みなさま、こんにちは。

ぐずついた空模様の三連休。みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
今日は以前もご紹介したコン・ユさん主演映画『釜山行き』(邦題仮)について、再び取り上げてみようと思います。
今回注目したいのは、俳優のキム・ウィソンさんです。


7月20日に夏休みのブロックバスターとして公開された『釜山行き』(邦題仮)。

予告編やポスターは以前も記事で取り上げています。(記事はコチラ


公開と同時に伝わってくる映画の評判が良かったので、これは1000万人いってしまうかなと思っていたのですが、やはりいってしまいました。

封切りから19日目の8月7日に1000万人達成。
今日現在まで1156万4538名を記録しています。
すごいですよね。歴代韓国映画観客動員数9位をみごと獲得です。


この映画の1000万人突破に一役買ったかもしれない方がいらっしゃいます。

それが、この方。



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キム・ウィソン/김의성さん。


ちなみに映画のメインポスターはこちら。




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ええ、映ってません。

なぜなら彼は、憎まれ役なんです。(笑)


映画が公開された直後からキム・ウィソンさんが演じた「ヨンソク」をぶっ飛ばしたいの声、観客より多数。

分かります。
私も映画を見ましたが、何度も顔をギーッてつねってやりたい衝動にかられましたので。(笑)


そんな巷の声を誰よりも敏感に察していたご本人。

公開初日、こんなつぶやきをツイッターにあげていました。
(出典はキム・ウィソンさんのツイッターアカウントより)





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一日だけでいいからマ・ドンソクになって愛されてみたい



爆笑!

一緒に演じた同僚のマ・ドンソクさんはこの映画で「マブリー(マ・ドンソク+ラブリー)」と呼ばれ、大衆からの愛を一身に受けているというのに、かたや自分は見ず知らずの人びとから「ぶっ飛ばしてやりたい!」だの「超むかつく!」だのと散々な罵声を浴びせられてるのですから、愚痴りたくもなろうというものです。(笑)



「一日だけでいいから、マ・ドンソクになりたい」との名言を繰り出し、世間を爆笑させたキム・ウィソンさん。


その翌日には自身のフェイスブックにこんな言葉をアップされていました。
(出典はキム・ウィソンさんのフェイスブックアカウントより)



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『釜山行き』、楽しんでご覧いただけてますか? ヨンソクのせいでむかついている方が多いようですが、いいたい事があればここで言ってください。全部受け止めます。

キム・ウィソン:コメントごとにいちいち申し訳ないとお返事返したいところだが、時間がない。





いい人過ぎる!(笑)



そしてキム・ウィソンさん。
あまりに恨まれすぎたせいか、とんでもないことを自ら言い出してしまいました。




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色んな人が私を「ミョンジョンセ」したいと言うので、何のことかよくわかりませんが、『釜山行き』が1200万を超えたらマ・ドンソクさんに一回お願いしてみます。

キム・ウィソン:削除しようかな・・・。

キム・ウィソン:意味が分かりました。取り消します。




ちなみに「ミョンジョンセ」とは要するに、「みぞおちをめっちゃ思いっきり殴りたい」という意味です。

迫りくる命の危険!(笑)



キム・ウィソンさんがこのコメントを書いた8月1日以降、観客数がさらに伸び、とうとう7日には1000万達成。
その10日後の8月17日には、なんと1100万人を突破してしまいました。


これに危機感を抱いたキム・ウィソンさん。

8月17日のご自身のフェイスブックに、こんなことをアップされていました。



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真面目に申し上げます。『釜山行き』の観覧を止めてください。繰り返します。観覧を止めてください。



自分で変なこと言うから!(笑)


いやぁ、本当に楽しい方です。

社会問題や政治についても自分の思うところを表明される方だというのは承知していましたが、こんなにユーモラスでもあったなんて。


幸い(?)9月半ばには『釜山行き』の上映館もめっきり減り、記録は1200万には満たない見通し。
公約を実現する気満々だった(らしい?!笑)マ・ドンソクさんは残念でしょうが、キム・ウィソンさんは無駄に寿命を縮める羽目にならずにすみました。


最近は『六龍が飛ぶ』や『W』など、ドラマにも出演されているキム・ウィソンさんなので、映画よりもドラマのほうでご存知という方もいらっしゃるかもしれませんね。
それでもキム・ウィソンさんといえば、圧倒的に映画でのご活躍が際立っています。
最近で言えば『黒い司祭たち』(原題)や『内部者たち』(原題)、『特種:リャンチェン殺人記』(原題)などがあげられるでしょうか。
いずれも日本で公開済み、もしくはこれから公開が予定されている作品です。


そんなキム・ウィソンさん、つい最近も映画に関連して話題となりました。
10月6日に開幕となった釜山国際映画祭のレッドカーペットに、”INDEPENDENT FILM FESTIVAL for BUSAN!”と書かれたプラカードを掲げて登場したのです。

釜山国際映画祭の独立性を訴えるこのメッセージには、昨今の釜山国際映画祭を取り巻く情勢が背景にありました。

実は今年21回目を迎えた釜山国際映画祭は、開催が危ぶまれる状況にありました。2014年、釜山市長が映画祭で上映予定だったドキュメンタリー映画『ダイビング・ベル』の上映中止を求めたのですが、「映画祭の独立性を毀損しかねない」と応じなかった映画祭実行委側に市長が報復的告発などを行うなど、異常事態が起きているのです。

今年の参加自体をボイコットした韓国内映画関係者やレッドカーペットに立たないことで抗議する俳優が多数存在する中、出席することで自らの意見を世に発信したキム・ウィソンさん。

気骨ある行動に多くの映画ファンが拍手を送っているのですが、国内映画ファンからの愛がさらに集まる、ちょっとしたハプニングもありました。掲げていたプラカードの綴りにミスがあったんです。(笑)


バシッと決めたかったのに決まらなかったのは、悔しいでしょうね。

これについてもラブリーなキム・ウィソンさんは、こんなふうにフェイスブックに綴っていらっしゃいました。



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今日釜山映画祭で一生からかわれることをやらかしました。Nが抜けちゃった。

キム・ウィソン:パッと見、分からないんだけど・・・。




これに対し「(パッと見で)分かります!」などとコメントする、血も涙もないファンたち。
爆笑すぎます。(笑)


ええ、こんなことくらい、正直どうってことありません。
キム・ウィソンさんのメッセージは、ちゃんとみんなに伝わってます。
期せずして、お茶目な素顔まで存分に。(笑)

SNSを駆使して一般の人たちとオープンマインドで交流される、気さくなお人柄のキム・ウィソンさん。ユーモアたっぷりのコメントから人間性が垣間見れる1965年生まれのキム・ウィソンさんは、なんとソウル大学経営学部を卒業されてもいらっしゃるんですよね。
中間管理職的ポジションの悪人役がハマってしまうキム・ウィソンさんですが、こうなるともはや意外性の塊と言っていいかもしれません。(笑)

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映画『少数意見』でも観客の怒りを一身に買う悪徳検察官を熱演していたキム・ウィソンさん。
『少数意見』は日本公開はなさそうですが、『釜山行き』は既に日本での配給権が買われているとのことですので、ネタバレはしません。

日本で無事公開になったあかつきには、コン・ユさんとマ・ドンソクさんだけでなく、是非憎たらしくてたまらないヨンソクを演じるキム・ウィソンさんにもご注目ください。映画自体も、おすすめです。
・・・・・・もちろん、ゾンビが苦手でなければの話ですが。(笑)