みなさま、こんにちは。

明日は寒波がやってくるそうですね。
風邪引かないように注意しないといけません。
みなさまもお気をつけください。

さて、今日も『未生/ミセン』(邦題仮)第8話を。

レア・アースの事業を資源課に取られた営業3課。

営業部長は新たな事業として、中東でのメッカフォンの契約をまとめるようオ課長に指示します。成功すれば300万ドルの事業だと鼻息も荒いキム部長なのですが。

「やれません。私がやれる仕事をください」と、断固拒否のオ課長。

 

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「子どもたちの前で恥ずかしい父親になりたくありません。その仕事をするくらいなら、いっそ辞表を書きます」

いきなり穏やかじゃありません。

かなり頑ななオ課長に、成功すれば人員を増員すると「エサ」をぶらさげるキム部長。

この回は「仕事」と「信念」のはざまで葛藤し奮闘するオ課長の回です。

オ課長が引き受けるか、誰よりも気になるのはキム代理。

この件をまとめれば今期の営業成績がクリアできるのは勿論、なによりも「人員増員」は業務過多なキム代理には切実な問題です。

グレもやるべきではと加勢しますが、オ課長は「これは横領と同じだ、犯罪行為だぞ!」とムキになり。絶対イヤだの一点張りでますます部長を怒らせてしまいます。
これからは失敗した案件を全部営業3課に押し付けてやると脅す部長。

オ課長はやらずにすむにはどうしたらいいのか頭を巡らし、ひそひそ声で作戦会議。
事業費が残り少ないことを思い出します。

「おい、事業費残ってないよな?」

 

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でもあっさり失敗。

言いにいったら、部長が即座に自分のカードを差し出すって言う。(笑)

これまでオ課長が仕事を選ぶ姿を見たことがないグレは、なぜなのかといぶかしみ。毎度のようにキム代理が案件についてレクチャーしてくれます。

相手のムン社長は中東で大きな流通会社を経営していること。
とても大きな取引先なのだが、ムン社長はかなりの変人らしいこと。
IT営業課も実績を放棄して譲ったこと。

「つまり、この件は課長の“信念”に引っかかるらしいんだよ」

 

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仕事に信念???

はてなマークになってしまうグレ。

こそこそ話す部下二人の背後に迫り、突如意味不明の号令をかけるオ課長。

「よし。俺たち病気になろう!」

で。

 

 

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発酵を待ってます。牛乳。(笑)

消費期限を過ぎた牛乳を手に入れ、言われたとおり3時間太陽光線で発酵させたグレ。

ウェッ!(笑)

「飲め。食中毒になればあんな仕事させないだろ。飲め。飲まなきゃ駄目だ!」

 

で。

 

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飲む。

 

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課長が続く。

 

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吐き出したオ課長に全部飲ませるグレ。

 

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この子は意外に鬼。(笑)

 

でも努力は報われず。待てど暮らせど「兆候」は訪れません。

 

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「ほんとに消費期限切れてたのか?」

「はい、切れてました」

 

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「くそったれの乳酸菌め!」

乳酸菌に文句言っても。むしろお礼を。(笑)

 

貼っておきましょう、第8話の可愛すぎるこのシーン。

お食事中の方は、ご遠慮くださいませ。(笑)

公式のものではないので、リンク切れになるかもしれません。

 

 

 

汚いよ、も~~~!(笑)

なんと可愛い絵面なんでしょうか。
大・中・小って感じが、また。(笑)

グレはそこまでしてこの仕事を避けようとするオ課長の「信念」が気になってたまりません。

なにしろオ課長は、グレの知る限り仕事を選り好みしない人なのです。

 

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憂鬱そうな課長のもとに突然かかってくる、怪しげなクラブのママたちからの営業電話。

とうとうビジネスパートナーになりたいと、接待専門業者が会社に直接営業に。

 

 

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去年の営業1課のムン社長の会社との契約成立は、自分の会社がもたらしたのだと説明する女性社長。

「VIPが望むいかなるサービスも引き受けます。勿論、“2次会”も確実に決めます」

 

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言葉の意味がつかめず、ますます頭が疑問符だらけになるグレです。

コ課長はキム代理のためにやれと忠言。キム代理は病気の鶏のようにこのところ顔色が悪いと言われ、さすがのオ課長も気に病み始めます。

気持ちを整理するために、一人タバコを吸うオ課長。

グレは接待専門業者が手土産で持参したお菓子を食べながら、キム代理からムン社長についてさらなる説明を受けていました。彼は必ず2次会で「とある接待」を要求するのだと。
言いよどむその表情から、接待の中身が「女」であることに気づくグレ。

「勿論犯罪行為なんだけど、実際はまだこういうことを求めるバイヤーがいるんだよ」

 

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「オ課長は信念があってさ、人間の尊厳とか、人権とか。とにかくそういう接待は絶対やらない人なんだ」

「仕事よりも信念が大事だということですか?」

「まあね。でもぶっちゃけ、会社員に信念なんてあるもんかよ。やれって言われりゃやるしかない」

 

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悩むオ課長のところにやってくるソンニュル。

「なにをそんなにお悩みなんですか。1次で決めればいいんですよ! 酒を飲ます、ベロベロにさせる、契約書のサインさせる、はい終了! 簡単ですよ」

 

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「アラブのメッカフォンの件でお悩みなんですよね。僕何でも知ってるんで」

 

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呆れて笑うオ課長に、自分はそっち方面のシンクタンクと意味不明なことをのたまうソンニュル。
もう完全に癒し系のポジションにきつつあります、彼は。(笑)

ちなみに「メッカフォン」とは、イスラム教徒のために開発された携帯電話のことで、実際にLGが2004年に出しています。LGの通称「メッカフォン」には礼拝の時間やメッカの方向を知らせる機能が搭載されていて、砂漠でも使えるんだそう。
そりゃ決まれば大きな案件ですよね!
ってドラマの話ですが。(笑)

ソンニュル以外のグレの同僚たちもそろそろ登場させましょう。

まずはベッキ。

単純な入力作業しかやらせてくれない先輩社員のカン代理に、ベッキは苛立ちを募らせていました。折りしもヘッドハンティングの会社から届いたメール。
ベッキは揺れ始めます。

そしてヨンイは。

資源課課長の予想通り、炭素排出権の事業企画書が財務部を通り。

とうとうくるべきものが来たと課長はハ代理に告げます。

仕事を横取りしろという課長に、嫌だと断るハ代理。ならば一緒に組むよう課長は続けます。ヨンイにやらせたらいいではないかとの言葉に、いくら優秀でも新人一人では無理だと怒るチョン課長。
成立すれば大きな売り上げになるので、チームのために仕事しろと命じる課長です。

そんな会話が交わされたとも知らぬヨンイは、財務部を通ったとの知らせに喜びを隠せません。

「ハ代理のサポートをするように」

 

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笑顔で頑張ると答えたヨンイでしたが。

直後、ハ代理に呼び出され。

 

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ハ代理はヨンイに、「お前が出来ないと言って降りろ」と強要します。

「これ以上うちの課に不和をもたらすなよ」

 

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不和の原因はアナタなんですけど。怒!

滅茶苦茶な論理で追い詰められるヨンイを目撃してしまうソンニュルです。

 

そして再び営業3課。

オ課長は疲れきったキム代理を見て心を痛めていました。

「人員増員」との間でしばし揺れるオ課長でしたが、腹を決めたのか突如おたけび。

「キム代理! やろう! やれ! やるぞ! 1次で勝負つける!」

グレにソンニュルを呼んでくるよう指示したオ課長。会議室でムン社長攻略のための作戦会議を開きます。

 

 

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社内で契約締結に失敗した人はみな、彼の望む接待をやらなかった人たちだとリストをあげて報告するグレ。一方契約成立や肯定的な答えを導き出せた人は、みな接待を行っていました。

1次会でサインさせられる確率を尋ねられ、へべれけになった彼が相当機嫌が良かった場合のみ可能性があるものの、彼は一度もベロベロに酔ったためしがないので厳しい状況だと答えるキム代理。
ちなみに30分間に40度のウイスキーを1本飲まないと酔わないそうです。

・・・・・・勝算ゼロなんじゃ。(笑)

営業3課が先に酔わないための戦略は、遅れてやってきたこの人が伝授。

 

 

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自作のプレート付き。

すっかりもうどこの子か分かりません。

てか、自分の仕事は?(笑)

自作の絵を用いて当日の座る配置を決め、3人が交代でムン社長に酒を勧めるよう指示するソンニュル。オ課長には合間合間に電話をして中座するよう特別指令。

ムン代表に3倍飲ませるソンニュルの作戦に一同喜びますが、場を引き締めるソンニュル。その作戦は長くは持たないので、初めから酒は2本用意し、一本には紅茶を入れておくよう続けます。

 

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ムン社長にキム代理がお酒をついでいる間にグレが紅茶と入れ替えろ、と。

って、いつの間にかこの作戦会議にヨンイが加えられていますけど。(笑)

ヨンイはたまたまこの部屋に入ってきてしまい、ソンニュルに座らされたんです。

酒を吐き出すためのおしぼりとゴミ箱を足元に用意しろとソンニュルが言ったところで、突如割り込んでくるヨンイ。おしぼりはあまりお酒を吸収しないので、同じ素材の乾いたタオルを数枚用意し、ポケットには空のグラスを数個必ず入れておくようアドバイスします。
酔ったフリをしつつ互いに30分毎に電話を必ず掛け合って外に出ろとヨンイ。ディテールの細かさに、一同呆気に取られます。

「爆弾酒は酔いが7倍の強さで回る上、場も盛り上がるので、いくつか作れるようにしておいたほうがいいですね」

・・・・・・この子も何者なの?(笑)

負けてはならじと自分も40種類の爆弾酒がつくれるというお茶目なソンニュル。つくり方を習っておけとグレに指示して会議を終了するオ課長です。

この後グレはヨンイに、オ課長が信念に反する仕事はしたくないと言っていることを話し、ヨンイが信念なんて古臭いとちょっと鼻で笑うシーンがあるんですよね。いまどきは大学教授が学生に社会正義などと言おうものなら、みんなに寒がられるご時勢なのに、と。

オ課長はまだロマンティストなのだなと笑うヨンイを意外に思いながら、魂をなくした仕事人間になりたくなくてなのかもしれないと笑顔で返すグレです。

ヨンイのセリフ、なんか悲しい。

作戦に不安を感じるキム代理は、念のため接待も考慮に入れるべきではと進言しますが、それだけは絶対に駄目だとやはり譲らないオ課長。ムン社長に関するすべての情報を、細かい事柄も含めて集めさせ、徹底的に分析を始めます。

営業3課が盛り上がったところで。

挟まれるベッキのエピソード。

ベッキはこの回いいとこなしなわけですが、この日も外回りから戻ったカン代理に資料チェックを申しつけられ、反感を覚えてとうとう不満を爆発させてしまうんですよね。

 

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こんな仕事はインターンの時に十分やったと、申し付けられた仕事を事務職の女性に渡してしまうんです。いまは学ぶ時ではなく使う時だと訴えるベッキに、「うちの部署で何も学んだことがないのですか?」と相変わらず言葉少ないカン代理です。

そしてヨンイに関しても挟まれる、こんなエピソード。

作戦会議をともにしたヨンイは、オ課長に営業3課と一緒に韓国牛を食べに行こうと誘われるのですが、ロビーで自分の名を呼び止めるとある男性に会い、逃げるように帰ってしまうんです。

彼を「チーフは偽善者です!」となじりながら涙を流すヨンイが回想されるところから、彼はヨンイが前に勤めていた会社の上司のようです。

と思っていたら。

バスの中でかかってきた彼からの電話に「頼むからもうやめて下さい、お父さん」と答えてるんですよね。

・・・・・・え?

チーフじゃなくて、お父さんなの?

混乱する視聴者。
実はヨンイは初回から誰かからの電話を避けていて、それがこの人だということは分かったのですが、前の会社(推定)のチーフが、新しいお父さんになったってこと???

若すぎる「お父さん」に当惑を隠せない視聴者。

だってこんな容姿なのに。

 

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「お父さん」には若すぎる。

結構激しい展開がありそうですね。(笑)

ベッキにも続きがあり。

自分が拒否したはずの書類が翌日また自分のデスクの上にあるのを見て怒りがこみ上げ、ヘッドハンティングの会社に連絡取り始めちゃうんですよね。

 

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こうなってくると、辞める路線一直線なんでしょうね。

そして営業3課の面々がいよいよムン社長と対面する日がやってきます。

事前に薬を飲み、酒宴に備える面々。

 

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なんともありがちな光景!(笑)

こうして慣れないクラブの雰囲気に緊張する彼らの目の前に、とうとうムン社長が現れます。

 

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オ課長は信念を守れるのだろうかと、緊張が走るグレ。

 

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しかし。

この後いきなり暗雲垂れ込める展開に。

ムン社長は用意していたを素通りし、別の部屋に入ってしまうんです。

それも、めちゃめちゃだだっ広い部屋。

 

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これぞ想定外。(笑)

綿密に立てた戦略は、試すことすら出来ぬまま無力化。

飲ませるはずが、完全に飲まされてます。

 

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目ざといムン社長の前で、酒を吐き出そうにも吐き出せないグレの図。

 

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おそるおそるオ課長が契約書を差し出しても、無視。(笑)

 

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当然グレのにわか仕込みな「爆弾酒」作戦も、不発に終わります。
むしろムン社長の爆弾酒をみんなが飲まされる悲しいオチ。(笑)

気づけばオ課長は、こんな姿に。

 

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もう見ていられない。

この状態でも3人は契約書のことを諦めてないんですからね。
なおのこと切ないです。

午前4時が回った時点で、ムン社長に完敗したことを悟る営業3課。

 

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女とともにホテルに引き上げるムン社長を90度のおじぎで見送るボロボロのオ課長を、グレは後方から朦朧と見つめます。

 

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強烈に切ないです。

1、2時間でも眠れとタクシー代を渡し、先に帰っていくオ課長の後姿を見送りながら呟く、グレのモノローグ。

 

課長は失敗したが、わが営業3課は救われた

 

・・・・・・のはずが。

「全然救われてないよ。あー終わった~。終わったよ」

 

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どう見てもこの二人、家に帰ってません。(笑)

なぜ終わったのかといいますと。

なんとオ課長。

ムン社長のホテルの部屋に。

 

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奥さんを仕込んでました。

 

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すごすぎる!(笑)

アグレッシブすぎる作戦で、すべての苦労を無駄にしたのですね。(笑)

「俺が仕込んだった」と満足げなオ課長。そして崩れ落ちるキム代理。

実はオ課長、綿密な資料分析を行う過程で、ムン社長が奥さんを連れて入国していることを把握。さらに会合の日が結婚記念日であることも突き止めたのでした。

「神聖な結婚記念日にそんなことしようとしてたんだぞ、アイツは。頭に血が上ったさ。そしてお前が言ってた2次会対応案のアイデアが浮かんだんだよ」

 

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「2次会対応なんて言ってません。2次会の用意と言ったはずです」

 

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グレも脱力。(笑)

キム代理がひょうひょうとしてるオ課長に苛立ちを見せるかたわら、グレは契約よりも信念を取ったということかと尋ね。オ課長はグレの問いに答えませんでした。

グダグダの様相を呈している営業3課は、当然部長からも大目玉。

みんなに責められてすっかりしょげ返ったオ課長、どういうわけかビール片手に屋上にあがります。

・・・・・・迎え酒ってことですよね、多分?(笑)

つらそうなオ課長を慰めてくれたのは、末っ子からの電話。

 

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フライドチキンを買って早く帰ってきて欲しいとねだる息子に笑顔を見せていたオ課長でしたが。

顔中から汗を吹き出させ、急激に具合を悪化させます。

気を失い鼻血を出すオ課長・・・・・・。

 

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って、そんな展開なの?!

視聴者も思わず緊張。
だって、気絶&鼻血ですよ。

オ課長を探しに来たグレはたまたまそれを見てしまうのですが、キム代理が知るとうるさいので絶対に言うなと釘を刺されてしまいます。

同じ頃、ヨンイは。

EUの炭素排出権資料を調べていたところハ代理の癇に障り、手を引けと言っただろうとまたしても恫喝をかけられてしまっていました。手を引けないのならお前がやれと激高するハ代理。

「クソったれのお前の名前をセンターに刻んで、成功したらいいじゃねえか!」

 

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怒鳴り散らしながら灰皿を蹴り倒すハ代理を見ていたのは、またしてもソンニュルでした。

 

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「びびったら駄目ですよ。出来の悪い連中が君に当たってること、分かる人は分かってますから。男ってほんとセコイでしょ? 出来る女の前だと、もっと酷くなるんだよな、ったく」

 

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珍しく真面目モードのソンニュル。

ヨンイにさらに言葉を続けます。

「君は何も悪くないから、堂々としてなよ。インターンの頃、2年越しの事業を君がものにした時、君がどれだけのファイターだったかは、いまや会社の語り草じゃない」

 

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「あの時のアン・ヨンイに戻るんだよ。臆さず、堂々と、強く。それがアン・ヨンイだろ」

 

 

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なにちょっとソンニュル。

カッコイイところもあるんじゃん。

ヨンイはソンニュルの言葉を受け、オフィスに戻るとハ代理の前に歩み出ます。

でも彼女の口から飛び出たのは、視聴者の期待とは異なる言葉でした。

プロジェクトから手を引くとヨンイ。
その代わり、ハ代理の雑用を手伝うと。

・・・・・・いや。これは、何か企みがありそうですね。

 

そしてベッキにも触れておきましょう。

ベッキが転職を試みていると察したカン代理は、鉄鋼は保守的なので少しずつしか変化が訪れず、それをしっかり見逃さない粘り強さが求められる仕事だと言います。

華々しさを求める人ではなく、そういう基本ができている人が必要な部署だという言葉に、ベッキはそんなことは自分は学校で十分習ってきたと反発。
基本がどうのというのは口実で、単に自分が嫌いなのだろうと問いただします。

ベッキの問いに答えずに帰ろうとするハ代理を追いかけ、なおも食い下がるベッキ。

 

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なぜ自分を嫌うのかと問われ、好き嫌いを言うほどベッキを知らないとカン代理。カン代理はこの部署に来て一番最初に何をしたか忘れたのかと問い返します。
事業企画書を提出したことかと問うベッキに、部署の大事な書類を読む前に企画書を提出するベッキの、華々しさを求め能力を誇示したい性質を指摘するカン代理。

「自分を目立たせたい気持ちが先走りすぎると、焦りが生まれるものです」

 

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だったら初めから言って欲しかったと興奮するベッキに、自分としては何度も振り返れるチャンスを与えてきたつもりだと冷静なカン代理。

単純な事務作業ではなく、一緒に仕事をする中で教えてくれるべきではないのかというベッキに「まだまだだな」と去っていくカン代理です。

これはカン代理の態度も故なきことではなさそうですね。
だからといってあそこまで無視されれば、ベッキがナーバスになって当然とは思いますが。

成果、出したいですよね。新人だからなおさら。意欲があれば、なおさら。

席に戻ったベッキはとうとう転職のためのデータをヘッドハンティングの会社に送信してしまいます。

ヨンイは帰宅しようとエレベーターを待っていたベッキに、ベッキのアドバイスどおりにすることにしたと話します。負けることにしたのだと。強い槍に勝つのは、より強い槍でも盾でもないと分かったというヨンイに、互いに自分の方法を見つけたのだなと言い残し去っていくベッキ。

 

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ベッキの寂しげな後姿が気になるヨンイなんですが。

省きましたがこの二人、実はこの回の冒頭、デートしてるんですよね。
デートといっても、偶然ですが。

お見合い相手に嫌気がさし映画で気分転換を図りに来たベッキが、やはり映画を見に来ていたヨンイに遭遇。ヨンイの好みでホラー映画を見るのですが、実はホラーが全然駄目だったベッキ。そんなベッキに、真っ赤なクッパを食べていこうかとヨンイがからかう場面などあったんです。

・・・・・・もしやラブに発展?

 

営業3課はというと。

翌日も具合の悪いオ課長。

 

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タマネギの汁を飲んでいるオ課長に、高麗人参のほうがいいのではとキム代理は心配げです。異様に汗が出るオ課長は、汗を拭きながらちょっと出てくるとオフィスを後にするのですが。

 

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今にも倒れそうなオ課長。

オ課長の不在に気づいた隣りの課のコ課長は、どこか悪いのではないかと尋ねます。

本当に症状は眩暈だけなのかとコ課長。知り合いが痛風になった話や、オ課長のようなワーカホリックの知り合いが、過労で血圧が上がり早死にしたと物騒なことを口にします。その言葉に黙っていられなくなり、実は昨日鼻血を出し、卒倒したのだとグレ。グレの言葉にオフィスは一気に騒然とします。なぜ早く言わなかったのかと怒りながら、キム代理はグレとともにオ課長を探しに飛び出し。

どこにも姿が見当たらず、どこかで倒れているのではと焦りが募るキム代理とグレ。
グレは囲碁の道を諦めるきっかけともなった父の死を思い出し、オ課長に電話をかけ続けながら思わず涙ぐみます。

 

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事態を聞いたキム部長は、営業2課も全員探しに出ろと号令をかけ。

 

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視聴者もにわかに上がる心拍数。
まさかここでオ課長重病説?!

視聴者の不安的中。

オ課長は病院にいました。

腕に刺さった点滴。

 

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ほんとに病気なの?!

と視聴者が焦った瞬間。

 

 

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こんな顔で起き上がるの、アリですか?(笑)

てか寝てただけっていう。
紛らわしいにもほどがありますよ、ほんとに。

まぁ、無事だったので良しとしましょう。

「オ課長、すわ重病か?!」のこのシーン。

あの顔をみなさまも動画でご確認下さい。

 

 

 

何度見てもすごい顔。(笑)

社に戻り、まずは仕事の件で部長の大目玉を食らうオ課長。

査定にも影響するのに、なぜ次の仕事の書類を提出しないのかと問いただされてます。

口ごもるオ課長。

 

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でも今回の部長の大目玉には愛がありました。

子を持つ父親なのに健康管理が出来てないのは許せないと部長。次の事業は中東の大きな案件の中から探してみろといいながら、取引先に渡すはずのうなぎの干物をオ課長に渡すんですよね。

「分けたげようか?」 byオ課長

分けたくないけど一応言ってます。

「いりませんよ。ちゃんと食べて下さいね。食べるだけにしといてくださいよ。これでまた4人目とかつくらないで」

 

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なんで頬を赤らめてるんだ!(笑)

その時。

「オイ! オ・サンシク!」

いまさっきうなぎをくれたばかりの優しかった部長が、すごい剣幕で近づいてきます。

一同何事かと緊張。

 

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オ課長だけはうなぎを取り返されるのではと緊張してるんですが。(笑)

「お前、一体なにをやったんだ?!」

突如語調の変わる部長。

「こんの~~~、オ・サンシク~~!」

 

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「あれだけイヤだイヤだと言ってたくせに、とうとう魂売ったんだな! ムン社長が契約を2倍にすると言ってきたぞ!」

 

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きょとんとするキム代理&グレ。

上機嫌の部長は、自分のカードでみんなで韓国牛を食べに行けと太っ腹です。

わけがわからないキム代理が戸惑いながらオ課長に尋ね。

「どうゆうことですか? “嫁さん接待”が通じたんですか? あの社長、そんなロマンティストだったんですか?」

「そのようだな」

 

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うなぎを大事そうに抱えて早々に家に帰るオ課長。

キム代理が「焼肉は?」とすがるも、「駄目だ、今日はうなぎ食べなきゃ」と断わるオ課長。

 

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・・・・・・まさか本気で4人目を?(笑)

机の上の資料を片付けておくよう命じられたグレは、オ課長の資料の束から奥さんに関する情報を発見します。

 

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ムン社長の会社の実質的かつ最終的意志決定者は妻だと、オ課長は調べ上げていたんですね。アラビア語(推定)の資料まで読み込んで。

 

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実は課長は二兎を得たのだなと心で呟きながら、笑いが止まらないグレです。

こちらの愉快なシーンも貼っておきましょう。

部長のめったに見れない嬉しげな顔も、隠れた鑑賞ポイントです。(笑)

 

 

 

やりますねぇ、オ課長。
とても痛快な結末でした。

ほんとにこの回、ここで終わってればなお良かったのですが。

この後営業3課に嵐をもたらす「中東専門家」らしき新たな人員が入ってきて、この回は終わります。

その名はパク課長。
見るからに嫌な感じ。

その様子は、こちらの動画でお確かめ下さい。

動画は部長はいつ人員増員してくれるのだろうかとオ課長に尋ねるキム代理のシーンから始まっています。
誰かは分からないが中東専門家がやってくるらしいとオ課長。
うちには初めからアン・ヨンイが来てたら良かったんだなどとグレをいじって楽しそうだったのですが、オフィスに戻るとそこには誰かの後姿。振り返ったその顔を見て、グレ以外の二人の顔が硬直するところで8話は終わります。

 

 

 

嫌すぎる。

和気藹々とした雰囲気からの、この緊迫感。

このかたの『星から来たあなた』での好演を忘れそうです。(笑)

9話の予告を見たら、この人確かに激しそうですね。

こちらも貼っておきましょう。第9話予告編。

 

 

 

グレを「顔で使える」と侮辱?

そしてヨンイとベッキに社内恋愛の噂?!

色々目が離せません。

さて。大人気ドラマ『未生/ミセン』の原作漫画ですが、来年から続編の連載が始まるのだそうです。

ドラマでファンになった人たちが原作を買い、さらに続編も読み始めるんでしょうね。

いよいよ今週はドラマの折り返し地点。

だんだん終わって欲しくない気持ちが首をもたげてくる視聴者です。