みなさま、こんにちは。

いよいよやってきてしまいました、最終週。
見た翌日まぶた腫れました。(笑)

ずっしり重苦しい気持ちで、まいります『未生/ミセン』第19話。

 

緊張の面持ちでグレとソク代理の録音を聞く営業3課。

 

 

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専務への疑いを口にするグレの言葉を聞くオ次長の表情は深刻です。

『チャン・グレ!』の怒鳴り声で録音再生が終わり。

 

「チャン・グレ。なんのつもりだ? 俺がなんて言ったか・・・・・・」

 

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グレへの言葉を飲み込み、キム代理にソク代理に繋ぐよう伝えるオ次長です。

オ次長はソク代理に笑いながらグレの言葉を誤魔化します。

「そんなことはないよ。うちの新人が失言しただけだ。いやいや、そんなことはまったく思ってない。はっきりさせたいだけだったんだ。心配しなくていい」

電話口のソク代理に笑い声を交えながら否定し続けるオ次長の様を、部下たちは息を呑んで見守っています。

「録音? あんなのもう全部消したよ。韓国に戻ったら酒をおごるよ。お疲れさま」

 

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電話を切ったオ次長はため息をつき、キム代理とチョン課長に席を外すように言い。

グレと二人きりになるオ次長。

「俺のことを、あくまで信じられないのか?」

「次長・・・・・・」

「俺が決めると言っただろう。よく聞け。お前が今日取った行動のほうが、よほどチームをより危険に落としいれる可能性が高いんだぞ」

 

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外に出たキム代理は、なぜグレはあんな馬鹿な真似をしたのだろうと、戸惑いを抑えきれずにいました。

「ソク代理がどれだけ不安になるか。まるで専務に不正があるかのように問い詰めて、そこにソク代理が頷く格好になっちゃったんですから」

 

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オ次長はグレに言葉を続けます。

「ソク代理は自分の言葉に責任を負える立場にない。不安を解消するために、なにかしてくるかもしれない。その上専務の不正を立証する証拠も根拠もない。こんな状況で言葉が独り歩きして事態が大きくなり、本当に専務に何の問題もないと明らかになれば、その責任は間違いなく最初に言い出したお前と、うちが負うことになるだろう」

 

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自分が何をしでかしてしまったかを分からされ、愕然とするグレです。

チョン課長はキム代理に、グレがオ次長の意図に気づいてしまったのだと話します。そのせいでオ次長の判断力が曇っているのではと感じているようだったとチョン課長。それで自分の疑念を自分で晴らそうとしたのだと。未熟だが、グレなりにチームを救うつもりだったのだろうと語るチョン課長。

 

「自分のせいだと思うと、耐えられなかったんだろう」

 

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キム代理はグレの不可解な行動の合点がいくものの、「馬鹿なやつ。どうして先に話してくれなかったのだろう」と悔しさをにじませ。

再び集まった営業3課は、素早く手を打ちに出ます。

ソク代理は安心させておいたから大丈夫だろうと落ちつかせるオ次長ですが、チョン課長はもっと確実に安心させるにはこの案件を再開し、進めていると見せるしかないと言います。

 

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「チョン課長の言うとおりだ。こうなった以上、進むしかない」

再び仕事を開始するようキム代理とチョン課長に指示するオ次長。
法務部に書類を送り、細かい点検を受けるよう指示します。ポシンの契約書もこちらに有利になるよう作製するよう伝えるオ次長に、エージェントの件はどうしたらいいかとキム代理が尋ね。

専務に会ってくると、オ次長は急いで出て行きます。

 

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・・・・・・はぁ。

なんてことだ。

オ次長の問いに、専務はエージェントとは確かに話がついていたと平然と認めます。そんな項目はもらった書類には入っていなかったと抗議するオ次長ですが、状況が変わったと前に言ったではないかと専務。オ次長は既存の‘関係(コミッション)’でも十分カバーできると言いますが、その程度は別の会社もやるので、プラスαが必要だと専務は続けます。問題になりそうな項目を細分化したまでだ、これも‘関係’だと思えと専務。

オ次長はこれでは収益が0に近いと指摘しますが、専務にはまるで動揺が見られません。

 

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自分はここに勤めて28年目だと専務。会社と成長をともにしてきたし、常に結果で語ってきたのだといいます。

これまで世界経済の状況が悪化した時も、自分の中国でのラインを総動員して何度も会社を救ってきたと語る専務は、自分が会社を大きく育ててきたのだ、世界中に自分のパートナーを作ってきたからこその結果なのだと言い募ります。

「今回もそうだ。‘関係’がいくらになろうと、会社のためにすることだ」

 

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会社のためだと力説する専務を、オ次長はあえて否定はしませんでした。

「専務がどのように会社を育ててきたとしても、尊重します。ただ、この件ではやめてください。この件では‘関係’は私たちが進めたとおりにします。それが私たちが納得できる最大値です。なので、これ以上無理をさせないようお力添え下さい」

 

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「エージェントの条項は、専務ご自身で抜いて下さい。出来ないのであれば、うちが進めるのは難しいです。抜いて下さるなら、2番目の事業はうちが必ず取ります。専務の副社長昇進に支障なきよう進めます」

 

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話し合いを終えたオ次長はエージェントは抜き、元通りに進めるように指示。

 

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グレを残し、表に出る3人。
専務を脅迫してきたのかと、キム代理は驚きを隠せません。

それでもいいのかと心配そうに尋ねるチョン課長。

 

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「大丈夫ですか?」

「専務は飲むさ。副社長にならなきゃいけないんだから」

悩んだ専務はチョン課長を自室に呼び、意見を聞くことにします。

緊張の面持ちで座るチョン課長に、まずは営業3課を褒める専務。

営業3課は仕事をしっかりすすめ、短期間に物量をよく確保したと労いつつ、専務はチョン課長の緊張も見抜いています。

 

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「お前はどう思う? エージェントの条項を抜いても、ポシンが次の事業を任せたいと思う内容になると思うか?」

「私にはよく分かりません。ですが、オ次長は必ず成功させるはずです。なので、信じて任せて下さい」

 

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オ次長がグレのことを言ってなかったかと探りを入れる専務です。

ソンニュルは相変わらずソン代理の件で振り回されていました。
なにやら副資材を期日までに納入せず、それも何度も安い素材に勝手に変えている様子。イ部長が大丈夫だといっているとの先方に、直ちに取り決めどおりに送るよう迫るソンニュル。
このままではクオリティに問題が生じるため担当者を呼び出そうとするソンニュルに、お前が出向けとおかしなことを言うソン代理。

 

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折り返しかけてきた業者には、こちらに来る必要はないとまるで機嫌をとるかのようです。

ますます怪しくなってきたソン代理のあとをつけ、こっそり電話を聞くソンニュル。

 

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そんなことない。今までたくさんもらってきたのは分かってる。必ず借りは返すなどと、焦った様子で繰り返し話すソン代理。明日の夜会って話そうと電話を切ります。

ソンニュルはいよいよ自分が疑っていたことが本当かもしれないと緊張を隠せません。

給湯室で顔を合わせたヨンイとソンニュルは、グレが急がしそうで同期ランチに誘えなかったと残念そうに話します。

ベッキもやってくる中、話を進める二人。

 

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心当たりのあるヨンイは、元々マ部長が資源3課と進めていた中国との案件を、最近専務が営業3課に投げたのだと言います。規模が大きく、成功すれば5億ドルだと。成功すればチームを大きくできるチャンスだからだろうとヨンイ。

早合点するソンニュルは、オ次長に失望したと口にします。専務にはすべて反対かと思っていたのにと。ヨンイは自分も意外に思っていると同調し。

 

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ベッキは口を挟むことが出来ずにいたのですが、「専務が糸を垂らしたからって、すぐに食いつくなんてがっかりだ」とオ次長をなじるソンニュルの言葉を聞いてしまったグレが飛び出し。

「何言ってるんですか?」

 

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「よく知りもしないのに、いい加減なことを言わないでください!」

 

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グレは言葉を詰まらせ、やっとのことで同じ台詞を絞り出し。

「いい加減なことを・・・・・・言わないでくれって言ってるんです」

 

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泣きだしそうになりながら怒って出て行ってしまうグレを、呆然と見送る同期たちです。

階段でオ次長の言葉を思い出すグレ。

 

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『そうだとも。お前を救うチャンスだ。だから俺が最後に出来ることをするつもりだ。何故かって? 今やらなければ、次にチャンスがきたとしても俺が・・・・・・。もう一度そういう気持ちになれるか分からないから』

 

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頭を抱えてしまうグレ。

ベッキは直後、二人に説明します。オ次長が引き受けたのは、それでグレを正社員に出来るかもしれないからのようだと。

「正社員がかかってるだって?」

 

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オ次長が部署長になれば人員増員の要請が出来るからだと、すぐ合点のいくヨンイ。

「どうやったら成功させられるんだ? 俺はなにができる? 何をやればいい?」

 

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「何もできないと思います」

ベッキの答えに頭を振るソンニュル。

「違うよ。何かあるはずだよ。ソン次長の時みたいに俺たち・・・・・・」

「いいえ、ハン・ソンニュルさん。これはあれとは違います」

 

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グレのために何かをしたくても、何もできることがない事実をかみ締めるしかない新人同期たちです。

 

グレは専務とロビーで顔を合わせ。

専務は再びグレに、なぜ囲碁をしにこないのかと声をかけます。

 

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時間が出来たら上がって来いと言い残す専務。

一方オ次長は専務の秘書室から電話を受け、専務に夕飯を誘われます。

 

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向かった先には、専務とグレの姿。

 

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グレもオ次長の顔を見て驚いたように立ち上がり。

専務に向かい合う二人。
オ次長は厳しい顔を崩しません。

自分が呼んだのだと専務。考えてみたら、自分が面倒を見てもらったのにこれまで知らん顔しすぎていたと笑います。専務を厳しく見据えるオ次長。

「これまでの貢献もあるし、オ次長の言ったとおり私の目で選んだのだから、夕食くらいご馳走するのが上の者の道理だと思ってな」

 

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「この若いのが、慎ましいのか、恥ずかしいのか、囲碁をしに来いと言っても上がってこないんだよ」

 

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オ次長は驚いたようにグレを見つめ。

専務は構わずグレに話しかけます。

「チャン・グレさんはこんな言葉を聞いたことがあるだろう? “自分にとっていい手は、相手にとってもいい”」

 

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不穏なその言葉に、グレは今日片付けるべき仕事がたくさん残っていると厳しい表情で専務に伝えるオ次長。

専務はその言葉に応じ、グレを外します。

二人きりになり、怒りがこみ上げるオ次長。ですが専務が先手を打ちます。

「お前にもこの事業を必ずやらなきゃならん理由があるんじゃないのか? その理由を忘れているようだったから、席を設けたんだ」

 

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「自分が勝ち、相手を負かそうという勝負に慣れた人たちがいる。そういう人たちは結局、負けるものだ。自分が負け、相手を勝たせろ。俺は勝つのも負けるのも嫌だ。互いに勝とうじゃないか。お前も勝ち、俺も勝つんだ」

 

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怒りが収まらないオ次長は、戻る道すがら専務の言葉を思い返します。

『お前にもこの事業を必ずやらなきゃならん理由があるんじゃないのか? その理由を忘れているようだったから、席を設けたんだ』

『互いに勝とうじゃないか。お前も勝ち、俺も勝つんだ』

 

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これは、あれですよね。専務はチョン課長にオ次長の気持ちを確認し、確信を持ってまた迫ったわけですね、恐らく。
ところがオ次長はチョン課長の動きを知らないので、専務がはっきり見透かしていることをこの時初めて知らされ。
今目の前で専務に脅し返されてしまったわけですね。グレが急所だと分かってるぞ。俺を脅していいのかと。

うーん。

でも急所なんですよね、ほんとに。

人の思いに付け込むっていうなぁ。悪い人の典型だなぁ。

翌日、オ次長は専務の望みどおりにやると言いに行きます。専務の望みどおり、エージェントを介在させると。

 

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「かと言ってイ・ウンジさんの時のように、専務を無条件には信じられません。この件は何が何でも成立させます。なので、確約をください。‘関係’に関わるいかなる責任も、営業3課に問わないという約束を」

 

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専務は、ならば契約書に自分が判をつくと即答します。
自分の全権の下に行うことを、明らかにする。問題が生じたら、自分が責任者となると。

「確約になったか? これでも駄目か?」

 

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悩んだオ次長は、事情を知るソン次長に相談に行きます。

「専務の本心が分からん。確かにうちを専務の弾除けにしたと思ってたんだ。ところがあんなに簡単に応じたんだよ」

 

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専務の予期せぬ態度に、危機感を抱いた様子のオ次長。

対するソン次長は、状況は常に変わるものだと言います。

 

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「次長は事業を契約直前まで持っていったんです。チェ専務の思っていた以上に成果を収めながら。営業3課はもう専務にとって銃弾なんですよ。性能のいい、とても早い銃弾。それに、彼は目的を達成するタイプの人じゃないですか。次長も次長の目的だけをお考えになって」

 

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かっこいい。憧れのソン次長。

一方ソンニュルのところのソン代理は、午後6時半に会おうと業者と約束し出て行き。こちらも決戦が近づいています。

が。

各方面緊張の展開を見せる中。

突如挟まれるサービス(?)シーン。

カン代理とハ代理が、本社から社内環境改善のための調査にやってきた女性二人に、鼻の下を伸ばすという。

 

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ハ代理は新人女性にデレデレ。

 

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一方カン代理は、無表情にメガネの代理職女性を見つめ。

 

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って、なにこのシーン?!

いる?!

このどうでもいいシーン、ここでまだ終わらなくて、二人の代理が給湯室でもどっちがいいかやりあうっていう。(笑)

 

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ベッキが話を振られ、「僕はあの代理は疲れそうです」とハ代理に同調したためカン代理にむくれられ、ヨンイはヨンイでハ代理に同調。おまけに「私も自分にはない可愛らしさを見習おうかと思ってます」とまで!

 

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ソンニュルじゃなくても、こんな顔になりますよ!

なんです、これ? このシーンがこんなに要らなく感じるのは、私がハ代理が嫌いだからですか? いくら最近普通っぽくなったからって、私はこの人は大嫌いですけど、ええ。忘れてませんけど、ヨンイにしたこと。ええ。(笑)

このシーンは、ヨンイのしたたかさを見せたかったのでしょうか?
「上司とはすべての好み、女の好みを合わせておくこと」という暗黙のお約束を読めず撃沈したベッキに、「あれしきのこと、会社員なら言えないと」と涼しい顔でヨンイが言ってますけど。

 

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ミイラ取りがミイラにならないでね!(笑)

そしてソンニュルは、取引先の人に会いに出たソン代理を尾行。
望遠レンズで写真を取るタイミングを待ち構えています。

さながら探偵の様相です。

 

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やってきたイ部長の車に乗り込むソン代理に向けてシャッターを切り続けるソンニュルですが。

「・・・・・・なんだ、あれ?」

 

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って、こっちが聞きたいんだけど!

エレベーターを待つグレは、ぐったりしながら戻るソンニュルと顔を合わせ。

疲れた様子のソンニュルに、どうかしたのかと声をかけるグレ。

ソンニュルはグレに声をかけようとエレベーターを降ります。

 

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「チャン・グレ。仕事上手くいってるよな? 上手くいなかきゃ駄目だ」

 

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流れるグレのモノローグ。

 

そうだ

人生は時に意地悪なクイズを出し

人をがんじがらめにしながら

妙なところにヒントを出したりする

勿論そうして得た答えが

すべて正解という保障はない

 

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翌日。

突如下に下りてくる専務に慌てる部下たち。

専務はまっすぐ営業3課に進みます。

 

 

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「必要なものがあればいつでも言え。キム代理は、今回は少し痩せそうだな。ははは。お疲れ」

 

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これ見よがしに営業3課を「我が派」と見せ付ける行動に、緊張が走る営業3課。

状況を説明するのは、やはりグレのモノローグでした。

 

次長と専務の例の一件以来

営業3課はまるで全員で最期へと突き進むかのようだった

仕事だけにまい進し

仕事以外のなにものにも関心を寄せなかった

 

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そしてある日・・・・・・

 

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そう。

本社から突如監査がやってきてしまったのです。

本社が系列社のチェックをしている最中、情報提供があったのだという言葉に、騒然とするオフィス。

専務のこれまでの中国関連の事業に関する文章が上がってきたのだと監査。

「情報によれば、営業3課に録音があるそうですね」

 

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情報提供は中国からだった

なにか妙だと感じるこのゲームから抜けたかったのだろう

 

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オ次長が急いでなだめはしたものの

本人の発言が録音され

 

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とあるチームの契約社員の口から飛び出た突拍子もない言葉に

否定ではなく沈黙で同調してしまったソク代理は

不安な気持ちから上司に報告した

 

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ソク代理の報告が手に余った中国の駐在部長は

すぐさまそれを本社に投げてしまったのだ

 

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望みもしないのに、再び内部告発者となってしまった営業3課。

専務もこれまで行って来た中国事業に問題があると追求されていました。専務が過去にもすべて同じようなやり方で中国と仕事をしてきたことを問題視する監査。専務は堂々と中国におけるコミッションの必要性を述べますが、監査チームの理解は得られません。

 

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専務は数十年に及ぶ自分の仕事スタイルを説明した

それで説得できると思っていた

だが専務は・・・・・・

 

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勿論オ次長も調査の対象とされました。
チェ専務は会社に殆ど利益を残せないと知りつつ、確信を持って事業を進めていたのではないかと尋ねる監査。

‘関係’を慣例だと言ったが、ここまで多いのは通常のやり方だと思うかとの問いに、見方によっては違うと答えるオ次長。

 

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商社の仕事にはリスクが多様に伴うとオ次長。価値や不確実性、損失のすべてをチェックしておこなうのだと。また、その後パートナーとして付き合える関係を作るうえで、投資として‘関係’を投じてきたのだと。どれほどの額にするかは、その後会社が得られる利益次第で策定可能だと思うとオ次長。

ところが、ではなぜ今までオ次長が行って来た中国の事業には‘関係’が含まれてこなかったのかと切り返されてしまいます。オ次長が不適切だと思っていたからではなかったのかと。

「チェ専務の業務要請のあと、中国の駐在員に調査を依頼したその内容も、それまでのオ次長の考えと同じ文脈に思えますが?」

 

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きわどい展開になった専務のもとに、突如やってくる社長。

社長は本社の監査に会ってきた帰りだと言います。正式な手続きに入りそうだと社長。

 

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今までやってきたことではないか、何の問題もない慣行に過ぎないと専務は食い下がるものの、自分には分かるが本社が分かっているとは限らないと社長。用意すべきことがあればしておけと言い残していきます。

 

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「専務の見る目が高いのでは」とオ次長に言われた言葉を思い出す専務です。

こうして専務は一人バッチを外すことになり。

 

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ロビーで待っているたくさんの社員たち。

 

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人々は口々に別れの挨拶を述べます。

その中には営業3課の姿も。

 

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しばしオ次長を見つめた専務は、黙って立ち去り・・・・・・。

デスクに戻り、書類の山をぼんやりと見つめるオ次長。

書類を開くと専務のサインが目に飛び込んできます。

かつてのチェ専務との仕事を思い出してしまうオ次長。
海洋プラントを初めて契約成立させた若きオ・サンシクと当時のチェ部長。

 

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『サンシク、お前がやり遂げたんだよ!』

 

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専務は非上場のワングローバルに異動になった

オ次長と営業3課は‘関係’に関する継続した問題提起と

救済努力に誠意を認められ 懲戒を免れた

 

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中国のポシン有限公社は一方的に太陽光発電事業を中断させた

‘関係’を問題視したことと

専務への懲戒に対する抗議だった

 

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社内の空気は落ち着かず

‘関係’で固い仲を築いてきた中国の業者に噂が回ることで

直接的な損害をこうむるところも出てきた

 

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その原因は組織で歓迎されないオ次長の業務スタイルと

その副作用が産みだした惨劇に集約された

そして日を追うごとに

すべての責任はオ次長に転嫁された

 

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あれほど強かったオ次長も動揺しているようだった

 

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そして僕は分かっていた

このすべての状況が

一人の契約社員の軽率な一言から始まったことを

 

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オ次長を見つめながら、自分を責めるグレ。

オ次長はグレを屋上に呼び出します。

 

「お前のせいじゃない。俺のせいだ」

 

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「ソク代理に調べさせ、小さいことも一つ一つ調べたのは俺だ。そうやってみんなを不安にさせ、何も知らないお前まで不安にさせたのは、俺だ。だから始めたのも俺。終わりも俺」

 

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今にも泣きそうにうなだれるグレに大声で怒鳴るオ次長。

「そのチャンチーフ病、やめろって言ってるだろ! ったくお前は! 責任を感じるのも、負うのも、責任負えるだけの仕事をするのも、全部それに値する位置にいる人間のやるべきことだし、権利なんだぞ!」

 

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「俺は時々お前が分もわきまえずにチャンチーフ病にかかるたびに、なんだほら、要するにサムいんだよ!」

 

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若者の使う言葉を羅列し、わざと笑わせるオ次長。

「周りがつらく当たると思う。パク課長の時とは規模が違うからな」

再び沈むグレを励ますオ次長。

「お前の得意技があるだろ! 粘ろう! 俺たちは突撃隊! 営業3課だろ!」

 

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「顔を上げろ」

 

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「胸張って」

 

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涙出る・・・・・・。

オ次長とグレの屋上のシーン、ちょっと短めですが貼っておきましょう。
オ次長がグレを笑わせるところまでが収められています。

 

 

 

一方、ポシンとの間にエージェントを噛ませていた件が噂として広まり、早速中国航空会社との事業に影響がでる資源2課。向こうが押しかけるように進め、ほぼ決まっていた契約を、全面的に見直すと言われてしまいます。

期限内に間に合わせるには日本の業者を当たらなければならないものの、単価がぐっと上がってしまう状況になり、営業3課のせいだとなじる声が飛び交う資源2課。ヨンイは自分がいい業者を探すことで収めようとするものの、オ次長を庇いたい気持ちは分かるが打撃を受けるのはうちだけではないのだと、ハ代理に言われてしまい。

オ次長は企画室長にも責められます。

ポシンとは強い関係があったので必ず成功できたのにと責める企画室長に、本社の監査が入ってきた以上、他に手立てがなかったのは分かっているだろうと抗弁するオ次長。

事業を中断してきたのはポシンの側だとオ次長は言うものの、企画室長は耳を貸しません。商社マンともあろうものがバイアー一つなだめられず、インフラを構築し終えてあったのに5億ドルという潜在利益をふいにした上に、すべての中国案件に悪影響をもたらすとはどういうことかと厳しく責め立てます。

 

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社内イントラネットになんと書かれているか読んでみろと企画室長。オ次長は責任追及しているのかと尋ねますが、企画室長は何が問題だったかを明らかにしているのだと言います。自分は業者管理に関する社の立場を伝えているのだと企画室長。

同期に囲まれるオ次長。

 

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オ次長のせいじゃないとソン次長は慰めます。時が過ぎれば収まるのだから、そんなに飲むなとソン次長。

コ課長はむしろ、今日だけは飲めと酒を勧めながら、専務は身から出た錆だといいます。時代が変わったのに一人変わらないからこういうことになると。

その言葉に、自分も何も変わらないとうなだれるオ次長。

グレも同期に囲まれ。完全に酔っ払っています。

 

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「爆弾酒作りましょうか? これで僕たち営業3課はムン社長の件を~成功♪」

 

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危なげな手つきで酒を注ぎ、ソンニュルに飲ませようとするグレ。

酒がこぼれ、ヨンイが慌てて紙ナプキンを渡します。

大丈夫だというソンニュルですが、グレはしゃがみこみ、足元を拭い続けようとし。

 

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そんなグレを痛ましそうに見つめるしかない同期たち。

酔っ払って帰宅するグレに、酒を飲んだのかと呆れ顔を見せる母ですが。

「お母さんは酒の味が分かるの?」といつぞやどこかで聞いた台詞を繰り出し。「あんたよりは分かるわよ」とお母さんは負けてません。

 

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卵入りラーメンを食べたいというグレに作ってあげる母。

寝ぼけながらもラーメンを食べるグレを、心配げに見守る母です。

 

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休日。

専務はオ次長を呼び出します。

元気かと尋ねられ、専務はどうかと返すオ次長。
専務は思ったより元気だと笑顔を見せます。

 

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「28年やってきた会社で俺のやり方を問題視されるなんて、実に衝撃的だった」と振り返る専務。
みんなが下ばかり見ているときに、雲の上の星を見ようとする人のことを、役員と称したものだと語り始めます。

自分は雲の上に上がるには地面から足を離してもいいと思ってきた。足を地に着けたままで星が見れる人など殆どいないからと。

「だが今回はっきり分かった。会社が求める役員とは、両足を地にしっかりつけたままでも、星を見れる巨人だということをな」

 

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初めて専務に会った時、必ずそういう人になると信じていたとオ次長。かつて専務を偉大だと思っていたと告白します。専務のようになりたいと思ったこともあったと。

「監査を受ける時、他のことを問題視しなかったこと。ありがとう。
それが言いたかったんだ」

「リベートに関する疑惑のことですか?」

「疑惑じゃない。お前の根拠のない疑念だ」

「そうです。だから言えなかったまでです。専務のためではありません。心証はあっても確証がなかっただけです。イ・ウンジさんの時のように」

 

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専務に一礼し席を立つオ次長。専務はオ次長に言葉を続けます。

専務は今の位置からまた戻るつもりだと意欲を見せます。そして、オ次長は今後社内で厳しくなるだろうと。

「中国と荒立てたのだから、これからはワン・インターナショナルのオ・サンシクという名でビジネスを行うのは難しくなるだろう」

 

 

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専務の予言どおりに進む、険悪化する一方の営業3課を取り巻く状況。

オ次長は社内で厳しい目を向けられ、これまで他の課と一緒に事業を進めてきた仕事のファイルすら、課長の許可なく見せられないと門前払いされてしまいます。

チョン課長が担当してきたラオスの事業も、財務部長の決済が降りているにも関わらず本部長がOKを出さず。

営業3課の仕事を次々と奪うワン・インターナショナル。

オ次長は法務部に呼ばれ、かつてないほど中国との案件でクレームがきていると言われます。

過去オ次長が少しでも関わった件は勿論、営業3課と関連する事業がすべて拒否されている状況だと聞かされるオ次長。

「責任を取れと仰ってるんですか?」

「そうは言っていません。個人が取れる責任も、限られてますし・・・・・・。とにかく、‘関係’を問題視するワン・インターナショナルとは取引したくないと中国側が言ってくるので、仕方なく各チームごとにこれはワン・インターナショナルではなく、オ次長個人の独断でやったことだと言いながら事業をおこなっています。それでも状況は悪いです」

 

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表向きはオ次長を解雇したことにしたいのだが、懲戒を受けてもいない人を解雇は出来ないとまで言われてしまうオ次長。

会社を去れという露骨な圧力。
手足を縛られてしまった営業3課。

「結局俺が辞めれば中国側が落ち着くってのが、会社の立場だ」

ソン次長は辞めようと思うというオ次長に、それは違うと言いますが、うちのチームを殺すつもりなのだとオ次長。自分が出て行かなければチームを生かせないと諦め顔です。

 

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「勿論会社は最も簡単で早い方法を望むでしょう。でもそれはベストではありません。正しい方法を探せます。待つだけ待ったほうが・・・・・・」

「待っているうちに、結局みんな干からびて死んだら?」

「オ次長! それで、本当に辞表を書くつもりなんですか?」

その言葉に頷くオ次長。

 

 

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「平気だよ。毎晩辞表を書く夢を見て、毎朝辞表を書いてるじゃないか、俺たち。心の準備はしてきた。ただな・・・・・・。あいつのことが引っかかってるんだよ」

 

 

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明かりの消えたオフィスで一人苦しむグレ。

オ次長は一人で酒を飲み、夜中に酔って帰宅します。

恐らくこのあたりでつらくて見れない人続出です。

起きてきてオ次長にお茶をいれる妻。
妻も既に夫の異変に気づいている様子。

 

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喉を鳴らしながらお茶を飲むオ次長に、早く寝るよう促す妻ですが。オ次長がその背中に声をかけます。

「俺、会社辞めてもいいかな?」

「駄目でしょ」

 

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「だよな」

 

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つらそうに肩を落としている夫に、問いかける妻。

「辞めるの? 追い出されるの?」

「・・・・・・辞めるんだよ。俺が」

 

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ため息をつく妻は「分かった」と一言。

驚いたオ次長は振り返ります。

「子どもが3人いるのは、忘れてないわよね? ボーナスはもらってから辞めて。冷蔵庫。テレビ。パソコン2台。やめる前に買っておく物。社員価格で買えるでしょ」

 

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笑顔を見せる夫を「キライ」と睨む妻です。

朝。

ロビーでヨンイに会い、上機嫌に声をかけるオ次長。ヨンイに顔色がいいと話しかけています。近頃資源課の人たちと上手くやっているというヨンイに、楽しんだ者勝ちだと笑顔を見せるオ次長。

 

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ほどなくやってきたソンニュルには、以前のように髪を伸ばせと言います。ベッキの髪は「処置なし」と、聞かれもしないのにあまりな一言を繰り出すオ次長。

 

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オ次長は席に着き、まだ来ていないグレの席を見つめると。

イ部長の席に辞表を置いていきます。

ほどなく出社したグレは、荷物を整理するオ次長を見て茫然自失。

 

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グレに気づき、笑いかけるオ次長。

 

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もう駄目だ。悲しすぎる。

オ次長はグレと二人きりになります。

 

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「死ぬわけじゃない。会社を出るだけだ」

 

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グレは涙をためたまま何も答えられません。

「努力の質と量が違う、チャン・グレ」

「はい」

「粘れよ」

 

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「次長は?」

「俺は十分踏ん張ってきたさ。そろそろ休まないとな。足がフラフラするんだ」

オ次長はグレに言葉を続けます。

「必ず、勝て。駄目だと思っても、最後までやるんだ」

 

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「人生には、終わりが見えていても、始めることもたくさんある」

 

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「チャン・グレ」

「はい」

「最後まで責任とってやれなくて、すまない」

 

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もういいです。(泣)

オ次長はソン次長にも別れを告げます。

 

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「ありがとう」

「次長!」

「慎重に考えたさ。辞表なんて毎日書いてたって言ったろ」

涙声になりながら止めるソン次長。

「考え直して下さい。すべて過去になりますから」

 

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「チャン・グレのこと、力になってやってくれ。ソン次長がいてくれてよかったよ。早く部長になれよ。そしたらチャン・グレも引っ張って、ドンシクのことも昇進させて、営業3課を時々助けてやれるだろ」

 

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「頼みごとばかり残しちゃったな」

 

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とうとう涙を拭うソン次長。

そしてこちらともお別れ。

 

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「来年は必ず昇進しろよ」

コ課長も「体に気をつけろよ」と泣きそうな一言を繰り出すのがやっとです。

 

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そして新人たちは。

「どうした、お前たち!」

 

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こらえきれず涙を流すソンニュル。

 

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「一人でサンドイッチ食べるなよ」

オ次長のいつもの言葉に、ヨンイも涙をこらえ切れません。

 

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「これはお前が」

 

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オ次長は自分のサンダルをグレの机に置いて、会社を出て行きます。

あーーー。

オ次長との送別会をいつものホルモン屋で開く営業3課。

いつものように笑い声を上げながら楽しそうに飲んでいます。

「おいチャン・グレ! チョン課長は最初に入ってきた時な、お前よりダサイ髪型してたんだぞ!」

 

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「お前は、もっとおばちゃんっぽかったよな!」

 

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「ウィルマートのピョン・ヒョンチョル、整理解雇されたらしいですよ!」

固まるオ次長に「うそでーす!」とばらすキム代理。

ぬか喜びさせられたオ次長逆襲の図。

 

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「香水かぐか?」と脇のにおいを嗅がせてます・・・・・・。(笑)

「俺が今までで一番後悔してるのは、こいつを連れてきたこと」

その言葉に一瞬固まる一同。

「誰ですか? 僕じゃないですよね」

「違うよ、こいつだよ、こいつ~!」

 

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立ち上がりお腹の贅肉をつまむオ次長。

「なんだ、それなら僕も!」と贅肉では負けていないキム代理も立ち上がります。

トイレに行くと席を立つキム代理なのですが。

チョン課長が行ってみると、案の定外で泣いていました。

 

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号泣するキム代理に視聴者も号泣・・・・・・。

宴のあと、オ次長を家まで見送るグレ。

 

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「もう行けって。大丈夫だから行けってば」

 

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「・・・・・・はい。じゃあ、行きます」

「ああ。帰れ。家を知ってるからって、訪ねてくるなよ。返事は?」

 

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「・・・・・・はい」

「チャン・グレ」

「はい」

「俺がなんて言った?」

「“粘れ”」

「それと?」

「“勝て”」

「肝に銘じろよ。もう行け」

 

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力なく遠ざかるグレの背中を見つめるオ次長。

オ次長も泣きそうです。

グレは悲しみの中帰宅し、部屋に座り込み。

 

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『努力の質と量の違うチャン・グレ』

グレにこだまする、オ次長の声。

「・・・・・・申し訳ありません」

『人生には、終わりが見えていても、始めることも多いものだ』

 

「申し訳ありません」

 

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『粘れ』

 

「申し訳ありません」

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初めてオ次長に会った時から今日までを回想するグレ。

 

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『お前、何様だと思って俺の判断力を・・・・・・』

 

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『僕を助けようとなさってるんじゃないですか。
僕を正社員にしようとなさってるんじゃないですか。
だから今、普段なら決して手を結ばない人と手を結んだのではないですか?』

 

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グレは詫びながら泣き崩れ。

 

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「申し訳ありません。申し訳ありません。申し訳ありません」

 

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・・・・・・。

視聴者も泣きすぎて頭が痛い。
これはもう殆ど、残酷物語りの域です。

むごすぎますね、この会社も。
そして最後の最後まで部下に責任を負えずにやめることに苦しむオ次長とか。
許して下さい。もう無理です。

「いないいない、そんな人いない」と思わないと、見ていられないです。(笑)

悲しみのラストシーン、貼っておきましょう。

 

 

 

おーーーん。(号泣)

しかし、そりゃグレも泣きますよ。
まさか自分の余計なお世話が、オ次長を退職に追い込むだなんて。
だからってグレにここまでの十字架を背負わせますか?

ああ。無慈悲な世の中だ。

・・・・・・ってもうドラマと思えてない自分が怖いです。(笑)

運命の最終回やいかに。
勿論わたくし、まだ最終回は見ておりません。
見たらどう考えても、書けそうもないです。(笑)

オ次長のいない『未生』なんて考えられない。胸にぽっかり穴が空いてしまいました。

もうこのまま見ずに終わろうかとさえ思える、最終回一歩手前です。

あー。

分かってはいても、なかなか厳しいドラマですね。