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23 2013年12月
みなさま、こんにちは。
今年最後の連休も最終日。
これを過ぎると、いよいよ「年末来たる」の感が強くなりますね。
今年観た映画のまとめも終わらぬうちに、あれですが。
今日は現在韓国で公開中のソン・ガンホさん主演映画『변호인 弁護人』のご紹介を。
『スノーピアサー』、『観相』立て続け大ヒットの興奮も覚めやらぬうちに、またやってくれそうです、ソン・ガンホさん。
今度は実在の人物と事件を扱った映画『변호인 弁護人』(邦題仮)。
主なキャストはソン・ガンホさん、キム・ヨンエさん、オ・ダルスさん、ZE:Aのイム・シワンさん、クァク・トンウォンさん。
キャストもご覧のとおりの素晴らしさなのですが、なんと言ってもこの映画は故ノ・ムヒョン前大統領をモチーフにしている点で、多くの人たちにとって特別な映画となっています。
ノ・ムヒョン大統領がもうこの世にいないという事実を思い出しただけで泣けてくる人は無数にいて、私もそのうちの一人ですが、1981年軍事独裁下の釜山で起きた「釜林(プリム)事件」を題材にしたこの映画が公開から4日にして150万人の観客動員を記録していることに、映画の出来栄え以上の意味を分析しないわけにはいきません。
怒ってるんですよね、みんな。
「軍事独裁に後戻りか!」みたいな、ノ・ムヒョン大統領以降の前政権と現大統領に。
この映画、上記のポスターにもあるように、当初公開予定日は12月18日となっていたのですが、やってくれました。急遽19日に変更。
12月19日といえば、去年投票に行った韓国人なら忘れることのできない、韓国大統領選挙のあった日です。
ああ、思い出すだにブルー。
その日にぶつけてくれたんですから、心踊らないはずがありません。(笑)
「あなたの大切なお金を守ります」
金も後ろ盾も学歴も無い税務弁護士、ソン・ウソク
ソン・ガンホ
「うちの弁護士さん・・・。本当にありがとう」
ソン弁護士行きつけクッパ屋の主人
キム・ヨンエ
「うまくいけば全国区の弁護士として有名になれるぞ」
ソン弁護士の頼れる右腕かつ事務長
オ・ダルス
「考えてみろ。あんたにできる“愛国”がなんなのか」
事件の担当刑事
クァク・トンウォン
「お前、稼ぎがよくて退屈でもしてたか?」
ソン弁護士と同じ高校出身で社会部の記者
イ・ソンミン
「おじさん・・・。僕は何も悪いことしてません」
ソン弁護士の人生を変えたクッパ屋の息子
イム・シワン
独裁者が一方的に市民に「共産主義者」のレッテルを貼りさえすれば、人々を恐怖で支配し、弾圧し放題だったかつての韓国。
プリム事件もあまたの不条理なねつ造事件のひとつですが、不当逮捕で拷問を受けた青年に接見して義憤に駆られ、事件を担当することになったのがノ・ムヒョン弁護士(当時)でした。
ノ・ムヒョン弁護士と同じ事務所で人権弁護士として働いていたのが、去年大統領候補として選挙を争ったムン・ジェインさんなので、いやが応にも色々オーバーラップするというものです。
イヤー、早く見たい!
はやる気持ちを抑えつつ、予告編のご紹介。
ここで食い逃げした者です。7年前。
あの司法試験の勉強してたおじさん!
受かったのかい?
はい。今は弁護士になりました。
ほら、あのソンなんとかっていうやつ。テジョン(大田)から来たやつの話聞いたか?
ナイトクラブの客引きみたいに名刺を配って歩いてるそうだが。
なに人の店の前でチラシ配ってんだよ!
私弁護士です、弁護士
弁護士 ソン・ウソク
弁護士のソン・ウソクと言います
ところで先輩。僕、文無しなんです。金貸してくださいよ。
金無く
まったくアホなことを
後ろ盾無く
大学はどこを出たの?
大学も何も、高卒らしいぞ
学歴も無く
金でも稼ごうかと
僕は俗物の税務専門弁護士ですからね
お金が大好きな弁護士
あなたの大切なお金を守ります
税金専門弁護士のソン・ウソクが
かっこいいね!
事情によりしばらく休みます
ジヌ、この傷はどうした?
2013年12月
こんなことするなんて!
こんなこと、あっちゃ駄目でしょ?
ソン弁護士の特別な物語が始まります
やります
弁護人、引き受けます
弁護人
12月封切り
もうひとつ。
こちらがメインの予告編です。
ソウル大、延世大、高麗大は、私みたいな商業高校の高卒なんて相手にしやしない
俺は歯を食いしばって実力で踏ん張ってるんだよ
金無く後ろ盾無く学歴も無いが
私、必殺アイテムがひとつあるんですよ
税金のほうはどうですか?
税金?
あなたの大切なお金を守ります
税金専門弁護士のソン・ウソクが
かっこいいね!
稼ぎのいい弁護士 ソン・ウソク
事情によりしばらく休みます
あんた、弁護士だったよね?
弁護士先生、ちょっと助けておくれ
こんなことするなんて!
こんなこと、あっちゃ駄目でしょ?
やります
弁護人、引き受けます
言います、僕が弁護人を引き受けるって
今日限りでソン弁護士は、自分の安楽な人生を自ら捨てるんだぞ
ソン弁護士の人生を根こそぎ変えてしまった
諦めません
絶対に諦めません
5回の公判が始まる!
少なくともジヌは無罪だと信じています
無罪なら無罪判決を出させないと
それが私の仕事です
大韓民国の主権は国民にあり
すべての権力は国民から生み出されるんだ
国家とは、国民なんです!
弁護人
12月封切り
いやーー。
予告見ただけで涙きちゃいます。
これはやばいのが始まりました。
日本ではご存知の方は少ないでしょうが、予告編にもあるとおりノ・ムヒョン大統領は最終学歴高卒で弁護士になった方でした。経済事情から大学に進学できなかったのだそうです。
誰もが身を縮めていた恐怖政治の時代に、知ってしまった不正義に目をそむけられず人権弁護士の道を選び、のちに大統領にまでなった方。
そんな誇らしい方を失った悲しみが、映画を観たらみたで、またぶり返しそうではあります。
ちなみにソン・ガンホさん。
この映画でもその演技力が高く評価されているのですが、『弁護人』が観客動員150万人を突破したのを受けて、韓国初の「年間観客動員数2000万超え俳優」となられたそうです。
すんごいですよね。(笑)
ソン・ガンホさんクラスになると、ギャラとか度外視で仕事選んでそうですよね。いえ、なんとなくですが。
ソン・ガンホさんをキャスティングしたい監督さんが、それこそ山ほどいそうです。
早いところ見に行きたいのですが、最大の問題はあれですね。
寒さ。
日程問題もさることながら、極寒のソウル。
って、ここまで持ち上げといてそんな理由か!って感じですが。(笑)
ロングランにロングランを重ねて、どうか春まで上映してくれますように。
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12 Responses for "映画『弁護人』 予告編など | ソン・ガンホ シワン出演"
香夏さま
お久しぶりです。
え?もう今年が終わり?という驚愕に打ちのめされております。
ついこの前まで、ガリガリ君の通年タダ券落ちてないかなーと妄想していたはずなのに。
この映画……見たいではありませんか。ご紹介ありがとうございます!
って、日本公開されるのかって話がまず先ですけれど。
製作陣はDデーをあえて選んだのでしょうか。
“リメンバー・12.19”的に。ケンカ売ってますね。笑。
売っちゃえ、売っちゃえと、外野からも応援ヤジを飛ばさせていただきます。
無責任なヤジですみません。
書かれていた故ノ・ムヒョン氏のお話は日本の新聞でも目にしたことがあります。
ガッツリ学生運動したなんていう経歴ではなく、苦学して弁護士になり、
弁護士としての仕事を通じて、国のいろんな問題に目を向けるようになった……という経歴だと。
当時、自分自身が仕事を始めたばかりで、社会の壁ってやつにゴツゴツぶつかっては砕け散り、
スジだとか思いを守るのって、学生時代より社会に出てからの方が、何倍も大変だと実感していた頃だったので、
弁護士として社会に踏み出してから世の中の現実に立ち向かい始めたっていう部分が、
“へぇ、韓国の大統領選にこんな方が出るのかー”とツボに来たものでした。
そして、バリバリの軍人上がりからバリバリの民主化運動経験者という大統領が続いていたこともあり、
一市民の中から大統領候補が出たんだなという、時代が変わった的イメージも。
政治家としての実績は良し悪し、清濁があるでしょうが、自殺されたことや記憶の後付け美化を差し引いても、少なくとも人々に憎まれた政治家ではなかったようにお見受けします。
任期末期にレームダックになり、満了するや否や前大統領や周辺を不正で執拗に追及するっていうのは、
きっと韓国の大統領制の大きな課題なのでしょうね。
もちろん不正はダメだし、現職大統領でも元大統領でも追及されるべきですが、
現状は、“権力者といえど不正は不正”という公平さではなく、
政治のために司法を悪用する一番質の悪いパターンの繰り返しと映ります。
穿った見方ですが、ノ・ムヒョン氏の場合は、次の大統領が“アレ”だったせいか、
余計に嫌らしい追及のされ方だったように感じてしまいました。
それにしても、“アレ”といい“コレ”といい、
ここ2代は、大統領としての知恵も品も度量も人々への愛情も、はた目にはほっとんど伝わってこないのですが、
韓国の方々、中でも彼らに投票した方々はどう感じられているのでしょう??
アレ氏もコレ氏も、この映画をご覧になるのでしょうか……。
でも、彼らのようなタイプは、見ても自省しなさそうです。笑。
しまうまさま
こんにちは。
コメントどうもありがとうございます。
またしても爆笑しながら読ませて頂きました。(*^_^*)
前回の“アレ”に現在の“コレ”。大爆笑です。拝借させていただいてもよろしいですか?(笑)
しまうまさまのコメントがツボ過ぎて、なにから書いていいのやらという感じですが。
“アレ”とか“コレ”を選んでいる有権者って、物心ついた時からそっち系の人を選ぶのが当たり前の家庭環境に育っていて、お正月には初詣、クリスマスにはケーキ、みたいなノリで、選挙も投票していますね。
そして対立候補やその支持者を見ると、とりあえずアカだのアオだのキイロだのとレッテルを貼り。
故金大中前大統領なんてむしろ共産主義が大嫌いで知られた人なのに、いまだにそんなふうに言う人いるので驚いちゃいます。怖い人がレッテル貼るとオートマティックに従っちゃうんでしょうね。
それだけ韓国のレッドコンプレックスが根深いと書けばそれっぽい体裁になりますが、私はそんな大そうなものですらない、単なる「我が家の習慣」なんだろうなぁと思っています。
それでも前回の“アレ”を選んだ人たちが「選んだこの指を切り落としたい」と言ってるんですから、どんだけ嫌われたんだっていう。(笑)
狂牛病問題で就任早々ろうそくデモの洗礼を受けた前回の“アレ”が、早々に政府への批判封じ込め作戦に出て、局員たち総出の猛抗議など意にも介さずKBS、MBC、YTNをすべて天下り社長に挿げ替えたおかげで、現状まるで女王を扱うかのようなニュースが踊る日々。と書くとブルー極まりないのですが、そんな時こそ磨かれるのが、市民の風刺力。最近人々は말이 안통하네뜨なんてあだ名をつけて、せめてもの溜飲を下げています。(마리 앙투아네트 Marie Antoinetteをもじって。笑)
メディアを支配して、職権を濫用し、強権を振りかざしても、彼らはこんな映画は作ってもらえないでしょうね。仮に誰かが作ったとしても、見たい人がどれだけいるやら。
しかしこの映画、さすがのソン・ガンホでも、日本公開はどうなんでしょうね?
私もないのかなぁ~と思いながら。(笑)
でもあるといいですよね。
映画の出来自体がとてもいいと評判なので、私も早くみたいです。
ありがとうございました。(^_^)
白香夏さま
こんにちは!
「弁護人」すごく気になっていました!詳しいご紹介ありがとうございます。
私、最近になって韓国の現代史に興味があります。
特に戦後の軍事政権あたりから金大中大統領誕生の頃が興味深い!
大統領が退任後に囚人服着て裁判受けてるニュースとか強烈な印象で
子供心に覚えているのですが。。
韓国のこと全然分からないなーって「応答せよ1994」見て改めて。
私が大学生の頃はバブルがはじけた後なので就職難なども経験してまして
「応答せよ」は思いきり同世代のお話で、後半は特に共感多し。
ってドラマの話になっていますが笑
これを機に勉強しよう!
ガンホ兄さんの「弁護人」、日本公開は無理そうですかね~。
共演者達もすごいメンツですよね!!!
特にイ・ソンミンさん、クァク・トンウォンさん、大好きなんですよ~(>_<)
日本では公開に至らないだろう(韓国では大ヒットですがw)的な映画を観に、
足繁く渡韓したいものです。そんな夢を叶えるため2014年も頑張る!、という
誓いを立てたChristmas day in the U.Sです笑。
ナオさま
こんにちは。
コメントどうもありがとうございます。
さすが!『弁護人』のこともチェック済みでいらっしゃったのですね。(*^_^*)
仰っている囚人服姿というのは、金大中前大統領の若かりし頃のことでしょうか。
本当にあの方は、軍事クーデターという不法な形で権力の座に着いた朴正煕の強力な政敵だったために何度も何度も命を狙われ、東京になかば亡命のような形で滞在している最中に拉致され瀕死の状態で韓国自宅前で発見されたり、光州事件の時は首謀者として死刑判決が下ったり。囚人服姿の映像や写真は光州事件の不当裁判の時のものがよく使われますが、その時は日本でも良心的な人々が大きく声を上げ、死刑反対など様々な形で訴えてくれました。
2000年代に入って阪本順二監督が『KT』という映画で「金大中事件」を扱っていますが、色々と日本とは浅からぬ関係の方でした。
もし1995年の『モレシゲ(砂時計)』というドラマをまだご覧になったことがなければ、いつかご覧になってみてください。時代で言うと70年代前半から87年までを描いています。ドラマがあまりにリアルで、つらすぎて見れないという韓国人も多いのですが、韓国現代史のテキストとしても秀逸な作品なので。ほとんど台詞のない俳優デビューのイ・ジョンジェさんがかなりステキで、みんな参っていました。もっとも私は主役のチェ・ミンス派でしたが。(笑)
この映画もほんとに日本にも入ってきて欲しいんですけどね。
ソン・ガンホさんの作品はほとんど入ってきてるので、これだけ抜くなんていうことは是非しないで頂きたいと思っておりますが。
韓国ではクリスマスの24日と25日の二日だけでなんと108万人も観客が押し寄せ(!!)、公開から7日で300万人突破と、ちょっと笑っちゃう事態になっています。(笑)
早くみたいですね。
ありがとうございました。(^_^)
おふたりのコメントを読んで、なるほどなぁ~、おもしろいなぁと思いました。
わたしは韓国の文化などに興味があるので政治的なお話はあまりわからないのですが
(日本で報道されている記事をちらりと読む程度です)どのお国でも矛盾やら歪みがありますよね。
ただこのような後ろにある説明なども解かれば映画やドラマもほんとに楽しめますよね。
そういう部分を教えてくださってありがとうございました。面白かったです。(^O^)
かうさま
こんにちは。
コメントどうもありがとうございます。(*^_^*)
面白く読んでいただけて、なによりです。
今は日本でもたくさんの日本語による韓国ニュースが日々入ってくるようになりましたが、正直ろくでもない情報も多いんですよね。^^;
日本もどんどんマスメディアの情報の質が低下しているので、本当にどうしたものやら・・・。
なんて急に嘆いてすみません。(笑)
ありがとうございました。(^_^)
香夏さま
とっても興味津々なお返事をありがとうございました。
拝読しながらしみじみモードに突入しておりました。
が○、マリーアントワネットで吹き出しました。
命名者の素敵センスにハートは瞬殺されました。
“コレ”女史ったら、まったくお話が全然通じない臭いがプンプンします。
牛耳ったテレビで女王様風の映像なんて……ウケ狙いの一人ベルばら?
マリーアントワネットが悪評通りの人物だったとして、そんなマリーさんの方がうんとマシなんじゃないかと思わせる女史の力量。
ある意味、たいしたものですよね。
“あなたの意見に私は反対だけど、あなたの意見を私は命をかけて守ります”という有名な民主主義スピリットの格言を、
うなされるほど耳元でリピートして差し上げたいものです。
みんちゅちゅぎってねーと、赤ちゃん言葉で始めなきゃいけないレベルなのではと、強く懸念されますが。
自分が投票するんだったらって考えてみると、“アレ”に入れた心理というのは、共感はできないものの、分からなくはないんです。
確か、ぱっと見は韓国版アメリカンドリーム体現者みたいな経歴でしたよね。
選挙のタイミング次第では、“党に対してはアンチでも、アレ個人にはうっかり期待しちゃって投票”なんてことも、あり得そうなタイプだなあと。
うっかり期待は単なる幻想だったという、洒落にならないオチまでつけた男だったようですが。
でも、アレの大惨事のあとに、よりによってコレって選択は、“分からなくはない”の旗おろします。
すみません。全然、さっぱり、永遠にわかんないです。(断言)
それにしても女史はいったい何のために、誰のために大統領になりたかったんでしょうか……。
なんて、何のためとか誰のためとか言い出すと、海の向こうの超マリー(註:マリー超えレベル)まで見渡さなくても、
足元のそこここにウジャウジャいるじゃないかと、うすら寒い現実にぶち当たりました。
だからこそ弁護士を日本でも公開を!!
訳のわからない要求を叫んでしまいました。
ところで、モレシゲはしまうまアーカイブでも殿堂入りの名作です。
一人ハードボイルドなジェヒも勿論カッコよかったですが、生々しく時代に翻弄されたり、選択を誤ったり、そんな自分に葛藤したりしている主役三人に、頭痛くなるくらい泣かされました。
最後の最後、遺灰をまきながら未来に願いを託すかのようなナレーションが、またヤバすぎました。
どうしましょう。また見たくなってきました。
明日TSUTAYAに寄っている自分が見えます。
亡くなられた監督さんが、本当に惜しまれます……涙涙。
しまうまさま
こんにちは。
コメントどうもありがとうございます。(*^_^*)
ウケます、一人ベルバラ~~~。(笑)
でもほんとにそんな感じ!
イギリス外遊の際、英国女王と馬車に同乗したのですが、も~、その時の絵面を思い出してしまいました。
「おとぎばなしから飛び出したような馬車に乗って」とか報道してるんですから、大真面目にニュースが。ギャグにも程があります。外遊先で外国語でスピーチしたことと華麗な衣装を着用していたことへの“賞賛”「しか」報道がないって、どんだけですかっていう。(笑)
しかしほんとにしまうまさまが仰るとおり、前回の“アレ”への投票行動に関しては、無党派層も勘違いの期待をかけて投票してるんですよねぇ。投票率自体は過去最低の63%でしたが、次点の野党候補のダブルスコアに近い得票率でしたので。
2期連続10年間民主的な政府が治めたので、韓国の民主主義はもう揺るがないだろうと正直みんな思っていたんですよね。油断してたんだと思います。投票率の低さも、韓国的文脈で観れば油断の表れなんですよね。油断というか、お腹一杯というか、もう韓国は大丈夫だろうみたいな空気は、ありました。まさか“アレ”を選んでももうそんなに酷いことにはならないだろう、ワイは銭が欲しいんや、的な。(ってなにこの語調?すみません。笑)
思想信条がどうしたとかいう話でもないんですよね、前回のアレは。そんなレベルにはいなくて、ブラック企業の強欲ワンマン社長が着いてはいけない座に着いちゃった、みたいな感じだと私は思っています。
“アレ”があまりに酷かったので、現職はちょっとはマシか最低限現状維持だろうと、人々は慰めあって過ごしてきましたが、1年たって今みんなが感じてるのは、「・・・もっとひどい?」(苦笑)
たくさんの人たちがこの映画を観に劇場に足を運ぶのは、ソン・ガンホだから観たい、ZE:Aのシワンが大好き、というのもありつつ(笑)、やっぱり今こそこういう物語を人々が求めていることの表れなんですよね。
ただ、現職がそうした民の気持ちを読み取れる能力を持っているとは到底期待できないところが、残念です。(^_^;)
モレシゲは本当に名作ですよね~。
あんなに名作なのに、途中役者さんのダブルキャストやら(ある時はやくざ役、またある時はカジノの客、的な)、全然日本語が喋れない日本人役やら、オイッ!って突っ込みたくなるような緩さもあったりして。1995年ならではですよね。
私はモレシゲのDVDボックスが韓国で発売されて割りとすぐ買ったのですが、今はもう売られていないみたいです。
ってことは、私が持っているのは・・・プレミア?!
いえ、いまさら売り飛ばして小銭稼ごうなんてことは、断じて。ネバーネバー。(笑)
テレビでモレシゲをみて光州事件を初めて知ったというソウルの韓国人も結構いたりして、15年もの年月を経て遅まきながらみんなが駄々怒りになったわけですが、韓国のクリエイターにはそういう気合と底力があっていいなぁ、と常日頃思っています。文化の力で描いてみせるという。モレシゲしかり、この『弁護人』もそういう映画だと思います。
ありがとうございました。(^_^)
白香夏さま
こんにちは!
興味深いお話をありがとうございます!食い入るように拝読いたしました。
私が記憶している囚人服姿の大統領は金大中さんではなく、その前の方?
うっすらな記憶ですが、金大中さんではなかったですね。
金大中さんが亡くなられた時、KBS Worldでだったか出棺されて国会議事堂や
ご自宅の辺りなど、縁の深い場所を廻っているのをライブ中継していたニュースを
見ました。日本でも各紙でクローズアップされていて、何度も命を狙われるとか
拉致された(現場は日本!)など読みましたが。。映画の話のような本当の話に
驚愕でした。壮絶な人生を歩まれた方だったんですねぇ。。
教えて頂いた「JK」「砂時計」近いうちに必ず観たいと思います!
「砂時計」はコ・ヒョンジョンさんが出演していたのを知っていたくらいでして、
実際にはまだ見ていないのです。
70年代前半~80年代後半にかけての韓国がどんな国であったか、
まずはドラマを通して近づいてみたいですね。
そして必ずや「弁護人」も観たいと思います!
ナオさま
こんにちは。
コメントどうもありがとうございます。(*^_^*)
そうですか、別の人ですか。
金大中元大統領の前の人は、子どもの頃の記憶という点では合わないかもしれませんが、確かに元大統領職にいたのが二人、光州事件での虐殺の罪に問われていますので、彼らかもしれませんね。実は彼らを裁くきっかけも、『砂時計』だったんですよね。ようやく94年から軍人ではない人が大統領になり、『砂時計』のようなドラマも制作できるようになったんです。みんながドラマを通じて80年に光州でなにがあったのかを知ることが出来るようになった経緯があるので、怒りも大きかったのを覚えています。
って、すみません!気づけば話のメインが光州事件と『砂時計』になってますね。(笑)
暗いのが無理な方にはお勧めしづらいドラマですが(私も暗いのは苦手なんですが。^^;)、実はすっごく面白い(愉快という意味ではなく)青春群像劇なんです。時代背景の暗さは、事実として受け止めつつ・・・。(笑)
『弁護人』にも出ているキム・ヨンエさんも、主人公の母親役で出てらっしゃるんですよ。すーごく美しかったです。
全然話変わりますが、チョ・ジョンソクさん、台湾観光庁の広報大使だそうで、台湾の女子と「あいのり」的雰囲気でなにやらネット上でイベントをやっているらしく。韓国のポータルサイトでポップアップが出るたびに「あの女子、誰?!」となっている人がたくさんいそうです。(いえ、それは私です。笑)
ガンホ兄さんのあとは、うちのジョンソクさんも大ヒット、続いて欲しいですね。
とはいえこちらは、ヒョンビンさんのファンがものっ凄い勢いできそうですが。(^_^)
ありがとうございました。
白香夏さま
こんにちは!何度も登場ですみませんっ(>_<)
そうです!囚人服で裁判受けてた元大統領はその二人です!
Wikiしてきました笑 チョン・ドゥファン氏とノ・テウ氏です。
ノ・テウ氏の時の方が絵的に鮮明でして、そりゃあ中高生だもの、もう子供ではありませんね笑 失礼いたしました!
そんなことより!
ジョンソクさんが台湾観光庁の広報大使とは存じておりましたが、台湾女子と
「あいのり」的雰囲気およびポータルサイトのポップアップは初耳です!
いちいちポップアップされるとその度にジェラス!ですから見に行きません!
なんだよ、それですね。ゴメンね、ジョンソクさん。
ガンホ兄さんに続いて、うちのジョンソクさんも大ヒット飛ばしてほしいです~。
ヒョンビンさんの人気っぷりとは別にして。ハイ。
ナオさま
こんにちは。
コメントどうもありがとうございます。(*^_^*)
そうなんですよー、ポップアップ。
見るたびに「!!」となるので、私も深追いしない方向で流していました。だってほんとに「あいのり」的雰囲気なんですもの。(笑)
チョ・ジョンソクさん、ソン・ガンホさんのことが大好きでいつもメールしているそうなので、きっと『弁護人』の大ヒットを見ながら「次は俺も!」と気合い入れてますよね。
弟分として是非またいい演技を見せて欲しいです。
来年もジョンソクさんの活躍、楽しみですね!
私も気づいたらとうとうファンミ的な集いに行っちゃってるんじゃないかと思うと、おそろしいです。だけど振り切れない彼の魅力。
って話が完全にうちのジョンソクさんのことになってますが。(笑)
ありがとうございました。(^^)
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