みなさま、こんにちは。

もうクリスマス目前ですね。
今日という日は世界が愛と平和で満たされますように。

って私、無宗教ではありますが。
それでも宗教が愛と平和のために力になって欲しいと、ことあるごとに願いたいと思います。

そんなわけで(どんなわけで?)とうとうこれをアップする日が来てしまいました。

『未生/ミセン』第20話、最終回。

早速まいりましょう。

 

オ次長が去ったあとのワン・インターナショナルに、今日も出社するグレ。

 

 

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グレは主のいなくなった机を見つめます。

流れるグレのモノローグ。

 

オ次長が去り

 

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あの方が望んだとおり

営業3課は安定を取り戻した

 

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「おはよう。早いな」

 

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いつもどおりに仕事を開始するキム代理とチョン課長。

そして隣りの営業2課もいつもと変わらぬ日常を始めます。

 

残った人々は みな僕のために力を尽くしていたし
であるほど 僕には去るべき理由が積もっていった

 

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にもかかわらず残っているのは・・・・・・

 

『チャン・グレ。俺がなんて言った?』

『粘れ』

『必ず、勝て』

『肝に銘じろよ』

 

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と言われたからだ

 

『駄目だと思っても、最後までやれ。
人生には、終わりが分かっていても、始めることも多い』

 

だから
だからだ

 

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こうして終わりの見えるその日が近づいていた

 

いきなりの悲しいモノローグに、既に涙目の視聴者です。

 

チョン課長とキム代理のコーヒーを入れてるグレを覗き見るソンニュル。

 

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他の同期たちも集まって、遠巻きにグレを見ています。
なにやら「4月は残酷な月」などと言いながらソンニュルが話しかけ。

「なんかむずむずするだろ? な?」

「むずむずするなら、サウナに行ってください。汚いです」

 

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遠まわしすぎてグレに何が言いたいか全然伝わってません。っていうか視聴者にも。(笑)

 

言葉で言うのを放棄したのか、グレにハートマークを繰り出すソンニュルですが。

 

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勿論無視され。(笑)

 

仕方なく、「今日の引継ぎ調整会議、どのチームだっけ?」と仕事モードに変えるソンニュル。

グレは営業3課と繊維課、鉄鋼課、資源課ではないのかと答え。

その会議には既視感があると呟くベッキ。

 

「既視感? ああ、マ部長とオ次長がケンカしたこと?」

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ヨンイの視線にマズイと思うソンニュルの図。

どうやらすっかり「オ次長」はNGワードとなっている模様。
領収書をまとめなきゃと出て行くグレを見送り、同期たちはため息をつきます。

「契約満了日が近づいてるのに、方法はないし。キム代理とチョン課長が頑張ってるとは聞くんだけど、限界があるよな。やれることもないし」

落ち込むソンニュルに、ヨンイはそれでもソン次長がかなり頑張っていると言います。ベッキもやれることがあるなら何でもやりたいと悔しさをにじませ。

はぁ。ため息の最終回。
グレの契約期間が、もう残りわずかなんですよね。

 

新しい上役となった次長に、ミャンマーの件の進み具合を報告するキム代理は、決済も受けずに勝手に進めるのかと文句を言われています。

 

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それがこのチームのやり方だと説明したところ、自分の言うことを聞けと怒る新しい次長。

ここ数日見ているだけでも、仕事をしてるのか、言葉遊びしてるのか、仕事の真似事をしているのか分からんと嫌なことを言う新次長。口頭の説明は要らないのですべてを紙で解決しろと怒り出します。

 

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次の新人はスペックの高いやつを選んでやるから、それまでは我慢しようと、信じがたく無神経なことをグレの前で言う新次長。

そのうえグレのいれてきたコーヒーにまで、濃いと文句をつけ。

 

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営業3課の姿を遠巻きに見つめるベッキとヨンイです。

 

ソンニュルは。

納品も済んでいるのにチョンソル実業の決済をなぜ出さないのかとソン代理に責められています。品質保証書などの必要書類が欠けている段階でそれを出せば、自分の責任になると言うソンニュルに、その疑い深さは一体どんな家庭教育を受けてきたせいかと侮辱するソン代理。

 

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怒ったソンニュルは、机の中にある写真を手にしますが、結局は見ません。

 

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イントラネットに上がってきた新規インターンへの業務協力要請文を見て、「今いる人間を大事にしろよ」と一人憤るソンニュルです。

 

そして開かれる各部調整会議。

座長はマ部長。

マ部長は露骨に資源課ばかり責め立てます。
あまりの露骨さにいつもの腰抜け病が出たのか、言葉を詰まらせてしまうチョン課長。

 

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マ部長はそんなチョン課長に恥をかかそうと、みんなの前で「何をモゴモゴ言ってる?」と大きな声を出し、見かねたハ代理が代わりに説明する有様です。

営業1課のソン次長の提案にも、資源課がやればいいとマ部長。ソン次長は呆れた様子で合意。

 

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どんどん仕事を振られ、チョン課長は青ざめています。

すっかり嫌われたんですね、資源2課。

 

ヨンイは英語で仕事の電話。
スケジュールを確認しようとカレンダーをめくり、新しいインターンが来る日が近づいていることにため息をつきます。

 

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なぜならそれは、グレの契約が終わる日を意味しているから。

そこへ、会議を終え戻ってくる上司たち。

マ部長にすっかり憎まれてしまった、そのうちトイレ横に移動になるのではと、ユ代理は完全に愚痴モードです。

そういえばグレが辞める日が近いのではとヨンイに尋ねるユ代理。これでまたキム代理の業務が大変になると、代理たちは気の毒がります。

 

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ソン次長たちがいくら頑張ってもグレを正社員にはさせられないだろう、自分たちもそれは承知だろうと口々に話す上司に、すっかり悲しくなってしまうヨンイ。

 

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ハ代理は落ち込むヨンイに視線をやり。

 

悲しみのあまり休憩室に抜け出してきたヨンイは、グレとの思い出を回想します。

 

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グレの事を利用しようとPTを提案したわけじゃないと話した日。

話の通じる人と組みたかったのだと。誤解だと。

 

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そして互いに合格し、おめでとうを言い合いながら、約束していたグレの謝罪を喜んで受けた日。

 

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その時、ハ代理が休憩室にやってきてヨンイの目の前に座ります。

「寂しいよな。同期が4人しかいないのに」と慰めるハ代理。

「本当に方法がないのかって。最近そればかり考えてます」

「方法は、ないな」

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うなだれるヨンイにハ代理が一つの提案をします。

「社内でムードを作ってみるのはどうだ? 一人より二人、二人より十人のほうがいいだろ? 騒ぐ人が増えれば、会社がスルーしてきたことをもう一度考え直すかもしれないし。だからって、なれるってわけじゃないが」

 

今言われたことを早速同期に伝えるヨンイ。

グレのことを残るに値する人だと会社に知らさねばと言います。

 

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「でもどうすれば?」

グレを宣伝するためのプレゼンを開くわけにも行かないし、大学のように壁新聞も出せないし、ドラマのように上役に直訴するわけにもいかないしと、ベッキも頭を悩ませますが。

 

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「なんで駄目なんだ? やればいいじゃん。行って話して説得して、泣いて騒いだら駄目か? 藁をもつかむ気持ちでやれるよ。誰かが馬鹿呼ばわりされるのは一瞬なのに、人をちゃんと評価するのはなんでこんなに難しいんだよ」

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「どこに行くんです?」

ヨンイの呼びかけに「何でもいいからやらなきゃ! 俺がイカれてると思われた、あの方法だって使うよ!」と歩き出すソンニュル。

 

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グレのために居ても立ってもいられないソンニュルは、二人を残して足早に去り。

ベッキも自分のやれることが思いついたと急いで戻っていきます。

 

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ヨンイもしばし考えたあと、ソン次長に電話をかけ、力を貸して欲しいと頼みます。

 

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もう涙が・・・・・・。

ソンニュルは再び因縁のイントラネットに投稿します。

 

繊維1課新入社員のハン・ソンニュルです。入社して2年経つので、新人ではありませんね。以前お騒がせした、あのハン・ソンニュルです。

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まず、遅まきながらお詫び申し上げます。先にお詫びを申し上げるのは、私の名前を見て閉じてしまう方がいらっしゃるのではという思いからです。
今日はとても大事はお話、いえ、お願いを差し上げたいのです。

 

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大事なお願いがあります。

 

2年契約の、チャン・グレ。営業3課で働いている私の同期。彼が正社員になれればと思います。

 

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ソン次長はヨンイを伴い、企画室長にグレの実績も考慮すべきではないかと直訴します。

 

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企画室長は、それは分かるものの、グレがインターンとして入ってきた時もコネだ、特別待遇だとインターンから不満の声が多かったと述べ。ヨンイは必ずしもそうではないと否定します。

 

「特別待遇ではなく、公正な評価をお願いしてるんです」

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2年前、私とともにチームを組んでプレゼンを通過。同期の中では最初に社長以下役員の参加するプレゼンを行い、その型破りなプレゼンによってなきものになるところだったヨルダンの中古車事業を成功に導いた、まさにあのチャン・グレです。

 

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そう。ある人はチャン・グレのことをコネ入社、高卒という修辞句で語るかもしれません。それらゆえ、彼は私たち全員が正社員として入社した時、2年の契約職として入ってきました。
インターンの頃から、ありとあらゆる苦しみを味わわなければなりませんでした。

 

 

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ですが心からワン・インターナショナルを自分の会社と思い、誰よりも一生懸命業務に取り組んできました。

 

 

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急いで戻ったベッキは。

グレのためにやはりパソコンに向かい、鉄鋼課と関連するグレの業績をまとめていました。

 

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覗き込み、正社員転換審査にはそういう資料も必要だと頷くカン代理。書き終えたら自分にも見せて欲しいと言います。

 

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そして続くソンニュルの言葉。

 

私たちと一緒に出社し、誰よりも遅く会社を出て、足りないスペックを埋めるために人の何倍も努力してきた人です。

 

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自分が企画し開発した事業アイテムが、契約職という理由で担当を外された時も、彼はそれを黙って諦めました。

 

『担当を変えてください』

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『僕は今日ほど自分のスペックが恥ずかしい日がありません』

 

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私もそうです。スペックが一体なんだからといって、人と人とが違うなどと言えるのでしょうか? ある人の努力が、なぜ他の人たちとは異なる待遇を受けなければならないのでしょうか?

 

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ソン次長はヨンイとともに法務部にも会いに行きます。

「それは社内規約に反映されないと。やたら正社員には変えられませんよ」

 

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「仰るとおりです。ですが定量的な評価において、専務の一件に絡めた別基準での評価をしないで頂きたいと、お願い申し上げてるんです」

 

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「お願いいたします」

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会社に適応できるかどうかに関わる、重要な基本。始発点でのチャン・グレは基本の証明が難しかったとしても、過去2年の間、十分に可能性を見せてきたのではなかったでしょうか?

 

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チャングレは正社員にならなければなりません。

 

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チャン・グレが私に言った言葉、“この繊維はハン・ソンニュルさんと一緒に売ることにします”。私にその約束を果たさせて下さい。

 

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皆様にお恥ずかしい姿を見せたハン・ソンニュルですが、その約束は守りたいのです。

 

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お願いいたします。

 

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視聴者開始20分で号泣です。

 

そしてまた朝が訪れ。

 

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いつもどおり忙しく働く営業3課。

今日は2年ぶりに新しいインターンを迎える日でした。
グレが来たのが昨日のことのようなのにとキム代理。

 

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「後任が来て嬉しいだろ? 行って先輩としてガツンとやってこい」とチョン課長に迎えに送り出されるグレでしたが。

 

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そこへ、ソン次長の訪問。

 

「3課。ちょっといいかしら?」

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会議室に呼ばれた営業3課は、思いがけないことを聞かされていました。

 

「可能性が出て来たということですか?」

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慎重に確認するキム代理。
ソン次長は頬を高潮させながら、言葉を続けます。

「本社から支社にもうすぐガイドラインが送られてきます。
業務能力に優れ、熟練した契約職は、正社員に転換することにしたんです」

 

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「チーフ以上が出席した会議で出たことなので、わが社もそのガイドラインに従うでしょう。流れが変わったんです」

 

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「チョン課長とキム代理も力を貸してください。私もベストを尽くして手助けします」

グレのこれまでの実績をまとめたファイルを作っておくように伝えるソン次長。

 

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「分かりました。勿論やっておきます」

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チョン課長と顔を見合わせ喜びを爆発させるキム代理は、グレに満面の笑みを見せます。

 

「やってみよう! チャン・グレ!」

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みんながグレのために。(涙)

 

席に戻ったグレは、空席のオ次長に心で呼びかけます。

 

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僕がまた 欲をかいてもいいのでしょうか?

 

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そしてオ次長は。

何故かスクーターにまたがってます。

しかもスーツで。

 

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窓を開けこちらを一瞥しながら通り過ぎる専務の黒塗りの車に、オ次長は気づきません。

そして着いた先は・・・・・・。

 

「ただいま戻りました、社長!」

 

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なんでこんなに遅いのか、配達が溜まってると文句を言われてますが・・・・・・。

 

・・・・・・え?

まさかの自営業? まさかのチキン屋?

マジで?!

その後も大衆食堂で安いキムパブを食べてます。

 

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・・・・・・お金ない?

 

他の客が自分のところのインターンが何も出来ないと話すのを聞くともなしに聞くオ次長は、グレを思い出しています。

 

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『一人でやる方法しか知りません。知らないから、教えて下されるじゃないですか。チャンスを与えて下されるじゃないですか』

 

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キム代理に電話をかけようとするも、ためらうオ次長。その時ソン次長から電話が入ります。

『オ次長、お久しぶりです。お元気ですか?』

「おお、心配するな。食えてるよ。俺がこっちをしっかり磨いとくから、クビになったらいつでも来いよ、俺を信じて。俺がレッドカーペット引いといてやるから、何もかも嫌になったらマ部長に辞表投げつけて来い」

 

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嬉しそうに笑うオ次長に、マ部長が部署長でもないのにどうしてマ部長に投げつけるのかと、こちらも笑うソン次長。

 

『チャン・グレさん。今日人事の評価を通って、経営企画室の会議に上程されました。あとは出席者の過半数の得票を得られれば決まりです。
各方面から話が入ってきてますが、チャン・グレさんの正社員転換、うまくいきそうです』

 

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「よかった。ありがとう。よろしく頼むよ。結果はいつ?」

『明日です』

「そうか。ありがとう」

電話を切り、祈るように視線を落とすオ次長です。

 

運命の日。落ち着かない同期たち。

集まって発表を待っています。

 

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「まだ?」

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「会議にソン次長が入っていったから、うまくいくんじゃないですか?」

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「このあいだマ部長とチョン課長が話してるのをちょっと聞いたんですけど、グループレベルで出た議論なので、楽観的みたいです。その上チャン・グレさんは実績もいいし、推薦する方も多いから」

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ヨンイの言葉にも、緊張が隠せないソンニュル。

 

グレは忙しそうに書類を抱え、通り過ぎようとします。
午後5時までに渡す書類がたくさんあるのだとグレ。

ヨンイが誘うも、時間がないとランチも断ります。

 

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いつもどおり、営業2課にも業務を尋ねられ、頼りにされるグレ。

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カン代理はグレに鉄鋼課の資料を机に置いておいたと伝え。グレはグレで、カン代理が必要とする報告書を既にベッキに渡していました。

 

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いつものように、仕事も早いグレ。

 

「ありがとう。チャン・グレさん、そのうち一杯飲みましょう」

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完全なる一員として、過不足ない働きを見せるグレ。その光景は一見いつもと変わりありませんでした。

 

誰もがいつもどおりに働いている営業部。

ソン次長が緊張の面持ちでやってくるまでは。

 

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そして流れる無音の世界。

その意味は、うなだれる人々、涙を流す人々が語り・・・・・・。

 

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グレは静かにソン次長に笑みを浮かべます。

そんなグレを痛ましそうに無言で見つめるソン次長。

 

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でも、ほどなくグレの顔からも笑みが消え・・・・・・。

 

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・・・・・・なんてこと。

 

一人立ちつくすグレ。

 

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暗くなってもグレはまだ佇んでいました。

 

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暗いオフィスを歩き、初めて来た日を思い出すグレ。

 

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そして、オ次長との思い出。

 

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もう駄目だ。

視聴者ギブ。もう駄目。もう見れない。

あーーーー。

 

グレは屋上に上がります。

駆け巡るたくさんの思い出たち。

 

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ソンニュルを殴ったあの日や。

 

初めてキム代理に会った日。

 

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専務のことを聞いてしまった日。

 

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そして、「粘れ」といってくれたオ次長。

 

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まるで今もオ次長が傍にいてくれるように、グレは隣りを見つめます。

 

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『せっかく入ってきたんだ。どうにか粘れ。ここは粘ったやつが勝つ場所だ』

 

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『お前は知らんだろうが、囲碁にこういう言葉があるんだよ。‘未生(ミセン)’‘完生(ワンセン)’』

 

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『俺たちはまだみんな、‘未生’なんだ』

 

 

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あの日の夕日を暗闇の向こうに見つめるグレです。

・・・・・・つらすぎてもう見たくないんですが。

もう閉じていいですか?

 

一方オ次長は。

ベンチャー企業を立ち上げたようです。

 

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ベトナムにヘルメットを売るために、直接ひと月かぶって性能を確かめてたそうです、オ次長。おかげで契約成立。

・・・・・・よかった~。
すわ飲食店従業員化かと。(笑)

わが社の一番の売り上げはベトナムへのヘルメット輸出だと上機嫌のオ次長に、「ムン・チュンギが付いてきたぞ」とキム部長。ムン社長のメッカフォンをまたやれと言います。

 

「やれません!」

 

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経営者が必要だからと言っておきながら、雇われ社長だと思って軽んじているのかとキム部長、もとい、キム元部長。
どうやら会社は、オ次長とオ次長の先輩が折半で資金を出して設立した模様です。

「ワン・アルミニウムで定時に上がって、せっかく楽に暮らしてたんだぞ!」

引き抜かれた模様のキム元部長。
オ次長は会社を興したときのことを回想します。

かつての先輩が持って来た事業企画書を見て、同業することにしたオ次長。

 

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社長にはキム部長を据えようと提案するオ次長に、先輩は反対します。

「あのギスギス男? 完璧主義者の上、お前が性格悪くなったような人だぞ、あの人」

反対するなら一緒にやらないとオ次長。

こうして会社を立ち上げたのですね。

半々で作ったのではなく、自分が51でキム先輩が49だとオ次長。

「分かったからそこの51、メッカフォンやれ!」

「ったく、ムン社長も義理堅いんだから」と呟きながら、常務の先輩に戻って社長と協議して欲しいとメールを入れるオ次長。

オ次長はカレンダーを見つめ「牛乳が発酵した頃だな。そろそろ飲み頃だ」と一人ごちて出て行きます。

・・・・・・牛乳???

会社を変わったら心を入れ替えて、早く帰り、子どもとも長く過ごす、済州島にも連れて行くと言ったくせに、一体何時に帰ってくるつもりかと奥さんに怒られながら、仕事に出かけるオ次長。

 

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相変わらず仕事の虫です。

 

そしてソンニュルは。

荷物が届いたと嘘を言われ、空港近くの出先から猛ダッシュで会社に戻ってきたのに、今物が空港に着いたから取りに行けとソン代理に嫌がらせされています。

のみならず、ソンニュルの父親の還暦旅行と知りながら、わざと行けないように研修をいれられ。

 

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怒りに震えるソンニュルは、机を開くと写真の入った包みを取り出します。

 

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なんと、女とキスするソン代理の写真・・・・・・。

ソンニュルは、ソン代理が夫のいる取引先の部長と不倫関係にあり、仕事に甚大な支障を来たしているとメモ書きし、調査を依頼。

 

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・・・・・・しようと思うも、出来ず。

 

母に旅行にいけなくなったと電話するソンニュル。父はいじけてしまい、電話に出てくれません。

ソンニュルは写真を燃やします。

 

「あの野郎は、ほんと。いっそのこと裏金をもらえよ。そのほうが攻撃できるのに、これはプライバシーじゃんか」

 

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ところがあくる日。

ソン代理を知らない男が訪ねて来て。

突然平手打ち。

 

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「俺が誰かって? 分からないか? お前、俺の女房と何した? キスしたのお前だろ? これでもしらばっくれるか?」

浮気相手の夫は証拠写真を見せ、泣きながら大暴れします。

 

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乙女っ子か!
なんだ、このポーズ!

ああ、しかしなんてすっきり!(笑)

 

ソン代理は「女房に何をもらった?」と言われ、身に着けている時計や靴を差し出そうとしますが、旦那さんが言っているのはそういうことではなく。
よって、当然怒りが収まるはずもなく。

引き続きぼこぼこ。

止めに入った課長も「浮気されたことない人には、俺の気持ちは分からない」で、だんまり。(笑)

ほどなくして。

階段でうなだれる鼻血がおのソン代理に近づくソンニュル。

 

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靴と上着を持ってきてあげます。

ちり紙を渡すソンニュルに、ウェットティッシュを持って来いと言っただろうと、こんな事態になってもまだ偉そうなソン代理です。

減らず口きけないほどやられりゃ良かったのに。

貼っときましょう。ソン代理ぼこぼこシーン。

 

 

 

ちなみにこの旦那さんは、カメオ出演の俳優オ・ジョンセ(오정세)さんです。

 

そしてベッキは。

仕事の業績で課長に褒められるような成果を上げるまでに成長し。
いまやカン代理のドイツ語スペルミスの指摘にも、逆にそれで正しいのだとやり返せるようにやっています。

ついでに昔指摘されたヴァの発声法を、実際は違うと力説。

 

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ベッキの幼稚っぷりここに極まれり!(笑)

正しい発音をやってみろとやり返してます。
でもやらないカン代理。

「私の通ったところではそう習いましたけど」

「どこに通ったんですか?」

「‘ヴァ!ドイツ語学院’」

あくまでも自分の勢いある「ヴァ」を貫くカン代理に、小声で「そこ、俺の同期が講師だけどね」と小声で勝ち誇るベッキです。

 

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ちなみにベッキ、ソウル大学ドイツ文学科卒業ってことになってるんでしたっけね?(笑)

小さな勝利のあと、ベッキはヨンイと二人でお食事に。

でも食べてるのは真っ赤なソンジックッ。

 

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うーわ。私も駄目です。食べれない。

これはですね。ようはするに、血の塊でございます。

ベッキに初めて親近感。(笑)

 

「全然食べれません?」

「その・・・・・・」

「ホラー映画もかなり観たんだし、そろそろピッチ上げましょうよ」

そこへ来れないとメールしてきたはずのソンニュルがやってきて、奪います。

 

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ソン代理は会社に通えなくなるのではと尋ねるヨンイに、サイコパスだから大丈夫とソンニュル。

「ところで、二人はいつ映画見に行ったの? 俺も映画好きなのに。同期を差別しちゃいかんよ」

焦りながら切り返すヨンイ。

「ホラー映画、好きです?」

「まさか。世の中にどんだけ映画があると思って、わざわざホラー?
あーあ。チャン・グレに会いたい」

 

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その言葉で固まる二人。

「4人が3人になって、角が埋まらないじゃん。なんだよこれ」

 

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グレがいたはずの空席を見つめ、肩を落とす3人です。

 

その頃グレは。

床を磨きながら英語の勉強中。

 

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お母さんは、知り合いが新たに始めた食堂でマネージャーを探していると言いますが、断るグレ。
どこか呼ばれているのかという母に、呼ばれるところを作らなきゃとグレ。
スクールにも通うと言います。

中国語が上達したか、話してみろと母。

「ニーハオ」

 

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・・・・・・え?

親子がじゃれ合っているところにヨンイが誘いの電話をかけ、グレは出かけて行きます。

 

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「3週間ぶりですね。もう3年も経ったみたい。毎日会ってたのに、会わなくなっちゃったから。送別会もやらずに、あんなふうにさっさと行っちゃうんだから」

不服そうなヨンイの顔に、頭をかくグレ。

「チャン・グレさんは早く忘れさせようと思ったんでしょうけど、残された人間は申し訳ない気持ちだったんですよ」

「いやいや、そんなつもりじゃないですよ」

「ハン・ソンニュルさんはチャン・グレさんが辞めたあとは、元気がなくなって15階に下りてもこないんです」

ヨンイは会社の近況も話して聞かせます。新たにインターンが入ってきたのだと。

「でも、チャン・グレさんみたいに“この人だ!”っていう人はいないんです」

 

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「え・・・・・・?」

 

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・・・・・・ラブ?

最終回にラブ?

・・・・・二股?!

そんな展開が既にあったとも知らぬ、ベッキとソンニュルの到着。

 

 

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ソンニュルはくるなり抱きつきます。

「チャン・グレ! 俺の愛も‘9 to 6’だったらいいのに!」

 

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「なんすか、くるなり。ちょっと」

ポケットから栄養ドリンクを出し、ヨンイにだけあげるグレ。不満げな男二人には「僕、無職ですよ?」で終了。(笑)

こうして3週間ぶりの再会を喜び合う同期たち。

視聴者の顔までにんまりしてきます。

なにやら深刻な顔で、語りだすソンニュル。

「お前の心からもう出たいのに、ずっと残業しちまうんだよな」

 

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なんだそれ!

爆笑!

「じゃあ今日から、永久に退社・・・・・・」

「やだね!」

 

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なにこのラブライン!(笑)

「チャン・グレさんの心は、ハン・ソンニュルさんの思い通りに出社したり帰ったりできるところじゃありませんから」 byベッキ

ヨンイはグレの前で出社だのなんだのと使わないで欲しいのに、ソンニュルは構わず「俺はお前の心の中ではどういう位置? 平社員? 代理?」などと聞いてます。

いい加減にしろとヨンイに睨まれ、「つまんない?」とやめるソンニュル。

・・・・・・面白かったですけどね。(笑)

 

ベッキは遠慮がちに、オ次長には誘われてないのかと尋ねます。表情を曇らせるグレ。その顔に、ヨンイはすぐさま「オ次長の立場に立てば、まだ落ち着いていない会社に呼ぶのは、申し訳ないと思ってるかもしれませんよ」と気遣います。

ヨンイの言葉に「確かに。冒険は自分ひとりで十分だと思っているかもしれませんしね」とベッキ。

 

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ヨンイはグレから連絡してみたらどうかと提案します。ベッキも気軽な挨拶電話のようにかけてみろと同調し。

ソンニュルは沈んだグレにまた妙な決め台詞を繰り出し、みんなに「いい加減にしろ!」と突っ込まれ。

「チャン・グレ。会社っていうところはさ。お前の思い通りに出たり入ったりできるところじゃないじゃん。まるで俺のお前への愛が、俺の思いどおりに出たり入ったり出来ないのと同じでさ」

 

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っていうか、この顔は本当に酔っ払っているのでは、ソンニュル?!(笑)

 

グレは機嫌よく歌いながら帰宅します。

 

「どんどん遠ざかっていく♪
青春はずっとそこにあると思っていたのに♪」

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歌っているのは、満31歳で亡くなった故キム・グァンソクさんの名曲、『三十歳の頃に』。

この真冬に、なぜかTシャツ一枚なんですが、この子は。

・・・・・・そうか。季節が春設定なんですね。

「季節はまた巡り来るけど♪ 去り行く僕の愛は・・・・・・」

そこへ響く、耳慣れた声。

 

「先輩たちが働いているのに自分だけ遊んで。鼻歌が出てくるだろうよ」

 

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わお!!

オ次長ー!!

 

「次長! どうしてここに?」

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「身辺整理、終わったよな?」

「え?」

「もう3週間も経ったろ。牛乳はすっかり発酵した。スーツもあるしワイシャツもあるし。ネクタイもあるしバッグもあるし、靴もある」

 

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「いつでも出てこられるな」

 

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やったーーー!!

泣く!!

 

そしてこちらは。

いつもどおりに働く営業3課。

キム代理とチョン課長のところにも、新しいインターンが来ています。

慣れずに忙しないだけのインターン。二人は溜まった仕事を処理しきれず、一層忙しそうです。

 

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ため息で顔を見合わせる二人。

キム代理はチョン課長と屋上に行きます。

 

「この頃、時間が経つのが遅いんですよね。矢のように過ぎていってたのに」

 

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「つまらないな」

すっかり元気をなくしたキム代理に、チョン課長は寂しげな顔で答えます。

 

「まだ仕事に面白みを求めてるのか?」

 

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「たしかに」

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自嘲気味に笑うキム代理の寂しそうな顔。

ああ駄目だ。
視聴者も胸がビリビリいってます。

 

下を見て、3人で牛乳を飲んだ日を思い出すキム代理。

 

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「なんで・・・・・・寂しいんだろ」

 

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なんという悲しさ。

涙が・・・・・・。

 

残された者たちの悲しみも知らず、グレはオ次長の新しい会社「イサン・ネットワーク」に出社しています。

 

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グレはオ次長の家族写真を立てますが、戻ってくるなりそれを伏せるオ次長。

「次長。昔から気になってたんですが」

「なんだ? 早く言え」

「どうして家族写真をずっと伏せてるんですか?」

 

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「うるさいからだよ。うちの嫁さんの小言、聞いたことないだろ? 小言は時々聞くから小言なんであって、しょっちゅう聞いてたら‘あ、犬が吼えてる。牛が吼えてる’と思うようになるんだよ」

相槌を打つグレに、分かって頷いてるのかといぶかしみつつ、オ次長はキャリア職の求人広告はどうなっているかと尋ねます。

まだ問い合わせはないとグレ。
他にも青年インターン制度を利用して求人募集をかけようと話す、キム部長改め社長とオ次長なのですが。

そこへ突然キム代理が登場。

 

 

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呆気に取られる人々をものともせず、ずんずん入ってくると勝手に自分の席を決めます。

 

「僕の席、ここかな? 何からやりましょう?」

 

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「部長! じゃなくて、社長! 僕が参りましたよ~!」

 

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その勢いに、ただただ呆気に取られるグレ。

 

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「来る時ここの建物ぐるっと回ってきたんですけど、屋上がぁ! 屋上がなってないですよ、屋上が! あ、チャン・グレ! 求職情報サイトの広告、早く下ろしとけ。早く下ろせ!」

ようやく口を開くオ次長。

「なに言ってんだよ、お前! うちはちゃんと手続きを踏む会社なんだよ! ちゃんと選ばなきゃ駄目なの!」

「なーにが手続きですか! 土俵を変えろって言ったじゃないすか!
あいつだってコネ入社なのに」

 

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「ちょ、え? なんでですか~! チャン・グレが土俵を変えるのは受け入れるのに、僕は駄目なんですか? ねぇ? ねぇ? ‘やってよ! やってくれってば!’」

「やだね。やだやだ」

キム代理に近づくグレを遮るオ次長。

「なにやってんだよ、お前。やめろ」

 

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「って、来いよ~!!」

 

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抱き合う二人に割り込むグレ。

 

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涙が出る。(笑)

 

そして割り込みたいキム部長改めキム社長。

 

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でも割り込ませず。

 

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ヒドイ。(笑)

「仕事しろ!」とむくれちゃいました。

 

でも。

このことで独りぼっちになってしまったチョン課長。

 

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仲間のいなくなった席を一人歩きます。

 

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かつてのオ次長の椅子を撫で、座ってみるチョン課長。

 

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ああ。
痛い。

行っちゃえばいいのに。
でも、そこでの出世を目指すんですよね、チョン課長は。

その椅子に座ってみて。そこから眺めてみて。どうですか?
って。聞いてみたくなります。

去る者の悲哀。
残される者の寂しさ。
それでも生きていく、毎日。

 

可哀想なチョン課長の後になんなんですが。

貼っていいですか? キム代理合流の喜びシーン。

何度見てもキム部長が気の毒です。(笑)

 

 

 

気の毒だ~。(笑)

しかしなんて癒されるんでしょう。
嬉しくて嬉しくて。

本当にチョン課長にごめんなさい。

でも絶対行けば歓迎されますYO!

 

こうして月日は流れ。

例の中国朝鮮族の工場長ソ・ジンサンが、とうとう事件を起こします。

中国工場から携帯ケースのサンプルを持って逃げた模様。

「うちが契約した携帯のメタルケースのことか?」

キム社長の言葉に頷くオ次長。

 

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「どこにいるのか分かるか?」

「追跡中です。出入国管理事務所に駐在員を行かせました。すぐ見つかると思います」

 

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おお~。
オ次長はチョン課長を通して古巣と取引してるんですね。
パターンですね。
大手企業からの独立ベンチャー組みが、古巣を最大の取引先にしてビジネス。

・・・・・・てかグレがカッコよくなってますけど・・・・・・。

下手をすれば契約が飛ぶかもしれないと社長。
ワン・インターナショナルとの取引は、オ次長と関連して3件、グレは2件プラス進行中なのが1件。

ワン・インターナショナルにとってはバイヤーの信用問題と人員管理上の問題に過ぎないが、こちらにとっては社運がかかってると社長。

にわかに緊張が走ります。

 

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その時、チョン課長からヨルダンに逃げたらしいと折り返しの電話が入ります。

キム代理はベトナム出張を延期できず、社長の指示でグレが飛ぶことに。

 

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「ビザ申請してエアを抑えろ。アンマンのチョ代理に連絡入れとけよ」

 

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かくしてヨルダン出張へと旅立つグレ。

 

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空港でチケットを受け取ったグレに入る、オ次長からの電話。

『アブダビで乗り換えるの、分かってるよな。空港出ちゃ駄目だぞ』

「はい、分かってます」

 

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『アンマンに着いたら、チョ代理が来ているはずだ。チョ代理の電話番号分かるよな?』

「はい、知ってます」

『それと、変なもの食わないで・・・・・・』

「次長。僕、子どもじゃありません」

 

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『・・・・・・そうか』

「行ってきます」

 

・・・・・・めっちゃカッコよくなっとる。

やばーーい。(笑)

 

こうして無事ヨルダンに入国し、チョ代理と会うグレ。

 

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ソ・ジンサンがアンマンにいるのは確認できているものの、ホテルやゲストハウスにはいないとチョ代理。

「知りあいの家は?」

「そういう知り合いもいません」

ニセハチミツを売りつけられた時の会話を思い出すグレ。

ヨルダンの裏通りに一日1万ウォンの部屋があると、ソ・ジンサンは言っていました。

旧市街地のホテルは探してみたかと尋ねるグレに、そっちにはホテルがないとチョ代理。

 

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あるにはあるが、とても古くて一晩1万ウォンのところだと聞き、確信するグレ。

ここまできてそんなところには行かないだろうというチョ代理に、探してみて欲しいと頼むグレです。

「ところで、オ次長はどちらに?」

 

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オ次長は、砂漠でジープに乗ってました。

 

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しかもBGMにウラジーミル・ヴィソツキーの『野生の馬』、原曲かかってますけども。

なんだこの展開?(笑)

着信ベルで、歌の音量を下げるオ次長。

『今どちらに?』

グレの電話に土を見てると答えるグレ。グレは本当にそうやって過ごすつもりかと呆れた様子です。

「お前、ロシアのマフィアがどうして膝に刺青入れるか知ってるか?」

『はい?』

「決して跪かないという意味だ」

『は?』

「諦めないってことだよ。やれることは全部やらんとな」

 

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小言を言おうとするグレに、仕事には常にプランBが必要なのだとオ次長。社運がかかっているので緊張して取り組めと言い残し、電話を切ります。

そして熱唱しはじめてます・・・・・・。(笑)

グレに電話をかけなおし、3時間後にペトラ遺跡で会うことにしたオ次長。

一人英語で詩を諳んじながら歩き始めます。

その声は、おののいたようにペトラ遺跡を進んでいくグレの姿に重なり合います。

 

黄色い森の中で 道が二つに分かれていました

 

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両方の道を進むわけにいかず 残念に思いながら

 

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長いことその道の折れ曲がった下のほうまで

眺め得る一番遠くのほうまで 眺めていました

 

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そして 同じように美しい別の道を選びました

 

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その道には草が茂り人が通った形跡もなく

人がもっと歩かなければと 私は思ったのでしょう

 

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その道を行けば そこもまた同じようになるだろうけれど

あの朝、二つの道には

枯葉を踏んだ足跡は見当たりませんでした

 

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私は次の日のために もう一つの道は残しておきました

道は道へと果てしなく連なるものゆえ

私が再び戻り来ることがあるだろうかと疑いながら・・・・・・

 

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いつの日か いつの日か私はどこかで

ため息で話すことでしょう

 

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‘森の中に二股の道があり

私は人が歩いていないほうの道を選びました

そしてそれが我が人生を

こんなふうに変えたのです’と

 

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シークの奥に現れたエル・カズネ。

そしてオ次長。

「エル・カズネ。ファラオの宝。ペトラの門。隊商が必ず通らなければならなかった場所だ。東のペルシャ湾と南の紅海、そして西の地中海を結ぶ古代貿易路の中心だったからな」

 

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「香の道、ですか」

「考えてみたら。俺の18歳の時の夢は、世界中を行きかう人間になることだった。『インディー・ジョーンズ3』を見て決めたんだ」

「『インディー・ジョーンズ3』?」

「すっかり忘れてたのに、ヨルダンに来て思い出すとはな。夢を」

 

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「このペトラも、隊商貿易が衰退する中で千年以上忘れられてきた道だった。だからな、こう思えてくるんだよ。夢を忘れたからて、夢が夢でなくなるわけじゃない。道が見えないからって、道が道じゃなくなるわけじゃないって」

 

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「魯迅がこう言った。希望は本来、あるともないとも言えない。それはあたかも、地上にできた道に同じ。地上にはもともと道はない。行く人が増えれば、道になるのだと」

なにやら含蓄のある言葉を述べ続けるオ次長でしたが。

「ところで次長。なぜここで会おうと仰ったんです?」

 

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今言っただろうとオ次長。グレには何のことか分かりません。

「だから、今言ったろ?」

「・・・・・・え?」

 

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「アン・ヨンイを連れてこなきゃいけなかったんだ。アン・ヨンイならすぐ何のことか分かったのに。アン・ヨンイを連れてくるべきだったんだよ!」

 

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出た、またアン・ヨンイ病。(笑)

 

「もしかして。ソ・ジンサンを必ず捕まえろという意味ですか?」

 

(ニヤリ)

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あれだけ哲学チックに喋って、結論それすか!(笑)

 

米国の詩人ロバート・フロストの『選ばれざる道』や魯迅の『故郷』の一説を引用し、秘められたる知性を余すところなく見せてくれているオ次長。
今までもそうですが、含蓄ありすぎて痺れますね。
これは、女性の部下がいたらいけない。
いえ、男性でも勿論いいんですが、いずれであれ。
このおっさんに、みんな幻惑されちゃいます。(笑)

ペトラ遺跡でのシーン、貼っておきましょう。

映像はエル・カズネに到着したグレのシーンから始まっています。

 

 

 

しかし。

・・・・・・こんなにカッコよくなっていいの?

私のグレはどこ?

あの気弱な笑みはどこ?

「え?」の時のあの目を細めた表情は、なんですか一体。いいんですか、上司にあんな顔して見せて。

お嫁に行きたい

こうして敬愛するオ次長のお達しを受け、気合入れてアンマン中を探し回るグレ。

 

 

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チョ代理とともに、安宿を訪ねます。

掃除の人にここにいたソという人物はもうチェックアウトしたのかと尋ねるグレとチョ代理でしたが。

 

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飛んで火にいるソ・ジンサン。

グレとチョ代理は全速力でソ・ジンサンを追いますが、文字通り脱兎のごとき逃走ぶりで、なかなか追いつくことが出来ません。

 

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グレは追跡の最中、なんと車に衝突!

 

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でも起き上がってまた追うっていう。

 

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・・・・・・身体能力が上がりすぎでは。(笑)

 

こちらも曲芸のようにビルからビルに飛び移るソ・ジンサン。

 

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この人も一体・・・・・・。(笑)

 

そしてやっぱり身体能力がターミネーター化したグレも、飛び越えます。

 

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一体どうやって撮影したの?!(笑)

 

そして飛び込んだ先は礼拝中だったりして。

 

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子どもたち可愛い♪

こんなイケメン飛び込んできたら、礼拝どころじゃなくな・・・・・・。
なんて不謹慎なこと言ってはいけませんね。すみません。(笑)

 

無理にビルを飛び移ろうとして落ちそうになるソ・ジンサンを捕まえるグレ。

 

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グレは中国の工場から盗んだサンプルはどこかと尋ねます。素直に言えば解雇で済むが、このまま嘘をつき続けると民事・刑事上の罪を問うしかないので、今のうちに話して欲しいと説得します。

 

「家を売り払って刑務所行きになりますよ」

 

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はぐれた筈のチョ代理も、ありえない身体能力を発揮して追いつき、部屋には物はなかったと報告。

チョ代理に襟首をつかまれたソ・ジンサンは、証拠を出せ、大使館に連絡して外交問題にすると口にしますが。

 

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「しょうがない」

シラを切り続けるソ・ジンサンに目隠しするグレ。

 

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完全にスパイ物の様相です。(笑)

1話の時から散々見てきた方もいるでしょうが、貼っておきましょう。
グレの追跡シーン。

 

 

 

同じもののはずなのに、1話で見た時よりもグレが100倍カッコイイのは、どういうわけでしょうか?

ストーリーの力って、すごい。感情移入は世界を変えます。(笑)

そしてグレとチョ代理は、ソ・ジンサンをとある小屋に連れて来ます。

 

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ソ・ジンサンは逃げようとしますが、むしろ行かせるグレ。

 

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そこは砂漠。

おそらくオ次長のプランB。(笑)

「もう一度言います。物さえ返してくれれば、解雇だけで終わります」

 

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それでもまだシラを切るソ・ジンサン。自分はグレの会社の人間ではない、韓国人でもない、こんなことしていいのか、そんなことを言われる覚えはないと。

仕方なく立ち上がり、グレはオ次長に電話をかけます。

捕まえはしたものの、吐かないとグレ。証拠もないのでどうしようもないという言葉に、チョ代理は慌てます。

「え? ロシアマフィアの膝の刺青、ですか?」

 

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勝ったつもりで調子付くソ・ジンサンに、ロシアの会社もあなたを必死で探しているようだと告げるグレ。

グレはチョ代理に向き直り、その会社のロシアマフィアの占有率はどれくらいかと尋ねます。

「オ次長が言うには、70%くらいだということですが、そんなことあり得ますか?」

 

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「ああ、そうだ。数年前からあっちのほうで金になるとは聞いてました。もうそんなに持分あるんですか? なんだよ、それじゃマフィアの会社じゃないか」

 

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マフィアと聞いて焦り始めるソ・ジンサン。

グレが仕上げに入ります。

「オ次長が必ず伝えてくれと仰ってました。
ロシアでは特に、法律より暴力に親和性があるそうです」

 

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「な、なんでそんなことを?」

オ次長は電話でそろそろ終わろうと号令。

 

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その言葉をそのまま電話口で口にするグレ。

グレが発した聞き慣れないロシア語に、ソ・ジンサンは更に恐れだし・・・・・・。

 

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テントの外から聞こえる爆音。

‘法律より親しみのある暴力’が来たと、涼しい顔のグレ。

 

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「まだ遅くない。どこにあるか言え。話つけてやるよ」

 

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泣き声になりながらアンマン空港のロッカーに置いたと告白するソ・ジンサン。

「ごめんなさい。あいつらを追い返して下さい」

 

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望みの答えを聞きだしたグレに、「チャン・グレさん。完全にワン・インターナショナルの人間になりましたね」と笑いかけるチョ代理。

その時テントの中にオ次長が入ってきます。

 

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「いま誰のことをワン・インターナショナルの人間って言った?」

 

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「こいつのことか?」

「例えて言えばってことですよ。チャン・グレさんが今回の件でワン・インターナショナルに大きな損害が出ないようにすごく頑張ってくれたから」

 

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「それがなんでワン・インターのためなんだよ! うちの会社が損害をこうむるからだろ!」

 

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(はじまっちゃった)

 

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「同じことでしょ。ワン・インターの損害が、すなわちオ次長の会社の損害に・・・・・・」

「るさいわ!」

 

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オ次長は、うちは仕事は盗られても人は盗られないと怒っていますが、それはオ次長だけのルールと聞いてるとチョ代理に切り替えされてます。

・・・・・・って、カッコよくて内容が頭に入ってこない。

グレがあまりにカッコよくて、もう全然内容が入ってきてません、このあたりから。

あまりにも別人です。

ロシア語(?)でソ・ジンサンにめちゃめちゃ怒鳴るオ次長。

 

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助けを求めるソ・ジンサンにグレは・・・・・・。

 

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カッコイイだけじゃん!(笑)

 

夜が明け、砂漠を出るオ次長とグレ。

 

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オ次長は昨日の一件がまだ引っかかっている様子です。

 

「チャン・グレ。お前なんでワン・インターナショナルの人間って言われて黙ってた? お前まだ未練があるのか?」

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「いいえ」

「前は4大保険さえ入れればいいと言ってたくせに、1年経ったらやれ年俸だ、福利厚生だ、そういうのが気になってるんだろ?」

 

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「まったくですよ。ボーナス上げてください」

 

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Rのこの角度・・・・・・。

助手席に乗りたい・・・・・・。

 

車が走り始めても、ワン・インターナショナルに本当に未練ないんだなと念を押すオ次長。

「どうですかね~」

 

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「なんだと、こいつ」

「次長、僕を落としてみて下さい」

「なに?」

 

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「惑わして捕まえてみて下さい。次長の何を売れます?」

 

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かつての会話を思い出すオ次長。

『お前の何を売れる?』

『努力です』

 

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『僕は今まで努力を使って来なかったので、まっさらさらの新品です』

 

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『・・・・・・ま? さら?』

 

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『一生懸命やります。とにかく一生懸命頑張ります』

 

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「行け、この!」

 

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いきなり頭を殴るオ次長。(笑)

 

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「ちょ、次長! 怪我しましたよ! 頭ぶったらいけないのに」

 

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車の中で特別手当てを出すの出さないのとやりあう二人に重なる、最後のグレのモノローグ。

 

道は 歩くのではなく歩きながら進むためのものだ

 

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進めない道は 道ではない

 

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道は誰にでも開かれているが

 

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みんながその道を手にできるわけではない

 

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また道だ

そして

 

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一人じゃない

 

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(END)

 

うーーわ。

なにこれ。

なにこの壮大なスペクタクル感。

もう、お手上げです。

大好きです。

愛してます。

とエンドロールを感動で見守る視聴者だったのですが。
最後に本当の終わりが、まだありました。

 

グレのお父さんが亡くなった日。

 

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これまでに何度も見てきた、嘆き悲しむ母とグレの姿。

弱々しく立ち上がったグレの肩に激しくぶつかっていったその人は。

 

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オ次長だったのです。

 

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イ・ウンジさんを亡くした日に。

二人が出会っていたことは、神のみぞ知る。

 

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・・・・・・運命ってことですか。

うーわ。

放心。

このまま三日くらいは放心できます。(笑)

はー。

凄まじいですね。なんというドラマでしょう。
飛んでいった魂が、帰ってこないんですが。

気を取り直して。まとめます。

とは書いてみたものの、まとめられませんが。(笑)

 

あまりにも良すぎて、言葉が出てきません。
こんなに深い響きを伴うドラマ、この10年あっただろうかっていう。
今を描いているからこそなのでしょう、他のどんな‘ドラマ’よりも心に沁みました。

挫折することの多い人生で。
道に迷うことのほうが多い人生で。
生き残るために誰かに勝つのは当然だと開きなおることを覚える人生で。

その何かが変わるかは分からないけど、なにかは確実に与えてくれたドラマ。これから選ぶ道を、その意味を、自ら見出せるように支えてくれるドラマだったように思います。

うーん。素晴らしかったです。
いいじゃないですか、ヨルダン。
ファンタジーです、確かに。グレは確かにマット・デイモン張りでした。
「ファンタジーをください」と途中泣きが入った視聴者の願いを叶えた、監督からのプレゼントだと思うことにします。(笑)

人の温かさに。どれほどつらく厳しく冷たい世の中に思えても、結局人は人の温かさに、救われるんですね。
そして、今苦しくてたまらない人たちに送られた、‘버텨라’。

粘れ、踏ん張れ、耐えろ、色んなニュアンスで翻訳できる言葉ですが、ともすれば‘ひとごとだと思って’と思われそうなこの言葉を、こんなに暖かく響かせることができるだなんて。

耐えろなんて言われなくてももうとっくに耐え続けていて、これ以上踏ん張れないくらいの人に向かってなおも「粘れ」と言えるのは。
その人がその先を生きて欲しい、愛する人だから。
それが伝わったから、粘って耐えて頑張れるんだってことを、教えてくれた気がします。

まだ手放したくないんですが。

ぐっと胸の奥に、大事に、大事に、大事に。
いつまでもしまっておきたいです。

素晴らしい作品を見せてくれたすべての人たちに感謝しつつ、最後はオ次長の名台詞を視聴者も万感の思いで送り返させていただきます。

“더 할 나위 없었다.

YES!”