みなさま、こんにちは。

今年も残すところあと2ヶ月となりました。
あまりの時の早さにおののいてしまいます。

さて、今日は現在SBSで放送中の『六龍が飛ぶ』(邦題仮)。
第8話までざっくりまとめてみようと思います。

『六龍が飛ぶ』。
SBSで月曜日と火曜日の夜10時から放送されているこのドラマ、全50話のうち現在8話までが終わっているのですが。

面白いです。ええ。
ドラマの時代劇は殆ど見ない私ですが、これは見てしまいます。
ピョン・ヨハン目当てで。

いやー、ピョン・ヨハンさんがカッコイイ!
萌え~になりそうです。(笑)

そんなわけで、ざっくりとわがままに、ここまでのストーリーをまとめてみます。

私が時代劇が苦手な理由の一つは、冒頭の子役時代が受け付けないからなのですが、今回はピョン・ヨハンさんが出てくるまでと、待ちました。

ここまでの流れを人物別に追ってみますと。

まず主人公イ・バンウォン(サム・ダルム&ユ・アイン扮)。

高麗の北方の国境地帯、咸州(ハムジュ)を守る名将イ・ソンゲ将軍(チョン・ホジン扮)の息子で、強くて正義を重んじる父をこよなく尊敬しているのですが、政治入りを請われて都に赴いた父に付いていった開京(ケギョン)で国の現実を知り、大いに衝撃を受けます。

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街中には死体がゴロゴロと転がって荒れ放題、貧しい人たちもたくさんいて、世間知らずのお坊ちゃまは国の荒廃を初めてまざまざと目の当たりにすることに。
ちなみにハムジュは今の咸興(ハムン)のこと。
ドラマは虚実入り混じっているので、ひとまずドラマに沿います。

でも、色々な不正義や理不尽が渦巻く都で最も少年バンウォンを打ちのめしたのは、悪の権化ともいうべきイ・インギョム(チェ・ジョンウォン扮)に父が頭を垂れたのを目撃してしまったことでした。

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元(モンゴル)の脅威にさらされていた高麗では、その影響力を物語るように元の言葉が人々の間に浸透していて、少年バンウォンも父のことを「ジャントガルだ」と常々言っていたのですが、卑劣な悪党に屈する父を見てバンウォンは衝撃を受けます。
「ジャントガル(ザントガル?)」。劇中では「最強の男」という意味の元の言葉ということになっていますが、モンゴル語が分からないため、真偽の程はまったくもって定かではありません。(笑)

さて、誇り高き武将イ・ソンゲがなぜに悪代官に頭を垂れたかと言いますと。

王権が形骸化し、悪徳官僚が好き放題に天下を治めて(荒らして?)いる高麗で、倭寇を駆逐するなど数々の戦果を誇るイ・ソンゲを政治に加え、力の拮抗を保とうと考える高級官僚により、そもそもイ・ソンゲは都に呼ばれました。

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イ・ソンゲ自身の上京の大きな目的は、イ・インギョム一派が企む元との国交樹立を阻み、明とのあいだで戦争が勃発するのを避けること。

親友の文官チョン・モンジュ(キム・ウィソン扮)と会合し、決意を確認しあうのですが。

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イ・インギョムの私的な宴席に呼ばれ、そこで衝撃的な演劇を見せられます。

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その内容が暗示していたのは、元(モンゴル)の高麗征服の拠点である双城総管府を守る高麗の反逆者チョ・ソセン(趙小生)の弟分だったイ・ソンゲが、チョ・ソセンを裏切り、殺したというものでした。

そして実際、世間が知っているのとは反対に、当初は自らも高麗に歯向かう勢力でありながら、戦況を見た父の翻意に従い、兄のように慕っていたチョ・ソセン(アン・ギルガン扮)を討つという後ろ暗い過去をイ・ソンゲは秘めていたのでした。

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裏切り者の家門だと罵られながらチョ・ソセンを討ったイ・ソンゲは、それがトラウマとなり、頑ななまでに辺境を守り続けて中央に出てこなかったのですが、ようやく出向いた都で今回その過去をイ・インギョムに触れられたために、誰にも口外しないとことと引き換えにハムジュに戻ることにしたのです。
ちなみに、歴史の記録としては、この時イ・ソンゲはチョ・ソセンを撃退し、チョ・ソセンは女真族のもとに逃げたあと殺害されたとあります。

イ・ソンゲの身内でもごく一部を除いては知らない筈のこの事実をなぜイ・インギョムが知ったのかが前半部の小さな謎なのですが、その謎の一端を示すのがこの文様。

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イ・インギョムのもとにはしばらく前からこの文様の入った文が届くようになっていて、その内容はイ・ソンゲ陣営の現況を知らせるというもの。
自分の領内で密偵活動をしている裏切り者はイ・インギョムが送り込んだ手下で、そのせいで知ったのかとイ・ソンゲは追求しますが、イ・インギョムはイ・ソンゲにきっぱりこれを否定。イ・インギョムにも分からない誰かが、イ・ソンゲの不利な情報を自分に知らせてきていることまでは、イ・インギョムは伏せておきます。

この文様には、他にも深いかかわりを持つ人物が。

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タンセ(ユン・チャニョン扮)とプニ(イレ扮)のきょうだい。

この二人はお母さんが何者かにさらわれてしまい、探し出そうと必死なのですが、母を連れ去った男の手首にこの文様があるんです。

二人は都にやってきたお坊ちゃまの身包みを仲間と一緒にはいだりして、結構最悪な出会いをバンウォンと遂げているのですが、バンウォンに同行していた者の一人が実はスパイで、そのスパイが隠し持っていた紙にあったこの文様を目にして気づくわけなんですが。

話思いっきりそれますが、この二人の子役俳優さん、大活躍ですよね。
ピョン・ヨハンさんの子ども時代を演じているユン・チャニョン君、ついこないだまで『華政』でも大事な子役を務めていたので、実は私は当初は「またか」と若干挫折しかかりました。(笑)
いえ、芸達者な主役級の子役がそんなにたくさんいるわけじゃないのは分かるのですが、もう少し間を空けても良かったんじゃないかと思ったり思わなかったり、思ったり。(笑)

そして、天才子役の呼び名も高いイレちゃん。
イレちゃんはもう、普通じゃないです。
映画『犬を盗む完璧な方法』(邦題仮)でもイレちゃんの名演技にやられたのですが、彼女の演技はドラマでもひときわ輝いています。並じゃないです。末恐ろしいです。(笑)

ともあれ。

この二人は田舎からきたお坊ちゃまバンウォンと付かず離れずな感じでお母さんを探す旅に出て、特にお兄ちゃんのタンセは色んな苦境にあうのですが、その過程で重要な人物に出会います。

それがこの人。

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チョン・ドジョン(キム・ミョンミン扮)。

チョン・ドジョンは高麗を支配する官僚たちの腐敗を正そうと、元との修交に自分なりの方法で反対するのですが、元との修交は阻止できたもののイ・インギョムの策略で罪人に仕立てられ、流刑に処されます。

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チョン・ドジョンの大事な計画を近くで聞いてしまったというだけで一時チョン・ドジョンに軟禁されてしまったタンセ。

タンセを救いにいったバンウォンとプニは、チョン・ドジョンの余計な正義感で自分たちにも被害が及ぶのを恐れた官僚によって自らも軟禁されてしまったチョン・ドジョンをタンセともどもに発見し、バンウォンがチョン・ドジョンを解放する経緯があります。
バンウォンがチョン・ドジョンを解放したのは、元との国交樹立を阻止し、明との戦争を回避すると彼が語ったためでした。父に代わり危機を救ってくれると信じたバンウォンは、イ・インギョムに一泡ふかせたチョン・ドジョンの気迫に感動し、「彼こそがジャントガルだ」とまた例のモンゴル語の単語を繰り出したりするのですが、それはさておき。

バンウォンと一緒にチョン・ドジョンの気迫あふれる対峙を見守っていたタンセは、チョン・ドジョンが歌う歌が、母がかつて歌ってくれた歌と同じであることに気づき、チョン・ドジョンに歌について聞くため、流刑地に送られるチョン・ドジョンの後をつけ、彼の子どもだと偽って近づきます。

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でもここで思わぬことを聞かされるんですよね~。
この歌を知っているのは、ノグク王女に仕えていたヨニャンくらいだとチョン・ドジョン。そしてそのヨニャンはとうに殺されたと。

かたやお坊ちゃまのバンウォンは、新たに見つけた「ジャントガル」への憧れを募らせ、官僚となるべく成均館に入るのですが、ちょうどチョン・ドジョンの同志的存在であるホン・インバン(チョン・ノミン扮)が連行されるのを目撃。

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連れ去られるときに、世界の名言集にでも載りそうな名文句を吐きながら、学生たちに涙で見送られたホン・インバンなのですが、この人がまた、命と引き換えにイ・インギョムに魂を売って、大悪党の手先となって戻ってくるんです。

例えば、儒学生たちが孟子の勉強会を開いているのですが、その中の儒学生が一人自殺する事件が起き、その真相究明を命じられるのですが、裏で手を回して事実を告白するはずの儒学生に嘘の供述をさせたり。

学生の本分を全うしようとする者に肉体的・精神的苦痛を与え続けたイ・インギョム一派の子息が何者かに殺される事件が起きると、無実の罪を儒学生のリーダーであるホ・ガン(イ・ジフン扮)に着せたり。

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まー、いつの世にもこういう破廉恥な輩はいるものですが、むかっ腹立ちまくります。

ちなみに誇り高き官僚だったホ・ガンの父は、息子を釈放するために土地を悪党どもに譲り渡し、自分のしたことの恥ずかしさに耐えられず、後日自殺してしまいます。

このホ・ガン濡れ衣の一件で人様の土地を分捕ったイ・インギョン一派の悪党が、キル・テミ(パク・ヒョングォン扮)。

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・・・・・・え?

っていう容姿が特徴です。(笑)

女装趣味?
悪党なんで、トランスジェンダーという言葉を使うのに抵抗を感じますが、ともかく。
キル・テミは三韓第一剣。要するに一番の剣豪ということのようです。
イ・インギョムの腹心で、金魚の糞みたいにくっついては悪事を働いています。
これの息子も最悪の出来です。

しかしながらパク・ヒョングォンさんってこんな役もできるのかと、視聴者としてはこっちのほうが驚き。(笑)
なにかいつもこう、せこくて卑怯っぽい、ねちっこい感じの、なんかそういう役が板に付きすぎている方ですよね。新たな面発見。(笑)

このキル・テミと尊敬する師匠がグルだということを、またしても目撃してしまうんです、少年バンウォン。

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まぁね。
どこかで力技使わないと話が前に進みませんから。
毎度毎度極秘な筈の会合を、この子が目撃して真相を知る展開、と。(笑)

バンウォンは師匠にすぐ会いに行き、自分は見たと抗議するのですが、善も悪も見方次第で変わるとか何とか言われて、自分は善悪ならぬ「正義」に進むと決意。
自分を辱めた悪童3人組をなんと一人で成敗しちゃったり。
少年殺し屋団(*ひとりだけどね)みたいになっていて、一瞬視聴者付いていけてませんでしたが。(笑)

こうしてバンウォンは、高麗の腐敗に憤り、自分に出来る精一杯はやりつつも、何も変えられない自分のふがいなさにもやもやしながら時を過ごします。

かたやお母さん探しを続けたタンセ。

キル・ソンミという人が何か知っているらしいと訪ねていくのですが、尋ね人には会えず、逆に例の文様の男たちに後をつけられ、なぜあの文様を知っているのかと問い詰められます。
ヨニャンと呼ばれて連れ去られた母のこと、そのとき見た文様のことを伝えたことで、殺されそうになったタンセでしたが、そこに現われたる救いの神。

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・・・・・・ギャグですか?(笑)

キル・ソンミ。なんとキル・テミとは双子。

登場した瞬間笑ったのは私だけでしょうか。
キル・テミがあの顔で散々出てるので、4話でまさかの双子登場に、シリアスなストーリーも忘れて吹いてしまいました。(笑)

事情を聞き、キル・ソンミは母親探しをやめるよう伝え。
なぜならヨニャンは王女を死に追いやった高麗の大罪人だからだ。あの男たちがお前を殺そうとしたのも、大罪人の息子だからだと。

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母のことが誰かに知られれば、身内もみな危うくなるとキル・ソンミ。あの男達にまた狙われると思案し、中国語を駆使する謎の剣豪チャン・サムボン(ソ・ヒョンチョル扮)に勝手にタンセを任せます。

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とはいえタンセはすぐにチャン・サムボンの目を盗んで村に帰るんですよね。

命を狙われた恐れから妹にも母は死んだと嘘を言い、何事もないかのように振舞おうとするのですが、タンセの気持ちを察してくれ、慰めてくれたのがヨニ(パク・シウン扮)でした。

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ヨニはタンセがいない時もプニの面倒を見てくれた心優しい女の子で、タンセに好意を寄せていました。じきに行われる村の七夕祭りでは、タンセに着てもらう服を縫っていたりして、恋心も積極アピール。
そんなヨニにタンセも思いを寄せ、二人は幸せな七夕祭りを楽しんでいたのですが。

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ああ、なんてこと。(泣)

田畑の収奪に訪れたイ・インギョン一派の手下がヨニの父を殺し、ヨニをも陵辱。

怪我を負ったタンセは茂みに伏せたまま、救いを求めるヨニに何もしてあげられませんでした。

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傷だらけでボロボロになったヨニは、後ろを付いてくるタンセに二度と顔を見たくないと怒りをぶつけ。

家に戻ったタンセは、自分が出て行けば二人とも殺されると思ったと妹に弁明するのですが、かえって妹に言われてしまうのです。

「だったら一緒に死ねばよかったんだよ! 一緒に死ぬべきだったのに!」

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展開がキツイです。

ヨニをひどい目にあわせたやつを殺そうとしたものの殺せず、崖から飛び降りようとするタンセでしたが、例のチャン・サムボンに見つけ出され九死に一生を得るタンセ。

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そんなタンセが6年後、謎の殺し屋となって現れます。

イ・イムギョン一派の悪党、ペク・ユンを切り倒すタンセ。

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ピョン・ヨハーン!!

ええ、この瞬間をどれだけ待っていたか。

もう、めちゃめちゃカッコイイです。

孤高の殺し屋って、それだけでくるじゃないですか

・・・・・・あ。いえ、それは、暴力反対、命を大切に、ラブ&ピースではありますが。(笑)

そんな見事なまでの暗殺の一部始終を見ていたバンウォン。タンセ改めイ・バンジとすれ違い。

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ちなみに妹プニも、なかなか魅力的に成長していました。

プニは税率7割というべらぼうな要求に負けないため、秘密裏に畑を3年かけて開墾。初めての収穫を前日に控え、村人と喜びを分かち合っています。

その姿をこっそり見守るお兄ちゃん。

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萌え~。(笑)

プニは実は、帰ってきたチョン・ドジョンからの入れ知恵で、秘密裏に開墾し始めるんですよね。当初プニは文字を習って窮状を訴える訴状を書こうと考えていたのですが、そんなことをしても意味がないと語るチョン・ドジョンの代案がこれだったのです。これでも駄目なら、自分を訪ねて来いといいながら、プニに木彫りの人形を渡すチョン・ドジョンだったのですが。

税率を9割にすると無茶を要求したのに、さしたる抗議もしないことを不審に思い村人を監視していた手先たちに、秘密の穀物を知られてしまい、また穀物を奪われてしまったプニたち。手先を逃れたあとは倭寇につかまるなど、散々な目に遭います。

偶然異常事態を知り、倭寇の奴隷を買い付けるふりして助けに入ったのがバンウォンとバンウォンの付き人ヨンギュ(ミン・ソンウク扮)とムヒュル(ユン・ギュンサン扮)。

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実はこの倭寇は、倭寇のふりをした卑劣な高麗人でした。
それくらいに国が荒れまくっているのです。

ちなみにムヒュルは、力自慢なだけの冴えない子だったのですが、おばあちゃんの言いつけで剣豪になるべく師匠に弟子入り。

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あっという間に自分の実力を抜いてしまった弟子に嘘をつき、師匠は「お前はまだまだ。決して剣を交えるな」といい加減なことを言ってました。この時、窮地に追い込まれたプニの一言で初めて刀を抜き、続々敵を倒してしまうんですよね。

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ムヒュルはこのあとも別件でプニの危機を救い、プニとともにハムジュにも向かいます。

ちなみに助け出されたプニは、殺された幼いオンニョンの弔いだと、奪われた穀物がある倉庫に火を放ち。

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そんなプニにバンウォンは「あの子、すごく浪漫がある」とポーッときます。

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・・・・・・すみません。
この恋バナにまだそこまで思い入れがないので、あっさり過ぎさせていただきます。(笑)

物語を補足しますと、イ・バンジになったタンセの後を、そうとは知らずにつけてきたバンウォンは、謎の洞窟で誰かが「新朝鮮」という国づくりを目指していることを知ります。タンセが残した置手紙には「ペク・ユンを殺した。次は誰をやればいい?」と書いてあり。自分が知らない勢力が、なにか壮大なことを計画していることを知り、打ち震えるバンウォン。

バンウォンは国を作ろうとしている首謀者を探して、プニはあのおじさんを探して、各々暗号を解読しイ・ソンゲのいるハムジュに向かいます。

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7話では、「ハムジュでイ・ソンゲの民になれ」のメッセージどおり、流入を認められたプニの姿が描かれます。プニはここにくるにいたった過酷な収奪、村人たちの死を包み隠さず話し、通りがかったイ・ソンゲじきじきに居住を認められます。

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プニの話を聞き、都での悪政に怒りがこらえられないイ・ソンゲ。

どんなに耐えても、守っても、国がよくならないと憤懣やるかたない思いを吐露します。

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一方、身分を偽り、父のもとで働いているホ・ガンを見つけるバンウォン。
ホ・ガンはバンウォンに心を開きませんが、実は彼もチョン・ドジョンの目的を叶えるためハムジュに結集した一人でした。

プニを試すように夜中に呼び出し、確かめるホ・ガン。
賢いプニはホ・ガンがあの「おじさん」の一味であり、自分の仲間だということを見抜きます。

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それをまたバンウォンが盗み見てるんですよね。

首謀者に会いたい一心でホ・ガンに嘘をつき、父が「その人」に会いたいと言っていると伝えるバンウォンでしたが、ホ・ガンもバンウォンが罠を仕掛けているかもしれないと警戒し、チョン・ドヒョンを連れて来ず。

結局ホ・ガンとバンウォンが顔を合わせただけになりましたが、実は都からプニをつけていた密偵に二人は捕らえられてしまいます。

ヨンギュがバンウォンが拉致されたと慌てて駆け込んだため、開京にいるはずの息子が来ていることを知ったイ・ソンゲ。すぐさまプニが怪しまれ、不届きな侵入者と誤解され斬られそうになるのですが。

そこへチョン・ドジョンが登場。

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チョン・ドジョンはイ・ソンゲに対し、イ・インギョム、ホン・インバン、キル・テミの悪党3人組を倒すための先鋒に立ってくれと訴えます。
跪き、同じく先鋒に立つよう請うプニと民たち。

イ・ソンゲはチョン・ドジョンを呼び出し、なぜ自分なのかと尋ねます。
チョン・ドジョンはかつてみかけたイ・ソンゲの裏切り者への情けを語りながら、自分が新たな国づくりを目指していること、王としてイ・ソンゲを考えていることを伝え、イ・ソンゲが贖罪意識から戦を行っていることや、政治に関わらないのもそのためだと喝破して見せます。
自らが書いた「安辺策」を政府に出すよう求めるチョン・ドジョン。「安辺策」には北方の軍備を増大させ、租税を自由にし、辺境を安寧に守るための案として書かれていましたが、それはハムジュ地域を実質的に自治独立させるための政策案でした。

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二人のやり取りを、またしても見ていたバンウォン。

バンウォンは父の心を動かすべく、涙ながらにあの日見てしまったことを父に伝え、それでも新たな国の王は、痛みを知る父しかいないと説得しますが、「王になどなれるはずがない。それは恥知らずだ」と頑なな父。

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失意に沈むバンウォン。

と思いきや、なんとこの子は勝手に書類に印を押して、ホ・ガンに渡してしまうんですよね。

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すごいことしますよね。

確かに嘘が国を救った歴史はあるんですが。反射的に朝鮮との交流を再開に導いた、江戸時代の対馬藩の命がけの嘘を思い出しました。まさかそれが元ネタではないでしょうが。(笑)

とはいえ、流刑地に送られ8年も都を留守にしているチョン・ドジョン。
今更そんな無茶なハムジュの要求を政策として通す力など、普通に考えればないわけですが。

チョン・ドジョンは都の政治状況を逆手にとることにしたのです。

実はイ・インギョム、飼い犬だった筈のホン・インバンとキル・テミに完全に押し込まれていました。自分にも権力をくれとあからさまなホン・インバン。そろそろイ・インギョムの弱体化を計って政府内バランスを図りたい頃合でもあり、政治の現場はイ・インギョム+チェ・ヨン将軍VSホン・イルバンの構図になりつつありました。
しかもホン・イルバンが優勢。

税率を9割にするなどやりたい放題のホン・イルバン一派にチェ・ヨン将軍は怒り心頭で、イ・インギョムに7割に戻させるよう命じますが、ホン・イルバンは聞く耳がありません。
向かうところ敵なしのホン・イルバンを恐れさせることのできる人物がおらず、さすがの大悪党も途方に暮れているのですが、そんな時だからこそチョン・ドジョンは占い師に「北方の人物が道を開く」とイ・インギョムに囁かせるのです。

その占い師が。

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あのヨニ。

心底傷ついて行方知れずになっていた、ヨニです。

チョン・ドジョンの策略どおりに占い師のふりをし、イ・インギョムに「天の声」を授けたヨニ。チョン・ドジョンの読みはあたり、イ・イムギョンはイ・ソンゲのことを思い出します。
イ・インギョムはイ・ソンゲのことをずっと煙たがり、遠ざけてきましたが、事態を打開するにはそれも必要かもしれないと思い始め。

かたや、向かうところ敵なしだった筈のホン・インバンが、イ・インギョムがイ・ソンゲを政府に迎え入れるつもりらしいと噂を聞いただけで態度を変え、いうとおり7割に戻すといってきたため、このカードが使えるとニヤリ。

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策士ですね~、チョン・ドジョン。(笑)

ちなみにですね。
このドラマには情報を売る組織が二つ出てくるんですが。

ひとつは、イ・インギョムがことあるごとに頼る生臭坊主、チョンニョン和尚(ハン・サンジン扮)率いる軍団。

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もう一つは、イ・インギョムが懇意にする妓楼の女将であるチョヨン(ユン・ソナ扮)率いる、女ばかりの隠密集団。

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イ・インギョムとホン・インバンの関係が悪化するに従い、この2グループの関係も緊張感を伴っていくのですが、チョンニョン和尚はイ・インギョムにイ・ソンゲのことを暗示した占い師がいることをチョヨンサイドを諜報することで割り出し、ヨニを捉えます。

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あっさりと、サムボンと呼ばれていた男に頼まれたことをやっただけだと話してしまうヨニ。
サムボンはチョン・ドジョンの雅号です。

すっかり思い出すこともなかったチョン・ドジョンがいつの間にか背後までやってきていることに驚きを隠せないイ・インギョム。実は、ここで自らの名をほのめかさせることも、チョン・ドジョンの差し金です。

そして、心乱れるイ・インギョムの前に突然姿を現すんですよね、チョン・ドジョンがまたもや。

チョン・ドジョンは言うのです。自分も同じ気持ちだと。
自分をひどい目に合わせたチェ・ヨンやイ・インギョムを倒したいのではないかと。
ひとまず倒すところまでは、手を組もうじゃないかと。

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うーん、面白い。

しかしいかんせん、長い!

8話を一度にまとめるのはあまりに長いです!(笑)

すっかり息切れしているので、最後は華麗な成人タンセをひたすら貼ってもいいですか?

って、許可がなくても貼りますが。(笑)

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これは5話のタンセ。

なんか顔色悪いのは、直前にこのメイクをしていたからです。

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タンセは村の末っ子だったカップンと一緒に、時には大道芸人、時には演奏家に扮し、都の情報を集め、色々な動きを探っています。

6話、暗号の秘密を握るチョン・ドジョンの配下の者が殺されかけたときは、歌いながら敵を駆逐。

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その後、プニが寺に連れ去られたときも、供養をしにきた講談家を装い侵入&戦闘。

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飛んでます。
石塔を駆け上がって、飛んでます。

ええ、スタントでしょうけども。(笑)

そして、ペク・ユンが死んだおかげでますますホン・インバンが調子に乗ってひどいことになっていると町の人が話すのを聞き、心が曇るタンセ。

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タンセはハムジュにいないので直近2話では登場していませんが、どうやら9話でとうとうタンセはチョン・ドジョンのそばにいるヨニに出会ってしまう模様。

悲しすぎる。(涙)

タンセ、ヨニを救えなかった自責の念から、腐った高麗を滅ぼす一助になろうと決意しているんですよね。
タンセの苦悩顔が、視聴者に相当きます。
これは、えらいことになるんじゃないでしょうか、ピョン・ヨハンさん人気。
それが言いたいがために、書いたと言っても過言じゃありません。(笑)



色々と切ない展開が待っていそうな『六龍が飛ぶ』。
ユ・アインさんの演技もとてもいいですし、シン・セギョンさんもすごくいいんですよね。出演者が揃いも揃って芸達者なので、非常に見ごたえあります。
イ・バンウォンがイ・ソンゲの息子と知って、出世のチャンス到来と喜ぶムヒュルも、きっとこのあとプニを巡って色々バンウォンとの間に出てくるんでしょうね。

飛ばし飛ばしで見ようかと思っていましたが、またここから断然面白くなりそうです。