みなさま、こんにちは。

台風の影響で、空も昼間から暗い雲に覆われている今日この頃。
カラッと晴れた秋の空が早くみたいですね。

さて、今日も『雲が描いた月明かり』。号泣の第14話です。

いやはやこれはもう、ほんとに。
ドラマのジャンル、変わったと言っていいんじゃないでしょうか。
爆笑ラブストーリーからシェイクスピアへ。

・・・・・・シェイクスピアってほどではないですか?(笑)

ともあれ。
激変していく『雲が描いた月明かり』第14話、さっそくまいります。

ヨンのもとを去ったラオン。

ラオン脱出の手助けをしていたのは、やはりユンソンでした。

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早朝から始まった検問で引っかかりそうになったラオンを、自分の連れだと言ってユンソンが無事宮殿の外に連れ出していたのです。
追われる身のラオン、ひとまず第一関門突破。

ラオンが姿を消した東宮殿では、チョン内官がかつてのようにヨンの身の回りを世話していました。

ラオンについて心当たりを尋ねても、なにも分からないと答えたビョンヨンの言葉を、厳しい表情で回想するヨン。

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ヨンはラオンのことを忘れようとするかのように、以前にも増して仕事に集中していました。

死者からも租税するような悪徳な真似をしていたキム・グンギョを厳しく責め立てるヨン。
不当に徴収した税を返す手立てを立てるよう求めますが、国庫が厳しい状況なので出来ないと反論されたヨンは、上級官吏の減給を命じます。

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再考を促す官吏たちに、百姓はより厳しい状況にいるのにこれしきのことが出来ずに勤まるのかと、激しく憤るヨンです。

そんなヨンを一番傍で支えているチャン内官は、完全にグロッキー。

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ラオンがいなくなってからのヨンは、夜も眠らず仕事に没頭していたのです。
「真冬のつららのよう」と称されるほど、冷たく厳しい人間に変わってしまったヨン。
チャン内官はそんなヨンがそのうち病気になるのではと心を痛め。

なぜ何も言わずに何処かに行ってしまったのかと、ホン内官を恋しがる同僚たちです。

一方、今日もこの人がヨンの傍で報告を上げていました。

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ヨンを襲撃した刺客の周辺からは、白雲会に関するなんらの動きも感知できなかったと、チョン・ドリョン。

ヨンは事態が沈静化するのを待っているからではないかと疑義を呈しますが、チョン・ドリョンは非常に大きな証拠を掴んでいました。
キム・ウィギョの金塊が、先日東宮殿を襲撃した賊の一味のところに流れていたのです。
何らかの対価として金塊が渡されたものと推測するチョン・ドリョンとヨン。

そこへ別の報告にやってきた義禁府の役人。
とある商人を調べたところ、白雲会との関連が疑われる二十歳未満の女を捕らえたというのです。

直接牢まで足を運ぶヨン。

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ヨンはラオンかもしれないと恐れていたのでした。

こわごわ歩みを進めるヨンの眼前に、ラオンによく似た後姿が目に入り。

固唾を呑んで顔を確認するヨン。

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ラオンではないその顔に、ため息を漏らすヨン。

安堵も束の間、ラオンはどこにいるのかと顔を曇らせるヨンです。

ラオンは母と共にいました。

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サギソウを刺繍をする母の傍で、花言葉をそらんじるラオン。

「夢の中でも、あなたが恋しい」

父は花言葉の意味を知っていただろうかと尋ねるラオンに、きっと知っていただろうと母。ラオンは父母の馴れ初めを尋ねます。

同じ村の幼馴染だったラオンの父は、他の子と違ってラオンの母に花や装飾品を送って求愛せず、麦やトウモロコシなど食べ物をくれたのだと語る母。この人なら食べるのに困らないだろうと思い、自分から結婚を申し込んだと母。

父は浪漫のかけらもない人だったのだなとつまらなそうなラオンに、「働ける田畑があって、お腹が空けばご飯があって、夜には眠るための小さな家があること。あんたのお父さんの望みは、それが全てだったのよ」と答える母。

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初めて聞く母と父の物語。そして「逆賊」からイメージされる人物像とはかけ離れた、素朴な父の人柄。

ラオンの中に初めて刻まれる、父の素顔です。

宮中では。

ハン・サンイクがビョンヨンを呼び出し、疑いの眼を向けていました。

ラオンを本陣に匿おうとした矢先のタイミングでなぜいなくなったのかといぶかしむハン・サンイクに、自分に追っ手が迫っているのに気付いて、隠れたのではないかと答えるビョンヨン。

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ラオンは民乱についても白雲会についても何も知らないと言わなかったかと追求するハン・サンイクの口調に尋問のニュアンスをひしひしと感じながらも、確かにその時は何も知らない様子だったのだと答えるビョンヨン。

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立ち去るビョンヨンの背中に「仮にあの子が自らの正体について知ったとしても、最も安全な場所は白雲会だ」と告げるハン・サンイクです。

うーむ。

疑われ始めたんでしょうか、ビョンヨン。

ハン・サンイク、怖いんですよね、なんか。

そしてヨンは。

ユンソンを呼び出していました。

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「宣誓布告するほど好きだった女がいなくなったのに、なぜ何も聞こうとしない? 書置きを残しはしなかったのか、どこに行くと聞いてはいないのか、と」

ヨンの言葉にユンソンは「何かを知っていたとしても、どのみち共有できる仲ではないではありませんか、世子様と私は」と答え。だから尋ねないのだと続けます。

その言葉に「私は違う」とヨン。

「無駄だとしても、私は聞きたい。お前が何かを知っているのなら、それがなんであれ」

ヨンのラオンへの思いに触れ、目を伏せるユンソン。

「申し訳ありません。なにもお力になれず」

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「知らないと言ったら知らない。知っていても、知らない。そう言っているように聞こえるな」

「はい。そうです。そうするつもりでいます」

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気落ちして去っていくヨンを申し訳なさそうに見送るユンソンです。

ラオンのことで頭が一杯なヨンは、すれ違いざまに礼をしたハヨンに気付かず通り過ぎ。

ハヨンに呼び止められていました。

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偶然顔を合わせても挨拶もしてくれないのかと恨めしげなハヨンに、単に気付かなかったのだとヨン。
ハヨンはそんなヨンを羨ましいと言います。
自分もヨンを見ても見ないフリできるくらいになりたい、と。

「なぜそんな顔をしていらっしゃるのですか? 私の心が痛むような顔を」

ヨンは自分を見つめるハヨンに一歩近づきます。

「そういうそなたこそ、なぜ私をそんなふうに見る? ただの取引ではなかったのか?」

ハヨンは取り繕うように、男女の間には恋愛以外の感情だってあるとしながら、もしかしたら一生取引し続ける相手なのだから、ちょっとくらい親しくなったっていいではないかと語気を強めます。

久しぶりに顔を出す、本来のハヨンらしさ。
ハヨンは我にかえると、こう続けます。

「ですから私が言いたいのは、そんなふうにしょんぼりと歩かないでくださいということです。世界のすべてを失ったかのような顔も、おやめになって下さい」

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「世子様が愛していらっしゃるその方だって、きっと同じように仰ると思います。いまの世子様の姿をご覧になれば」

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「ええ、もう行きます。でもまたお目にかかりますね、世子様」

そう行って笑顔で去っていくチョ・ハヨンです。

くーーーっ。

涙、きました。

ハヨン、愛ですね。
視聴者、ハヨンの真心にすっかり打たれてます。

そして夜。

満月を見つめながら、互いを思うヨンとラオン。

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かつて、月を眺めながら昔の話を聞かせていたラオン。

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子どもの頃、旅芸人の一座について回りながら、月の形は地方によって違うと思っていたとヨンに話します。嶺南(ヨンナム)地方の月は丸く、湖南(ホナム)地方の月は三日月といったように。

ラオンの暮らしを知り、驚きを見せるヨン。

「そんなにあちこち転々と暮らしてきたのか?」

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そうだと答えるラオンを、ヨンは複雑な表情で見つめます。

ヨンもそんなふうに思ったことはないかと尋ねられ、月が周期で形を変えることなど5歳児でも知っていると意地悪を言うヨンですが、むくれたラオンに冗談だと笑顔を見せながら、自分のことも話して聞かせます。

「初めて話すが、私はお前よりもずっと愚かだった。子どもの頃、私はこの宮殿が世界のすべてだと思っていたのだ。朝鮮で最も高く、尊く、狭い井戸が、私が育った宮殿なのだ」

沈んだようなヨンの言葉に、「私のほうがマシですね」とラオン。「朝鮮で一番下級でみすぼらしくても、私はずっと大きな世界で生きてきましたから」

いたずらっぽいラオンの言葉に、また笑顔になるヨン。
ヨンはラオンの手を取り、こう告げます。

「宮殿で見ようと村で見ようと、月はただ月に過ぎぬ。私が世子で、お前が何であろうと。いつどこにいようと。私たちが同じ気持ちであれればいいのだ。あの月のように」

笑顔で同意するラオン。

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幸せだった頃を思い出し、涙を浮かべるラオン。

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小さくヨンを呼び、悲しみに暮れるラオンです。

上記シーンの動画はこちら。
ヨンの「告白」から始まっています。
出典はyou tubeのKBS World公式チャンネルより。

同じ頃。

宮中にはお産の時を迎えた王妃の姿がありました。

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予定よりひと月早く生まれた赤ちゃん。

かつての占い師の言葉通り、赤ちゃんは女の子でした。

生まれたての赤ちゃんをどこかに連れて行く直前、「本当に顔をご覧にならなくていいのですか?」と尋ねる女官。

女官に王妃はこう答えます。

「必要ない。始末せよ」

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なんちゅうことを。

バチが当たれ。

こうして赤ちゃんを摩り替え、ソン内官に始末を命じた王妃でしたが。

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赤ちゃんをどこかに連れ去るのをユンソンが後つけてるんですよね。

イエ~ス。

カモン、天罰。

翌朝。

ヨンは王に呼ばれ、じきじきに弟の誕生を告げられていました。

王子の誕生はヨンの立場では喜ばしいばかりではないだろうと慮る王に、生まれてきたばかりの弟を大切にするので、心配しなくても大丈夫だとヨン。心優しく思慮深いヨンに安堵する王です。

一方キム・ホン一派は王子が生まれたことで、これでヨンを追い落とせると勢いづいていました。

ソン内官がキム・ウィギョにヨンの大切にしていた内官が捜索の日から姿を消したこと、その内官は内官試験の時から逃げ出そうとしていたこと、さらには宿舎から女物の衣服が見つかり王妃が追求したところヨンが血相を変えて助けに来たことなどをキム・ウィギョの耳に入れたため、キム・ウィギョはなにかあると思い始めもし。

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あー、ほんと腹立つソン内官。

浅知恵のキム・ウィギョは優位に立てると思ったのか、すれ違いざまにヨンに「大事にしていた内官がいなくなったそうで」と話を持ちかけるのですが、ヨンに返り討ちにあいます。

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「吏判の財産、それもかなりの大きさの金塊が、やつらの一味の手に渡っているな?」

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「何のことを仰っているのでしょう?」

「それは私が聞きたい。一体その手厚い対価は、何のためだったのだ? 東宮殿を襲撃した刺客に渡したもののことだ!」

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金塊には、吏判キム・ウィギョのものと分かる番号が刻まれていました。

困ったことになったと思案に暮れるキム・ウィギョとキム・クンギョ。

キム・ホンに言い出せず悶々とします。

夜。

ラオンのいる家の前で佇むユンソン。

ラオンの顔を見ず、そのまま帰ろうとしたところへラオンが外に出てきます。

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満月の空の下、しばしの時を過ごす二人。

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「とても綺麗ですね。月」

ユンソンはそう口を開くと、双眼鏡を取り出します。

遠くにあるものが近くに見えるのだとユンソン。

使い方を実演して見せた後、ラオンに手渡します。

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「本当ですね。月が目の前一杯に広がってます」

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かすかに笑みを浮かべたラオンを、嬉しそうに見つめるユンソン。

月を眺めるラオンの脳裏に、あの日のヨンの言葉がよみがえります。

『宮殿で見ようと村で見ようと、月はただ月に過ぎぬ』

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『私が世子で、お前が何であろうと。いつどこにいようと。私たちが同じ気持ちであれればいいのだ。あの月のように』

微動だにせず月を見つめるラオン。

「そんなに不思議ですか?」と微笑みながら声をかけるのですが、ユンソンはほどなくラオンの異変に気付きます。

双眼鏡をそっと下ろしてみると。

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目に一杯涙を溜めていたラオン。

そんなラオンに胸が痛むユンソン。

「遠くにいる誰かに会いたいのですね」

目を合わせずに声をかけるユンソンに、ラオンは月を見ようと一生懸命目を見開いていて涙が溜まっただけだと、見え透いた嘘を言います。

元気のないラオンを痛ましそうに見つめるユンソンです。

その頃、ユンソンの家にはキム・ホンの呼ばれた怪しげな男が出入りしているのですが・・・・・・。

翌日。
キム・ホンは、ヨンのところにいた内官が洪景来の娘だと、キム・ウィギョらに知らせていました。

ヨンのあの日の様子を思い出し、その内官は既に宮殿にいないと断言するキム・ウィギョ。

キム・ホンは「逃げたなら、捕まえればよい」と余裕を見せた後、ヨンに会いに行きます。

キム・ウィギョの金塊について追求しようとするヨンに、あの金塊はホン・ラオンの情報を得るための報酬として渡したのだとキム・ホン。
ヨンはその言葉に顔色を変えます。

ホン・ラオンがヨンの傍に内官を装って近づき、白雲会の襲撃を手助けしたとの言葉に、証拠はあるのかと気色ばむヨン。

キム・ホンは、ホン・ラオンこそが証拠だと述べます。

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ヨンの目の前に、ホン・ラオンの手足だけでも必ず持ってくるとの言葉に衝撃を受けるヨン。

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まさかラオンのことを知っていたのかとカマをかけられ、なにも答えられないヨンです。

夜。

一人執務を行うヨンの脳裏に浮かんでくる、いけない想像。

拷問を受けた容疑者は、宮殿の中に確かに白雲会のスパイがいると語ったのでした。

扉を開け、白雲会の襲撃を手助けしているラオンを想像してしまうヨン。

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あの日ラオンが賊に捕らえられ、助けようとした自分が切られたのも、全部ラオンの仕組んだことだったのだろうか・・・・・・。

「そんなはずない」

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ラオンを疑う気持ちに苦しむヨン。

孤独な夜が過ぎていきます。

そして訪れた、世子后選びの日。

どんな后になるつもりかと王に尋ねられ、ひたすらヨンを愛するとハヨンは答えます。

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「愛する心だけが、世子様のために耐え忍び、犠牲もいとわなくさせる。そう信じるからです」

その言葉に即座に鼻じらむ王妃でしたが、王はいたく感じ入った模様。

王の心を掴み、ハヨンは見事ヨンの后に選ばれます。

宮殿に入り、后としての教育を受けることになったハヨンです。

一方ラオンは、母から世子の婚礼が決まったことを聞かされていました。母は村人たちからそのことを聞いてきたのでした。

相手がハヨンであることも知るラオン。

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衝撃を隠しきれないラオン。

「よかった」と心にもないことを口にしてみるものの、目には涙が見る見るたまり。

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急いで席を外すラオンに、胸を痛める以外何も出来ない母です。

その頃ヨンは。

一人庭園で本を手に、ため息をついていました。

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そこへ近づいてくる、人影。

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弾かれたように立ち上がるヨン。

けれどそれがラオンであるはずもなく。

ヨンの顔に、たちまち失望の色が広がります。

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ハヨンはヨンに、何をそんなに驚いているのかと笑顔で声をかけ。
ヨンは「別宮にいるべきなのでは?」と口を開きます。

「お聞きになったのですね」と嬉しそうなハヨン。
ハヨンは誠心誠意ヨンに仕えると笑顔を見せます。

ただの取引なのに、そこまでしなくていいと冷たいヨン。

ハヨンは顔をこわばらせつつも、「世子様が治世を存分に行われることこそが、わが家門にとってもよきことですので」と応じますが、ヨンの次の言葉にその強がりは消え去ります。

「私も取引の相手として、なすべき道理はすべて果たす。
だが、一つだけ約束して欲しい」

ヨンの願い事をかなえるべく、笑顔を見せるハヨン。

「なにをお約束すればいいですか?」

「ここに入ってこないでくれ。二度と」

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冷たく去っていくヨンに、涙がこぼれるハヨンです。

これは泣きますよね。

かわいそう。

そしてこちらも傷ついているラオン。

心配したユンソンがやってきます。

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「来ないでくださいと、申し上げたはずです」とラオン。

ユンソンは暗い顔のラオンの傍にかがみ、「一日中何も食べてないのでしょう?」と声をかけます。

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「行きましょう。私と一緒に・・・・・・」

ユンソンの言葉を遮るラオン。

ユンソンの顔を見るのが、とてもつらいと言います。

「世子様のことを聞きたくなるから」

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「忘れなければならないのに、知ってはいけないのに、知りたくなるんです。ちゃんと召し上がっていらっしゃるか。ちゃんと眠っていらっしゃるか。病気になってはいらっしゃらないかと。
私にこんなに優しくしてくださっているのに、こんなことばかり尋ねたくなる自分が嫌なのです。だから、来ないでください。お願いですから」

「平気です」

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「私も心の中では、毎日ずるいことを考えているんです。この地獄のような日々が過ぎ去ったあと、ホン内官がもしかしたら、私に心を預けてくれるのではないかって」

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今にも泣き出しそうに目に一杯涙を溜めたまま、なにも答えられないラオン。

「泣いてください。期待も、勘違いも、しませんから」

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ユンソンの言葉に、堰を切ったように涙を流し始めるラオン。

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「泣くまいと思ってたのに。胸がとても痛いんです」

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ラオンに手を伸ばすも、触れられないユンソン。

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泣きじゃくるラオンを、こちらも泣きそうな眼差しで見つめるユンソンです。

ラオンとユンソンのシーンも動画を貼っておきます。

あーーー。

ほんとにもう。

涙が滝のようなんですが、視聴者。

そしてこちらは、婚礼が決まったヨン。

ラオンの残していった腕輪を撫でながら、かつての会話を思い出しています。

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『もしとてもつらい瞬間が訪れ、何かを諦めなければならない時が来たら、その何かが私であってはならぬ。約束できるか?』

『はい、世子様』

次々思い出される、最後の日のラオン。

一日中ヨンの傍にいたいと言ったラオンと、最後の夜。

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ヨンは静かにラオンの腕輪を置き、自分の腕輪もはずそうとしますが、はずすことが出来ません。

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ヨンの目から涙がこぼれ。

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声を殺して泣くヨン。

あなたは一体なんでそんなに悲しげに泣くのっていう。

泣きすぎて頭痛がし始める視聴者多数。(推定)

ヨン涙のシーンはこちらです。

あくる日。

ラオンの元に届けられた、宮殿からの手紙。

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差出人は、ハン・サンイク。

手紙には、『宮中で話せなかったことがある。お前の父親に関することだ』とあり、時間と場所が書いてありました。

どう考えても罠ですよね。

二重三重に罠ですよね。

そもそもなんでハン・サンイクがここを知っているのかっていうことを疑問に思わないと、ラオン。

そして視聴者としては、キム・ホンがおびき出そうとして送ったとしても、なぜハン・サンイクとラオンの関係を知っているのかが、激しく疑問なんですが。

あー、嫌な展開。

なのにこの子は、のこのこ行くわけですよ。

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入ってきた人を見て、ラオンは驚愕します。

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待ち合わせ場所に姿を現したのは・・・・・・。

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ヨン。

キム・ホンはヨンとラオンを会わせ、ヨンが逆賊と内通している現場を抑えようとしていました。

まんまと罠にかかってしまった二人。

外を官軍が包囲しているとも知らず、ヨンとラオンは見つめあいます。

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怒ったような顔のヨン。

震えるラオンにヨンが口を開きます。

「私はお前を、決して許さない」

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ヨンの厳しい言葉に泣き出しそうなラオン。

ラオンの傍に怖い顔のヨンがどんどん近づいてきて。

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抱きしめ返すラオンをもう一度ヨンがきつく抱きしめて、ラスト。

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きました~~~~!

あーーー、熱上がった。

って喜んでる場合じゃなくて!(笑)

外は敵だらけ。
これどうなるんでしょうか。
とっとと斬っとくべきでした、あの時キム・ホン爺さんを。
恨むわ、ビョンホン。(違)

そしてにわかに疑わしいハン・サンイクの正体。
もしやグルなんでしょうか?!

次回の展開について色々3パターンくらい予想を立ててみたいのですが、全部外れる気がして書くのが憚られます。(笑)

ただですね。
このままヨンがキム・ホン一派に捕らえられるというのはありえないと思うので、白雲会、いっときましょうか、この辺で。ええ、是非助けにきていただいて。

と書いても全然当たる気がしないっていう。うーん。(笑)

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それにしてもこのドラマ。演技のまずい人が一人もいないのがいいですよね。

私がばっさり割愛している王女様は漫画のような演技ですが、あれはああいうキャラということで。(笑)

主演の二人は単調にも思える話の展開を繊細な感情表現で乗り切ってくれてますし、ユンソンの繊細さも感情移入を誘います。悪役の憎たらしさも、褒めたくはありませんが文句なしですし。

状況は暗く悲しい展開を暗示している目下の『雲が描いた月明かり』ですが、どうにかハッピーエンドに力技で持っていって欲しいと期待しつつ、残りの4話を見届けようと思います。