みなさま、こんにちは。

今日は『三食ごはん 漁村編3』の第4話を振り返ってみようと思います。
‘スローな料理人’エリックが、本領発揮してくれる回です。
みなさまも押し寄せる眠気を振り払いながらお進みくださいませ。(笑)

いやー、エリック。

面白すぎます。

あのキリッとしたルックスからは全く想像のつかない、超がつくほどのマイペースぶりを発揮してくれています。
シリーズを重ね、そろそろ飽きられても不思議ではないサムシセキが飽きられない理由が、ここにありました。

『新たな出演者の、視聴者の予想を軽々超えてくる、個性』。(笑)

では、さっそく振り返ってまいりましょう。

遅い夕飯を食べ終えた後、迷わず明日の朝食の準備に取り掛かるエリック。驚くソジニ兄さんに、事前に仕込んでおかないと朝食べられないからと説明しながら、トンチミ(大根の水キムチ)の下ごしらえを始めます。

エリックを働かせて休むわけには当然いかないギュンサン君が、お手伝い。

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お料理のとき、3人がしょっちゅう一列に並ぶんですよね。

番組ではそれを電車の車両にたとえてるんです。ここの場面では前方エリックは玉ねぎ車両、ギュンサン君はにんにく車両、と。(笑)

水で浸した大根に玉ねぎやにんにく、青ネギに梨もひとかけ入れて漬け込むだけの、簡単トンチミレシピ。

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こんな芸当も、いつ覚えたんでしょうか。

キムチは漬けないといっていたので、お母さん仕込かもしれませんね。

エリックのお母さん、なんだかお料理上手そう。

そんな弟たちの部屋で、ソジニおじちゃんはトンカチ片手にトンテンカンテン。
擦り寄ってきていたクンちゃんも思わず逃げ出す音を立ててます。なぜだか歯を食いしばりながら。

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怖いから。(笑)

おかしなこと始めてるから逃げたのに、今度はまたこっちに移ってトンテンカンテンが始まってしまい。

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絵に描いたような驚き顔を見せてくれるカワイコチャンたちです。

これはですね。何をしていたかというと、弟たちの部屋にカーテン代わりの布を垂らしてあげていたのでした。
確かに、朝日が眩しくて早く目が覚めてしまいますもんね。
こういうところはさすが、よく分かってます。なにしろシリーズ3回目。(笑)

いよいよ終身時間。

寝る準備を整えたエリックが、いきなりカメラに顔を近付け「寝ないんですか?」と一言声をかけます。

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勿論このカメラは単なる備え付けです。

一瞬本当にこんな時間にもまだスタッフが部屋にいるのかと思ってしまいました。(笑)

こうして夜中の3時を回って眠りに着いたブラザーズ。

翌朝は長男ソジニが誰よりも早く目を覚まし、かろうじて残っていたかまどの火種を復活させたりしつつ、せっせと働いています。

「早いね」と声をかけるPDに「早いか?10時だぞ?」と返していました。

誰がどう聞いても、弟たちに「はよ起きてこんかい」の合図。(笑)

その合図をちゃんとキャッチしました、イケメンの次男。

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・・・・・・天下のエリックも、本気の寝起きはこの顔。(笑)

起きて来てみると、外ではなにやら大騒ぎ。
島の里長(村長)さんが、どうやらタコを釣ったそうなんです。

ソジニと一緒に家の外に出て見に行くエリック。

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でかっ!

一体これはどこで釣れるのかと興味津々のソジニ。
船着場近くに「得粮タコ」と呼ばれるタコが一杯いるとのことで、カニなどをエサに仕込んでおくとよく取れるんですって。

ソジニとエリックはすっかりタコを食べる気満々です。

あげようかと言ってくれる里長さんに、「釣りますから」と答え、網に戻そうとするのですが。

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首、もげます。(笑)

せっかくの獲物が死ぬと思ったのか里長さんの奥さんがすかさず手を貸し、一瞬で地べたからはがします。

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どうやら足が気持ち悪いようですね。足を持てば一発だったのですが、エリックもナPDもそろって戸惑っていたのを見るに。

さて、そんなわけで朝ごはんの用意が始まります。

エリックはかぼちゃ粥にするとのこと。所要時間を聞かれて「1時間」と答えた時点で、「そんなわけんないじゃん!」と全国の視聴者が突っ込んだことでしょう。(笑)

「よし、じゃあ11時半だな」と確認するソジニ。ギュンサン君をエリックの料理補助につけると、自分は外出します。

かくして「朝ごはん」を午前中に本当に食べられるのかがテーマになる、サムシセキ漁村編3。

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危険は一杯です。

なにしろ超一級のスローシェフ。番組内では「かたつむりシェフ」。(笑)

まずは畑から熟したかぼちゃを採ってきて、ギュンサン君と二人で小さく刻んでいくエリック。
とはいえ相手は固いかぼちゃなので、なかなか手こずらされていました。

ぐつぐつ柔らかく煮てペースト状にするわけですが、文明の利器もないのにどう考えても全ての工程が1時間で収まるわけないんですよね。エリック、取り掛かってからそのことに気付きました。

万事が遅い。(笑)

かぼちゃ粥に入れる白玉を作りながら、ソジニ兄さんは何時に帰ってくるだろうかと雑談を交わす二人。ソジニ兄さんはお散歩に出てしまったのです。

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「11時半には来るんじゃない? 11時半には出来るって言ったから」

この時まではまだ笑っていられたんですよね。

でも。

粥になる気配など微塵もなく、頑として形を崩さずに鍋の中にそのままあるかぼちゃの状況を目の当たりにして、二人の顔から一気に笑顔が消えます。

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哀愁!(笑)

この心配そうな表情ったら。

そしてソジニ兄さん。

実はエリックが「1時間で」と言ったのを、ハナから信じてませんでした。もうすっかりエリックが絶対に時間通りに作れないことを見抜いてしまっていたんです。

散歩のついでにさつまいもをわんさと掘り、薪をくべるのにちょうどいい枝まで発見。凶暴な様子でなたを振りかざしています。

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もしかして、こういう振り下ろす系の道具が好き??
根っからの「シャイニング」気質??

家に帰る途中、島のおばあさんたちの井戸端会議場に立ち寄り、さつまいもの茎の手入れ方法を尋ねるソジニ。

ところがソジニの目はすっかり別のところに釘づけ。

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「おとなしいね~」

どうやらおばあさんが連れていた女の子にやられちゃったみたいです。

さすが、姪ラブなソジニ。

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「そんなに子ども好きなら、早く結婚しなよ」(ナPD)

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「すんごい可愛いよ」

聞いちゃいない。(笑)

そして、隣りで男の子が密かにソジニを睨んでるのが笑えます。

イ・ソジンさん、子ども好きなんですね~。というより、女の子好き?

・・・・・・と書くとニュアンス怪しくなりますか?(笑)

こうしてソジニがすっかり遊んで帰ってきたあとも、予想通りやっぱり出来ちゃいない、朝ごはん。

ソジニは黙々と、いま習ってきたとおりさつまいもの茎を下ごしらえします。

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葉っぱのほうからするすると薄皮を剥き、茎の芯の部分だけを残すイメージです。

これはお湯で湯がいたあと味付けをして、和え物に。

勿論味付けは、エリック担当です。

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美味しそう~。

にんにくとお味噌などで味をつけ、白ゴマをあわせていました。

そしてようやく、かぼちゃ粥も完成。

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この色! 素晴らしい~。

天然の黄色ですね。白玉も見えます。

甘いかぼちゃ粥を口に運び、美味しいとソジニ。

「エリックは料理ではガッカリさせないんだよな。かかる時間ではガッカリさせるけど」

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喜んでいいとこなのか、微妙。(笑)

ちなみにこの時点で午後1時。

本当は海に漁に出る予定でしたが、お昼も食べなきゃいけません。

・・・・・・食べなきゃいいんじゃないかと視聴者は思いますが。(笑)

漁に出るのを諦め、しばし消化タイムを過ごした後、すぐお昼ご飯の用意に入る3人。

でも海は? 大海原にはいつ出るの?
これじゃ「漁村編」じゃなく「漁村にいる編」に改名しなきゃいけないんじゃ?!

ひたすら三食作るだけで時間があっという間に過ぎていくチームなんです、ここ。

さっきご飯食べ終わったばかりだというのに、既にえらい慌しさ。

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また列車状態。

エリックの予定では午後2時にはお昼ごはんを食べられるはずです。

「いまかぼちゃ粥たべたばっかりなのに?」と思われた方、ご心配なく。彼らはかぼちゃ粥を殆ど残してました。

って、駄目じゃん!(笑)

ちなみにお昼のメニューはチャジャン麺ならぬチャジャンご飯とカガミガイのスープ。

エリックはまずたっぷりの油で基本のソースとなるチュンジャン(春醤)を炒めるという、一般に馴染みのない料理法を披露。

「これは一体何?」と視聴者が思っているところへ、今度はその油を使って大量のネギを炒め始めます。

ここでエリックの思わぬ経歴発覚。
なんと中華料理屋さんの厨房で働いていたことがあるんですって!

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「玉ねぎの皮むきから、なんでもやりました。酢豚やチャジャン麺も」

なんと!

だからチャジャン麺を作ると最初に言い出してたんですね。「チャンポンは時間がかかる」とも言ってました。
エリックが時間がかかるって言うんだから、そりゃ相当な時間がかかるんだろうなくらいにしか視聴者は聞いていませんでしたが、まさかのお店経験者、きました。(笑)

これでちょっと合点がいきました。韓国の一般家庭では、あまり中華料理のチャーハンって作らない気がしていたんです。家で覚えたんじゃない感じがあったんですよね。それで、「日本の料理好き女子と付き合ってたんじゃ」妄想まで広がったのですが、外れだったようですね。

・・・・・・え? まだ撤回には早いですか?(笑)

カガミガイのスープは、まず貝の口が開いたら身だけ取り出すようギュンサン君に指示したエリック。塩加減も最後に調整しなければならないといっていました。

その理由をナPDに尋ねられて、こう答えるエリック。

「先に塩を入れると、浸透圧の関係で貝のエキスが出ちゃうんです」

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なんかほんとっぽい!! (笑)

エリック~。
色々料理の基本を知ってるんですね~。
感心~。

なんて思ってたら、部屋においてあった料理本に書いてあったとのこと。
彼は正直者でもありました。(笑)

そんなわけで、出来上がりました。

予定時間を30分オーバーして、午後2時半に出来上がったお昼ごはん。

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「お前、ほんと汁物上手だな」

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(照れ)

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「うわぁああ」

ギュンサン君、「うわー」しか言ってません。

言葉のいらない美味しさってやつですね。

スープのあとはチャジャンご飯を口に運ぶのですが、こちらもソジニの頬を緩ませる美味しさ。「こんな日がくるんだな」と感慨深げです。
いままでどんだけだったんでしょう。(笑)

本当に美味しいのだと、ギュンサン君ナPDに自慢してます。

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エリックは自分の腕前ではなく貝が美味しいのだと謙遜しているのですが、それでも美味しさは隠し切れないらしく。ナPDに飲んでみたかと尋ねるのですが、実は言われる前にとっくに味見してるのをソジニは見てました。
三人が「いただききます」するのと同時に行われていた試食。

味見して驚いたナPD、すかさず近くにいたスタッフに激しく手招き。

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黙々と仕事していた一番若いスタッフにも一口飲ませたところ。

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「美味しい!!」

こりゃ本物ですね。(笑)

となれば、次はチャジャンご飯にも向かわねば。ということで残りの具にご飯を混ぜたあと、まずはナPDから味見します。

お味のほどはこの顔が物語ってくれてます。

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一人で食べたらバチが当たる味だった模様。(笑)

ナPDがあたりを見渡すのを待ち構えていたように座り込む男二人。

「暗黒の世界」に閉じこもり、普段は外に出てくることのないオーディオ監督さんです。

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「日のあたる場所」に出てきちゃいけない業務の人まで出てこさせるエリックの料理。
これを見てしまうと実力を疑いようがないです。(笑)

みなさまも動画でご覧ください。
スタッフもわらわら集まってしまうエリックの実力。
動画はtvNのyou tube公式アカウントより。

「もっと作ればよかった」の最後のエリックの一言が、優しくて印象的でした。

中華料理屋さんで仕事で習った腕前、食べてみたいですよね。
作るのが遅い「スローフード」でなければソジニとお店やって大繁盛間違いなしなのに、残念。(笑)

残った時間は何をするのかと思っていたら、なんと漁に出ました。

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やっと見れた、海。

その時時間は午後4時。

太陽もだいぶ傾いてます。

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太陽の位置がどう見ても夕方間際です。(笑)

でも、主目的はタコを捕るための網を仕掛けることなので、これで問題ないみたいです。なぜならタコは夜行性なので。
上手くいけば、一日二日でかかるそうですが、さてどうなるでしょう。

一方こちらは、釣りに関しては「持ってる」と認められたギュンサン君。

一人釣りに出ています。

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「持ってる」って言われると、急に緊張してきちゃったみたいで。

「釣らなきゃ」のプレッシャーからか、「僕はラッキーガイ。釣らなきゃ、釣らなきゃ」と呪文を繰り返してましたが、釣り糸を電柱に引っ掛けちゃったり海草を引き上げてみたりと、出だしが芳しくないギュンサン君。大丈夫かなと一瞬思いましたが、心配無用でした。
ほどなく釣り上げた、今日最初の獲物。

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なんとカレイです。

すごいですね! 

「カレイ釣ったんだって?!」と網を仕掛け終えて合流した兄貴たちも驚きの声。

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この子は本当にヘジンさんの面目を丸つぶれにして粉々に飲み込むほど釣っちゃうかもしれませんね。(笑)

かたや、仕掛けておいた筒を引き上げてみたキャプテンソジニも大歓声。

なんとアナゴがかかってました。

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しかしどうやって食べるんだっていう。(笑)

その後もキスを3匹吊り上げるギュンサン君。
ギュンサン君は、糸をたらした瞬間に獲物を獲る様相を呈していました。

こんなものも釣ってました。

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「コチ」という魚だそうです。

私は初めて聞く名前ですが「マゴチ」とか「メゴチ」などコチにも違いがあるようですね。
すみません、全く分かりません。(笑)

タコの網を仕掛けに行く兄貴二人と、釣りマスターぶりを発揮している末っ子のシーン、二つ続けて動画でどうぞ。
なかなか漁村編っぽいです。(笑)

すごいですよね~。

やっぱりマンジェ島とは違うのかなぁ。
思い出される、ヘジン父ちゃんのがっくり落ちていた肩。(笑)

気を良くした兄貴たちは今日の晩御飯を「寿司」に決定。
3人分には足りないので、ギュンサン君一人釣り要員として残して二人は先に晩御飯の準備に取り掛かることにします。

家に戻ったエリックは、寿司のメニューとしていま釣り上げたキスやコチの寿司と焼きアナゴの寿司、貝の醤油漬けの寿司にゆとりがあれば卵のお寿司にしようと提案。

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卵はソジニ兄さんに即座に却下。

のみならず、貝の寿司も時間の関係上やめようということに。

ソジニ、分かってます。
エリックの最大の弱点は、スローだということを。
ええ、勿論時代のトレンドは「スローフード」なんですが、エリックの「スロー」は動作に要所要所一時停止が入ることでして。

止まっちゃうんですよね。

一生懸命丁寧にキスをさばいてるなーと思ったら。

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一時停止中。(笑)

電池切れを起こしたロボットみたいに動きが予告なく止まるんですよね。
ちょっと興味深いです。(笑)

暗い中、「あと3匹釣って来い」のアニキの言いつけを守って一生懸命釣り糸を垂らしたもののあんまり釣れなかったギュンサン君。
帰ってきてまだエリックが魚をさばいている最中だと知り、若干ボーゼン。

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(俺、結構長いこと釣ってたよ・・・?)

ごめんね~。だってエリックだから~。

ソジニ兄なんて途中寝てますから。

もう、大変に遅いってことですよ。亀のように。(笑)

起きて来たソジニ、御寿司の準備に取り掛かるも肝心のお刺身がまだだという事実を知り、一生懸命皮をはいで御寿司用サイズに丁寧に切っているエリックの背後で呟いてます。

「今日は12時だな」

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つらい!(笑)

これはなかなかスタッフもつらいですよね~。

家に戻ってきた時には、エリックは「2時間かかる」と言っていたんです。なので、10時には全ての料理を食べられるはずだったのですが。

お刺身が出来上がるとソジニが持参した「ファンにもらった」という御寿司の型に酢飯とお刺身をセットし、いざ型抜き!

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おめでとうございます!

って、なにがよ!(笑)

えー、前にも書きましたが、イ・ソジンさんのお誕生日は1月です。
なのでテロップの「ソジニの誕生日」は、嘘です。(笑)

ちなみに余談ですが。
実はこの御寿司の型、うちにもあります。
イ・ソジンさんのファンの方に沸き起こる、猛烈な親近感。

韓国から友人が遊びに来た時に余興で使おうと買っておいたまま、まだ一度も使っておりませんが、まさかここでこれを目にするなんて。

なかなかのヒット商品みたいですよね。なにしろ私も持ってますので。
気になる方は、アマゾンをチェックされてください。キーワードは「とびだせ!おすし」。

って、回し者か!(笑)

というわけで、まずはできたてのお寿司から。

わさびは既に乗せてあるので、お醤油を少しつけて食べ始める3人。

お味のほどは、この方の顔で一目瞭然です。

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笑っちゃうほど美味しい、と。

イ・ソジンさん、「刺身屋でサービスで出してくる寿司の味がする。寿司屋の寿司じゃなくて」と言っていました。
それはそうでしょうね。お寿司屋さんとはなによりネタが違うので。

イ・ソジンさん、エリックの仕事の遅さにうんざりしているのがありありだったのですが、実はイ・ソジンさんの無謀な提案のおかげでこうなってはいるんです。

家に帰ってきた直後、お腹一杯お寿司を食べれるほどには魚が釣れてないので晩御飯をどうしようかという話になった時に、「ポッサム(蒸し豚)」が食べたい」というありえないリクエストを繰り出しちゃったんですよね、イ・ソジンさんが。
そしてそれを受けちゃったエリック。ポッサムを煮込んだ味噌味の汁で済州島名物のにゅうめんも作れると自信を見せてました。

圧力鍋もないのにポッサムとか、何を考えてるんでしょうか。
あの柔らかさまで煮込まれるのに、どれだけの時間がかかると思って。
料理をしたことがないのが丸分かりのイ・ソジンさんと、料理にかかる時間が計算できないエリックの組み合わせ。
なにが起きるかは、火を見るより明らかでした。

そう。彼らがポッサムにありついたのは、日付けが変わってから。

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それでも見た目はとっても美味しそうです。

見た目だけじゃなく、実際にもやっぱり美味しかった模様。

でも、たまらないのはスタッフ。

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「料理開始から7時間たって食べる蒸し豚の味はどう?」(ナPD)

隠しきれない言葉のトゲ。(笑)

殆ど苦行になってきたこの日の夕飯、実はこれで終わりではありません。
エリックは最後ににゅうめんを作るつもりなのです。

これも勿論、イ・ソジンさんが7時間前に「ポッサムにはやっぱり麺だよ」と応じたのが原因ではありましたが、正直ここまでくるとエリックの生真面目さが視聴者には理解不能。

もうやめとけばいいじゃん! きっと誰も止めないよ!

ってやめないですよね~。だって美味しいスープは蒸し豚を煮たときにもう出来てるんですから。

こうして、作るほうも待つほうも見守るほうも、みんなにとって拷問のような時間がまだ続き。

イ・ソジンさんは気絶寸前の様子。

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夜中の2時過ぎですから、そりゃ限界が来ます。(笑)

おじいちゃんに声をかけるような優しさでソジニ兄貴を起こし、テーブルに着かせるギュンサン君が笑えました。

こうしてやっと最後の料理が食卓に上がり。

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「7時間の間、食べたのは寿司2つ肉5切れとさつまいもの天ぷら3つだけだよ。そりゃお腹すいてるよ」と、ソジニおじちゃん反抗期風。

一方シェフと助手は「戦争のような一日だった」と労い合い。(笑)

それでも一口運んだ途端、ソジニ兄さんは「美味しいから何も言えない」と笑わせてくれます。

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ちなみに麺の上に乗っているのは、タチウオの塩辛です。これで塩加減を調整、と。

眠い時に食べる美味しいにゅうめん。
食べながら眠る乳幼児のような芸当が出来そうですね。(笑)

そして誰より限界が来ていたのは、実はスタッフ。

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「早く食べてくれない?終わりたいんだけど」(ナPD)

たしかに~。(笑)

「明日の朝は簡単にわかめスープにする、わかめは10分だから」というエリックの言葉にも「嘘ばっかり」と思わず呟いてしまってました、女性スタッフ。
エリックもすかさず「もどすのに10分っていう意味です」と答えてました。
自分の口にしている所要時間がまったくあてにならないことを、自分でもきっと気付いてますよね。っていうか、気付いてて欲しい。(笑)

みなさまもご覧ください。

夜中2時すぎに頑張ってにゅうめんを作るエリックと、眠気と死闘を繰り広げるソジニ兄さんのシーン。

結局終わったのは3時。

エリックもギュンサン君もソジニ兄さんもスタッフも、みなさんお疲れさまでした。おかげで視聴者は楽しかったです。(笑)

最後はオマケ映像も流れてました。

数日後、ノリャンジンの水産物市場に一人やってきて、アナゴのさばき方をおばさんに伝授してもらっているエリックを捉えた映像。

エリック、自分の料理の遅さを申し訳なく思い、次に調理するであろうアナゴのさばき方を事前に勉強しにきてたんです。

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やっぱり真面目だわ。(笑)

みなさまも最後にご覧ください。
応援せずにいられない、真面目なエリック修行シーン。

よっぽど責任感じちゃったんですね。

ドンマイ、エリック!(笑)

というわけで、一日に40時間くらい必要なエリックシェフの真骨頂を見つつ、視聴者までなんだか2時間以上番組を見た気になった第4話でした。

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エリック、不思議な領域に足をまた踏み込んだ気がします。
いつもなら仕事をさせよう、させようとするスタッフが、一丸となって「三食食べなくていいから、早く終わって!」と祈ったのではないかっていう。スタッフ一同、きっと次の撮影が恐怖になってますよね。(笑)

体力が持ちそうもないスタッフが、このあとの撮影では「いいよ、いいよ、即席ラーメンでいいよ」とアマアマになるかもしれません。

勿論そんなことになるかどうかは、視聴者が知る由もありませんが。(笑)