みなさま、こんにちは。

もうすっかり秋も終わり、冬モードに突入ですね。
周囲にも風邪をひいている人多数。
私はどうにかひくまいとこらえているところです。
みなさまも、どうぞ風邪にお気を付けください。

さて今日は、先日25日に授賞式が行われた第38回青龍映画祭について取り上げてみたいと思います。

授賞式当日は天候が悪く、そんな中でもレッドカーペットイベントを主催者が取りやめなかったため、各メディアがボイコットしたんだそうですよね。
どうりでお立ち台の写真がないわけです。


華やかなレッドカーペットは拝めませんでしたが、今年も秀作の数々に出演された豪華な俳優のみなさんが会場を彩っていました。

映画祭と言えばいつもスピーチが見ものですが、今年は主演賞よりも話題になった助演男優賞の、この方のスピーチが話題総なめでした。









どなただかお分かりでしょうか?


ドラマ『六龍が飛ぶ』をご覧になった方にはおなじみの、この方。










チョン・ドジョンと運命を最後まで共にする革命の同志、ナム・ウン。

ナム・ウンも渋かったですよね~。

この方のお名前は、チン・ソンギュさん。
俳優としての活動歴12年、劇団出身の彼が並み居る候補者をものともせず、今回助演男優賞を手に入れました。

で、前掲の男泣き。(笑)


チン・ソンギュさんと同賞を争っていたのはユ・ヘジンさん(『共助』)、『未生』のキム代理ことキム・デミョンさん(『海氷』)、ペ・ソンウさん(『ザ・キング』)、キム・ヒウォンさん(『不汗党』)と、チン・ソンギュさんを除いてはみなさん名前と顔が知られている有名どころ。
そんな中で一見劣勢かと思いきや、結果は見事な受賞となりました。

チン・ソンギュさんが受賞した出演作は、マ・ドンソク&ユン・ゲサンW主演の『犯罪都市』(邦題仮)。

ポスターはクリックで拡大します。









10月3日に公開されたこの映画は、18禁映画ながら観客動員数が今日現在で686万人。
「悪者」を捕まえる刑事の活躍を描いた「痛快犯罪娯楽映画」というキャッチフレーズになるでしょうか。

とはいえここで「悪者」を韓国社会のマイノリティである「中国朝鮮族」に設定したのは、実話をモチーフにしているとしてもメッセージ的にどうなんだと批判の声が上がった映画でもあり、私もそうした危惧に同意する一人です。
『青年警察』もそうなのですが、どうもこのところ「中国朝鮮族」を「悪の集団」かのように描いて娯楽作品で消費する傾向が見て取れ、個人的にはマイノリティへの偏見を助長するだけの作品を称賛する気になれないのですが、そうした内容面での引っ掛かりを脇に置くならば、俳優たちの演技は韓国映画然と素晴らしく、中でもとりわけチン・ソンギュさんの受賞は誰もが納得のいくものだったと言えるでしょう。

賞の後援である「スポーツ朝鮮」の記事「’이유있는 선택’ 청룡 심사표를 공개합니다/‘故ある選択’青龍審査票を公開します」によれば、チン・ソンギュさんは審査委員8人中8票すべてを獲得したのだとか。

以下、記事から抜粋してみます。

“진선규가 없었다면 ‘범죄도시’는 안됐다. 윤계상의 악역도 진선규가 옆에서 균형을 맞췄기 때문에 완성될 수 있었다. 주연급 조연이라 평해도 좋을 만큼 싱크로율 높은 열연을 펼쳤다. 압도적이라는 단어가 가장 잘 어울렸던 후보로 ‘범죄도시’ 영화를 불편하게 본 관객마저도 진선규의 열연을 부정하지 못했다. ‘범죄도시’를 보고 진선규에 대해 궁금해져 필모그래피를 찾아봤는데 영화는 물론 드라마까지 자신의 스펙트럼을 극대화한 배우더라. 진선규는 올해 최고의 발견이다”

チン・ソンギュなくしては、『犯罪都市』は成り立たなかった。ユン・ゲサンの悪役も、チン・ソンギュが傍でバランスを取ったおかげで完成することができた。主演級の助演と評してもいいほどシンクロ率の高い熱演を繰り広げた。圧倒的という単語が最も似つかわしい候補であり、『犯罪都市』という映画が不快だった観客であっても、チン・ソンギュの熱演を否定することはできなかった。『犯罪都市』を見てチン・ソンギュが気になり、フィルモグラフィーを調べてみたのだが、映画はもちろんドラマに至るまで自らのスペクトラムを極大化させてきた俳優であった。チン・ソンギュは今年最高の発見である。

(記事の出典はコチラ


チン・ソンギュさんの受賞を受け、主演のユン・ゲサンさんがおいおい泣いたとの報道も。
ユン・ゲサンさんは、自身のインスタグラムにこんな言葉を残していました。


“진심, 진정성. 그동안의 노력. 선규 형, 진심으로 축하해. 난 정말 눈물 난다. 정말 감사하고 감사하다”.

“真心と真実味。これまでの努力。ソンギュ兄さん、心からおめでとう。本当に涙が出るよ。本当にありがたい、ありがたい”



12年に及ぶ無名な役者生活。
最初の一歩は2004年に仲間と設立した劇団「‘공연배달서비스 간다’/公演配達サービスが行く」だったそうです。
舞台やミュージカルにも出演し、経済的には苦しかったものの演じることが楽しくて苦にならなかったと、数日前に別のインタビューで答えていました。

今回また一人、実力ある役者さんが認められたのですね。


今回の青龍映画祭で最も話題をさらったチン・ソンギュさんの受賞スピーチを、ご紹介します。
ただし、動画は公式のものではないので、リンク切れになってしまうかもしれません。

(*動画は差し替えました)





本当にありがとうございます。(「イケメン」の掛け声に)あ、イケメンじゃないのに。あの、私は朝鮮族、中国から渡ってきた人ではなくて、韓国の国民です。
自分がこの場に来られるだけでもあまりにも緊張して清心丸を飲んできたんですけど、これがもらえるって分かっていたらもう一粒飲んできたのに。
本当に本当にありがとうございます。40年の人生の間、助けてもらうことばかりで感謝すべき人があまりにも多いのですが、急いで話しますね。まずは今のこのすべての栄光を授けてくださった神様に感謝いたします。そして、このどこかに座って見ているであろう私の妻。パク・ポギョンという、妻は俳優なのですが、子どもを二人育てるのに本当に苦労して。本当に苦労かけたね。愛してるよ。
そして、今頭が真っ白で早く話したいのですが・・・ちょっと待ってくださいね。気を・・・。気を取り直して喋ります。
本当にありがとうございます。感謝すべき人が多いのに、どもってすみません。
また、今テレビで見ているであろう父と母、義母さん、そして慶尚南道鎮海にいる私の友人たち。パンジョ、ジョンファン、シチャン、ポジュン、ジヌ、そしてギテ。本当にありがとう。この友人たちは、お前は鼻が低いからダメだ、鼻を高くしてやると頼母子講をやってるような友人なんですが、本当に感謝してる。本当にありがとう。
また、私を物心両面で支えてくださっているエルジュライエンターのイ社長とソン・ギョンドク室長、すべての仲間に感謝します。そして私が20年以上演じることができるよう、一緒に遊べるようにしてくれた劇団「公演配達サービスが行く」のすべての俳優とスタッフたち、そして私の親友ミン・ジュノに栄光を捧げます。他誰が抜けてるっけ?
あ、はい、そして最後にですね。私をこのような素敵な映画の、『犯罪都市』という映画の「ウィ・ソンラク」として立たせてくださったカン・ユンソン監督、そしてチャ・ウォンソク社長、キム・ホンベク社長、そしてチュ・ソンリム撮影監督、以下すべてのスタッフのみなさまに感謝します。そして、一緒に演技をする中で多くの力を与えてくださったマ・ドンソク先輩、刑事チーム、そして最後に私と一緒に、「ヤンテ」のキム・ソンギュと一緒に、苦楽を共にした大将「チャン・チェン」のユン・ゲサンに心から感謝いたします。
もし私が名前を挙げられなかった方は、これが終わったら順番にお電話します。
そして多くの後輩のみなさま、先輩のみなさま、映画を愛するすべての観客のみなさまに心から感謝いたします。あの遥か宇宙にある「いい俳優」という目標目指して少しずつ歩んでいける俳優になります。
ありがとうございました。本当にありがとうございました。本当にありがとうございました。

진짜 너무너무 감사합니다. 아, 잘 생긴 건 아닌데. 저 조선족, 중국에서 넘어온 사람 아니구요, 대한민국 국민입니다.
제가 여기 오는 것만으로도 너무 떨려가지고 청심환 먹고왔는데, 이걸 받을 줄 알았으면 하나 더 먹었어야 되는데.
진짜 너무너무 감사합니다. 제가 40년 동안 계속 도움만 받으면서 살아서 감사한 사람이 너무 많은데, 빨리 얘기할게요. 여기 지금 일단 이 모든 영광 주신 하느님께 감사드리고요. 그리고 여기에 지금 어디선가 앉아서 보고있을 제 와이프. 박보경, 제 와이프, 배우인데 애 둘 키우느라고 진짜 고생도 많은데. 진짜 너무 고생 많았어, 여보. 사랑해.
그리고 지금 백지인데 빨리 얘기하고 싶은데…잠깐만요. 정신이…정신 이제 좀 차리고 얘기하겠습니다.
네 너무 감사합니다. 너무 감사하는 사람들이 많은데 죄송해요, 더듬어서요.
그리고 지금 TV로 보고 계실 저의 아버지, 어머니, 그리고 장모님, 그리고 경상남도 진해에 있는 제 친구들. 판조, 정환이, 시찬이, 보중이, 진우, 그리고 기태, 정말 너무 고맙고. 그 친구들이 제 코가 낮아서 안된다고, 코 세워준다고 계까지 붓고 있는 친구들인데, 진짜 감사해. 진짜 고마워.
그리고 정말 저를 물신양면으로 이끌어주신 저희 엘줄라이엔터테 이 대표님과 송경덕 실장, 모든 식구들 감사드리고요. 또 제가 20년이 넘게 연기를 할 수 있게끔 해주고, 같이 놀 수 있게 해준 극단 ‘공연배달서비스 간다’의 모든 배우들과 스태프들, 그리고 제 베프 민준호에게 영광 돌립니다. 또 누구를 안 했지?
아, 네, 그리고 마지막이죠. 저를 이렇게 멋진 영화의, ‘범죄도시’란 영화의 위성락으로 설 수 있게 해주신 강윤성 감독님, 그리고 차원석 대표님, 김홍백 대표님, 그리고 주성림 촬영감독님 이하 모든 스태프분들 너무 감사하고요, 그리고 같이 연기하면서 너무나도 힘을 주셨던 마동석 선배님, 그리고 형사팀들, 그리고 마지막으로 저랑 같이, 양태 김성규랑 같이 동고동락했던 대장 장첸 윤계상에게 너무너무 감사드립니다.
제가 지금 만약에 말을 못했던 분들은 이거 끝나고 순차적으로 전화를 돌리겠습니다.
그리고 많은 후배님들, 그리고 선배님들 영화를 사랑하시는 모든 관객분 너무 감사드리고요. 저는 저 멀리 우주에 있는 ‘좋은 배우’라는 목표를 향해서 조금씩 나아가는 배우가 되겠습니다.
감사합니다. 진짜 감사합니다. 정말 감사합니다.





(*you tubeの‘sports chosun’公式アカウントの動画を追記しました)






こんなに号泣している人も、聴衆を笑わせた人も、この方以外思い当たりません。(笑)

感動的なのに笑わせるって、すごい芸の持ち主ですよね。
会場からも「カワイイ」の掛け声が上がっていましたが、本当に驚きの可愛さです。ここまでドッカンドッカン笑わせるとなると、もしやあらかじめ仕込んできた?!と勘繰りたくなるくらい。(笑)
演技と素顔のギャップの激しさがすさまじくて、これからいろいろ引っ張りだこになってしまうのではないでしょうか。
それにしても「鼻が低いから高くしてやる」と地元の友人たちが頼母子講やってるって、大爆笑すぎます。(笑)

ちなみにチン・ソンギュさん、『不汗党』にも出演されてるんですよね。心なしかキム・ヒウォンさんも嬉しそうな。
チン・ソンギュさんの益々のご活躍を期待したいと思います。



さて、他にも青龍映画祭を沸かせたのが、この場面。









ハングルがお分かりになる方ならお気づきかと思いますが、「新人男優賞」受賞者のテロップが「ト・ギョンス」となっています。
なのに、舞台にはチョ・インソンさんが。(笑)

実はこの日、『あの日、兄貴が灯した光』で新人賞にノミネートされていたト・ギョンスさん。










スケジュールがちょうどEXOのライブと重なっていて、間に合わなかった場合はチョ・インソンさんが代理受賞することに、二人でお酒を飲んだ際に約束していたのだそう。

「ただ親しいというだけの理由で、代理で受け取りに参りました」とチョ・インソンさん言ってましたが、この二人の仲良しぶりって、言わずと知れた『大丈夫、愛だ』によるものですよね。
熱烈なドラマ視聴者だった者としては、嬉しい限りです。


ちなみにト・ギョンスさんはこの後無事やってきて、プレゼンターとして登場した際に「これからもたくさん経験と努力を重ね、観客のみなさまに共感を与えられる俳優になります。一生懸命頑張ります」と短く受賞の辞を述べていました。









シン・ハギュンさんが若干お父さんのよう。(笑)


こちらのチョ・インソンさんとト・ギョンスさん登場シーンも動画を貼っておきましょう。










そして、新人女優賞のほうは、大鐘賞映画祭で新人賞と主演女優賞を手にする快挙を成し遂げたチェ・ヒソ(최희서)さんのもとに。

チェ・ヒソさんはイ・ジェフンさんと共演した『朴烈』での金子文子役が認められての受賞でした。

















『朴烈(パク・ヨル)』の監督は詩人・尹東柱の生涯を描いた『東柱(ドンジュ)』のイ・ジュンイクさん。
チェ・ヒソさんはイ・ジュンイク監督の下で2度目の起用となりますが、この金子文子役で一躍実力派女優の仲間入りを果たしました。

『朴烈』という映画についてはいずれなにかで書きたいと思いますが、とにかくこのチェ・ヒソさん、演技力も存在感も只者ではないです。今年で満30歳だそうですが、スクリーンの中の彼女からは唯一無二な風格さえ漂います。
朴烈と金子文子という、朝鮮と日本の暗黒時代に立場を超えて愛し合い同志となった21歳と20歳の青年たちの生きざまを、予想をはるかに超えるほどみずみずしく描いた映画で、映画そのものも素晴らしかったのですが、やはりネイティブの日本語と全くそん色ないチェ・ヒソさんの演技無くしては、そのリアリティや迫力は決して表現しえなかったであろうと思います。
チェ・ヒソさんは幼い頃に日本で暮らしていた経験があり、日本語が完璧なんですよね。
他にも英語とスペイン語が堪能で、中国語とイタリア語もできるという延世大学出身の才媛。
是非頭脳明晰さを生かして、これからグローバルな活躍を期待したい方です。


そして、主演女優賞は、「第1回ソウルアワード」でも主演女優賞に輝いた『I Can Speak』のナ・ムニさんでした。

















イ・ジェフンさん、今年公開された2本の映画のうち、どちらも共演の女優さんが大きな賞を受賞されましたね。

女を立てる男として、是非認定させていただきます。(笑)


『I Can Speak』は、コメディでもあり、ヒューマンドラマであり、日本との間でいまだ癒えない歴史的悲劇の話でもあります。


それはさておき、光っていたのがナ・ムニさんの受賞スピーチ。

韓国の映画祭などでは受賞者が「この栄光を神様に」というするくだりが定番になっていますよね。
私は無宗教ながら、毎度のこの光景に、どうしてキリスト教徒ばかりがこういう形で神への感謝をアピールするのか、やや違和感を持っていたのですが、ナ・ムニさんはそんな定番の受賞スピーチに「革命」を起こしました。


壇上に上がり、「『I Can Speak』を愛してくださった観客のみなさま、本当にありがとうございます。現在96歳になる実家の母の神様、母の神様に感謝します」と受賞スピーチを始めたナ・ムニさん。
今回も毎度の光景が繰り広げられるのだろうと疑いもせずに見ていたら、ナ・ムニさん、思いがけない言葉を続けたんです。


「母の神様に感謝します。また、ナ・ムニのお釈迦様に感謝します」


これには会場も爆笑!


これまでこうした壇上に上がって「お釈迦様」を口にした人は一度も見たことがありませんでした。
お母さんの信仰するキリスト教と、ご本人が信じる仏教について各々ユーモラスに触れたナ・ムニさんの意図がどうであったのかはわかりませんが、他者の信仰を尊重するのと同等に、私自身の信仰も尊重されるに値するという、極めて当たり前のことを示してくれたように思え、なんとも爽快な瞬間でした。

「期待せずにいなくてはと思いながら、このような賞を頂いてまた欲が生まれました」とナ・ムニさん。「多くの同僚が旅立たれ、後に残った自分はこんなにいい賞をもらえて、老いたナ・ムニに大きな賞を下さった青龍映画祭の主催者のみなさまに感謝申し上げます」、「最近の後輩俳優たちは本当に演技が上手で誇らしく思います。韓国の俳優たちは世界中の俳優の中でも一番演技が上手な気がします」と言葉を続けた後、最後には同輩の友人たちに向かって「友達のハルモニたち、私はこうして賞をいただきました。みなさんも各々の場所で一生懸命頑張って、自分の居場所で賞を受け取られますように」と締めくくられていました。



こちらも公式のものではありませんが、動画を貼っておきます。








ナ・ムニさんを見つめる後輩俳優たちの目が、ひときわ優し気ですよね。

そしてお気づきでしょうか。
最後に映った赤い服の女性は、『トッケビ』でウンタクに散々つらく当たっていた例の叔母です!
『I Can Speak』でナ・ムニさんと共演されているんですが、しかしこんだけ表情が違うって、どういうこと?!(笑)


そして最後は主演男優賞。

最優秀作品賞にも輝いた『タクシー運転手』のソン・ガンホさんが、やはり予想通り受賞されました。


















ソン・ガンホさんの受賞スピーチもご紹介します。

こちらの動画も公式のものではありませんので、リンク切れの際はご了承ください。
(*動画はyou tubeの‘sports chosun’公式アカウントのものに差し替えました)





大変ありがとうございます。
私は映画の封切前には正直申しまして、なんと言いましょうか、今までたくさん傷つかれ、苦痛のうちに生きてこられた多くの方々に、この映画を通じて少しでも慰めになれればという、そんなやや生意気な考えをしばし持っておりました。ですが映画公開後は、むしろ観客のみなさまが私たちに対し、かなり足りないけれども、それでもよく頑張ってくれたと労ってくださっているようで、恥ずかしくもあり、身の置き所がありません。
それだけ観客のみなさまの心は、本当にうかがい知ることができないほどに深く温かなものでした。
今一度頭を垂れて感謝申し上げます。
今年はそうですね、映画もそうですし、本日頂いた賞もそうですが、色んな賞を頂き、たくさん愛していただきましたが、今日ここにいらっしゃる尊敬するご立派な我が同僚俳優のみなさまには一方で申し訳なく、悪いなという思いがかなりしています。
実は『タクシー運転手』という映画は、政治だ、歴史だといったような事柄を脇に置いて、私たちの胸の中にある、心についての物語ではなかったかと。本当に、人間であるならば、誰しもが感じられる申し訳なさという思いを、映画に込めたかったんです。
このトロフィーも大切ですし、1000万人の観客も重要ですが、この一年、その申し訳ないという気持ちを『タクシー運転手』という映画を通して、再び思い起こすことができたということが、私たちにとって最も光栄なことではなかったかと存じます。
こうした気持ちは、偉大な観客のみなさまが下さったものと思っております。
今一度、深く感謝申し上げます。

대단히 감사합니다.
저는 영화가 개봉하기 전에는 솔직히 인제, 뭐랄까요, 그동안 많은 상처와 고통속에 살아오신 많은 분들이 이 영화를 통해서 조금이나마 위로를 받았으면 좋겠다, 뭐 이런 좀 시건방진 생각을 잠시 했습니다만, 영화 개봉 후에 오히려 관객분들이 저희들에게 많이 부족했지만, 그래도 애썼다면서 위로를 해주시는 것 같아서 부끄럽기도 하고 몸 둘 바를 모르겠습니다.
그만큼 관객 여러분들의 마음이 정말 가늠할 수 없을 정도로 깊었고 따뜻했습니다.
다시 한 번 고개 숙여 감사드리고요.
올해는 뭐 영화도 그렇고 오늘 상도 그렇고, 여러 상을 받고 사랑도 많이 받았지만, 그래서 오늘 여기 나와 계신 존경하고 정말 훌륭한 우리 동료 배우분들한테 좀 미안하고, 그래서 좀 미안한 마음이 많이 듭니다. 사실 택시운전사라는 영화가 사실은 정치다, 역사, 뭐 이런 거를 뒤로 하고 우리의 가슴 속에 있는 마음에 대한 얘가가 아닌가. 정말, 인간이면 누구나 느낄 수 있는 미안한 마음을 영화에 담고 싶었습니다.
이 트로피도 중요하고, 또 천만관객도 중요하지만, 올 한 해 그 미안한 마음을 택시운전사라는 영화를 통해가지고 되새겨봤다라는 것이 저희한테는 가장 큰 영광이 아니었나 생각이 듭니다.
그런 마음은 위대한 관객인 여러분들이 주셨다고 생각합니다.
다시 한 번 깊은 감사를 드립니다.









ソン・ガンホさんって、本当にお話しになることが謙虚ですよね。

立派。この一言に尽きます。

百想映画賞、今年の映画賞、ソウルアワードでも主演男優賞を受賞されていて、逃したのは大鐘賞映画賞(こちらは『不汗党』のソル・ギョングさん)くらいなものなので、自分一人独占しているようで同僚俳優たちに申し訳なく思われたのでしょうね。
いつも自分が受賞するたびに、他の方を気遣っている姿が印象的で、「実るほど首を垂れる」を地でいっている方だといつも感心してしまいます。


PR広告




今年も気づけば終わりに近づいてきていますが、目下公開中の作品や、今年中に公開される話題作もいろいろあるので、また折を見てご紹介していければと思います。

地味なところでは、私がドラマ『トッケビ』でハマっていたテヒオッパ主演映画などもあり、記憶のかなたに消え去る前にご紹介してみたいと思います。

・・・・・・ニーズの把握はできておりませんが。(笑)