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18 2014年12月
みなさま、こんにちは。
今日は最終回まであと2回を残すのみとなったtvNのドラマ『未生/ミセン』より、もう一つOSTをアップします。ご紹介するのはpart4として発表された“가리워진 길/Covered Up Road/隠された道”(邦題仮)。
最終回が目前に迫ってきているので、駆け込みアップです。
終わったら放心している気がしてならないので、いまのうちに。(笑)
今日アップするのは、「未生なグレたち」の痛みとともに流れるようになった曲で、タイトルは“가리워진 길(カリウォジン キル)”。日本語訳としては、「隠された道」、「遮られた道」、「隠れた道」などになるかと思いますが、私は「隠された道」と付けておきます。
歌っているのは、“볼 빨간 사춘기/ポル パルガン サチュンギ”。
有線チャンネルMnetの人気オーディション番組“スーパースターK6”に出場し、注目を集めたバンドだそうです。
“ポル パルガン サチュンギ”は「頬の赤い思春期」、「赤い頬の思春期」、どちらでもいいと思いますが、そんな意味です。
本来女性3名、男性1名の構成のようですが、最近女性だけに変わったんでしょうか? 正式なデビュー前のバンドなので、詳しいことはちょっと分からないのですが。
メンバーは18歳から20歳までで構成されていて、ボーカルのアン・ジヨン(안지영)さんは20歳だそうです。
音楽監督の目の付け所にうならされる、大抜擢ですね。(笑)
この曲は、1987年11月1日に満25歳で亡くなったユ・ジェハ(유재하)さんの同名曲のリメイク。
これまでのたくさんの人たちがカバーしたりステージで歌っているので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。
ユ・ジェハさんは、1stアルバムの“사랑하기 때문에(愛しているから)”を交通事故で亡くなる直前の8月20日にリリースし、この一枚のアルバムが遺作となってしまいました。
ユ・ジェハさんの歌が大衆に知られるようになったのは亡くなった後のことですが、今聞いても古さを感じさせない音作りからも、韓国におけるポップ・バラードの地平を切り開き、その後の韓国音楽界に多大な影響を与えた人だと言われています。
遺族の寄付により彼の名を冠した「ユ・ジェハ音楽コンクール」が89年から開かれ、初代優勝者はかのチョ・ギュチャン(조규찬)。オリジナルの歌で競うコンクールなのですが、日本的に有名な人でこのコンクール出身者といえば、ユ・ヒチョル(유희철)さんでしょうか。
2004年には“Sweet Sorrow”が大賞を。“オクサンダルピッ”のパク・セジン(박세진)さんも2008年に奨励賞を受賞しているんですね。シンガーソングライターの登竜門となってきたこのコンクールは、ユ・ジェハさんが漢陽(ハニャン)大学の作曲科出身だったこともあり、途中からは漢陽大学のホールで開かれるように。
まずユ・ジェハさんの原曲を貼っておきましょう。
改めて聞いてみると、確かに。
この直後の年代の韓国ポップスって、大体こんな曲調になっていた気がします。影響力が絶大だったというのも頷けますね。
『未生』では『飛べ』(原題날아)の作曲者パク・アセル(박아셀)さんによるアレンジとアン・ジヨンさんの儚げな歌声で、また違う趣の歌に生まれ変わっています。IUちゃんやRa.D、シン・スンフンさん、ペク・チヨンさん、その他多くの方がカバーしてきた曲ですが、これからはこのバージョンもこのドラマとともに長らく記憶に残るのではないでしょうか。
というわけで、まいりましょう。
『未生』OSTバージョンの『隠された道』。
(*リンク切れのため差し替えました)
가리워진 길
보일 듯 말듯 가물거리는
안갯속에 쌓인 길
잡힐 듯 말 듯 멀어져 가는
무지개와 같은 길
그 어디에서 날 기다리는지
둘러보아도 찾을 수 없네
그대여 힘이 돼주오
나에게 주어진 길
찾을 수 있도록
그대여 길을 터주오
가리워진 나의 길
이리로 가나 저리로 갈까
아득하기만 한데
이끌려 가듯 떠나는 이는
제 갈 길을 찾았나
손을 흔들며 나 떠나 보낸 뒤
외로움만이 나를 감쌀 때
그대여 힘이 돼주오
나에게 주어진 길 찾을 수 있도록
그대여 길을 터주오
가리워진 나의 길
그대여 힘이 돼주오
나에게 주어진 길 찾을 수 있도록
그대여 길을 터주오
가리워진 나의 길
見え隠れしつつ霞んでいる
霧の中に積もる道
届きそうでいて遠ざかりゆく
虹のような道
どこで私を待っているのだろう
見渡してみても 見つけられなくて
君よ 力になって欲しい
私に与えられた道を
探し当てられるよう
君よ 道を開いておくれ
隠されてしまった私の道を
こっちかな それともあちらに行こうか
気が遠くなるばかりなのに
導かれるように歩み出す人は
自分の進むべき道を見つけられたのかな
手を振って送り出したあと
孤独だけが私を包む時は
君よ 力になって欲しい
私に与えられた道を
探し当てられるよう
君よ 道を開いておくれ
隠されてしまった私の道を
君よ 力になって欲しい
私に与えられた道を
探し当てられるよう
君よ 道を開いておくれ
隠されてしまった私の道を
ポイル トゥッ マルトゥッ カムルコリヌン
アンゲッソゲ サイン キル
チャピル トゥッ マルトゥッ モロジョガヌン
ムジゲワ カトゥン キル
ク オディエソ ナル キダリヌンジ
トゥルロボアド チャジュル ス オムネ
クデヨ ヒミ テジュオ
ナエゲ チュオジン キル
チャジュル ス イットロク
クデヨ キルル トジュオ
カリウォジン ナエ キル
イリロ カナ チョリロ カルカ
アドゥッカギマン ハンデ
イクルリョ カドゥッ トナヌン イヌン
チェ ガル キルル チャジャンナ
ソヌルル フンドゥルミョ ナ トナ ボネン ティ
ウェロウムマニ ナルル カムサル テ
クデヨ ヒミ テジュオ
ナエゲ チュオジン キル
チャジュル ス イットロク
クデヨ キルル トジュオ
カリウォジン ナエ キル
クデヨ ヒミ テジュオ
ナエゲ チュオジン キル
チャジュル ス イットロク
クデヨ キルル トジュオ
カリウォジン ナエ キル
さまよえる青春の物語が込められた、感傷的な曲。
まさに、「完生(ワンセン)」に向かうすべての「未生(ミセン)」の歌。
心にしみます。
デビュー前の才能ある新人に歌わせたあたりも、心憎いです。
なにも彷徨っているのは青春だけではなかったりもしますが、自分も彷徨いつつも、彷徨える誰かの力になれるようになりたいですね。
ちなみに歌詞ですが、原曲では“되주오”と表記されていますが、現在の綴り方にあわせ“돼주오”にしています。
しかし、あれですね。
こういういい曲をアップしたあとになんですが。
チェ専務やマ部長には、つくづくこの曲が合いませんね。
この曲が似合う時代が、一体彼らにもあったんだろうかっていうくらい。
いけない。これは偏見なのかな。いけない。
でもやっぱり彼らにはなかったんじゃないかって気がしてしまいます。
・・・・・・生き様疑われないようにちゃんと生きなきゃ。(笑)
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4 Responses for "♪『未生/ミセン』OST Red Cheek Puberty “隠された道”
feat.ユ・ジェハ"
今年の10月にソウルのオリンピック公園でありましたGrand Mint Festivalで最後の公演がこのコンクール出身者を集めたユ・ジェハ同門会でした。スイートソロウはもちろんオクダル、ノーリプライ、メイト、ワンモアチャンスなど今活躍しているインディーズ出身者たちが勢ぞろいという贅沢なステージでして、イベントの主催者からスイートソロウのヨンウさんが表彰され、そのあと全員で사랑하기때문에を大合唱。それはそれは素敵で見応え聴き応えありました。
このコンクールの出身者は派手さはないけど暖かい音楽の方が多いですよね。ご本人もそんなお人柄だったのでしょうね。
Bachiatariさま
こんにちは。
コメントどうもありがとうございます。(*^_^*)
韓国の音楽シーンにお詳しいのですね!
ご紹介下さったGrand Mint Festivalのシーン、you tubeで見てみました。凄い豪華!
このコンクールに集まってくる人たちは、本当に音楽性で勝負してる人たちなんだなと改めて分かりました。
改めて色々聴き込みたくなりました。特にノーリプライ。(^^)
ありがとうございました。
白香夏さま、こんにちは。
怒濤のアップ、お疲れ様です。有り難うございます。
締めの文言に笑いました。本当に、「この人にもかつて泣いた曲が、今も聴くと胸に迫る歌があるんだろうか?」な人、います、います。いるんですよ、恐ろしいことに。
もっと恐ろしいのは、そういう奴が「俺の歌」語りを始めたり、「俺の歌」をカラオケで熱唱する時。心の中で無限リピートされる憤怒の「帰れ」コール。それが結構いい歌だったりしようものなら、もれなく「歌を汚すな!」な不快感倍増の特典付きます。歌まで嫌いになっちゃうという致死率100%な破壊力。ああ、おぞましい……。
悪寒に震える記憶は追放し、気を取り直して、ユ・ジェハさん。メロディーラインが本当に細やかで綺麗ですよね。中でも『過ぎた日』や『僕の心に映った僕の姿』、そして、この曲がお気に入りなので、OST入りが嬉しいです。
特にユ・ジェハさん世代の方なんかは、もしかすると当時より今の方が、この歌が刺さるかもしれないですね。「自分の進むべき道を見つけられたのかな」。これが自分や世の中が望んだ、進むべき道だったのかって、思わず省みてしまう一節。彷徨いながら道を探す“未生”な今の自分たちに寄り添いつつ、彷徨って進んできた道は果たして……と自問させられる、光と影のある歌が、本当に沁みます。
ユ・ジェハ音楽競演大会は、財政面から何度か廃止の危機に陥り、近年は出身者達が物心両面で大会を支えているようです。黙々と応援しているSweet Sorrowのお兄さん達も、10年前は大賞賞金で半地下練習部屋の滞納家賃を払ってたはずなのに……。ユ・ジェハという名前を冠した大会だからこその、後輩ミュージシャンらの尊敬と誇りが感じられるエピソードですよね。
ユ・ジェハさんの名のもとに色んな世代のミュージシャンが集まって、後輩が芽を出す機会を守っていく、かつて自分がもらった機会を今度は後進に返していく。そんなイメージに「ロ、ロマンだ……」って憧れさえ抱いてしまいます。
最後に、どうでもいい話でナンですが、先ほど、このOST動画を拝見した勢いで、少しの間、未生ネットツアーをしていたら、迂闊にも、某P大統領が未生に言及したというニュース動画まで見てしまいました……。
この間の選挙中、散々味わった「大演説ぶってるキミ! どうせ他人事でしょ?」な苦々しさを、何故わざわざYouTubeで再確認しているんでしょう、私。韓国の方、未生の熱きファンの方だと、なおさらイラッと感増しそうです。
ああ、似ているかも。似ているかも。「そこで熱唱してる#※△$ ♀(ピー音処理でお願いします) !! 素敵ソングを汚すなー!!」の感覚と。ワナワナワナワナ……。
すみません。今日という日に雑念にまみれてしまいました。頭をブンブン振り払って、19話への心の準備に全力投球します。
しまうまさま
こんにちは。
コメントどうもありがとうございます。(*^_^*)
さすが!お詳しいですよね。(^・^)
財政難で一度開催されなかったようだということしか知りませんでしたが、そうなのですね。近頃では毎回開催が危ぶまれつつ、Sweet Sorrowのみなさま始め出身者の方々が影に日向に力を合わせ、後進のための道を保障されてきているのですね。
すごいなぁ。簡単なこととはとても思えません。テレビとタイアップしたオーディション番組ならありますが、そういうルートじゃなくて純粋に音楽で勝負したい才能ある人たちにとって、きっとかけがえのない場でしょうね。日本にもかつてありましたね、なんかヤマハのが。
しかしユ・ジェハさんにまでお詳しいとは、恐れ入りました。
そして、笑ってしまいました、ワナワナカラオケ。
今月はまさに忘年会ラッシュで、普段より3割り増しくらいにワナワナされてそうですね。しまうまさまも大丈夫でしょうか、たまったストレスのほうは?(笑)
あとあれですよね。部長よりも明らかに歌の上手い課長が、遠慮しいしい歌うとか。ありがちですよね。
私も本当に「歌を汚す系」の人には歌って欲しくないです。こちらが二度と歌えなくなるので。共通点すら持ちたくないっていう域。(笑)
いやぁ、歌談義、尽きません。どんどん拡大してしまいそう。こういうケースがNGとか、延々と話せてしまいます。キケン。
口から蛇が出る前に、こらえます。(笑)
ありがとうございました。(^^)
追記:そういえば私もちょっと前にタイトルを見かけました、恐らく同じ動画を。愛する未生を守るため、意識のかなた向こうに飛んでいかせたのを思い出しました。(笑)
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