさま、こんにちは。

本日は『アイリス2』第3話をアップします。

いや~、3話にして早くも視聴率1位の座を『その冬、風が吹く』に明け渡してしまいました。
これは痛い。痛いです。
そして確かに『その冬、風が吹く』、いいんです。(笑) 
なんと言っても脚本がノ・ヒギョンさんなのでクオリティが最初から保証されているようなものですし、ノ・ヒギョンファミリーのソン・ヘギョさんとキム・ボムさんに加えてチョ・インソンさんというキャスティングなので、絵的にも美しい。感性に訴えるドラマなので、視聴者としても見やすいです。
一方我が『アイリス2』は画面も暗くて話もなんか魅力に欠ける。
そりゃ押されますよね。(笑)

では、まいります。

南北高位級の秘密会議を明日に控え、北側のクォン代表に韓国側の到着を伝える、警護責任者のパク・チョリョン(キム・スンウ扮)。
クォン代表はパク・チョリョンに対し、北と南が急遽統一することになった場合に備えて設置する秘密裏の協議体についてどのように思うかと質問を投げかけます。

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タカ派はハト派の失敗を反撃のきっかけにしようとしている。この会議が失敗に終われば、彼らを勢いづかせることになるだろうと答えるパク・チョリョンに、私のことをハト派だと思っているのかと尋ねる代表。
パク・チョリョンは、必ずしもそうではないが、間違いなく自分はタカ派の側にはつかないときっぱり答えます。

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その答えに、「お前はやはり、いつも堂々としているな」とクォン代表。人間には二種類いると思うと言葉を続けます。何もやましいことがないので堂々としている人間と、もはや失うものがないから堂々としている人間。君はどちらの側だと思うかと意味深に尋ねるクォン代表。

一方ユゴン(チャン・ヒョク扮)たちは。
会議を前日に控え、つかの間の休息をとっていました。

「休憩は5時まで。あとは職務に戻ること」
ユゴンの言葉に、警護チームに任せてぼちぼちやりましょうと冗談ぽく不平を言うスヨン(イ・ダヘ扮)。

ヒョヌ(ユン・ドゥジュン扮)は3人でこうしていると、昔初めて一緒に酒を飲んだ日を思い出すと言い出します。

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焦るスヨンをよそに、かつての一夜を思い出し、笑いのこみ上げるユゴンとヒョヌ。

スヨンは最後の一人が残るまで飲み比べをしようと言い出し、誰よりも早くつぶれたのでした。

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完全に酔っ払っているスヨンを残し、先に家路に着いたヒョヌ。

ふらふらする危なげなスヨンを支えるユゴンを振り返った日のことを思い出します。

ばつの悪い記憶に、何も覚えていないと白を切り、ヒョヌを黙らせるべくパンを口に詰め込むスヨン。
和やかな3人は、近くにレイがやってきたことに気づきません。

ブタペストは、ブタ地域とペスト地域を結ぶ橋ができたために地域の名前が合わさったのだと町の由来を話すスヨンをヒョヌが物知りだと褒める間も、レイは確実に3人の動向をうかがっているのでした。

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気を利かせてヒョヌが席を外したあと、二人は川辺を散策します。

川辺を歩く恋人たちはどんな言葉を交わしているのだろうとのスヨンの言葉に、今晩なに食べようかとか、明日はなに食べようかなどと言い合っているのではとムードのないユゴン。

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スヨンは本当は自分のことが嫌いなのに、無理して付き合っているのかとむくれます。そんなはずないだろうとユゴン。だったらもう少し感情表現をして欲しい、でないとそのうちどこかに逃げるからとかわいく脅すスヨンに、ユゴンは頑張ると答えます。
手を差し出すスヨンに弱りながらも、手を取り合って歩くユゴンです。

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日も暮れ、市場を歩く二人。
ユゴンが電話に出る間、スヨンはかわいらしいマトリョーシカに目を奪われます。

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・・・・・・って、携帯逆に持ってるんですけど!

チャン・ヒョクさん、お疲れだったんでしょうか?(笑)

デートを終えて戻る二人を追う人影。

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銃を構えていたのは、レイの部下でした。
空砲のままユゴンに向けて引き金を引く部下。
レイは明日の用意をしろとたしなめます。

戻ってきたユゴンに、実は分かれたあとモンタージュの人物を見たのだと報告するヒョヌ。追いかけたが逃してしまったと肩を落とすヒョヌにユゴンも緊張します。

その頃ヨナ(イム・スヒャン扮)は会談会場のウエイトレス、MEIを殺害したところでした。
着々とテロの用意を進めるアイリス一味。
ユゴンとスヨンも緊張で眠れず、ベランダでしばし言葉を交わし・・・・・・。

翌朝。

緊張の中、予定通り始まった南北高位級会談。

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パク・チョリョン率いる北側の警護担当者と、チェ・ミン率いる南側警護担当者には緊張がみなぎります。会談開始と同時に開始される盗聴。北側の代表が、軍事問題より経済問題を優先的に話し合おうなどと提案するのを盗聴するNSS。

会議を終えたNSS要員は、相手側は自由経済圏からの新たな投資に拒否感があまりないようだと分析します。新しいことに拒否感がないということは、内部に敵が多いという意味だろうとスヨン。
その足で晩餐会を控えたチェ・ミンに盗聴結果の報告に行きます。

北側代表は南北間の経済交流をより拡大する意向を持っているとのスヨンの報告を聞き、確かにいくつかの経済特区を持つほうが核を持つより保険にはなるとうなづきます。核実験に関する言及もあり、明日の会議でも話題になりそうだとスヨン。
チェ・ミンに南北の平和条約をどう思うか問われ、要員はいかなる政治判断もしないとしつつ、一人の国民としては南北の平和には核戦略の放棄が必要だ、核保有が国の安全を守るとは思わないと答えます。体制の維持には役立つのではとのチェ・ミンに、崩壊したソ連の例を上げるスヨン。外交と経済力が劣れば、世界一の核を保有しても国も体制も守れないと正論を述べます。
スヨンの返事にうなづき、パーティーに赴くチェ・ミン。

晩餐会会場では。

ウエイトレスに扮したヨナを見て、不審に思うパク・チョリョン。
席を外させ、どこから来たのか話を聞きます。
その模様を盗聴するNSS。音声までは拾えず苛立ちます。

中国国籍で北京出身だと偽るヨナに、パク・チョリョンは中国語で北京のどこ出身かと質問を続け。

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音声が聞き取れないとするスヨンに、ユゴンは得意の読唇術で読み取るよう命じます。

現場に戻るよう上司に促され、パーティー会場に戻るヨナ。

北側のクォン代表にワインをサーブする途中、ヨナはシャツにワインをこぼす形をとってクォンに印象を残します。

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会談を終えたチョ前大統領は、北側代表のクォンは確実に中国式の経済開放政策を望んでいるようだと感想を伝えます。チョ前大統領に対する警備も強化するとチェ・ミン。万が一、南北が共同管理体制になった場合、間違いなく南側の初代委員長はチョ前大統領になるため、最も命を狙われる可能性が高いとチェ・ミンは考えていたのでした。

一方NSSの要員は。

スヨンがパク・チョリョンと部下との会話の読唇術に成功していました。
MEIがこのホテルに勤務して2年経っているらしいこと、北京出身で家族も北京にいるといっていたこと、MEIの言葉をパク・チョリョンが疑っているらしいことを伝えられ、ユゴンはMEIについて調べるよう命じます。

そしてMEIに扮するヨナは。
クォン代表のもとにシャツを届けにきていました。

入念にボディチェックする北側警護要員。ところがヨナを気に入ったクォン代表は、ボディチェックがすまないうちにヨナを招き入れてしまいます。

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夜景を見ながら、ここからの眺望は素晴らしいとヨナ。朝焼けのほうがより美しいと応じるクォン代表。見たいのなら、見せてあげてもいいといいます。

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クォン代表がまんまとヨナに騙されている間に、パク・チョリョンはさっきのメイドがクォン代表の部屋に行ったことを聞かされ、即座に確認に向かいます。
同じ頃、ユゴンたちもMEIが偽者であることに気づきます。

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急いでクォン代表の部屋に突入するパク・チョリョン。クォン代表は既にヨナに殺されたあとでした。

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「また会ったわね」

今度は韓国語で話すヨナ。パク・チョリョンにアイリスかと尋ねられ、さあねと答え両手を上げます。

銃声を聞いて駆け出すユゴンたち。要人の安全確保と北側の動向を探りに急ぎます。

ヨナは窓を背に腕で拳銃を撃つようなジェスチャーを。それを合図にするかのように外から銃撃が。

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味方の応援を受け、あらかじめ用意していた服に着替え、ヨナは逃げ出します。ヨナを援護射撃したのはジュンウォンでした。

ヨナを逃がしたあと、ジュンウォンも服を脱ぎ捨て、素早くその場から立ち去ります。

駆けつけたユゴンは事態を把握し、すぐさまヨナを追います。
ヨナを逃がすべく待ち構えるアイリスの一味と対峙するユゴン。

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ヨナは用意していた車に乗り込み逃走を計りますが、ユゴンもスヨンの車に乗り込み、後を追います。
とうとう橋の上で挟み撃ちになるヨナ。

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万事休すのヨナ。

両手を挙げて車から出ると、あろうことか端の上から川へダイブ。

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橋の下では、ちょうどジュンウォンが小型船を走らせていたのでした。
首尾よく船に乗り込み、再び逃走を図る二人。
ユゴンたちも必死でそのあとを追います。

車に乗り込み引き続き逃げるヨナとジュウォンの車をスヨンが見つけ、車を体当たりさせて止めます。再び追われることになったヨナとジュウォン。

二手に分かれて逃げる敵を、ユゴンたちも分かれて追います。
ユゴンがヨナを見つけるものの、隣のビルからジュンウォンに狙われ、思うように追いつけません。

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ユゴンに代わり、ヨナを追うスヨン。

ユゴンは自分を撃って逃走する狙撃犯の影を見つけ、迷わず隣のビルにダイブ。

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おりしも走ってきたジュンウォンをキャッチして、今度は一緒に窓の外にまたダイブ。

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・・・・・・ないない。

死にます、二人とも。(笑)

チャン・ヒョクさんがかっこよすぎて、ついアクションシーンに見とれてしまいますが、実際にはこんな命知らずのこと、やれませんよね。(笑)

追いつ追われつ、ついに対峙しあう二人。

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息を呑む死闘の末、ジュンウォンがビルから落とされてしまいます。

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天幕がクッションになり、致命傷を負わずにすんだジュンウォン。
地面にたたきつけられたのもものともせず、すぐに身を起こして逃走します。

って、不死身か!(笑)

一方、ヨナを追うスヨン。

女たちも倉庫の中で死闘を繰り広げていました。

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瓶で殴られ朦朧とするスヨンに襲い掛かるヨナ。スヨンも角材を手に応戦します。
互角の戦いを見せる女たちのもとに飛び込んできたヒョヌが、スヨンを救います。

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一足遅く駆けつけたパク・チョリョンとハンガリー警察。

ユゴンはヨナを引き渡しながら、バッグをしっかり明らかにするようにとパク・チョリョンに注文をつけます。そうしなければあなたが暗殺指示の黒幕とされるだろうと。
どういう意味かと尋ねるパク・チョリョンに、逃走した男は北朝鮮訛りを使う、軍事訓練を受けた者だったと答えるユゴン。続けてユゴンは、この女と何を話していたのか、もしや暗殺命令かと尋ねます。その言葉にいきり立ち、ユゴンに銃を突きつける北の要員。即座にパク・チョリョンに銃を突きつけるスヨン。南北の要員は銃を突きつけあい、あたりは一触即発の緊張状態に。

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必ず黒幕を明らかにすると約束し、その場を収めてヨナを連れて行くパク・チョリョン。

ヨナはパク・チョリョンに話があると立ち止まらせ、自分を連れて行っても何も口を割らないので無駄だと言います。
その時、ヨナの背後にスナイパーを見つけ、素早く応戦するパク・チョリョン。

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パク・チョリョンはヨナの身を隠しながら、黒幕は誰かと憤ります。

銃声を聞きつけ、素早く戻ったユゴンは、壁に身を隠してなにやら話しているパク・チョリョンとヨナを見た瞬間、ペク・サンの警告を思い出します。
ターゲットが北か南かは分からないといったペク・サン。
狙われているのはチョ前大統領も同じだと直感が働き、ユゴンは急いで政府専用機の待機する場所に駆けつけます。

ユゴンの予感は的中し、レイらアイリス一味に襲われるチョ前大統領。

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チェ・ミンは身を挺してチョ前大統領を警護しますが、味方は続々とアイリスに倒されていきます。

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チェ・ミンの焦りがひときわ濃くなった時、合流したユゴンたち。
すぐさま加勢しアイリスと対峙します。

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繰り広げられる激しい銃撃戦。
前大統領を護衛するスヨンは、アイリスのスナイパーがこちらを狙っているのに気づきます。

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前大統領を狙っていた狙撃犯の目を打ち抜き、敵を射殺するスヨン。

スヨンに代わりヒョヌが前大統領を助けて先導するものの、やまない敵の攻撃。レイは執念で前大統領を撃ったあと、味方に撤退を叫びます。

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車に乗り込み、逃走しようとするレイ。スヨンは撃たれた腕を押してレイに一発放ちますが、腕が震えて思うように照準を合わせられません。

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自分を狙うスヨンに気づき、銃を構えるレイ。

そして、スヨンの危機に気づいたユゴン。

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緊迫するユゴンとスヨンの顔で、ラスト。

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はい。

ご覧のとおり、KIA自動車提供です。

そのおかげか、やたらとカーチェイスが多いです。(笑)

ヒョクさまのアクションも素敵だし、キム・ボムスさんのキャラも悪くない。女二人の戦いもなかなかの迫力でしたし、密かにスヨンに思いを寄せているらしいヒョヌことユン・ドゥジュンさんの演技もこれから萌え~になりそうな好感触。
これだけ役者の演技がいいのにイマイチ盛り上がりに欠けるのは、やはりストーリーの単調さ、これにつきますね。
現実にニュースをにぎわせていることをなぞるだけなので、いかにも後追いのストーリーに新鮮味が感じられません。あとはやはり、最大の問題は、レイです。
なぜこのキャスティングなんでしょう? 
英語でセリフ言われてもちっとも来るものがありませんし、何よりも、敵役としての魅力があまりにナッシング。
ドラマの肝は、やっぱりなんだかんだ言っても筋だよなぁと、改めて再認識する次第です。
とは言いつつも、間違いなく最終回まで見届けるのですが、最後までレビューしきれる情熱を与えて欲しいところではあります。(笑)

ちなみに今回、「あれ?!」と目をこすりそうになったのが、この場面。

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直前まで、「夜景がきれい」って話だったんですが。

いつここで夜を明かしたんでしょうか。(笑)

追い詰められたヨナが川に飛び込んだのが夕方6時なのですが、そのあとも心なしか日が明るくなっているような。
もしや、朝の6時??

このあたりはご愛嬌として見るべきなんでしょうね。(笑)