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27 2013年6月
みなさま、こんにちは。
気づけば押せ押せになっている『職場の神』、本日は14話をアップします。
13話ラスト。
barマチュピチュで酔っ払ってしまったム・ジョンハンに呼ばれ、連れ帰りにきたチャン・ギュジク。屋上の電気に気づき上がって見ると、歌を口ずさみながら涙ぐむミス・キムの姿がそこに。
悲しげなその顔に、思わず見入ってしまうチャン・ギュジク。
しかしそこは、あまりの至近距離。
当然気づかれます。
バリバリ不審者ですよね。(笑)
「・・・・・・なぜパーマさんがここに?」
「イヤ、あの、その・・・・・・た、煙草吸いに!」
「あの、ほら、ジョンハンが酔っ払っちまったもんで、迎えに。
そうそう、迎えにきたんだよ」
「・・・・・・じゃあ、早く連れて帰ったらどうですか?」
「そ、そうだよな! そうするよ! ハハハハ! じゃ!」
あせってその場を離れようとするチャン・ギュジク。
で。
すっ転ぶ。
前を向いて歩きましょう。(笑)
こうして逃げ帰ったチャン・ギュジク。
部長に言われた、「チョン・ジュリの企画をお前のものにしろ」の言葉に頭を悩ませます。
でも、ベッドに入ると、なぜか浮かんでくるのはさっきのミス・キム。
「なんであの女?! しっかりしろ! あれはただの電柱だぞ!」
fall in loveですね。(笑)
翌朝。
いつものように始業前体操にいそしむ面々。
和気藹々ないい職場としか思えない絵面。(笑)
体操しながら、業務連絡をするム・ジョンハン。
企画案の最終プレゼン日が決まったので、今日はそこで使う資料を集めるために、街に出て直接サラリーマンにインタビューしようと伝えます。
自由すぎる業務連絡風景です。(笑)
そんなミス・キムの姿を後ろからこっそり見つめているチャン・ギュジク。
頭の中では”you are may destiny~♫”なんて流れちゃってますが、体操を終えたミス・キムにやおら振り返られ、この表情。
全力でうろたえています。(笑)
そんなわけで、業務開始。
マーケティング営業サポート部の面々は、ミス・キムの周りを囲みながらアンケート調査用紙の項目を挙げていました。
お昼代が月給に比して毎月どれくらいの額と割合になるのかを尋ねる項目の他に、母親が作ってくれたお弁当のおかずのうち一番好きなメニューも尋ねることにする一同。
ミス・キムがそれらを用紙に手際よくまとめていきます。
ところが。
その光景を見た部長が冷水を浴びせてきます。
「その企画はチャンチーム長が担当することになった」
驚愕の一同の図。
「ジュリちゃんの企画なのに・・・・・・」と小さく抗議するコ課長に、同じチームなのだから、より推進力のある人間が務めたほうがいいだろうと返す部長。
企画をチャン・ギュジクに明け渡すよう命じます。
「本当にこの企画から手を引かなきゃいけないんですか?」
不安げにム・ジョンハンを見つめるジュリ。
草食君も「ジュリさんの企画なのに」と言葉を濁らせ・・・・・・。
ジョンハンを呼び、詫びるギュジク。
部長がどうしてもこの企画で1位になりたいらしいのだと説明します。
どうやらそのようだとジョンハン。
気持ちを切り替え、せめて精一杯手伝わせて欲しいと協力を申し出ます。
ジョンハンたちが美味しいおかずを作るお母さんを選定しようとしているのを知り、ギュジクは本当にそこまでやるつもりなのかと問いますが、それこそがこの企画の肝ではないかとジョンハン。
調査は自分たちが受け持つので心配ないとのジョンハンの言葉に、力なく礼を述べるギュジクです。
そしてランチタイム。
珍しく派遣社員たちと同席したビンナですが、期せずしてチャン・ギュジクがみんなに大層嫌われていることを知ってしまいます。
ジュリの企画を奪ったと怒り心頭のジランに対し、部長命令なのだからチャン・ギュジクが悪いとばかりは言えないのではと思わずかばうビンナ。
ギュジクはそんなに悪い人間ではないと付け加えますが、さすがのジュリも複雑な表情を浮かべる他ありません。
一方。
悪巧みをするお代官様と子分のようにコソコソ話し合う二人。
この俳優さん顔のせいでしょうか。
どうも悪のほう、ずるのほうへ。
こないだも「太陽を抱く月」で最後死んでましたよね。
って脇にそれすぎですが。(笑)
チャン・ギュジクは大型スーパーの売り場で最も売れたお惣菜ベスト10を選び、そこからお弁当のおかずを選ぼうとしていました。イメージキャラクターは有名な料理家のキング・ママを採用するつもりだとのギュジクのプランに、顔をほころばせる部長。
企画案の方向性を勝手に変え、そのことを最後までム・ジョンハンに黙っているよう命じられているチャン・ギュジクは心なしか沈んでいますが、修正した企画案はミス・キムに力を貸してもらってブラッシュアップするよう部長に言われると、一気に瞳に生気が・・・・・・。
もうちょっと沈んでてもいいんですが。(笑)
「オイ、お前香水持ってるだろ?」
とミングをとっつかまえ・・・・・・。
ブルガリをひと吹き。
では足りないと思ったのか、スーツの上から脇の下にも2プッシュ。
・・・・・・臭いっす。(笑)
スーパーに打ち合わせに出るチャン・ギュジクに1Fで資料を渡すビンナ。
一緒に付いて行こうかと言いますが、ギュジクはミス・キムと行くのだと答えます。
その時、ビンナの鼻を掠める香水のかほり。
「チーム長、香水つけました?」
「あ? ああ」
ビンナにろくすっぽ答えもせず、外で待っているミス・キムのところに嬉しそうな足取りで向かうチャン・ギュジク。
それが意味するものが何か、勿論ビンナは感じ取ります。
すっかりピクニック気分のチャン・ギュジク。
音程を外しまくりながらバスカー・バスカーの『桜エンディング』を歌ってます。
ありえない変調をされた瞬間、「ガッ!」と怒声をあげ、ハンドルを叩くミス・キム。
「我慢しようと思いましたが、とてもじゃないけど、運転の邪魔です!」
ダイレクトにそう言われてもまったくめげないチャン・ギュジク。
「そう? じゃ、君が一曲選ぶ?
なんか昨日も歌ってたじゃない、ポップスをさ」
そんなギュジクに構わず「なんか臭う」とクンクンしだすミス・キム。
ギュジクは嬉しそうにスーツをはたくのですが、そんな浮かれ気分もミス・キムガ一刀両断。
「パーマさんに全然そぐわない臭いがします!」
消臭スプレーかけられちゃいました。(笑)
スーパーに着き、惣菜売り場であれこれ一人で試食するチャン・ギュジク。
口元にタレがついているとミス・キムが指摘しますが、見当違いの場所を指でなでるばかり。
ミス・キムが嫌々ティッシュを出し、拭こうとするのですが、ギュジクにまたしてもラブの魔法が。
まぼろし~~~~~。(笑)
とうとう幻影まで見え出してますから、キケンです。(笑)
そして、スーパー店長とのミーティング。
店長からスーパーで過去10年間扱ってきた惣菜リストを渡され、ご機嫌のチャン・ギュジク。かたや店長もミス・キムの姿を見るだけでご機嫌です。
ギュジクが勝手に妄想していた「ザリガニの手を持つ女」のショーはやらないのかと尋ねる店長に、法外な時間外手当を要求し諦めさせるお茶目なミス・キムなのですが、お次はお昼ご飯を食べ損ねたとのチャン・ギュジクに付き合わされ、フードコートで待つことに。
好きな食べ物を聞くチャン・ギュジクに「黙って食べたらどうですか?」と冷たいミス・キム。
なのですが。
ぶっきらぼうに答えた「大根の葉の味噌煮」の言葉にチャン・ギュジクも反応します。
「俺も! 俺も一番好きなおかずが、それ!」
意外なところで一致点を見る二人。
嬉しくなって、今回の企画に大根の葉の味噌煮も入れようかと尋ねるチャン・ギュジクですが、ああいったものは工場で作っても味が出ないとミス・キムは応じます。
手作りの味は機械がつくるものには叶わない。
あなたがやろうとしている企画では、家のおかずの味には程遠い。
そう言われ、しばし押し黙るチャン・ギュジクです。
かたや。
企画の方向性を勝手に変えられているとも知らず、サラリーマンたちへのアンケート調査にいそしむジュリたち。
ベンチでパンをかじる人に声をかけたところ、偶然にもジュリの派遣会社のアンマネージャーでした。
みんなでアンケート調査中と知り、新人契約職の研修中なのでそこで呼びかけたらいいと便宜を図ってくれる親切なアンマネージャー。
おかげでいっぺんにたくさんのアンケートを集めることが出来たジュリたちです。
一方ギュジクは。
部長からの電話を受け、仕事を終え、とある場所に向かっていました。
エレベーターを待つギュジクの隣に立ったのは、ビンナ。
互いに何事かと驚きますが・・・・・・。
なんてことはありません。
メガバンクの銀行長であるビンナの父が、ギュジクとの間を取り持とうと設けた席だったのです。
一通り世間話を終えたあと、付き合っている人はいるのかと切り出すビンナの父。
いないと答えるギュジクに、ビンナはどうかと続けます。
「パパ!」
「大学の時、ちょっと付き合ってたんだろう?」
「そんな話、ここでしなくても」
「お前が見合いをすべて断るのは、この人のせいなんだろう?」
「どうだね? うちの娘ともう一度やり直すつもりはないか?」
父の言葉にたまらず立ち上がって出て行くビンナ。
そりゃそうです。パパ強烈過ぎます。(笑)
ビンナは追いかけてきたギュジクに父のことは気にしないよう伝えます。
「お前、なぜ見合いしないんだ? 本当に俺のせいか?」
ギュジクに問われ、「だったらどうする?」と真顔になるビンナ。
「オッパには時間が必要でしょ? だから私が待ってあげてるの」
「だから、私にも気を使ってよね。じゃあ、先に帰るね」
去っていくビンナを困惑しながら見送るギュジク。
あの。私が付き合いたいんですが。ビンナと。(笑)
ビンナ、めちゃめちゃいい子ですよね。
こんなにいい子なのにギュジクとは縁がないんですから、世の中ってのはまったく。
・・・・・・って、ドラマですが。(笑)
翌日。
アンケートを集計し、料理の試作に取り掛かる算段中の面々。
好きなおかずの1位は順当に卵焼きでしたが、上位に入っていないものの中にも惜しいメニューがあるので、これが上手くいったら第2弾もやろうというム・ジョンハンの言葉に、毎度の「ハァッ!」の掛け声をかけるミス・キム。
ミス・キムの反応に嫌な予感がしつつも、一同は話を続けます。
肉のコチュジャン炒めはジュリの母親を料理の諮問に迎えることとし、さっそく上京してきてもらいます。
誰でも作れる料理なのに、自分が諮問だなんてと謙遜するジュリの母に、あの味が忘れられなくて大変だったと持ち上げるム・ジョンハン。
喜ぶジュリの母の顔を見て、草食君も負けじと「僕は一生忘れられません!」と大袈裟攻撃をかますのですが、「だったらうちのジュリと結婚しなさいよ。一生食べさせてあげるから!」とさらに上を行くジュリの母。
「思わず頬を赤らめる草食ギョンウの図」です。(笑)
しかしながらコ課長の余計なインフォメーションで婿候補から脱落するギョンウ。
姉が5人もいると分かり、ジュリの母はム・ジョンハンをロックオン。
「お姉さんが一人? お姉さんはもうご結婚もされて?」
「あ、はい」
(ギッ!)
「じゃあチーム長さんもそろそろ結婚しないとですね!」
上司と部下の関係を微妙に引き裂くジュリの母です。(笑)
一方。
ギュジクから企画案のまとめを受け取りながら、プレゼンの用意はうまくいっているかと尋ねるファン部長。ビンナとはまたやり直すつもりはないのかと続けます。
銀行長の娘だし、二人がうまく行けば会社にとってもいいことだらけだと、本音をさらけ出しすぎる部長。ギュジクはもう終わったことだとけん制するも、部長は引き下がりません。
そこへミス・キムがコーヒーを運んできたので、一層焦ってしまうギュジク。
そんなギュジクの気持ちも知らず、ファン部長はミス・キムに「チャンチーム長とクム・ビンナさん、お似合いだと思わないかい?」と尋ね、ギュジクを一瞥したミス・キムも「ええ、お似合いだと思います」と返答。
これはやばいと思ったギュジクは、すかさず給湯室に片付けにいったミス・キムを追います。
「なあ、さっきの部長の話、誤解されるといけないから言っとくけど。
俺、クム・ビンナさんとそんなんじゃないから」
振り返り、「なぜそんな言い訳を私に?」と真顔なミス・キム。
自分でも、なぜ言い訳しているのか分からないギュジクです。
さて、勝手に企画内容を変えられているとは露知らぬム・ジョンハン、ギュジクと部長のもとに一生懸命集めたデータを持ってきます。
サラリーマンへのアンケート調査と、各おかず担当のお母さんたちのプロフィール。
「プレゼン用の資料もつくっておいたから」とギュジクに笑顔を見せるム・ジョンハン。
単価はまだ高いので悩んでいると言いながら、お母さんたちの手作り弁当企画を一生懸命実現させようとするジョンハン。嫌気がさした部長は、資料を叩きつけながら、もう工場側と契約段階なのでこんなものは意味がないと、とうとう企みを明かします。
驚いたジョンハンに、もう規定路線なのだと合いの手を入れるギュジク。
弁当は工場で作り、Yジャンはマーケティングを担当するのだと告げます。
それでは企画案の方向性がまったく逆ではないかと訴えるム・ジョンハン。
「契約社員ごときの企画が、現実的に可能だと思ったのか?
それに、方向性などは実現の過程でいくらでも変わるもんだ」
「チョン・ジュリさんだから、あの企画を出せたんです!」
「なんだと?!」
聞き分けのない部下に激昂するファン部長。
すかさずギュジクがジョンハンを制しようと立ち上がりますが、ジョンハンはなおもジュリだからこそ、契約社員が出した案だからこそ、この弁当に意味があるのだと続けます。
「契約社員であれ正社員であれ、皆が合理的な価格で食べられる“おうち弁当”が肝なんです! それをこんなふうにしてしまったら、その辺のコンビニ弁当となにが違うんですか!」
怒声を上げて立ち上がった部長。
ギュジクに契約書を持って今から業者に行くと告げ、出て行ってしまいます。
力なく、資料を携えて席に戻るム・ジョンハン。
チームの面々は既に異変を感じ取っていました。
「チーム長、なにかあったのかい? 会議室で大声がしてたけど」
その言葉に、つらそうに「単価が高すぎるので、工場生産にするそうです」と答えるジョンハン。
まさかの言葉に、一同うなだれます。
「すみません、皆さん。あんなに頑張ってくださったのに。
ごめんなさい、ジュリさん」
詫びるジョンハンにジュリの胸も痛みます。
てか視聴者も涙目。(泣)
「僕は・・・・・・」
席に座り、語りだしたム・ジョンハン。
「僕は食べる人が幸せになるものをつくりたかったんです。それがYジャンに入った理由だったんですが。それがこんなに難しいことだったとは、知りませんでした」
すっかり傷心したジョンハンとメンバーですが、一人乗ってこない人が。
「チーム長。今は業務時間です。
そんな小学生の絵日記みたいな話をする時間ではないですが」
・・・・・・ヒドイ。
視聴者の視線も感じ取ったのか、言葉を続けるミス・キム。
「ですから私が言いたいのは、そんなふうに嘆いている時間があったら、単価を下げるための現実的な方法を一つでも見つけるほうが正しいということです」
おおおお!
この一言で息を吹き返したム・ジョンハン。
「僕たち、やれるところまでやるべきですよね? 単価を下げられる方法を、最後まで考えて見ましょう」
その言葉に、ミス・キムもいきつけの、さびれたあの食堂のことを思い出すコ課長。
営業して20年は経つのに値段を上げずに提供しているのには、安く仕入れられる仕入先を確保しているからだと聞いたことがあるのを思い出します。
では、ランチタイムに皆でいって、ノウハウを教えてもらおうと草食ギョンウ。
「キムちゃんも一緒に行くだろう?」とコ課長に声をかけられますが、ミス・キムは「私はお昼はひとりで食べます」と相変わらずつれない返事です。
そんなこんなで訪れた食堂。
なんですが。
「なんでうちがYジャンみたいな大企業にそんなこと教えなきゃならんの?」
・・・・・・ごもっともです。(笑)
それでも食い下がるム・ジョンハン。
この食堂のように低価格で質の良い弁当を作りたいのだと訴えます。
真剣な眼の面々を見つめる食堂の店主。
ため息をつくと「いいよ。ただし条件がある」と口を開きます。
「ひとつ。その弁当を毎月100食、欠食児童に寄付すること」
な?!
ぬぁんてステキなおっさんなの!!
面々も、あまりにステキな提案にすっかり尊敬の眼。
「この人は、こう見えて随分いいことをこっそりやってるんだ。
実は社会的企業家なんだよ」
コ課長の言葉に「立派でいらっしゃいます」と感激の面持ちのジュリ。
店主は条件を続けます。
「ふたつめ。わしの望みどおりの女性とデートさせること」
草食君ならずとも、ホンゲー顔になっちゃいますよね。(笑)
「なんだ? わびしい独り者が女性を紹介して欲しいって言うのが、そんなにおかしいか?」
「いえ、おかしいなんてことは。ただ、意外だったので」
引きつり笑いのム・ジョンハンを見て、席を立つ店主。
「じゃあ、もうなしだ」
「ちょちょちょ! やります! やります!」
エロオヤジ!
感動を返せ!(笑)
メモを取り出し立ち上がるジュリ。
「どんな方がお好みですか? お料理上手とか、活け花される方とか?」
「いやいや、そんなたいそうなことじゃないんだよ。まず、わしと年が近くて、話がかみ合って、自由でありながら深みがあって」
「可愛いんだけども、ちょっとセクシーな。清純グラマー系ね。
ま、そんな程度でいいんだ♥」
(・・・・・・いねーよ)
ジュリの心の声が聞こえてきそうなこの表情に、視聴者も諦めかけたその瞬間。
やっぱりピンチを救うのは、この人。
「つまり、こういうことですか?」
「同年代で、会話が弾み、自由でありつつ深みもあり、可愛いながらもセクシーな、清純グラマースタイル?!」
なぜかなつかしのウエストサイドストーリーばりの手つきで近寄ってます。(笑)
それにしても、そんな人本当に見つかるのかと思いきや。
いやぁ、ミス・キム、無敵です。
だっていました、この方が。
barマチュピチュのママ、ロサ byはにかみ演技つき。
「血液型は?」
「AB型です」
「完璧です!」
「ご趣味は?」
「サルサを少々」
「ん~~、完璧です! あの、それで、お年は?」
「それは・・・・・・ヒミツです」
・・・・・・この顔。(笑)
「そのうえ神秘的だなんて! 完璧です! パーフェクト!」
知らんわ!!(笑)
かくして取引成立。
店主からのメールに満面の笑みを浮かべるム・ジョンハンの傍を、いつものように定時きっかりに帰るミス・キムが横切っていきます。思わずまたまた追いかけるム・ジョンハン。
一方、悪の軍団と化しているギュジクとファン部長は、また二人で一杯やっています。
今日中に生産工場と仮契約まで結んだ部下をねぎらうファン部長。
この企画が通れば3ヶ月以内の商品をロンチングできると見通しを聞かされ、さらにご機嫌です。
部長の機嫌が良さそうなのを見計らい、さっきの会議室でのジョンハンのことはあまり気にしないで欲しいと笑顔で切り出すチャン・ギュジク。
ああいう性格なのでついつい人をかばいがちだけど、自分がよくよく言い聞かせて育てていくからと言いますが、部長の口からは衝撃的な言葉が飛び出します。
「ジョンハンは地方工場の責任者として送ることにした」
「え?!」
「欠員が一人出たそうだ。あいつはお前と一緒に営業部を引っ張っていくような器じゃない。ヤワすぎる」
「で、でも! 考え直していただくわけには?」
「もう規定路線だ」
ガーーーーン。
シビアですね、ファン部長。
こんな人は本当に普通にいます。
でも実際にはジョンハンのほうが利益を生み出すかもしれないのに。
見る目がない人でもあります。
そんなこととは露知らぬジョンハンは、幸せそうにミス・キムの後ろをこっそりつけて歩いているのですが。
ミス・キムが立ち止まった視線の先に、例の銀行があるのに気づきます。
ベンチに腰掛けるミス・キムに近づき、自分も座るム・ジョンハン。
食堂の店主がロサを気に入ったようで、取引が成立したと報告され、ミス・キムも思わず微笑を浮かべます。
ミス・キムを見つめるム・ジョンハンに、なぜ見つめるのか尋ねるミス・キム。
ジョンハンは「ミス・キムさんは笑うとすごく綺麗ですね。いつも笑えばいいのに」とダイレクトな表現に出ます。
ところがここは、普通の女子ではないミス・キム。
礼を言うどころか、チーム長のように会社でいつでも誰でも笑顔見せていれば、なめられるだけだと返します。
きついことを。(笑)
「すみません」と謝るジョンハンが癪に触ったのか、「チーム長は随分謝らなきゃいけないことが多いんですね」とまたきつい言葉を浴びせるミス・キムなのですが、ジョンハンはむしろその言葉に真顔になってしまいます。
思い出される、ミス・キムに謝るべきこと。
「ミス・キムさん、ここにあった銀行で火事が起きた時、ここにいらしたんですよね?」
「すみません。ロサ社長から聞いたんです。実は僕もここにいたんですよ」
「機動隊だったので。大韓銀行のデモ隊を鎮圧していました」
目を見開いて凝視するミス・キムに、「すみません」と謝るジョンハン。
涙を浮かべながら「なにがです?」と聞き返すミス・キム。
「チーム長がなぜ謝るんですか?」
その問いに、馬鹿正直な本音で答えてしまうジョンハン。
「僕のせいでミス・キムさんが傷ついたような気がして」
言葉を一瞬失うミス・キム、またジョンハンを見据えて続けます。
「それで、スカートやズボンをくれたんですか? 罪悪感から?」
「そ、そんなんじゃありません!」
「あのことでチーム長に同情されるいわれはありません」
「そんなんじゃありません! 同情なんかじゃありません!」
焦るム・ジョンハンですが、形勢は完全に不利。
ミス・キムは完全に怒って立ち上がります。
去っていく背中に、思わず叫ぶジョンハン。
「好きだからです!」
「好きだから、そうしたんです!」
キターッ、いきなり!(笑)
振り返るミス・キムにジョンハンが言葉を続けます。
「ミス・キムさんを見ていると、いつも寂しそうで。それで僕が守ってあげたくなるんです。こういう感情がなんなのかよく分からないけど、同情とは違いますよね?
僕は、ミス・キムさんの手を取ってあげたいんです。好きなんです」
すみませんとまた詫びるジョンハンに、「私もすみません」とミス・キム。
「今日の話は聞かなかったことにします。このことで上司であるチーム長と契約社員の私との間で業務上の支障が出ないようお願いします」
きびすを返すミス・キムの手を、思わずム・ジョンハンがつかみます。
「そういうんじゃなくて! そういう、会社とか上司とかじゃなくて!
個人的に、僕のことどう思っていますか?」
ム・ジョンハンを見つめ「個人的な感情はありません」とキッパリ答えるミス・キム。
「では、また明日お目にかかります」
振られましたね。完全に。
「こんなことでこんなこと言うつもりなかったのに」と髪をかきむしるム・ジョンハンですが。
えーと。シチュエーションの問題ではございません。(笑)
一方。
公園の滑り台に座り込み、部長に言われた言葉を思い出しながら缶ビールを飲んでいるチャン・ギュジク。まるっきり浮かない顔をしています。
そこへ通りがかるム・ジョンハン。
ジョンハンの家の傍だったんですね。
二人は並んで缶ビールを飲み始めるのですが。
なぜこんなに帰りが遅いんだと尋ねられ、会社の前の食堂の店主に安く食材を仕入れるノウハウを聞いてきた帰りだと答えるジョンハン。
部長も単価を下げられると聞けば、考えが変わるのではないかとの言葉に、ギュジクはたまらず切れてしまいます。
「いい加減にしろよ! 駄目だって言われただろ! 部長がやめろって言っただろ!」
「ギュジク?」
「あんな弁当、どうでもいいじゃないか! 誰が作ろうが、俺たちに何の関係がある? やれって言われたとおりにやれよ、頼むから!」
「どうしたんだよ? なにかあったのか?
お前、俺のせいで部長に何か言われたんだな?」
そんなんじゃないんすよねー。
優しい子は想像できる範囲も優しいっす。
ジョンハンの見せる気遣いに、苛立ちに拍車がかかるギュジク。
「うぜえんだよ、お前! なにをそんなにいきがってる? 黙って言われたとおりやりゃいいじゃねーか? 正義感か使命感か知らねえけど、なに一人で偉そうにあんな契約職ごときの肩持ってんだよ?」
「んなことしてやったところで、所詮契約職なんて俺らとは格が違うんだよ!
テキトーに使い倒せばいいんだって!」
「お前、なんでそういうこと言うの? お前だってミス・キムさんにさんざん助けてもらっただろ?」
「助けてもらった? なに言ってんだよ。俺はただ利用してるんだよ!
ああいう連中は、俺たちが利用するだけ利用して、使い捨てればいいんだって!」
さすがに、パンチ、飛びます。
「やっと頭にきたか? このバカヤロウ!」
かくして男二人、殴り合いに突入。
最終回間際にきて、まさかのこの二人、「コニャローコニャロー」の展開です。
でも悲しい。(涙)
間髪いれずに流れた絶妙なBGMにすっかりやられる視聴者です。
殴り合いを終え、砂場に横たわる二人。
「なんだ、もうおしまいか?」
「お前こそ、チャンマッチョなんて言われてる割りに、大したことないな」
会話が既に仲直りムードです。
「お前、キムさんのこと好きなのか?」
「・・・・・・ああ」
「やっぱな。おかしいと思ってたんだよ、一緒に飯食ったの隠したときから」
かすかな笑いを浮かべるジョンハン。
「でも、俺じゃ駄目らしい」
「ギュジク。お前は自分のいきたいように生きろ。
お前がいきたいように生きてくれたらいいと、俺は思ってる。
・・・・・・オイ、なんだよその顔。ハハ、すごいことになってるぞ」
一瞬笑ったジョンハンですが、すぐに明日のプレゼンのことを思い出し、ギュジクのために薬局に行こうと上半身を起こしますが、ギュジクはおぼろな目つきでそれを止めます。
「いいよ。このまま二人で寝転がってようぜ」
青春の一ページのようなひとコマ。
そして翌日。プレゼンの日。
かと思いきや。
そこからさらにまたミス・キムのお店に向かっちゃうギュジク。
「ここをパーマさんの遊び場だとでも思ってるんですか?
しかもそんな顔して」
ミス・キムのネグリジェのような出で立ちがスゴイです。(笑)
「酒を飲みに来ただけだよ。あんたの顔見にきたとでも思ったか?
・・・・・・ジョンハン、地方工場に左遷されるらしい」
「部長が辞令を出すそうだ」
しばし沈黙したミス・キムですが「当然の結果ですね」と冷静に答えます。
「パーマさんに企画案を盗られた時から、予想していたことです」
その言葉に、力なく答えるチャン・ギュジク。
「企画案を盗った? あらゆる資格を持っているアンタみたいな人には分からないだろうが、会社ってもんにくっ付いて行くためには、こんなのなんでもない。自分の椅子を守るために、人の椅子を踏み台に上がって行くのは、当たり前のことなんだよ」
本当にそう思ってそうなギュジクの言葉に、「本当に救いがたい人ですね」と厳しいミス・キム。
「そんな救いがたいパーマさんにも、一つだけいいところがあったのに。
分かります? 自分の仲間だけはきっちり守る、そのセコさ。
その義理堅さだけは認めてあげてたのに、もはやそれすら失くしたんですね」
軽蔑しながらきびすを返したミス・キムですが、やおら振り返り、もう一言付け加えます。
「パーマさん。会社で一番恐ろしいことはね。
自分の椅子を失うことじゃなく、同僚を失うことよ」
ごいーーーん・・・・・・。
ところ変わってジュリの部屋。
まだ暗いうちから鳴り響く携帯電話。
「・・・・・・ミス・キム先輩?!」
ミス・キムはお弁当のおかずの試作品を作るため、ジュリを呼んだのでした。
つくっているのは、「テンジャンシレギ(大根の葉の味噌煮)」。
このおかずは好きなおかずベスト10には入っていないがとするジュリに、巷で売られているものではないので知名度は低いものの、栄養価は申し分ないとミス・キム。
運動不足により便秘がちなサラリーマンにとってもピッタリなおかずだと付け加えます。
こうして出来上がった、テンジャンシレギのお弁当。
喜びのジュリに応じ、らしくないハイタッチもしてみせるミス・キムです。
いい先輩後輩関係になりつつある二人です。
そして。
出社してきたギュジクの机の上におかれたお弁当。
『これが“母さんに優しくしよう”のお弁当です。
作れるものなら作ってみてください!』
蓋を開けると、そこにはテンジャンシレギ。
今は亡き母が作ってくれたテンジャンシレギが大好物だったギュジク。
しばし宙を見つめます。
そして訪れたプレゼンタイム。
絆創膏姿のギュジクに、こんな日に一体どうしたんだと怒る部長。
ギュジクは夢を見てベッドから落ちたと言います。
「もしや、いい夢だったか? うちのプレゼンが勝つ予兆か?」
「豚をつかまえる夢でした」
「そうかーー! お前を信じてるぞ!」
単純にもほどがある部長です。(笑)
そしてジョンハンも、自転車で転んだのだと嘘をついていました。
ふと見ると、こちらにも弁当箱が。
「ミス・キム先輩が今朝作ったんです。“母さんに優しくしよう”のサンプルです」
驚いて見つめるジョンハンに淡々と口を開くミス・キム。
「そのお弁当で収益を出すには、7000ウォンで売る必要があります。そこを5000ウォンにするのが、チーム長の仕事です」
泣かせる展開が繰り広げられる一方で、着々と進んでいるプレゼン。
とうとうギュジクの番が回ってきます。
社長以下役員が全員揃う中、「キング・ママの食卓」のタイトルが紹介されます。
「私たちの“キング・ママの食卓”は、著名な料理家のキング・ママさんを商品のメンター兼モデルとしてお迎えし、韓国人が最も好むおかずベスト10を厳選し、構成した、新しい概念のお弁当ブランドです」
弁舌も滑らかにプレゼンを進めるギュジク。
ファン部長も誇らしげに顔を緩めます。
淀みなく言葉を続けるギュジク。
と思いきや。
「この企画が実現されるのであれば、Yジャン初のお弁当ブランドになる・・・・・・」
と言ったところで突如フリーズしたように押し黙ってしまったギュジク。
資料に視線を落としていた一同が一斉に顔を上げます。
固まったままのギュジクに小声で声をかける部長。
「・・・・・・チャンチーム長!」
なおも固まったままのギュジク。
何かを決意したように顔を上げると、衝撃の言葉を発します。
「申し訳ございません。この企画案は、私のものではありません!」
驚愕する一同にひるまず、さらに衝撃の告白を続けるギュジク。
「この企画案は、マーケティング営業サポート部のム・ジョンハンチーム長と、契約社員チョン・ジュリさんによる企画です!」
おおおおおーーー!
そこまでいうのかーーー!
と視聴者は盛り上がりまくりながら、画面上ではこの絵面。
「ファン部長! どういうことだね、契約社員の企画案とは?」
聞いたとおりだわよ。ドッチボール君。
ファン部長の窮地などお構いなく、頭を下げてなんと会議室から出て行ってしまうギュジク。
「申し訳ございませんでした!」
えらいことになりましたよ。
14話、残り4分切ってるのに、この展開。(笑)
ギュジクがプレゼンの途中で出て行ってしまったことは、瞬く間に同僚たちに広まっていました。
「社長や役員も全員見ている前で、企画書をおいたまま出ていっちゃったんですって!」
こういう情報をいつもいち早く集めてくるのは、契約社員のジランです。
ジランの報告を受け、苛立ちを見せるマッチョ・ク代理。
「こんなことになるくらいだったら、初めからサポート部の企画書を横取りしたりしなきゃいいのに。わざわざ社長の前でこんなことするなんて、チャンチーム長らしくないったら」
「でも、これからチーム長、どうなっちゃうんだ?」
ミングの言葉に、思わず受話器をとるビンナ。
受話器をとっていたのは、ジョンハンも同じでした。
かけてもかけても繋がらない友への電話。
ギュジクは仕事を投げ出したりする人間ではないのにと案ずるコ課長に、草食ギョンウも同意します。
「じゃあ、お弁当企画案はどうなるんですか?」
ギョンウが心配げにジョンハンを見上げたその時、ファン部長が駆け込んできて・・・・・・。
そして。
一人、洋酒をあおっているギュジク。
ビンナからの着信にも、静かに一瞥をくれるだけのギュジクです。
なぜなら。
ギュジクの会いたい人は、この人だから。
一瞬驚きながらも、無視して通り過ぎようとするミス・キム。
ギュジクがその前に立ちふさがります。
「俺がプレゼン途中で止めたの、聞いただろ?」
「・・・・・・で? 私に褒めて貰おうとでも思って、ここへ?」
「褒めてくれっていったら、褒めてくれんのか?」
その言葉を鼻で笑うミス・キム。
「“カッコイイ”はパーマさんの管轄じゃありません。今すぐにでも部長のところに行って、ひざまずくなり拝み倒すなり、事態を収拾することです」
冷たく通り過ぎようとするミス・キムに、またしても立ちふさがるギュジク。
「キムさん。今日じゃないと言えない気がして、来たんだ」
何事かといぶかしむミス・キムに繰り出した言葉。
「キムさん。俺の正社員になれ」
意味不明すぎて呆れるミス・キム。
「いきなりなんのことか分かりませんけど、正社員になる話は前に断ったはずです。そういう話はアンマネージャーとしてください」
今度こそ行こうとするミス・キムの腕を取り、思いっきり引き戻すチャン・ギュジク。
「そんな話じゃないだろ!」
「俺に永久就職しろ、キム・ジョムスンさん。
俺は・・・・・・あんたが、好きなんだよ!」
・・・・・・?!
突然の告白に驚愕するミス・キムと、なぜか鬼気迫るギュジクの顔で、ラスト。
・・・・・・まあ、視聴者はみんな知ってましたけどね。
ミス・キムのことが好きなのは。(笑)
って、えーーーーー!
なんすか、「俺の正社員になれ!」って!
ありえーーーん!(笑)
ここはですね。
最初の台詞も後の台詞も、どちらも韓国語では同じで、「俺の正社員になれ/내 정규직 해라/ネ ギョンギュジク ヘラ」と言っているのですが、おそらく、というか間違いなく、「俺に永久就職しろ」というプロポーズ文句をこう表現しているので、後者のほうでは馴染みある表現で訳してみました。(って、馴染みもないですが)
つか、寒いわ!!!(笑)
この表現、きょうびの若人も使ってるんでしょうか?
あまりのレトロ表現ぶりに、ちょっと自分で訳して目眩感じてしまいました。(笑)
いやー、盛りだくさんだった14話。
話が3話分くらいあった気がしますが、最後はしっかりまとめてくれました。
残り2話ですが、しっかり見せ場を作ってくれますよね。
食堂の店主が仕入先を紹介する条件として、欠食児童に毎月お弁当を寄付することを挙げるシーンが盛り込まれていましたが、こういう差し挟み方を見るにつけ、このドラマを見続けて本当によかったと思います。このドラマの制作チームも、大好きです。
いよいよ残り2回となった『職場の神』。
これまでのミス・キムのキャラからして、ここからギュジクとラブが盛り上がるとはなかなか予想しがたいところですが、有終の美がどう飾られるかを占うのは、やはり最終回直前回ですよね。
次回15話もしっかり書いてまいりますので、どうぞお楽しみに。
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