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3 2016年2月
みなさま、こんにちは。
今日は節分ですね。
あちこちの家で「鬼は外、福は内」が繰り広げられているでしょうか。
私はまだ味覚のモードが戻っておらず、恵方巻きよりキムパブが食べたい今日この頃です。
さて、今日はソウル滞在中の出来事などをつれづれに。
それにしても、やはり日本は寒いですね。
-10℃のソウルよりも、家の中がずっと寒いです。
ソウルでもひかなかった風邪を、日本に戻ってすぐひかないように、気を引き締めているところです。(笑)
さて、今回の滞在期間中、週末はソウルの友人宅にお邪魔するなどしてきたのですが、たまたま友人夫婦が二人とも『応答せよ1988』の熱烈な視聴者だったため、ドラマの話でも多いに盛り上がってきました。
旦那さんは1988年当時は中学生、奥さんのほうは劇中のドクソンと同い年。
ドラマに出てくるアイテム全てにまさにリアルタイムではまった世代なのですが、特に旦那さんのほうはドラマの「サンムン洞」と同じような近所づきあいが残るソウルの町で育ったため、ドラマへの思い入れがことさら強く。
私と話す間も時々遠い目になっていました。(笑)
面白かったのは、旦那さんは当然のようにジョンファン派、奥さんは断固たるテク派だったこと。この話題に触れた途端、旦那さんは眉をひそめ、私と奥さんはハイタッチという、大人が寄ってたかってなにやってるんだっていう不思議な展開にもなりました。(笑)
滞在中は行く先々でこのドラマが話題に出たのですが、そういえばどういうわけか私が会った女性はみんな、世間での多数派とは裏腹にテク派でした。理由を聞いたら”잘 생겼잖아요(カッコイイじゃないですか)”と分かりやすい返答をくれたのは、小学6年生の友人の娘。
私が小学6年生と同レベルであると知る瞬間でもありました。(笑)
街中でもまだまだドラマのOSTが流れているので、人気を実感すると共にドラマが恋しくなることしきりだったのですが、今回友人宅で私を最も喜ばせたのは、友人がおもむろに持ってきた、これでした。
まさかのブルーマーブル!(笑)
これ、ドラマをご覧になった方々はお分かりかと思いますが、劇中でドクソンたちが遊んでいた、韓国の人たちにとって昔懐かしのボードゲームなんです。
1982年に売り出された「ブルーマーブル」の名前の由来は、1972年のアポロ17号が撮った有名な地球の写真“The Blue Marble/ザ・ブルーマーブル”からきています。
“ザ・ブルーマーブル”の意味は「青いビー玉」。「地球」を舞台にしたゲームなので、ここから名前をつけたそうです。
・・・・・・なんて書くと壮大ですが、要は「韓国版モノポリー」だそうです。かくいう私は「モノポリー」自体をやったことがありません。(笑)
ちなみに、本来の韓国語における英語表記では“블루마블/ブルルマブル”とすべきところなのですが、子どもたちが発音しやすいよう”부루마불/ブルマブル“としているそうなんですよね。
確かめてはいませんが、もしかしたら日本語の英語発音である「ブルー」からきているかもしれません。
それはそうとして。
「ブルーマーブルゲーム」といえば、なんと言ってもこのカード。
「黄金のキー」の「宇宙旅行招待状」カード。
このカードの実物を見た瞬間、テンションが一気に上がりました。(笑)
ドラマの中で「ブルーマーブル」が登場したのは13話。
「ブルーマーブル」を抱えてテクの部屋に転がり込もうとしてドクソンに阻止されたトンリョンのシーンが最初でした。
テクが大きな試合を控えており、煩わせてはいけないとドクソンに追い返されてしまったトンリョン。
でもこのあとトンリョンは、ちゃんと「ブルーマーブル」で遊べます。
ジョンファンの兄、ジョンボンのリードで。
大学六浪だったジョンボンが七浪になったあと、最初にやったのがこの「ブルーマーブル」。
どんだけ危機感ないんだキミは。(笑)
ちなみにドラマの「ブルーマーブル」と友人宅の「ブルーマーブル」はデザインが違っていますよね。友人宅のものは8年ほど前に東大門で買ってきたものだそうです。
ドラマでまた火がついた「ブルーマーブル」は、今はまた新デザインのものが売り出されているようです。
このゲームは、製作当時の各国のGNP順位ごとに都市が並んでおり、サイコロの目の分だけコマを進めながら、土地を買ったり、その後ホテルや別荘を建てたりして、通行料や利用料を貰ったりする遊びです。
一人は銀行役を務め、飛行機型のコマは4つ。
途中「黄金のキー」に止まった場合は「黄金のキーカード」を一枚めくり、そこに書いてあるルールに従います。
大きな不動産を売ったり、多額の支払いをしなければならないなど、何かの危機が訪れた時にパスできる「優待券」や、「ノーベル賞をもらったので10万ウォン」などというカードもあります。
この「黄金のキー」カード、全てがいい内容なわけではなく、「これを引いたら終わり」的なものもあるのですが、「黄金のキー」カードの中で最もいいカードとしてジョンボンがドクソンの弟ノウルに語っていたのが、ドラマに登場した「宇宙旅行招待状」です。
このカードを引くと、自分が望むところどこへでも行くことが出来るんです。
見かけによらずロマンティストなジョンボン、このあと思いを寄せる入院中のマノクに、このどこへでもいけるカードを渡すんですよね。
どこにも出歩けずイライラが募っているマノクの気持ちを察して、自分が一番大好きなカードを渡す心憎いジョンボンアニキ。
マノク、フォーリンラブの図。
って、彼は七浪中ですけども。
勉強をせんかい、ジョンボン!(笑)
せっかくなので、ドラマの中の「ブルーマーブル」のシーン、もう少しご紹介しましょう。
15話。
初めて見る「ブルーマーブル」を、カードを見ながら覚えようとするテクと、「覚えるな」と邪魔をするソヌ。
インスタントラーメンもまともに作れませんが。
記憶力やら頭脳戦には強い子なんで。
ゲームを始める前から、ソヌに警戒心。(笑)
この後にも、「ブルーマーブル」シーン。
さんざん悪口言っていたお母さんとすっかり仲直りして開き直るトンリョンを、みんなが「やってらんねえ!」と小突きつつ。
やっぱりいそしむ「ブルーマーブル」。
なんですが。
やっぱりテクが圧勝。(笑)
めっちゃ儲かりました。
恐らく、ほぼ全ての金を手中に。(笑)
「お前が教えたの? テキトーに教えろって言ったのに」 by トンリョン
「自分で説明書読んだんだよ。あいつには勝てない。おかしいから」 by ソヌ
「なんで『宇宙旅行招待状』カードがないの?」 by テク
「ここに一枚あるよ」 by ジョンファン
「2枚でしょ? 一回りしたのに一枚しかないよ」 by テク
「たしかに。もう一枚どこいったんだろ?」 by ドクソン
動画でお見せしましょう。
こちらが15話の「テク、ブルーマーブル圧勝シーン」の動画です。
えーと。
もう一枚は、マノクの本の中に挟まれています。
ラミネート加工されて。(笑)
今回のソウル滞在で期せずして「ブルーマーブル」ゲームを実際に体験できて、とても楽しかったです。
「ブルーマーブル」初心者の私は、「銀行」に言われるがままにどんどん土地を買い、みんなに「社長」とおだてられ、「東京」にビルと別荘を建てた頃には内心勝利を確信していましたが。
持っている財産のうち最も高いものを半値で売らなければならないという鬼のようなカードを引いてしまい、全てが終わりました。
どうやら私の敗因は、土地の爆買いにあったようです。
調子に乗って巨費を投じ、「東京」にホテルと別荘を建てたのが、見事裏目に出ました。
ほぼ文無しになった私が「ノーベル平和賞を受賞して10万ウォン」のカードを引いた瞬間、今度小学生になる友人の子どもが「スンモ(叔母さん)がいいカード引いて良かった」と喜んでくれたのを見て、その優しさが嬉しいやら情けないやら。
それでも「ドクソンキャラだね」と笑われるのは、悪い気のしない夜でした。
ああ、なんてドラマバカ。(笑)
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2 Responses for "『応答せよ1988』より 懐かしのボードゲーム“ブルーマーブル”"
こんにちは。
風邪ひかれてないですか?
私も、昨日は、恵方巻きよりキンパを食べたくて、巻いてるものなら、キンパでもいいでしょ~~と思って、作るには時間がなかったので、鶴橋によったのですが、時間が遅いのと、水曜日は定休日のお店が多くて、なかったんです。なので、恵方巻きをいただきました。
応答せよシリーズは、何もみたことがないのですが、友達の間でも、お邪魔するブログでも、とても盛り上がっていた(いる)ので、これはみなければ!!と思っているところです。
視聴してから、白さんの応答せよ1988の記事をまた読ませていただきたいと思います。
ボードゲームといえば、今頃、今更(笑)、チジニさんの結婚できない男を観たんですが、
人生ゲームを一人でやっていて爆笑。
韓国にも人生ゲームがあるんだ!!と思っていたところです。名前はそのままですか?
YUMIさま
こんにちは。
コメントどうもありがとうございます。(*^_^*)
『応答せよ1988』、本当に面白かったので、是非是非機会があればご覧ください~。
と熱烈ファンよりお勧めを。(笑)
私もこの前までのシリーズはほぼ観ていないのですが、中盤までは家族の物語がメインなので、笑いあり感動ありで楽しめると思います。
チ・ジニさんの『結婚できない男』は、阿部寛さんのドラマのリメイクですよね。
「人生ゲーム」、あるんです韓国にも。
元祖のほうにそもそも一人でやるシーンがあるようですが、「ひとり人生ゲーム」っていうシーンを思いついた脚本家の方、素晴らしいですよね。(笑)
私も『応答せよ1988』の「ブルーマーブル」シーンをみながら「人生ゲーム」のようなものかと思っていましたが、結婚したり、子どもが生まれたりすることは一切ない、ひたすら不動産投機のゲームでした。(笑)
ありがとうございました。(^_^)
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