みなさま、こんにちは。

窓の外には雨音が聞こえています。
天気は肌寒く、為政者の独断にも背筋の凍る2014年下半期の幕明けとなってしまいましたが、黒い吐息が出てきてしまいそうな私の心を朝から癒してくれた話題の出来事を今日はご紹介します。
昨日、ソウルの地下鉄に現れた謎のストリート・ミュージシャンについて。

 

以前ならこういうことは、偶然そこに居合わせた人たちだけが共有できる特別なものでしたが、今はSNS時代。
どこかで起きた誰かの小さな出来事が、すぐに人々に伝わるようになりましたよね。どうせなら、心温まる出来事が広まって欲しいですが、今回はそんな癒される出来事です。

話題の主はこのかた。

 


140702@kyodae
 

 

昨日、ソウルメトロのキョデ駅ホームにギターを手に現れたドレッドヘアの外国人男性。
プロ顔負け、というか「プロでしょ?!」の演奏と歌声で、一瞬にして駅のホームをさながらライブハウスに変えてしまいます。
彼のことが紹介された元記事はコチラ

「謎のストリートミュージシャン」とでも呼ぶべき彼について、偶然そこに居合わせた人が動画を撮影し、自らのフェイスブックページにアップしたのを元に、出典記事は構成されています。

彼が歌ったのは90年代後半から2000年代初旬にかけて活躍した人気アイドルグループ、god(ジーオーディー)が2000年発表した3枚目のアルバムに収められている曲“촛불 하나 One Candle”。
日本語だと「ろうそく一つ」ですね。ってまんまですが。

ご覧いただければ分かるのですが、この彼がまた、韓国語のラップを見事に歌う、歌う。
韓国語のウマさに初めこそ意表を付かれて笑ってしまうギャラリーですが、あっという間に引き込まれていく様子が動画から伝わってきます。
これだけでも驚きなのに、終盤レゲエのリズムでスローテンポにしたり、“Come on!!”と要所要所観客(?)を誘い、最終的には変調後、“다 같이!/タガッチ!/みんな一緒に!”の大団円。
ほんとに見事な手腕です。(笑)

でもごめんなさい。

気づいていますよ。ええ。

どーかんがえても・・・・・・god再結成のプロモですよね?!(笑)

まー、普通に考えてこのタイミング。godが再結成し9年ぶりに8枚目のアルバムをリリースする直前に起きたこの「ハプニング」。
偶然にしては出来すぎってもんですよ、社長。(って誰?)

でもいいんです。

だってもう、私感動しちゃったんです。(笑)

そんなわけで、載せますね。
you tubeにも早々とアップされていた動画より。

 

촛불 하나 One Candle

(세상엔 우리들보다 가지지 못한 어려운 친구들이 많습니다.
지금도 힘들어하고 있을 그 친구들을 위해 이 노래를 부릅니다.
힘내라 얘들아!)

왜 이렇게 사는 게 힘들기만 한지
누가 인생이 아름답다고 말한 건지
태어났을 때부터 삶이 내게 준 건
끝없이 이겨내야 했던 고난들뿐인걸
그럴 때마다 나는 거울 속에 나에게 물어봤지
뭘 잘 못했지 도대체 내가 뭘 잘 못했길래 내게만 이래
달라질 것 같지 않아 내일 또 모레

하지만 그러면 안돼 주저 앉으면 안돼
세상이 주는 대로 그저 주어진 대로
이렇게 불공평한 세상이 주는대로
그저 받기만 하면 모든 것은 그대로
싸울 텐가 포기할 텐가 주어진 운명에 굴복하고 말 텐가
세상 앞에 고개 숙이지 마라 기 죽지 마라
그리고 우릴 봐라

지치고 힘들땐 내게 기대
언제나 니 곁에 서 있을께
혼자라는 생각이 들지 않게 내가 너의 손 잡아줄께

너무 어두워 길이 보이지 않아
내게 있는 건 성냥 하나와 촛불 하나
이 작은 촛불 하나 가지고 무얼 하나
촛불 하나 켠다고 어둠이 달아나나
저 멀리 보이는 화려한 불빛
어둠 속에서 발버둥치는 나의 이 몸짓
불빛을 향해서 저 빛을 향해서
날고 싶어도 날 수 없는 나의 날개짓

하지만 그렇지 않아
작은 촛불 하나 켜보면 달라지는게 너무나도 많아
아무 것도 없다고 믿었던 내 주위엔
또 다른 초 하나가 놓여져 있었기에
불을 밝히니 촛불이 두 개가 되고 그 불빛으로 다른 초를 또 찾고
세 개가 되고 네 개가 되고 어둠은 사라져가고

지치고 힘들 땐 내게 기대 언제나 니 곁에 서 있을께
혼자라는 생각이 들지 않게 내가 너의 손 잡아줄께

기억하니 아버님 없이 마침내 우리는 해냈어
그건 바로 나의 어릴적 얘기였어 사실이었어
참 힘들었어 하지만 거기서 난 포기하지 않았어
꿈을 잃지 않고 용기를 잃지않고 계속 노력하다 보니
결국 여기까지 왔고 이젠 너희들에게 말을 해주고 싶어
너희도 할 수 있어

지치고 힘들 땐 내게 기대 언제나 니 곁에 서 있을께
혼자라는 생각이 들지 않게 내가 너의 손 잡아줄께

 

(世の中には僕らより恵まれず苦しんでる人がたくさんいます
今も苦しみの中にいるであろう彼らのために この歌を歌います
元気出せ、みんな!)

生きるってどうしてこんなにつらいことばかりなんだろう
人生は美しいなんて言ったのは誰なんだ
生まれてこのかた人生が僕に与えたのは
耐え続けなければならない困難だけなのに
そういう時 いつも僕は鏡の中の自分に問いかけた
なにをした? 僕が一体なにをしたからってこんな仕打ちばかり受ける?
変わるとは思えないよ 明日も あさっても

でもそれじゃ駄目だよ うずくまってちゃ駄目だ
世の中に定められたとおり ただ与えられるがままに
こんなに不公平な世の中に従っていたら 何も変わらないんだよ
闘う? それとも諦める? 与えられた運命に屈するのか?
世界を前にしてうなだれるな 怖気づくな
そして僕たちを見るんだ

疲れてつらい時は 僕にもたれればいい
いつだって君の隣りにいるからさ
独りだなんて思わないように 僕が君の手をとってあげる

あまりに暗すぎて道が見えない
僕にあるのはマッチと一本のろうそくだけ
こんなちっぽけなろうそく一つで何ができるって言うんだ
ろうそく一本つけたくらいで暗闇が逃げだすとでも?
向こうに見えるまばゆい光
暗闇の中でもがいている僕の体
光に向かって あの光に向かって
飛んでいきたいのに飛べない僕の翼

でもそうじゃない
小さなろうそくを一つ灯すだけでも 変わるものはたくさんあるんだよ
何もないとばかり思えた自分の周りに もう一つ別のろうそくがあって
それを灯すとろうそくは二つになり その光でまたろうそくを見つけ
三つとなり四つとなって暗闇が消えていくんだ

疲れてつらい時は 僕にもたれればいい
いつだって君の隣りにいるからさ
独りだなんて思わないように 僕が君の手をとってあげる

覚えてる? 父さんがいなくても僕たちはやりおおせたって
あれぞまさに僕の子どもの頃の話 ほんとの話なんだよ
すごくつらかったよ でも僕は諦めなかった
夢を失わず勇気を失わずに努力し続けたら
結局ここまでこれた だから今度は君らに言ってあげたい
君たちもやれるよ

疲れてつらい時は 僕にもたれればいい
いつだって君の隣りにいるからさ
独りだなんて思わないように 僕が君の手をとってあげる

(セサンエン ウリドゥポダ カジジ モタン オリョウン チングドゥリ マンスニダ。チグド ヒドゥロハゴ イッス ク チングドゥル ウィヘ イ ノレル プルニダ。
ネラ エドゥラ!)

ウェ イロッケ サヌンゲ ヒドゥギマン ハンジ
ヌガ インセンイ アルタゴ ハランゴンジ
テオナッスルテブット サミ ネゲ チュンゴン
クドシ イギョネヤ ヘットン コナンドゥプニンゴ
クロテマダ ナヌン コウ ソゲ ナエゲ ムロバッチ
ムォ チャ モテッチ
トデチェ ネガ ムォ チャモテッキレ ネゲマン イレ
ラジ コッカッチ アナ ネイ ト モレ

ハジマン クロミョン アンデ チュジョアンジュミョン アンデ
セサンイ チュヌン デロ クジョ チュオジン デロ
イロッケ プゴンピョンハン セサンイ チュヌン デロ
クジョ パッキマン ハミョン モドゥンゴン クデロ
サウ テンガ ポギハ テンガ
チュオジン ウンミョンエ クボッカゴ マ テンガ
セサン アッペ コゲスギジ マラ キ チュッチ マラ
クリゴ ウリ パラ

チチゴ ヒドゥル テン ネゲ キデ
オンジェナ ニ ギョッテ ソ イス
ホンジャラヌン センガギ トゥジ アンケ ネガ ノエ ソン チャバジュ

ノム オドゥウォ キリ ポイジ アナ
ネゲ インヌンゴン ソンニャン ハナワ チョップ ハナ
イ チャグン チョップ ハナ カジゴ ムオ ハナ
チョップ ハナ キョンダゴ オドゥミ タラナナ
チョ モリ ポイヌン ファリョハン プピッ
オドゥ ソゲソ パポドゥンチヌン ナエ イ モジッ
ゴ シポド ナス オヌン ナエ ナゲジッ

ハジマン クロッチ アナ
チャグン チョップ ハナ キョボミョン タラジヌン ゲ ノムナド マナ
アムゴット オタゴ ミドットン ネ チュイエン
ト タルン チョ ハナガ ノヨジョイソッキエ
プル パキニ チョップリ トゥゲガ テゴ
ク プピチュロ タルン チョル ト チャッコ
セゲガ テゴ ネゲガ テゴ オドゥムン サラジョガゴ

チチゴ ヒドゥル テン ネゲ キデ
オンジェナ ニ ギョッテ ソ イス
ホンジャラヌン センガギ トゥジ アンケ ネガ ノエ ソン チャバジュ

キオッカニ アボニ オシ マチネ ウリヌン ヘネッソ
クゴン パロ ナエ オリチョ イェギヨッソ サシリオッソ
チャ ヒドゥロッソ ハジマン コギソ ナン ポギハジ アナッソ
クム イチ アンコ ヨンギル イチ アンコ ケソ ノリョッカダボニ
キョグッ ヨギカジ ワッコ イジェン ノイドゥレゲ マル ヘジュゴ シッポ
ノイド ハス イッソ

チチゴ ヒドゥル テン ネゲ キデ
オンジェナ ニ ギョッテ ソ イス
ホンジャラヌン センガギ トゥジ アンケ ネガ ノエ ソン チャバジュ

 

あー、涙きちゃった。

まんまと励まされちゃいました。

ちょっと歌詞がねぇ。きます。
苦しい時代を生きる韓国の若者たちへの励ましに思えて、泣けます。
ええ、分かってるんですけどね、プロモだって。(と決め付け。笑)

別の角度でとられたものを見て、また涙きちゃいました。
柱から覗き込みながら、体を揺らして歌う女の子たちの姿に、どうしてこんなにきてしまうんでしょう。

 

こちらも載せておきます。

 

 

 

 

どうせなので、本家のほうもよろしかったら、どうぞ。

 

 

 

あー、やられた。
こういうの、すがすがしくていいですね。
居合わせた人々の心にも、若者の歌声がきっと沁みたことでしょう。

こんな素敵な出来事をわけてくれた人々に、感謝です。

若者に明るい未来が開かれますように。

みんなが一つに解け合うこの歌声のように、わたしたちの世界が平和でありますように。