みなさま、こんにちは。

変わりやすいお天気ですが、体調など崩されていませんか?
東京では最高気温33度だったそうですが。
夏服をしまうタイミングが分からない今日この頃です。

さて、本日も『雲が描いた月明かり』第13話を。

前回ラスト。
母と茶山(タサン)の会話を聞いてしまったラオン。
自分が「逆賊」洪景来(ホン・ギョンレ)の娘であると知ってしまい、多大な衝撃を受けています。

母と二人きりになり、男の格好をさせられ、隠れるように過ごさなければいけなかった理由がやっとわかったと涙ながらに話すラオン。

「みんなが知る人が父親だから、言えなかったんでしょ? 数千人の百姓を死に至らしめた逆賊の娘として、私を生きさせまいとして」

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そんなラオンに、父をあまり恨まないであげて欲しいと母。父のしたことは、ラオンの生きる世界が少しでもいいものになるよう願ってのことなのだと。

その言葉の意味が、ラオンも分からなくはありません。

ただラオンの心は次の台詞に凝縮されていました。

「最後まで知らせずにいて欲しかった。でなきゃ、もっと早く教えてくれればよかったのに」

ラオンを抱きしめ、「ごめんね」と謝るしかない母。

母は涙を流しますが、ラオンの言葉に顔色を変えます。

「私を行かせて」

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駄目だと懸命に首を振る母ですが、ラオンの次の言葉に母は勝てませんでした。

「待っていらっしゃるの。何も知らずに」

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ひとしきり泣きながら抱き合う母娘。

あー、涙。

13話、涙の幕開けです。

こうしてヨンの元に戻ったラオン。

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ラオンを見て、笑みがこぼれてしまうヨン。

ラオンにこう口を開きます。

「今度こそお前の顔をみても絶対笑うまいと思っていたのに。約束の時間をとうに過ぎて、心配したではないか」

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「ではまた罰でも与えるおつもりですか?」

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ラオンの言葉に吹き出し「実は期待しているな?」とヨン。

ラオンを抱きしめ、呟きます。

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「無事戻ったので、許す」

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悲しすぎる。

ラオンがヨンに見えないように涙を流しているのが、悲しすぎます。

ラオンはヨンに関わる仕事を一人で一手に引き受けていました。
ヨンが伏せていた時、しばらく会えなかったから傍にいたいのだと言うラオンに、「嫉妬深い女は用心しろと言うが、そんなに私を独り占めしたいのか」とヨン。

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「許そう」

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デレデレのヨンがさらに視聴者の悲しみに追い討ちをかけます。

ラオンはヨンの手を取ると、今日は一日中ヨンの傍にくっついていたいとお願いします。一歩だけ離れたところにいたい、と。

ヨンはラオンに頷くと、「今度は私の番だ。心の準備はよいか?」とラオンを引き寄せ。

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見つめるヨンの目つきに目を瞑るラオンですが、ヨンはラオンに笑いだします。

「お願いだなどと、言わなくていい」

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「なんであれ、望みどおりにするから」

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別れが目前に迫っているとも知らず、今日も精一杯ラオンに愛を伝えるヨンです。

こちらのシーン、動画を貼っておきます。
出典はyou tubeのKBS World公式チャンネルより。

宮中ではヨンが罷免したはずのキム・ウィギョが、ヨンの危機を救うのに貢献したとかいう理由で復職していました。
またしてもキム・ホンに丸め込まれた王が、復職を許可していたのです。

そんなキム・ホン一派に公然と苦言を呈する、ハヨンの父チョ・マニョン。
どうやらキム・ホンらに従わない意志を固めた模様です。

ヨンを襲撃した男たちのうち、残された遺体は9体。
手を貸した者が必ず宮殿にいたはずだとヨン。必ず探し出さねばならないと義禁府に命じるヨンを傍で見つめるビョンヨン。

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ヨン、まだ疑いを拭いきれないでいるのでしょうね。ビョンヨンのこと。

そして本日のユンソン。

ヨンをかばった左手の傷がまだ癒えず、巻物を落としてしまったところ、通りがかったラオンが拾ってくれます。

それだけのことでもユンソンは満面の笑みを浮かべてしまいます。

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怪我のせいで動きづらそうだと声をかけるラオンに、ユンソンはラオンのほうこそ自分を見る目がつらそうだと応じ。

ユンソンがヨンの加減を尋ねたところで、「元気だ。見てのとおり」とヨンが姿を現します。
ユンソンの怪我をした手を見つめるヨン。

こうしてしばし立ち話する二人。

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「いつからかお前のことを、お前そのものとして見られなくなっていた」と口を開くヨン。

ユンソンは自分がキム家の唯一の継承者だからだろうと応じ、ヨンは「その理由で間違ってはいない」と答えます。

「だが」と言葉を続けるヨン。

「私に向けられた刃を素手で受けたお前を見て、すまないと思った」

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自分がユンソンのことをあれこれ考えすぎていたようだというヨンに、ユンソンもこれまでヨンに申し訳なく思ってきたと告白。

ユンソンは、意を決したように、今回を機に少しは心の荷を軽く出来たと思ってもいいかとヨンに尋ねます。

「いまこの瞬間からは、待ったり、慮ったり、願い出たりしないつもりです」

ユンソンから再び「宣戦布告」を受けたヨンは、「止めるつもりはない。やるだけやったほうが、諦めがつくというものだ」と応じるヨン。

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二人の間で密かに散る火花です。

ラオンは書庫で夜遅くまで片づけをしていました。

ヨンはなぜ一度にやる必要のないことを今やっているのかと不思議がりますが、ラオンはどのみち自分のすべきことだからと答え。

ヨンが夜眠れない時に読む本もまとめておこうかと尋ねるラオンですが。

「いらぬ。聞きたい時にはお前を呼べばいいのだから」

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そんなヨンにまた密かに涙を浮かべてしまうラオン。

ラオンはヨンに後ろから抱きつきます。

「少しの間だけ、このままでいたいです」

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ラオンの行動に一瞬戸惑うヨンでしたが。

「ずっとずっと、そうしててもよい」

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はぁ。視聴者も涙目。

そしてこちらも切ない片思い。

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ハヨンはハヨンで、恋を諦めようとしていました。

ヨンに愛されなくても、好きな気持ちを隠して后としてヨンの傍にいたいとハヨン。
そうすれば、愛されなくてもヨンの役には立てるというハヨンの言葉に、ラオンの心は痛みます。

つらくなるのではと心配するラオンに、つらくなるだろうが、いつかは真心が通じる日がくるかもしれないからと健気なハオン。
つらくなったらまた愚痴を聞いて欲しいといわれ、ラオンは答えることが出来ません。

ハヨンは今日も、少しでもヨンの姿を見たくて、ずっとここで待っていたのでした。

そんなハヨンに、ヨンのことをしっかり守って欲しいと頼むラオン。
寂しく去っていくハヨンに、ラオンはヨンの居場所を教えます。

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自分に警戒するヨンに、心決めた人がいるのに結婚しないということは結婚できない相手なのではないかと尋ねるハヨン。

ハヨンはならば自分と自分の家を利用して欲しいと告げます。ヨンが思いっきり羽ばたけるよう、手助けしたいのだと。

ハヨンが自分に想いを寄せていることを知るヨンは。

「私は何一つ心はあげられないが?」

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その言葉にも、ハヨンは傷ついた心を隠します。

「他の女性を思っている人に愛して欲しいと願うほど、私は愚かではありません」

ではなぜそこまでして后になりたいのかと尋ねられ、自分の家門のためだとハヨン。

一族は安泰になっても孤独だろうにと言うヨンに、「構いません。互いの利益のための取引に過ぎないのですから」と答えるハヨンです。

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この子も悲しいですよね。
強がりを言う目には涙が溜まっていますので。

その頃ユンソンも、ラオンを呼び出していました。

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なぜ怒ったような顔をしているのかと尋ねるラオンに「腹が立っていました。いつも一歩出遅れる、自分自身に」と答えるユンソン。

「でも今度ばかりは、決して遅れられません。私ではなく、ホン内官のために」

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何を言っているのかと尋ねるラオンにユンソンが続けます。

「出て行かなければいけません、ここから。去らなければ。世子様の傍からも」

ユンソンがなにかを知っていると察するラオン。

凝視するラオンにユンソンは続けます。

「私のところに来いと言っているのではありません。少しでも早くホン内官が無事でいられるよう、助けたいだけなのです」

切実に訴えるユンソンに、ラオンは出て行くつもりだと答えます。
意外な答えに一瞬戸惑うユンソン。
ラオンはユンソンに、知らぬ顔をしていて欲しいと頼みます。

自分について多くを知ることは、ユンソンにとっても良くないと目を伏せるラオン。
ユンソンは、自分の出自をラオンが知っているのか確かめようとしますが、ラオンはその言葉を遮ります。

「知らないふりをしてくださいと、申し上げたはずです」

知らぬふりなど出来ないというユンソンを残し、去っていくラオンです。

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一方キム・ウィギョたちは。

自分たちが白雲会の仕業に見せかけた刺客のうちの一人が捕まったことに、激しく焦っていました。
16人の刺客のうち、見つかった遺体は9つだけという事実に、頭を悩ませ始めるキム・ホン一派。

そして。

ヨンのもとには、この人が来ていました。

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この間押し入った賊は白雲会の仕業ではないとチョン・ドリョン。
白雲会は自分たちの存在を広く知らせるのが目的なので、これまでは必ず「雲」と記した手紙を残すなどしたのだが、前回の襲撃にはそれらしきものが一切残されておらず、ただヨンを襲っただけだったと。

なにかおかしいと感じるヨン。

そこへやってきたビョンヨン。

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ビョンヨンは目前の仮面と白雲会の手紙に一瞬目を泳がせながらも、ヨンに緊急事態を告げて急ぎ連れて行きます。
キム・ウィギョらが「犯人」を捕まえ拷問していたのでした。

駆けつけ、拷問をやめさせるヨン。

口頭で再び尋問せよというヨンに、容疑者のシナリオどおりの供述が始まります。

襲撃を手助けした者がいるのかの問いに、いると答える容疑者。

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容疑者は、宮中に白雲会のスパイがいると、キム・ウィギョとの打ち合わせどおりに答えます。

洪景来は死んだものの、その血と精神を受け継いだ娘が宮中で謀反を起こす準備をしていると。

その言葉が終わるや否や、口封じのため容疑者を刺し殺すキム・ホン。

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王の民を王命もないままに殺したと、怒り心頭のヨン。

ビョンヨンの刀を抜き、キム・ホンに突きつけます。

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「王世子の目の前でわが民を殺した領相も、謀反を犯していることが分からぬか?」

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キム・ホンは動じず、自分の行為が危機を招いたというなら今すぐ首をはねろと応じます。

国や百姓を危機にさらすものがいれば、すぐに処罰すべきだというキム・ホンに、だからこそいま自分は刀を納めることが出来ずにいるとヨン。

ヨンはキム・ホンに一層刀を近づけ、あたりは緊迫しますが、ビョンヨンがその手をつかみます。

手を放せと言われ、なお力をこめるビョンヨン。

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結局ビョンヨンに従い、刀を下げるヨンです。

翌日。

ラオンは内官たちの間にも洪景来の娘が宮中に忍び込んでいて、扉を開けて賊を迎え入れたとの噂が広まっているのを知ります。

かん口令がひかれているため、チャン内官はしきりに部下たちを黙らせようとしますが、噂を止める手立てはありません。

食事も喉を通らないラオン。

かたやユンソンは、祖父たちの悪巧みをいつものように聞く中でラオンに危機が迫りつつあることを知り、危機感を募らせます。

出産前に王妃に挨拶にいってくるよう祖父に命じられ王妃のもとを訪ねたユンソンでしたが、そこで赤ちゃんの泣き声を耳にします。

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そうです。

囲っている女性が男の子を産んでいたのです。

王妃は赤ん坊の声が漏れないよう、口にくつわをはめろなどと恐ろしいことをソン内官に命じていましたが、ユンソン訪問には隠蔽工作が間に合わず。

ユンソンは言いつけどおり王妃に直接会い、王妃がまだ出産していないことを目で確認します。

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大丈夫かと体の具合を尋ねるユンソン。

ユンソンが祖父に言われてきたことを知り、作り笑いを浮かべる王妃。

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出産が最大のウィークポイントだからなのか、うってかわって牙を抜かれたような弱々しい王妃です。

王妃が自分にも内緒で王の子どもを摩り替えようとしているとは知る由もないキム・ホン。
王に先日の容疑者殺害の一件をなじられながらも、容疑者の言っていた者の身元が分かったとある文章を手渡し、王の関心をそらすのに成功していました。

ホン・ラオン。18歳。

ラオンの身元が事細かに書かれた文書を横目に、危機感を高めるハン・サンイク。

ハン・サンイクはビョンヨンを部屋に呼びます。

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「やつらは知り尽くしている。なんら実体がなかろうと、洪景来の三文字が与える威力がどれほどなのかを」

ラオンをどうするつもりなのかと尋ねるビョンヨンに、白雲会の名の下に保護するとハン・サンイク。選択の時は過ぎたと言います。

その言葉に血相を変えるビョンヨン。

「拉致でもなさろうというのですか?」

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これ以上危険にさらしておくことは出来ないではないかとハン・サンイク。明日密かに本陣に連れて行くと告げます。

キム・ホン一派も、朝が明けたらすぐにホン・ラオンの捜索に入る算段をしていました。

本当に白雲会が宮中に入り込んでいた以上、忍んでいるのは一人二人ではあるまいとキム・ウィギョ。これで当分は血なまぐさいことになるとほくそ笑んでいます。

なにがあってもホン・ラオンを先に手にいれ、もしもの時の切り札にしなければならないと話している祖父キム・ホンの言葉を立ち聞きしてしまうユンソン。

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ラオンに迫る危機にいても立ってもいられないユンソンでしたが、家の外に出てみると同じ思いの男が待っていました。

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「頼みがある。あの子のことだ」

「ホン内官のこと?」

「以前も領相の意にそむいてまであの子を救ってくれただろう?」

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何を頼むつもりかと見つめるユンソンに、ビョンヨンが言葉を続けます。

「宮殿の外に連れ出してくれ」

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驚いて凝視するユンソンにさらに続けるビョンヨン。

「誰も知らない場所に、誰にも知られずに。出来るか?」

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緊迫した様子のビョンヨンを緊張感たっぷりに見つめ返すユンソンです。

その頃ラオンは。

床についたヨンを見守っていました。

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ラオンを床に座らせていたのでは眠れないと薄目を開けるヨン。

ラオンは夜中中ヨンの顔を見つめていたいからいいのだと言い。

明日好きなだけ見たらいいのにと笑顔を見せるヨン。

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そんなヨンに、ラオンは「いつもやってきたことが、不意にとても大切に思える時があるでしょう?」と答え。「これで最後だと思う時はそうだ」と応じるヨン。

「そのとおりです。昨日が今日のようで、今日も昨日のように思えたことでも、とても特別に思えるものですよね。最後だと思うと」

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涙を一杯にためているラオンに気付かないヨン。

ヨンは近くにきて自分の顔を見ればいいと言い。

その言葉どおりラオンはヨンに近づきますが、寝ぼけ眼のままヨンは近づいてきたラオンの手を引き、床に引き入れます。

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「もし私が両班の娘として生まれて世子様の傍に来たとしても、好きになってくださったのでしょうか?」

「当たり前ではないか」

「では、私があの日、両班のふりをして山に行かなかったとしても、私たちは出会う運命だったのでしょうか?」

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「だとしても、当然そうだろう」

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ヨンはラオンの頬に手を伸ばします。

「言ったであろう? 我らは巡り巡って、結局は出会う定めなのだと」

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寝息を立てはじめたヨンに、心で語りかけるラオン。

『ならば、世子様。いつか私が逆賊の娘だということが分かっても、私に出会ったことを後悔なさいませんか? 
今のこの時を、一度くらいは懐かしんでくださいますか?』

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涙を流しながら無言でヨンを見つめるラオン。

ラオンはヨンに顔を近づけると・・・・・・。

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視聴者涙腺決壊。

眠るヨンに再び顔を近づけるラオン。

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最後の夜が悲しく過ぎていきます。

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ラオン涙のキスシーンはこちらから。

あ゛ーーーーーー。(泣)

あくる朝。

ヨンはラオンの姿が見えないことに気付きます。

チョン内官に尋ねても、今朝から姿を見ていないとのこと。

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外に出てみると、若い女官たちが物々しい雰囲気の中集められていました。

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何事かと尋ねるヨンに、キム・ウィギョが答えます。

逆賊を探し出すよう王命が下された。
洪景来の娘が白雲会のスパイとして宮殿にいる、と。

具体的な情報を掴んだのだというキム・ウィギョに、若い女官から集めているのはそういうことかと確かめるヨン。

立ち去ろうとするキム・ウィギョを呼び止め、洪景来の娘の人相書きでも手に入れたのかと尋ねたところ、キム・ウィギョが答えます。

「いいえ。年の頃は18歳くらい。民乱後、母をなくす前は平安道のほうで暮らしていたということ。幼い頃、洪景来がつけた名前がホン・ラオン、と」

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「それで、18歳くらいの女官をすべて呼び出し、調査を・・・・・・」

キム・ウィギョの声が遠くかすむヨン。

「いまなんと申した?」

呆然としたヨンの様子をいぶかしみながら、もう一度答えるキム・ウィギョ。

「そうではなく、名前」

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「・・・・・・ホン・ラオンのことですか?」

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再び遠くなる声。

雨に打たれながら一人立ち尽くすヨン。

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ヨンは急いで資泫堂に向かいます。

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自分の名前はホン・ラオンだと教えてくれた日のことを思い出すヨン。

「ラオナ?」と呼びかけますが、返事はありません。

そこでヨンは発見します。
残された内官服と腕輪を。

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ラオンの残した腕輪を手に、悲しみ一杯に振り返るヨンで、ラスト。

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あ゛ーーーーー。

くるとは分かっていても、実際にこられるとつらいこの展開。

まんまと視聴者号泣。

とうとうこのドラマに泣かされる日がきてしまいました。

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あの前半までの突き抜けた楽しさが、かけらもなくなりましたね。
泣こうと思って見始めたドラマじゃないのに。爆笑よ、いずこ。(涙)

いやこれ、本当に。
最後の最後まで号泣路線で引っ張ったら、暴れます。(笑)

次回も覚悟して見たほうがよさそうな『雲が描いた月明かり』。

「天国で一緒になろうね」の展開だけは、やめて欲しいです。