みなさま、こんにちは。

本日も、早速アイリス2第5話、まいります。

4話ラスト。

チェ・ミン副局長のIDを借りて1級情報にアクセスするユゴン。
ペク・サンの履歴の中に父ユ・サンジュンの名を見つけ、愕然とします。
父がペク・サンに殺されたことに、衝撃を受けるユゴン。
その時、こちらを窺う人影に気づき、後を追って首もとをつかみます。

その人影は、局長お付の女、イ室長でした。

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首元を締めようとしたユゴンに、何の真似かと怒りを表すイ室長女。
ユゴンは侵入者かと思ったと謝ります。
なぜここにいるのかと尋ねられ、局長の命があったに決まっているだろうとイ室長女。ユゴンこそ、保安等級が変わったのになぜ入ってこれたのかと尋ねられ、ユゴンは副局長の特別指示があったと答えます。

ユゴンが調べていた画面に視線をやり出て行く、局長秘書のイ室長。

って、なんのひねりもなく素直にアイリスのスパイ女でしたね。
のっけから拍子抜けの視聴者です。(笑)

一方、射撃場から浮かない顔で戻ったスヨン。
ヒョヌはユゴンと連絡取り合ったかと尋ねますが、電話で話したとスヨンは素っ気無く答えるだけ。

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ひと月くらい会ってないのではと尋ねるヒョヌに、だったらどうしたと苛立ちすら見せます。
メモを取ろうとして手が震えるスヨン。
そんなスヨンを盗み見るヒョヌです。

一方、パク・チョリョンは。

上官に対し、今回の事態の責任は自分ひとりに留めて欲しい、捕らえられた部下を助けて欲しいと願い出ますが、上官はそうはならないだろうと厳しい表情です。女の手にかかってクォン代表が死に、その裏にアイリスがいたとしても、上層部は目に見える犠牲を求めている。統一準備委員会にかかわったものを全員粛清しろとの声すらあるが、今のところ最高指導者によりそれは留められている。とはいえその声がいつ大きくなるか分からないと上官。

パク・チョリョンは捕らえられている部下の獄を訪ね、どうにかお前一人だけ助けられたものの、すぐやってもらうことがあると伝えます。

そしてユゴンは。

ペク・サンのもとを訪ねていました。

ペク・サンを前に、自分が知ってしまった事実が脳裏によぎるユゴン。
ペク・サンは、ゆっくり休んできたようには見えないなと口を開きます。アイリスが一番最初に近づいてきた時期を教えてくれないかとユゴン。答える代わりに、NSSがいつできたのかは知っているかとペク・サンは尋ねます。

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パク前大統領の時代に進んでいた核開発に絡んで作られたと理解しているとユゴンは答えます。
NSSに移った頃にはいろんな出来事があったと話し出すペク・サン。唯一愛していた女性を失ったのもその頃だといいます。復讐のために力が必要だった。アイリスがその力になってくれた。
その言葉に緊張するユゴン。

「妙だな。君には私が誰にも話したことのないことを話させる、不思議な力がある」

その復讐とは、当時たくさんの情報部の要員が殺害された事件に関係あるのかと尋ねるユゴン。うっすらと涙を浮かべるユゴンを見ながら、まるで特定の誰かの死と自分を結び付けようとしているようだがとペク・サン。誰のことを言っているのかと続けます。

「そんなんではありません」

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うっすら涙を浮かべながらも否定するユゴン。

「そうは思えんな。これだけははっきりしている。誰かが私に殺されたのだとしたら、それはこの国のために必ず必要だったからだ」

慈愛すら感じられる目でユゴンを見つめるペク・サン。一人になると、昔の出来事を思い出します。

逃げる男。追いかける若きペク・サン。
どなたですかと小さな女の声がします。

暗い店の中に入るペク・サン。男に銃を突きつけられ、乱闘になります。

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男を銃でしとめるペク・サン。
押し入られた洋装店の中で女が悲鳴をあげていました。

若き日のユゴンの母です。

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車を運転しながら、ハ警部補が殺された日のことを思い出すユゴン。あの日ユゴンは、事件のことをスヨンに伝えず、ただ遅くなりそうなので自分の車で先に戻るよう伝えたのでした。

食事をしようと言われた場所でユゴンを待つスヨン。
従業員がそろそろラストオーダーだと告げに来ます。
慌ててスヨンが立ち上がろうとした時、ユゴンがようやく入ってきました。

遅い食事を取り始める二人。

スヨンはハ警部補の遺品整理はすんだかと尋ねます。一人暮らしで持ち物も少ないので、ほとんど終わったとユゴン。

「私にも言ってくれればよかったのに。知らない人じゃないんだし。父に電話で聞いて初めて知ったの。お葬式にもいけなかった」

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スヨンの言葉に詫びるユゴン。どうしていいか分からず、言えなかったと答えます。数日前に父親と納骨堂に行ってきたとスヨン。子どもの頃以来ほとんど訪ねて行かなかったのが申し訳ないとの言葉にユゴンは静かにうなづきます。

「お母様、随分寂しそうだったけど」

「しょっちゅう電話してくれて、ありがとう。随分慰められてるみたいだよ」

「こんな時だし、どんなに忙しくてもちょっと気を使ってあげて。お母様、口には出さなくてもどれだけ寂しいか・・・」

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抜け殻のようなユゴンの寂しげな表情に、思わず言葉のつまるスヨン。
水を飲もうとコップを手にしますが、手が震えて床に落としてしまいます。

化粧室で自分の手を見つめるスヨン。

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ユゴンもスヨンになにかあるのではと気になります。
戻ってきたスヨンはもう一度料理を注文しようというユゴンに弱い笑みを浮かべて首を振ります。なにかあるのかと慎重に尋ねるユゴン。何もないと答え、スヨンは席を立ちます。

家に帰ったユゴンは。

ペク・サンの写真を切り抜きながら、アイリスとペク・サン、レイ、ハ警部補の相関関係のヒントを得ようとボードに貼り付けます。

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翌日。

ユゴンは新たにNSSに配属された若い要員二人をチェ・ミンから紹介されます。
二人はチョ前大統領の随行員として配属されてきたのでした。

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ユゴンと挨拶を交わすユン・シヒョク(イ・ジュン扮)。

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そしてソン・ヨンミン(ヒョンゴン扮)。

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ソン・ヨンミンはユゴンの迫力にすっかり押されますが、かたやシヒョクはあんなのどうってことないといきがります。ハンガリーでの話を聞いたみたいだが、チョ前大統領の警護に失敗しているのだから、どう考えても大したことないと大口を叩くシヒョク。

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一方ユゴンと二人きりになったチェ・ミンは。
ペク・サンをおとりにしてアイリスをおびき出すとのユゴンの計画に、果たして乗ってくるだろうかと疑念を表しますが、ユゴンは必ず乗ってくると断言します。アイリスはペク・サンから得たいものがあるのだとのユゴンの言葉に、一体なんなのだろうと考えをめぐらすチェ・ミン。

「今のところ、ペク・サン局長だけがその鍵を握っています。今回の作戦でNSSに潜むスパイが誰なのか必ず割り出します」

ユゴンの言葉に、いつまで局長の称号をつけるのだとチェ・ミン。まさかペク・サンに同化したわけではないだろうと確認します。

「私はチョンチーム長を敵に回したくないの」

「そんなことは絶対にありえません」

対象はAチームの要員全員だとするユゴン。心理的に負担だろうと慮るチェ・ミンに、ユゴンは覚悟していると答えます。対象者をもう一人加えて欲しいとチェ・ミン。

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その頃内部スパイのイ室長は。

局長に書類を渡し、ペク・サンの隠れ家を変更する計画があることを知ります。どこかと尋ねるも、知る必要はないと局長。女は局長がよく思っていないチェ・ミンがユゴンを使って何か調べているとわざと知らせます。

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ユゴンを調べるべきではないかというイ室長に、自分に考えがあるので関わらなくていいと答える局長。

ペク・サンは隠れ家でユゴンの母の若き日の似顔絵を書いていました。

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さかのぼる若き日の記憶。

あの日襲撃してしまった洋装店の外でユゴンの母が出てくるのを待つペク・サン。
ペク・サンに一瞬驚いたものの、二人は互いを意識しあいながら暗い町を歩きます。
いつしか二人は手をつなぎあって歩く仲に。

そんなある日、現れたペク・サンの上役の男。

二人をお似合いだといいながら一緒に食事をし、写真を取ります。
ハ警部補が持っていた写真。

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男は二人きりになると、ペク・サンに警告します。

「要員には禁じられていることがある。それは恋愛だ」

ペク・サンは会いに来たユゴンに、アイリスとの戦いはしばし休んだほうがいいだろうといいます。今実際に脅威となっているのは、北の強硬派だからとペク・サン。

ペク・サンは再び会議が開かれる予定だと口を開き、金総書記の長男、金正男が以前インタビューで話したことをユゴンに聞かせます。
「既に核を保有した国のうち、核を放棄した国がかつて一国でもあっただろうか?」
ペク・サンは北は核を放棄しないと続けます。

ハ・ジェヨンという名を知っているかと尋ねるユゴン。
ペク・サンは知らないと答えます。
アイリスについてかなり詳しく調べていた人だというユゴンに、もしやあの地方警察の刑事のことかと確認するペク・サン。そうだと答えるユゴンに、その人が死んだのだなとペク・サンは言い当てます。

「君はその刑事と個人的に親しい間柄なのだな? 判断力が曇った理由は、そのせいだったのか」

「あの方を殺したのが、レイという者でした。僕が少しでも早く着いていれば、防げたでしょう」

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たとえその日は防げたとしても、アイリスの除去対象になったら最後、その人の命はどのみち奪われるとペク・サン。

スパイの女は局長とバーに飲みに来ていました。

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ワインが飲みたいと女。局長が注文している隙を見て財布を盗み、化粧室に向かいます。
局長のID情報を盗む女。
局長はちょうど財布がないことに気づいたところでした。
すばやく財布を床に落とし、落ちていたと拾って見せるイ室長。

イ室長は局長のIDでオフィスに忍び込み、ペク・サンの新たな移送先の情報を探ろうとしますが、パスワードを解読することができません。
いらだったその時目に入ったメモ帳。鉛筆でなぞると文字が浮かび上がってきました。書かれていたのは隠れ家のコード。
レイに即座に報告するイ室長です。

レイは無理をしてでもペク・サンを脱出させるとミスターブラックに報告し。

そしてヨナとジュンウォンは。

急な腹痛を訴えるヨナに驚き、ジュンウォンは人を呼びます。ところがヨナはやってきたパク・チョリョンの部下の隙をついて攻撃し、銃を奪取。ここから出せと脅します。

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焦るジュンウォンはヨナに銃を降ろすよう説得。そんなことをしてもここから生きて出られないことは分かるだろうとの言葉に、諦めて銃口を下ろすヨナ。

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入院中のチョ前大統領は、チェ・ミンをじきじきに呼び出します。

ひと月入院している間、テレビも新聞や雑誌も見ることを禁じられ、まるで監獄のようだと冗談交じりの本音を言う前大統領に、チェ・ミンは具合がよくなるのを優先するためだと聞いていると答えます。
ハンガリーでの時のように、今一番問題になっているのがなんなのか、率直に聞きたいと前大統領。

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しばしためらったあと、チェ・ミンは、ハンガリーでの事態を受け、米中日露の周辺国が韓国に非難と非公式の圧力をかけていると情勢を伝えます。

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それは秘密会談が成功したとしても、ある程度予想されたことではとの前大統領の問いに、つまり外交的に南北はともに孤立状態に置かれているのだと情勢を説明します。
こうなった以上、統一準備委員会の日程を早めるしかないので大統領に会わせてくれと要望します。室長を通じて大統領に伝えると応じたチェ・ミンに、止めないのかと前大統領。普通なら危険だから辞めるよう説得したり、まずは体の快復だけを考えるようにいうものだが、君はまるで反対しないとチョ大統領は笑います。
自分は統一準備委員会が無事開かれるよう最善を尽くすだけだとチェ・ミン。

病室から出てきたチェ・ミンから前大統領の意向を聞き、室長はなぜ止めてくれなかったのかとなじります。

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その言葉に、そんなことではテロとの戦いに勝てないと気色ばむチェ・ミン。新参の二人にしっかり警護するよう念を押し、出て行きます。

チェ・ミンはユゴンと歩きながら、なぜアイリスを追うのかと尋ねます。祖国のためか、それとも要員として仕事だからか。
黙っているユゴンに質問が難しすぎたかとチェ・ミン。ユゴンは、以前はそれらのうちのどこかに答えがあったが、今は自分の運命だと思いたいと答えます。

チェ・ミンには何か特に理由があるのかとユゴンに尋ねられ、チェ・ミンは昔話を始めます。7歳の時。学校が終わり、母親の迎えを待っていたのだが、みんなが帰って2時間がすぎても母が現れなかった。腹を立て、母が来たら前から欲しかった人形を買ってもらうつもりだった。結局人形を買ってもらいはしたが、買ってくれたのは祖母だった。なぜなら、領事館に勤めていた両親がテロに会い、亡くなったから。

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その日以来、誰にもわがままを言ったことはなかったが、一度だけ、初めて付き合った恋人にわがままを言った。旅行先でプロポーズしてくれるはずだった彼が職場に指輪を忘れてきたので、もってこなければ旅行に行かないと空港に座り込んで駄々をこねたのだが、その日は2001年の9月11日だった。ペンタゴンが攻撃を受け、恋人はテロで死んだ。
自分は大事な人を人生で2度もテロで奪われた。テロの背後にアイリスがいることが後に分かった。自分がアイリスを追う理由は、二度と大事な人を奪われないためだ。

チェ・ミンが語る間、無言で耳を傾けるユゴン。

午前中に前大統領に会ってきたとチェ・ミンは続けます。

「チョンチーム長がペク・サンをおとりにアイリスをおびき寄せようとするのと同じく、私はチョ前大統領を利用するつもりよ。これはチョンチーム長を信頼しているから話してるってこと、覚えておいてね」

立ち止まるユゴンを気にせず、一人歩を進めるチェ・ミンです。

引き続き囚われの身のヨナとジュンウォン。

ヨナは本当に姉ソナの消息を知らないのかと尋ねます。
何度言えば分かる。自分が知らないということは、既にこの世のものではないという意味だとジュンウォン。お前はよくも母親をおいて一人脱出したなとなじります。

その言葉に気色ばむヨナ。何も知らないのに勝手なことを言うなと声を荒げます。
姉が反逆者の烙印を押され、自分と母親は捕らえられ、18号管理所に収容されたとヨナ。

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炭鉱であるその収容所で秋から咳が止まらなくなり、とうとう血を吐くまでに悪化した母をどうにか治療しようと、決死の思いで脱出したものの、すぐに母が死んだのだと泣き崩れるヨナ。素手で凍った土を掘り返し、母の遺体を埋めたのだと号泣します。
知らなかったと謝るジュンウォン。だがお前だけが家族を失ったのではない。自分も死んだ弟がまだ生きていると思うことがあると続けます。

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それでも復讐しないのかと尋ねるヨナに、誰に復讐するんだとジュンウォンは立ち上がります。

ヨンピョンの交戦に参加した南朝鮮の兵士にか? 
それとも弟を沈めた共和国の司令部に爆弾でも投げこめとでも?

そんなことで死んだ弟が生き返るなら、とうにいくらでも殺していると大声で怒鳴るジュンウォン。

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再びヨナは泣き崩れます。
復讐しても死んだお前の母も俺の弟も帰ってこないと、涙を浮かべながら言い聞かせるジュンウォンです。

なかなかつらいシーンです。
実際に国境を越えなければならなかった人々は、きっとこのドラマは見たくないだろうという思うに、しばし落ち込む視聴者です。

NSSでは。

射撃場でスヨンが苦しんでいました。
銃を構えた先の的が、どうしても自分が殺したアイリスの要員に見えてしまうスヨン。

撃てなくなったスヨンにヒョヌは気づいていました。
見守っていたヒョヌは銃を降ろしたスヨンの手を的に構えさせ、お前はここではただの金メダリストチ・スヨンだ、大丈夫だと力づけます。

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体を離すヒョヌ。的を見つめるスヨン。
スヨンの放った弾は、すべて急所に命中しました。
喜んで振り返ったスヨンを喜びいっぱいに抱き上げるヒョヌ。

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素に戻ったスヨンは、「何気にあんた、私によく抱きつくわね」と鋭い突込みを入れ。「お前が先に抱きついてきたんじゃないか」とヒョヌは言い返します。

他の要員たちは。

オ室長の部屋で間食中でした。
解剖台の上で嫌がりながらも食べ続ける要員たち。
最近どうしているのかと聞かれ、要員の一人がペク・サンと言いかけ、口をつぐ見ますが、オ室長は自分を信じられないのかと怒り、要員たちを追い出します。

緊迫する作戦決行日。

ユゴンはAチームの要員に、作戦が始まれば誰も外には出られず、また外部からも入ってこれないことを伝えます。

ミスのないよう厳しい表情で言い残し、出て行くユゴン。ヒョヌを呼び出し、二人でなにやら話しているのが気になるスヨンです。

ペク・サンの隠れ家に着いたユゴン。
護送を開始します。

アイリスを相手に自分をおとりにすることが、どれほど無謀なことなのか分かっているのかと案じるペク・サンに、ユゴンは今日こそ二つのことを明らかにすると答えます。NSSの隠された影が誰か、そしてアイリスがペク・サンから得ようとしているものがなんなのか。

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「やめるんだ。君がやられるかもしれないんだぞ」

「僕を止められるかどうかは、あなたにかかっています。
どうしますか? ペク・サン局長」

覆面をかぶせられたペク・サンが出てきます。作戦を開始するユゴン、ヒョヌとスヨンにも合図を送ります。

NSS本部も開始の合図に緊張します。
ヒョヌに異常がないか確認するユゴン、スヨンにも代わるよう伝えます。
腕は大丈夫かとユゴン。家に帰ったらマトリョーシカを最後まで開けて見るよう伝えます。

NSS本部では。

エレベーターに乗り込もうとしたチェ・ミンはイ・スジンに出くわします。イ・スジンを疑っているチェ・ミンは悟られないよう笑みを浮かべます。

移送作戦の最中なのに外出するのかと尋ねられ、現場の点検だとチェ・ミン。
乗らないのかと声をかけられ、イ・スジンは自分は下に行くと答えます。

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閉まるドアの隙間から、イ・スジンを射るように睨むチェ・ミンです。

ペク・サン護送作戦では。

新参要員二人も、作戦に駆り出されています。ただでたらめに走らせるなんてとぶつぶつ文句を言うシヒョク。一目見たときからチーム長が気に入らなかったと毒を吐きます。顔だって大したことないと。
涼しい顔で鏡は見ないのかと嫌味を言うヨンミンです。

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ペク・サンは移送されていませんでした。
ユゴンの言葉を思い出し、慌ててチェ・ミンを呼んで欲しいと願い出るペク・サン。

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内部スパイのイ・スジンは一級情報にアクセスし、移送先がチュンチョンとポチョンの二箇所あることを知ります。
その間にも二手に分かれる護送車。

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レイに電話し、ひとつはトリックだと伝えるイ室長。ユゴンの位置を追跡、本物はポチョンだと告げます。

ユゴンの向かうポチョンに向かうレイらアイリス。

ペク・サンはチェ・ミンを呼び、アイリスが自分がから何を聞きだそうとしているか、なぜ自分がNSSに投降したのかを知りたいのだろうと切り出します。

「話してやろう。アイリスが私から何を聞き出したがっているのかを」

追跡してきたアイリスの車に体当たりを受け、止まるヒョヌの車。ユゴンもアイリスの襲撃を知ります。両者は瞬く間に激しい銃撃戦に。

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ペク・サンはチェ・ミンに、アイリスが自分から引き出そうとしている情報がなんなのか伝えます。
パク前大統領時代、核兵器開発に成功し、ソウルの地下に完璧に隠しておいたとペク・サン。

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北朝鮮が南下してきた時は、それらを爆発させ、壊滅させる計画だった。幾度も政権が変わっても、その5つの核兵器は自分だけが知る安全な場所に隠し続けてきた。アイリスが得ようとしているのは、まさにその5つの核兵器なのだとペク・サン。

銃撃戦の中でレイはペク・サンが偽者だったことに気づきます。ニセのペク・サンを撃ち、悔しげに叫び声を上げるレイ。

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互角の戦いを見せながらも、NSSはアイリスを追い詰めていきます。

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レイの腕を撃つのに成功したユゴン。

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静かにレイに近づきます。

レイの前まで歩み出て、銃を構えるユゴン。
殺されたパク室長とハ警部補のことが蘇ります。

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その時。

遠くでユゴンを狙っていたアイリスのスナイパーがユゴンの頭部に銃弾を撃ち込み・・・・・・。

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崩れ落ちるユゴン。

そのさまを呆然と見つめるスヨン。

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銃弾が飛び交う中、ふらふらとユゴンのもとに近づこうとします。焦ったヒョヌが飛び出し、必死にスヨンを引き戻し・・・・・・。

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泣き叫ぶスヨンの姿がうつろに映るユゴン。
アイリスの応援部隊が到着し、再び戦いは互角に。
ヒョヌはスヨンを車の陰に隠すと、再び銃撃戦に加わります。

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気を取り直したスヨンは銃を構え、アイリスの要員を次々と撃ってユゴンの倒れていた場所に近づきますが、そこにユゴンの姿はありませんでした。

いなくなったユゴンに呆然とするスヨンとヒョヌ。

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ジュンウォンはアイリスのプロトコル解読のために、新聞を差し入れるようパク・チョリョンに伝えます。つかまった日から今日の分まですべて必要だとジュンウォン。今後も入れて欲しいとヨナが言っているとジュンウォン。

解読方法を聞きだしてこいとのパク・チョリョンの言葉に、それをばらしたら殺されるとヨナが言い張っているので無理強いしないで欲しいとジュンウォン。

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話し合いの最中、入ってきた部下がパク・チョリョンの耳元で何かをつぶやきます。ジュンウォンを部屋から出し、報告を聞くパク・チョリョン。アイリスがペク・サン護送車を襲撃したようだと部下は伝えます。ペク・サンは無事なものの、ハンガリーでも会ったチョン・ユゴンがアイリスの銃弾を受けて失踪したと聞かされます。

銃撃戦の現場に駆けつけたチェ・ミン。
ヒョヌは、こちら側の負傷者は3名、相手は17名射殺と報告します。残りの3名がユゴンをさらって逃走中と聞き、ため息をつくチェ・ミン。

チェ・ミンの目に、離れたところで呆然としているスヨンが映ります。もしや二人は同僚以上の関係なのかと尋ねられ、そうだと答えるヒョヌ。
スヨンはユゴンが連れ去られた場所から動けずにいたのでした。

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事態を知り、NSSで後方支援していた要員たちは怒りを隠せずにいました。
なぜ自分たちにまで内緒で作戦を遂行したのか、そんなに信じられなかったのかと嘆く要員。
本当の護送先がポチョンだと分かったのは、内部にスパイがいるせいではないかとはたと気づきます。

同じ頃、局長にメインサーバーへのアクセスの要請を求めるチーム長。
局長は自分も隠されていたことに腹立ちが収まりません。自分たちも知らなかったのだとチーム長。
アクセスの権限を認めるので、分かったらまず最初に自分に伝えるよういい含める局長です。

要員二人は、メインサーバーにアクセスできる者なら情報を知りえただろうことに気づきます。メインサーバーにアクセスできるとしたら、チーム長ではないかと疑いがよぎり始める二人。

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再びメインサーバーにアクセスする、内部スパイのイ・スジン。

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そしてユゴンは。
レイに捕らえられ、飛行機の中で手術を受けていました。
なんとしても助けろと医師に命じるレイ。

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ミスターブラックからの電話に女の正体がばれたと報告します。

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まだ使い道があるので、処遇は自分に一任して欲しいと頼むレイ。
まだNSSには協力者がいると口にします。

そんな最中にもどんどん容態が悪化するユゴン。

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ユゴンの脳裏に走馬灯のように浮かぶこれまでのスヨンとの日々。ペク・サン。母。レイ。亡くなったパク・チョリョン室長とハ警部補。若き日の思い出。

瀕死のユゴンの姿で、ラスト。

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登場人物の背景が徐々に描かれ、厚みを持ち始めました。
頻発するあらゆるテロの背後にアイリスがいるというのは漫画チックではありますが。こういうものは現実を絡めすぎると陳腐にならざるを得ませんね。

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この回から、新参要員のユン・シヒョク役でイ・ジュンさんと、ソン・ヨンミン役のヒョンゴンさんが投入されました。イ・ジュンさんはMBLAQ(エムブラック)というグループのメンバーで、ヒョンゴンさんもA-JAXというグループのメンバーです。
しかし、なんでしょう。ぼそぼそとなに言ってるかはっきりせず、ちょっと5話では厳しいデビューですね。(笑) 
アイドルのドラマ出演は多々ありますが、やはり俳優さんと比べると演技力以前に発音の聞き取りやすさで差が出る気がします。
ユン・ドゥジュン君の演技が上手すぎるだけに、演技力の面でもこれからシビアなアイドル対決になりそうな予感。

第6話は驚きの展開が待っています。乞うご期待。