みなさま、こんにちは。

今日も残り少なくなってきた『雲が描いた月明かり』第15話をまとめてみようと思います。

うーむ。

展開がひたすらシリアスになってきてしまいました。

幅広いファンを瞬時に獲得したこのドラマの良さがすっかりかき消され、別のドラマを見ているようです。

暗い。ひたすら暗い。

うーむ。

って、唸ってもですよね。(笑)

くらーい15話、さっそく振り返ってみましょう。

前回ラスト、ラオンの待つ場所に訪ねてきたヨン。

実はヨン、何者かからの置き手紙を受け取っていたのでした。

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手紙を読み、思案の結果出かけていったヨン。

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こうしてヨンは、小屋の中にいるラオンと再会したのでした。

ラオンを抱きしめたあと、「お前の言うことだけを信じる」とヨン。

「どんな嘘をついても信じる」

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「私に見せてくれたことはすべて、本心だったのか?」

ヨンの切ない目に見つめられ、視線を落とすラオンは、「申し訳ありません」というのが精一杯です。

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詫びるラオンにヨンが再び言葉をかけようとした瞬間、飛び込んできた人影。

「世子様のご判断が正しかったです。早く逃げなければ」

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二人を誘い込み小屋に踏み込んできたキム・グンギョでしたが、そこにはヨンの姿しかなく。

ニセの書簡を送り罠にはめようとした者が誰かを確かめにきたのだが、お前だったのかと問い詰めるヨン。

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キム・グンギョは、自分は謀反人と接触しようとする者がいるとの情報を受けてきただけだと言い逃れようとしますが、ならばその情報提供者を今すぐ連れて来いとヨン。
それ以外にキム・グンギョが生き残れる術はないと声を荒げます。

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宮殿に戻ったヨンはビョンヨンを呼び、ラオンの無事を確かめていました。

ラオンがどこにいるかは聞かないほうがいいかと尋ねるヨンに、居所を聞けばラオンがもっとつらくなるだけだと答えるビョンヨン。

「いつから私はラオンを一番つらい目にあわせる人間になってしまったのだろう」

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何も聞かないとビョンヨンに約束する、悲しいヨンです。

ヨンは小屋での別れ際にラオンが言った言葉を思い出していました。

私について知ろうとしないで欲しいとラオン。
私に関し、何を聞いても惑わないで欲しいと。

「私もこれからはそうします」

そう言って頭を下げ、小屋を出ようとするラオンの手を思わず掴んでしまったヨン。

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ヨンの掴んだ手を悲しい目で放して去っていったラオンを思い出すヨンです。

一方、本日の王妃。

ヨンの后になることが決まったハヨンを呼び出し、近況を尋ねていました。

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とはいえこの王妃が近況を聞くだけで終わるわけがないので。

ええ、言うんです余計なことをズラズラと。

「婚礼日が決まらないわけ、知ってますか?」と切り出した王妃。

ハヨンは占い師が吉日を選んでいると聞いているがと答えますが、世子が色んな理由をつけて結婚を拒んでいるのだと暴露します。

「その理由、気になりませんか?」

ハヨンはヨンなりに理由があってのことだろうと受け流そうとするのですが、王妃はしつこいんです。

「女のように大事にしていた内官がいなくなってからというもの、世子がどれだけ意気消沈していることか」

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「なんのことだか・・・・・・」

「この母に代わって、世子を慰めてあげてくださいね」

「・・・・・・はい、王妃様」

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いや~。まだかな天罰~。

もはやどんな顔でなにを喋っても、般若がチラつきます。(笑)

ビョンヨンは白雲会の会合で事の顛末を説明していました。

白雲会も、誰かが自分たちの名前、しかもハン・サンイクの名前まで使ってヨンをおびき出そうと偽装したことに危機感を募らせていたのです。

ラオンの行き先を聞かれ、分からないと答えるビョンヨン。
ビョンヨンは自分が到着した時には、既にラオンはいなかったと嘘をつきます。

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ビョンヨンに疑いの眼差しを向けるハン・サンイク。

ハン・サンイクの名前を出してラオンを呼び出そうとした以上、内部に裏切り者がいるのは間違いないと断じます。
これからは内部の者までも疑わなければならないのかと悲嘆するリーダー格の男、チャン・ギベク。

ハン・サンイクは、誰であれ裏切り者は断じて許さないと凄みます。

そんな危険なことになっているというのに、なぜか敵にばれてる家にまた帰ってきてるラオン。

母と夜のひと時を過ごしています。

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・・・・・・おかしくないですか、これ。

隠れ家がバレ、罠にもはめられたっていうのに、なぜに普通の日常を平和に過ごしてるんでしょうか、この子は。(笑)

ともあれ。

父を恨んでいるだろうと尋ねる母。

ラオンは「正しいことだったんでしょ? 誰かが必ずやらなきゃいけないような」と父への理解を見せます。

そんなラオンにそうだと頷きながらも、「私の夫がやるのは嫌だった」と母。
自分には一緒に泣き笑いし、ご飯を食べながら暮らす家族が必要だった。だから夫を憎んでいると。

その言葉に、「まるで‘すごく会いたい。恋しい’って言ってるように聞こえるよ」とラオン。

照れながら、もう寝ようと誘う母です。

ラオンは寝る前に表に出て、黒い包みが置かれているのを発見します。

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不安そうに辺りを見回すラオン。

だから引越ししたほうがいいと思うんですが。(笑)

ヨンは東宮殿の女官を呼び出していました。

ヨンの机の上にあの日手紙を置いた女官でした。

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正直に答えてくれれば何の責めも受けないからと、震える女官を安心させるヨン。

誰にこの手紙を渡されたのかと尋ねられ、女官は初めて見る男に言伝されたと証言します。
顔を覚えているかと問われ、覚えていると答える女官。
ヨンはすぐに似顔絵づくりに取り掛からせます。

ここで明かされる真実。

前回、キム・ホンの家を訪れていた謎の男は、この人だったのです。

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白雲会のリーダー格の、あの男。

男は金欲しさに白雲会を裏切り、キム・ホンに付いていたのです。

金と引き換えに直ちにラオンを連れてくるよう命じられていた男。

それでラオンのところに手紙を入れたわけですね。

なぜ家が分かったのかは謎ですが。

だってあの家は、ユンソンしか知らないはず・・・・・・。(笑)

そのユンソンは。

あの日王妃が産み捨てた赤ちゃんを大事に保護していました。

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自分の手では育てられないので、馴染みの妓楼に赤ちゃんを預けていたユンソク。
この日は様子を見に来ていたのです。

妓生たちの愛をユンソク以上に受けていると聞き、安心したように笑顔を見せるユンソク。

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妓楼の女将は「天下のキム・ユンソク様がこんなお願いをされるだなんて、一体どこのお子様なのですか? 最後まで教えて下さらないおつもりですか?」と尋ねますが、ユンソクは「急に孤児になった、行き場のない子なんです」と答え。

その言葉に同情した女将は、自分は身分の卑しい妓生だが、精一杯育てるとユンソクに約束します。

不審な包みを発見したのが気がかりなのか、庭をうろつくラオン。

母が声をかけ、ラオンが部屋に入ろうとしたところ、男たちが現れます。

驚いて飛び出す母ですが、別の男に背後から殴られ。

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その時現れた、われらが兄貴。

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ビョンヨーン!

兄貴は大抵誰かの後ろから登場します。(笑)

ビョンヨンは最後の男を切ろうとしますが、顔を覆った布が下がったその顔にあまりに見覚えがあり。

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逃げていく後姿に、まさかの気持ちを隠せないビョンヨンです。

そしてまた朝が訪れ。

王妃の子どもを抱くキム・ホンと傍で見つめるユンソク。

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体調を尋ねるキム・ホンに、男の子を生んだ嬉しさで産後の経過もよいと王妃は答えます。

いい顔だと褒めるキム・ホンに嬉しそうな声を出す王妃。
そんな王妃にユンソクが口を開きます。

「嬉しいですか?」

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勿論と答える王妃。言葉で言い表せないほどだと言います。

その言葉に、「本当にそんなにお幸せですか?」と冷たい視線を投げかけるユンソク。

王妃とキム・ホンはユンソクを凝視します。

鼻で笑い、先に席を立つユンソク。

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その様子をいぶかしむキム・ホンです。

かたや白雲会の裏切り者は。

ビョンヨンに後をつけられているとも知らず、キム・ウィギョらと行動を共にしていました。

男を抑えるビョンヨン。

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ビョンヨンは「白雲会の名を語り、領相の犬となったのは、あなただったのか」と問い詰め。

刀を突きつけられた男は、命乞いをするどころかかえってビョンヨンを脅しにかかります。

自分が捕まり白雲会がさらされることになれば、お前とハン・サンイクはどうなるだろうか。
どうせお前は世子の傍でスパイをしていたことがバレるのが恐ろしくて、自分に手出しできないはずだ、と。

「どうした? 考えただけでもつらいか? だから俺が忠告しただろう。世子は決してお前の友ではないと!」

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卑劣に笑う男を、刀を捨て素手で殴るビョンヨン。

ところがその時、似顔絵を手にした役人がヨンの命令を受けて男を逮捕しにきてしまい。

不安一杯に男の逮捕を見守るしかないビョンヨンです。

ヨンは官僚たちの前で、あの日自分をおびき寄せ、謀反人に仕立て上げようとした男を捕らえたと報告し。

誰かに命じられたようだと匂わせるヨン。
キム・グンギョは自分が取り調べると言いますが、ヨンは折角なのでみんなの前で取り調べることにすると宣言します。

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悪事がばれる前に男に会わなければと焦るキム・ウィギョとキム・グンギョです。

その頃ラオンのもとには、ハン・サンイクが訪れていました。

父と同志だったのではないかと尋ねるラオンに、そうだと答えるハン・サンイク。

ハン・サンイクはラオンにも仲間になって欲しいと伝えますが、即座にラオンは断ります。

ヨンのためかと尋ねるハン・サンイク。
ヨンは婚礼の日を決めたがらず、夜も眠れず、ご飯も食べられないと聞かされ、ラオンの目に見る見る涙が溜まります。

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絡まった糸をほぐそうにも固くて到底解くことの出来ない結び目は、未練を残さず切り捨てなければならないのだとハン・サンイク。

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それが世子のための道だと言われ、ラオンは衝撃を受けます。

「すまない。体に気をつけて。また会いにこよう」

そう言い残して去っていくハン・サンイクです。

まったく。余計なことを吹き込んでくれますよね。
ヨンのためじゃないでしょ。
白雲会のためでしょ。
親切ごかした嘘にイラッとくる視聴者。
っていうか、この家はまたなんで分かったんでしょうか。
残り3話にして怒涛のディテールの粗さって一体。(笑)

そして宮中の牢屋には。

証拠隠滅を図りに来たこの人たち。

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眠ったように背中を向けてる男。

男の息の根を止めるべく、牢に入ろうとしたのですが。

「こんな夜遅くに、なんの用だ?」

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謀反人の顔が知りたくて来てみたとごまかすキム・ウィギョですが、背中を向けている男がそうだとなぜ分かったのかとヨンに尋ねられ、言葉を失います。

「誰にも名前や容姿を知らせなかったが?」

射るように見つめるヨンにますます言葉が出てこないキム・ウィギョ。

直接男に名前を尋ね、誰の差し金か確かめようと言うヨン。

役人が中に入り男の顔を見るのですが。

男は既に息絶えていました。

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うーむ。

ハン・サンイクでしょうか?
確かにラオンの家を知っていたので、男に聞いた後殺したと考えれば、辻褄は合いますね。

またしても重要な証人を失い、怒りに震えるヨンです。

この一件で疑われたことを口実に、役職を降りると言い出したキム・ホン。

役職を降りずに犯人探しを進めるよう言うヨンに、ならば逆賊をすべて捕らえて連れてくるとキム・ホン。

その言葉によって身が危険にさらされたのは、似顔絵を張り出されたラオンでした。

その張り紙の前に立つ男。

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男は張り紙をはがします。

一方、ラオンの手配画を見て心を痛めるヨン。

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これ以上ラオンが都にいるのは厳しいと思うと告げるビョンヨンに「じきに発つのだな」と涙を浮かべながら呟くヨン。

「あいつは本当に私に尋ねたいことも、聞きたい言葉もないのだろうか。問いただしたいことも、頼みたいことも。私がどうしているか気がかりだったり、会いたかったりもしないのだろうか」

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「生きてはいるのか?」と月に向かって尋ねる切ないヨン。

ヨンは「何も聞かないといった言葉、忘れてくれ。一度だけでいいから会わせてもらえぬか?」とビョンヨンに頼みます。

その頃。同じく眠れぬ夜を過ごしていたラオン。

母は清国やどこかの島など、朝鮮から遠い場所に行こうかと声をかけ。
ラオンは母に応じます。
その前に、やらなければならないことがあるとラオン。
ラオンは自分がいなくてもヨンが幸せになれるよう、ちゃんと別れてあげなければと言います。

「他の人と暮らしても・・・・・・」

「お前に未練を残さないように?」

「ううん。私に悪いと思わないように」

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ラオンを抱きしめ慰める母。

母はラオンが不憫で涙を流し、ラオンもヨンを思って涙を流します。

ヨンがラオンを恋しがり、ラオンがヨンとの別れを決意するシーンはこちらです。

その頃ユンソクは。

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ユンソクが熱心に描いていた女性がラオンだと気付いた祖父キム・ホンと向き合っていました。

父親は逆賊、自らは旅芸人から内官。実に数奇な運命だというキム・ホンに、親の助けを得ずともまっすぐに生きてきた人だとユンソクは答えます。

その答えに、まさかそんな女ごときが好きなのかとキム・ホン。言葉に詰まるユンソクをみて、キム・ホンは激高します。

女を描きたければ、女を抱きたければ、いくらでも家に呼べと言っただろうとキム・ホン。

ユンソクはそんな祖父を厳しく睨みます。

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「お爺様のようにですか? お爺様のように、一晩抱いて捨てればいいのですか? 女でも人でも、自分の子どもですら必要な時は懐に抱き、用済みになれば捨てる。それがわが家門の伝統なのですか?」

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なにが気に入らないのかと尋ねる祖父に、祖父が自分のために描いてきた絵がすべて嫌だと答えるユンソク。

100年を見通せる大きな絵が嫌だというのかという祖父に、自分は慎ましくても自分だけの絵を描いていきたいと祖父に決別宣言するユンソクです。

ユンソクが祖父と対峙するシーンはこちらです。

一方、別の場所では。

待ち合わせ場所にやってきたラオンを見て、笑顔を見せるヨン。

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ところがラオンは違いました。

「ラオナ」と呼びかけ近づくヨンに後ずさります。

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こわばった顔で「何の御用ですか」と尋ねるラオンにショックを受け、なぜそんなに警戒するのかとヨン。
誰かに後をつけられたのか、それとも自分が呼び出したことで危険にさらしてしまったのかとヨンは案じますが、ラオンは「世子様の傍にいる今が、一番危険です」と冷たく答え。

驚いて言葉を失うヨンにラオンが続けます。

「世子様が一言命ずれば、すぐ引き立てられる身の上ですから」

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「ラオナ・・・・・・」

一歩近づいたヨンに、ラオンが小刀を突きつけます。

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はー。

なんてことすんのよ。

しばし絶句したヨンは、小刀を下ろすよう言います。

「私の口から‘お前を傷つけはしない’などという馬鹿げたことを言わなくてはならないのか?」

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ラオンは怖い顔のまま言葉を続けます。

自分について何も知らなかった頃とは、だいぶ状況が変わった。
王が10年前に父から受けた心の病でたいそう具合が悪いと聞いているとラオン。

ヨンはラオンが傷つくのを恐れ、小刀を置いて話すよう促しますが、かたくなにヨンに小刀を突きつけ続けるラオン。

「世子様もさぞや恨んでいらっしゃることでしょう。でも私も同じです。私の父を極悪の謀反人に仕立てて殺したのは誰ですか!」

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ヨンはラオンの手を取ると、悲しそうな目でラオンを見つめながら小刀を引き寄せます。

ラオンの小刀で自分の腕輪を切ったヨン。

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「何を言おうとすべて信じると言っただろう。お前の嘘を。
もう分かったから、やめるんだ。二度と・・・・・・。二度と会おうとは言わない」

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涙を流しながら見つめあう二人です。

って、暗いんだよなーーーーー。

暗い!

こんなドラマじゃないはずなのに!

正直、もう視聴者はストーリーどうでもいいから爆笑したいです。(笑)

背景音楽がやたらに「ラブ・イズ・オーバー」を連呼するこちらのシーン、動画でどうぞ。

ラオンの一世一代の名演技が功を奏したのか、婚礼の日取りが決まったヨンとハヨン。

二人とも暗い顔で身支度します。

身支度を終えた娘のところに顔を出した父チョ・マニョン。

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窮屈な別宮生活がやっと終わると笑顔の娘に、宮中は華やかな見た目ほどいい場所ではないと父。ハヨンの性格上、制約が多い暮らしに耐えられるだろうかと案じます。

自分はチョ・ハヨンだから大丈夫だとハヨン。

そんなハヨンに万感の思いを込めて「ハヨナ」と呼びかける父。父親として娘の名を呼ぶのはこれで最後だと言います。

どうか健康でと娘の安寧を願う父に抱きつき、涙を禁じえないハヨンです。

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これは、視聴者も泣きます。(笑)

一方こちらも、親のような気持ちのチャン内官。

こんなに立派に成長され、ついにお后を迎える日が来て感慨無量だと言葉をかけます。
初めて東宮殿に来た時の小さな姿が昨日のようなのにとチャン内官。

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「世子様。どうか末永くご健康で、お幸せに」

そう言ってヨンに婚礼の装飾をかぶせるチャン内官。

その行為にヨンは、かつてのラオンを思い出してしまいます。

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花嫁を迎えにいくヨン。

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不安一杯にヨンを待つハヨン。

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この切ないシーンにかかっているBGM。

なんとパク・ポゴムさんが歌ってるっていう。

ありえないんですが。歌唱力まで完ぺきに備えてて。(笑)

その頃ラオンは。

村に役人が来ているのを目撃し、身を隠します。

嫌な予感がし、急いで家に向かうラオン。

家では母が洗濯物を取り入れていました。

背後の物音に「随分遅かったじゃないの」と振り返った母が見たものは。

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は?!

父ちゃん?! ここで?!(笑)

宮中では。

婚礼の儀式を直前に控えた王のもとにやってきた義禁府の役人。

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役人は戸惑いながら、告げます。

「王様。恐れながら申し上げます・・・・・・」

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ハン・サンイクまでセットで驚愕しているので、大体なにを告げられたかは見当が付きます。(笑)

その見当どおり。

家に戻り、めちゃくちゃに荒らされているのを発見したラオン。

家には放心した母の姿が。

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まだ見当がついてないという視聴者のために決定打を打ってくれたのは、チャン内官です。

籠に乗ろうとしたヨンを急いで呼び止めるチャン内官。

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「世子様! 大変なことが! 王様がお倒れになりました!」

「なんと?」

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「恐れ多くも・・・・・・」

「申してみよ」

「先ほど判義禁府事が王様に申し上げたことによると・・・・・・。
洪景来が捕らえられたそうです」

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驚愕するヨンの顔で、ラスト。

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うーん。

「ありえない」の方向を、こっちに切りましたか。

「洪景来は生きてた」系に。(笑)

いやー、なるほど。

これは攻めの演出なのか、なんなのか。

どうまとめるつもりなのかと、視聴者も若干ふわふわ気味です。(笑)

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まぁ。これによってこのあとの「ありえない」が何でもありレベルになった感はあるので、笑っちゃうような展開がようやく来てくれるような気がしなくもありません。

・・・・・・希望的観測ですか?(笑)

さてさてどうなることやら。

『雲が描いた月明かり』、残すところあと3話です。

公式動画が出たら、のちほど追加します。