みなさま、こんにちは。

終わったドラマを惜しみつつ、本日は『大丈夫、愛だよ』の挿入歌、Family of the Yearの“Hero”をアップします。

・・・・・・先に最終回をアップしろって心の声もありますが。(笑)
(*動画の自動再生で音が流れてしまいます。ご注意くださいませ*)

私の2014年の夏に、彩りと感慨を与えてくれた『大丈夫、愛だよ』。

ドラマの中でジェヨルとジェボム兄弟のトラウマが描かれる時にいつも流れていたこの曲は、感慨をさらに深めてくれました。

初めて流れたのは4話。

ジェボムがずっと泣いていると刑務官から連絡を受け、刑務所に面会に行ったドンミンに、義父を刺したのは弟なのに母が証言してくれなかったと衝撃の告白をする場面でした。

 

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登場から印象的でしたよね。

なにしろ歌詞が、“Let me go. I don’t wanna be your hero”。

「なんだ、なんだ?!」となります。

要は「ほっといて。あんたのヒーローになんて、なりたかないんだ」なんて言ってるわけですから。

その後はジェヨルがヘスに、自分がトイレで寝る原因となった義父の暴力を告白する5話のシーンでも、この曲は効果的に流れました。

 

 

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このあたりから、ジェヨルの心の傷と既にシンクロしつつあったわけですが。

この歌がもっとも強烈に響いたのは、ガンウを助けるため、ジェヨルがまさにヒロイックに飛び込んだ6話のシーンと言い切って、間違いないでしょう。

 

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殴られながら少年時代に受けた暴力を回想するジェヨルの姿と、一見相反するようなこの歌詞が合わさって、視聴者も号泣でした。

そして、暴力の記憶とのリンクを決定付けた、7話のジェボムがジェヨルを襲うシーン。

 

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アミタルを用いた催眠治療により、本当に自分は義父を刺していないとドンミンに分かってもらえた後、堰を切ったように号泣する10話のジェボムのシーンでも、この曲は効果的に使われました。

 

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この頃になると、前奏を聞くだけで視聴者オートマティックに号泣する状態。

ガンウが幻視だとはっきり悟った、このドラマの集大成ともいえる15話のシーンを飾ったのも、勿論この曲でした。

 

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うーん。
並べてみてさらによみがえる名場面とBGM。素晴らしい。
印象深いこれらのシーンをさらに見る人の脳裏に強烈に焼き付けてくれた一曲でした。

この印象的な歌“Hero”を歌っているのは、Family of the Yearという米国のインディーズバンド。

2009年から現在まで、4枚のEPと2枚のアルバムを出しています。

 

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『大丈夫、愛だよ』で挿入歌として使われている“Hero”が収められているのは、“Loma Vista”という2ndアルバム。

 

It's OK, It's love_POP OST family of the year 2nd

 

メンバーはJoe Keefe(ジョー・キーフ)、Sebastian Keefe(セバスチャン・キーフ)、James Buckey(ジェイムス・ベッキー)、Christina Schroeter(クリスティーナ・シュレーター)の4人と紹介されてあるものと、もう一人Alex Walker(アレックス・ウォーカー)が入ってるバージョンがあるのですが、どっちなんでしょう。アレックス・ウォーカーがあとから加わったってことなんでしょうか。・・・・・・いや、あとから抜けた? 2013年の時点では確実に一緒にライブやってましたが。

4人で映ってる写真と5人で映ってる写真があったりして、正直私、把握しきれておりません。すみません。(笑)

そんなわけで、貼ります。

Family of the Yearのyou tube公式サイトより、こちら“Hero”オフィシャルMVです。

Hero -Family Of The Year

Let me go
I don’t wanna be your hero
I don’t wanna be a big man
Just wanna fight with everyone else

Your masquerade
I don’t wanna be a part of your parade
Everyone deserves a chance to
Walk with everyone else

While holding down
A job to keep my girl around
And maybe buy me some new strings
And her and I out on the weekends

And we can whisper things
Secrets from my American dreams
Baby needs some protection
But I’m a kid like everyone else

So let me go
I don’t wanna be your hero
I don’t wanna be a big man
Just wanna fight like everyone else

Ooooohh

So let me go
I don’t wanna be your hero
I don’t wanna be a big man
Just wanna fight with everyone else

Your masquerade
I don’t wanna be a part of your parade
Everyone deserves a chance to
Walk with everyone else

行かせてくれ
君のヒーローになるつもりはないよ
立派な男にもなりたくない
僕はただ他のみんなと一緒に闘いたいだけ

君の仮面舞踏会やらパレードやら
虚栄の一端を担わされるのもごめんだ
僕らにはみんな 他の人たちと歩むチャンスを
与えられる権利がある

働き続けてる間は
可愛いあの子と一緒にいられるし
新しいギターの弦だって買えるだろうし
週末の夜 彼女と繰り出すこともできるんだよ

それに僕らは自分のアメリカンドリームについて
秘め事をささやきあったっていい
子どもには守ってくれる人が必要だけど
僕だってそんな子どもと変わらないんだよ

だからもう行かせてくれ
君のヒーローになるつもりはないよ
立派な男にもなりたくない
僕はただ他のみんなと同じように闘いたいだけ

だからもう行かせてくれ
君のヒーローになるつもりはないよ
立派な男にもなりたくない
僕はただ他のみんなと一緒に闘いたいだけ

君の仮面舞踏会やらパレードやら
虚栄の一端を担わされるのもごめんだ
僕らにはみんな 他の人たちと歩むチャンスを
与えられる権利がある

 

意訳に過ぎましたね。すみません、つい。(笑)

しかしこんなにも「そんなふうに頼らないで。僕は普通の男だし、君を満足させるために生きてるんじゃない」と訴えていたんですね、この歌。全力で逃げたい感満載じゃないですか。
虚栄心に満ちた現実認識に乏しい自己中な女性に向かって歌った歌詞のように見受けられますが、ジェヨルがガンウに訴えかける歌としてもハマってます。
すごい曲見つけてきましたね、音楽監督も。

せっかくなので、ドラマの中の各シーンも貼っておきます。

こちら4話のジェボム告白シーン。

https://youtu.be/Hs-nHjG06bw?t=51m58s

そしてこちらは、トイレに隠れたつらい少年時代をヘスに告白するジェヨルの5話のシーン。

続いて6話、もっともこの曲が強烈に響いた格闘するジェヨルのシーン。

こちらはジェボムに襲撃されるジェヨル7話冒頭のシーン。(*3:20まで)

https://youtu.be/Qk7eJlgVS4g?t=34s

この暴力シーンは、見てるとほんとに兄が憎くなってきますので、要注意です。(笑)

そしてこちらももう一度貼っておきましょう。

ガンウとジェヨルがとうとう融合した15話名場面。

とりあえず私が思い出せるだけあげてみました。



この曲以外にもこのドラマでは洋楽がBGMとしてたくさん使われていて―洋楽って区切りも、改めて書くとちょっと恥ずかしいですが(笑)―、POP OSTという名前でまとめて音源が発売されています。

内容の濃いドラマだったからと言って必ずしもOSTやBGMまでいいとは限りませんが、このドラマは俳優、脚本、音楽とすべてそろった感じですね。

そのうちまた機会を見つけて、他の印象的だった曲もアップしてみます。