*記事はtvNの放送(全16話)基準のため、日本のテレビ放送とは該当部分が異なります*

みなさま、こんにちは。

いよいよ疑いようのない春が来ました。
心がすっかり凍てついた長い冬を越え、やっと平和で暖かい春の日がやってきたことに、喜びをかみ締める今日この頃です。

さて、お待たせしました、『トッケビ』第15話。
さっそく振り返ってまいります。


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15話冒頭、ケベックの街を散策するウンタク。

「また会ったね」と声をかける青年に韓国語で「ですね」と無意識に答え、ウンタクは狼狽しています。

今の見知らぬ青年は誰だったのかといぶかしんでいるウンタクを呼び止める、アクセサリーを売る露天商のおばあさん。

笑顔を見せるおばあさんは、ウンタクがしているネックレスは自分が10年前にある男性に頼まれて作ったものだと話します。

「フランス語で、天が定めた運命という意味よ」

「人間の領域を超えた、絶対的な運命。それをくれた人とは幸せに暮らしてる?」

一方トッケビは。

ウンタクのあとを追うか追うまいかを決めかね、色んな国を行ったりきたり。

「ナンダ、コレ?」

「スパシーバ」

「ナンダコレ」はこっちの台詞ですよね。

単に大掛かりなファッションショーしたいだけじゃん!(笑)

しまいには、こんなものを持ってきちゃいます。

これにはさすがの死神も駄々切れ。

「早く戻してこいよ! 国際紛争が起きる前に戻して来い!」

さすが、規則と秩序を重んじる死神。(笑)

「おー、こわ」と呟きながら結局ウンタクのところにいくトッケビです。

こうしてどこでもドアからケベックに飛び出していくことになったんですね、トッケビ。

一緒にご飯を食べに行こうとトッケビを誘ったものの、ウンタクがご馳走したのは、これ。

こんな美しい場所まで来て、安く上げようとしてます。(笑)

こんなものでご馳走したことになるのかと、思いっきり不満げなトッケビ。
かたやウンタクは、あまり両替してこなかったからと切り抜ける構えです。

「牛肉」が食べたいというトッケビに、肉はあんまり好きではないと嘘をつくウンタク。
「好きなくせに」とうっかり突っ込んでしまったために、もしや結婚相手にふさわしいか調べようと事前に身元調査でもしたのかとウンタクに怪しまれてしまいます。

ウンタクをなだめつつ、ケベックをガイドしてあげることにするトッケビ。

ケベックには来たことあるのかと尋ねられ、初恋の人と一緒に来たと答えるトッケビ。一緒に4度来たと言います。

付き合っている人がいるのかとウンタクは多少ガッカリしますが、トッケビはもう別れたと説明。
わけを聞かれ、長い間一人にしたおかげで忘れられてしまったと話します。

元カノには忘れられたのに、自分は一瞬たりとも忘れられないのだと聞かされ、思わず「そのかた、いいですね」と呟くウンタク。
トッケビは、舞い落ちる落ち葉を掴んだら一緒に歩いていた人と結ばれると言われて、実際にも掴んだと話し。

ウンタク、逆上。

「それ、信じたんですか? へえ、つかんだのに、結ばれなかったんだ? だって今私と一緒に歩いてるじゃないですか、結ばれなかったから! 私に好意をお持ちみたいだし!
男って好意のある女に昔の彼女の話をしますよね、馬鹿みたいに!」

台詞が激しすぎじゃないですか? 特に最後の。(笑)

自分に好意があることが明白なユ・シンジェが昔の彼女を深く愛していたことが気に入らないウンタクは、ホテルに戻っても「女の罠にかかったのに気付かないんだから、ほんとバカ!」などとプンプン怒っていますが、しばらくすると持ってきた例のノートを引っ張り出します。

「あなた、一体誰なの?」

さっき会った露天商のおばあさんにの言葉も浮かんできます。

どこからどんな記憶がないのか、まるで思い浮かばないウンタク。外のベンチに腰掛けているユ・シンジェに直接尋ねることにします。

もしかしてこのホテルに泊まっているのかと声をかけたウンタクは、思い切って10年前にも会ったことがあるかと切り出し。

ナンパしているわけではないとウンタク。
単に、ちょっと変な感じがするからと。

対するユ・シンジェことトッケビは、問いには答えずに自分に気があるのかと尋ね。ウンタクはナンパしてるわけではないともう一度否定しつつも、気があると正直に答えます。

「参考までに、彼氏はいません。今生では男に縁がないみたいです。どうもそうみたいです。じゃあ、散歩、楽しんでください」

そう言って去ろうとするウンタクでしたが、トッケビと同時に声をかけます。

早めの夕食を一緒にどうかとウンタク。自分が奢ると言います。
その言葉に、自分も夕飯に誘うつもりだったと言いながら、ステーキの美味しいお店を知っていると応じるトッケビです。

かくして繋がる5話のシーン。

「もっと考えればよかった。スニーカーを持っていかなかったから、脚が痛くて死にそうです」

「脚は痛くても綺麗な格好してるようね。でもよかったじゃない、次回は必ずスニーカーを持って行くべきだって分かって」

「ほんとですよ。外国、初めてだから」

「よりによって9のつく時に海外だなんて。私が29歳の時は、家の前のスーパーにも行かなかったわよ」

「ほんとですか?」

「うん。何も約束がなかったから」

「でも私、海外初めてにしては、あちこち回ってるんです。あんまり迷ったりもしてないし、ちゃんと食べてるし、大きなステーキも。実は男の人と、素敵なレストランに来たんです」

「レストランが素敵でも意味ないでしょ。男が素敵じゃないと。眠いから切るわよ」

「はい。おやすみなさい」

ウンタクが誰かと電話している10年前に見た光景を思い出し、「確かに俺が見た未来だったんだな」と満足げなトッケビ。

「社長、ここです!」

手を上げて自分を呼ぶウンタクを見ながら「とうとう社長ってやつに会ったな。笑っちゃう。困ったぞ」と一人ごちてます。

ですよね。

あれが自分とは知らず嫉妬してたんですよね、10年前。(笑)

ここにも初恋の人と来たのかと尋ねたおかげで、ユ・シンジェが別れたあともその彼女とこの店に来たことがあると知ってしまったウンタク。
別れた後も相変わらず綺麗だったとまで聞かされます。

よもや自分のこととは思いもせず、イライラしながらオーダーしようとするウンタクは、「変わらず綺麗な人じゃなく、これからぐっと綺麗になる私はどうですか?」と積極的です。

「私、この頃すごく綺麗になったんです。勿論主観ですけど」

そんなウンタクに「明日も会いましょうか?」とトッケビ。
明日は午後の飛行機だというウンタクに、帰る前に会おうと言います。

嬉しくてメニューで顔を隠すウンタクです。

そうか。

「아홉수/9のつく時に」とサニーは言ってたんですね。
てっきり「9時に」だと思ってました。(笑)

9がつく年は縁起が悪いという迷信があり、結婚や引っ越しを控える人が実際いるようです。
ちなみに数え年9がつく時に運勢が変わるというのは男性の話で、女性では数え5のつく年に運勢に変化があるとの説もありますが、どうでもいい情報でしたでしょうか。(笑)

そしてサニーはドックァに会いに行き。

店の防犯カメラに映っている死神の姿を見せながら、連絡先を教えて欲しいと頼みます。

ドックァ、美人社長が自分に興味がまったくないことに、衝撃受けてます。(笑)

こうして10年ぶりに携帯に浮かび上がる、サニーからの着信。

その頃ウンタクは。

ユ・シンジェとこれから始まる恋愛に胸をときめかせつつ、二人で行くのに適した場所を探していたのですが。

ふとさっきユ・シンジェが「そっちは何もないからこっちへ」と誘った場所が気になり足を運んでみることに。

そこには墓石があり、その一つにはユ・シンジェそっくりの古びた写真が飾られていました。

事態が飲み込めないウンタク。
おりしもやってきたユ・シンジェに問い詰めます。

「この人、社長ですか? 社長ってもしかして幽霊? この時亡くなったんですか? だから私の前をずっとうろついてたんですか?」

その言葉に、思わず「今も死者が見えるのか?」と尋ねてしまったトッケビ。 
ウンタクは顔色を変えます。

「今も? 私が幽霊が見えること、どうして知ってるんです? 
あなた、何者? 本当に幽霊なの? 私が幽霊が見えたこと、なんで知ってるのよ?」

「もしかして、キム・シンですか? 10年前に私と一緒にここに来た。違います? でも、どうして私は覚えてないんですか? 
答えてください。あなた、一体何者なの? どうしてあなたのことを忘れないように書いたの? どうして私があなたの花嫁だって書いたのよ?
キム・シンなんでしょ? そうなんですよね?」

 
興奮するウンタクに、トッケビは静かに首を振ります。

「違う。もう遅いから、ホテルに帰るんだ」

足早に去るトッケビです。

その頃死神もサニーと顔を合わせていました。

突然目の前に現れ、自分の前に座るサニーに死神は固まってしまいます。

いきなり座られたのになぜ驚かないのかとサニー。
もしかして私を知っているのかと尋ねられ、初めて見たと死神はうろたえながら答えます。

サニーはウンタクの手紙を持って店に来た人だろうと言葉を続け。

「道端で泣いてましたよね。寒い日に大の大人が泣きながら歩いてたから、覚えてたんです。もしかして私を見て泣いたんですか? 驚く人は多くても、泣く人は滅多にいないんだけど」

「ある女性に似ていて・・・・・・」

「そんなによくある顔じゃないけど、私。それはそうとして、お名前は?」

死神は一拍置いて「ワン・ヨ」と答え。

王の名前のようだと言いながら、サニーもSUNNYだと名乗ります。

「お会いしたかったんです。CCTV見ました。あまりにハンサムだから実物はさぞやカッコイイだろうなと気になって。でも、画面のほうがいいですね」

その言葉に思わず笑みを浮かべる死神。

「手紙、届けて下さってありがとうございました。おかげでチPDは海外に行けました。実物に会ったので、もう行きますね。仕事があるから。
寒いのに、泣きながら歩いちゃ駄目ですよ。顔が凍っちゃう」

そんなサニーに言葉を振り絞る死神。

「お会いできて、嬉しかったです」

その言葉に、笑顔で去っていくサニーでしたが。

店を出て歩き出したサニーは、ほどなく足を止め。

「私も、嬉しかったです。キム・ウビンさん・・・・・・」

なんとサニー。記憶が消えてなかったんですね。
産神と神の会話では、ワン・ヨの記憶だけそのままにしておいたはずでしたが。

その答えは、次のシーンにありました。

9年前。
土砂降りの雨が降り出し、ウンタクを心配するも電話が繋がらないサニー。店の裏にはウンタクに会いにきた少年が雨の中うずくまっており、サニーは慌てて店に入れて温かい飲み物をあげていました。

遅くまで仕事して家に帰ってくるおばあちゃんを一人待っている少年。
サニーが気の毒がると、少年はもっとつらい人がたくさんいると祖母に言われたと話します。

「いい子だね。とにかく神ってのが本当に問題よ。みんなに均等に分けてあげればいいのに、恵まれない人は徹底的に恵まれないんだから。ほんと、どうしようもない」

「そんなこと言ったらバチが当たるよ」

「大丈夫よ。おばさんはトッケビ夫婦に死神まで、変なこと色々経験したから、ちょっとくらい悪口言ってもいいの。前世を思い出させたと思ったら、今度は消そうとしたり。一体どれだけの人があれにやられてるかわかりゃしない」

「忘却は神の思いやりじゃないですか? つらくないようにって」

出たー、白蝶!

サニーの目には蝶が見えないのか、しばし考えると口を開きます。

「フン、何様よ、勝手なことを。この店ではね、神様も水もセルフサービスなの。私の人生もセルフ。
私の記憶、私の人生なのに、人に聞きもしないでなにが思いやりよ。
まったく。私の人生は私が自分で決めるから、あいつには消えて欲しいわ、私は」

「分かりました」

「ちょっと。なんであんたが分かったのよ?」

土砂降りの外を見る二人の間を飛んでいく白蝶です。

なるほどー!

この少年に神が移りこんでいたんですね。

サニーの記憶を消しに。
ところが思いっきり拒否されたので、記憶をそのままに。

記憶がそのままだったサニーの住むビルの屋根部屋。
死神の後輩が引っ越して行ったその場所に、5年前、ウンタクが何も知らずに越してきた時も、勿論サニーはウンタクを覚えていました。

「こんにちは。今日引っ越してきました、屋根部屋に。よろしくお願いします」

「じゃあ、今日から1日目ですね」

のみならず。

兄キム・シンンのことも。

「お兄様・・・・・・!」

そしてワン・ヨのことも勿論覚えていたサニー。

あの日、あの橋の上でワン・ヨにすれ違ったあと、サニーは涙に暮れていたのでした。

同じく、ワン・ヨも。

二人とも記憶が残っているのに、忘れたフリをしてるんですね。

なんて悲しい。(涙)

でも、サニーは二度とワン・ヨに会わないことで900年前にしたことの罰を与えることに決めたんですよね。

ワン・ヨの顔を見て部屋に戻ったサニーは、ワン・ヨとは知らずに出会った日をから別れまでをさかのぼりながら、パソコンに文を書き残し始めます。

「私の忘却が私に平安をもたらすと思ったあなたへ。
目が合った瞬間、分かりました。あなたもすべてを覚えていることを。
だから今生では私たちは、互いのハッピーエンドの中でこの悲劇に気付かぬフリをしなければならないことを」

「どうか来世では私たちが、待ち時間は短く、一緒にいる時間は長い、そんな縁で結ばれますよう。
口実を作らなくても会える姿で。
この世に一人しかいない切実な名を持って。
偶然見かけたら飛んでいって声をかけられる間柄になりますように。
いつでも正解が出せる恋人として出会えるよう祈っています」

二人で過ごしたさまざまな思い出がこみ上げるサニー。

「顔を見れたから、もういいです。
ある時はキム・ウビン。ある時はワン・ヨのあなた。
どうかいつまでもお元気で」

・・・・・・これはなに?

まさか遺書?!

え?!

その頃キム・シンは。

ウンタクに余計なことを言ったと後悔していました。

『浅はかだった。忘れたなら、それでもよかったんだ。ただすごく会いたかっただけなのに』

一方ウンタクは、ユ・シンジェが何者なのか混乱しながら噴水にもたれていました。

ちょうど落ちていた紅葉を眺め、何気なく噴水に置いた瞬間、初めて二人でここに来たときの記憶が戻ります。

「先年も万年も続く悲しみなんてあるもんか。先年も万年も続く愛もないし」

「私は『ある』に一票」

「どっちにかける? 悲しみに? それとも愛?」

「悲しい愛・・・・・・。会いたかった」

キム・シンを探して泣きながら走り出すウンタク。

途中、通りがかった雑貨屋の前にキャンドルが灯されており、ウンタクは即座に吹き消します。

「会いたい! どこにいるの? 会いたい!」

ふぅ~~~~~~~

しかし結構すんなり戻りましたね、記憶。(笑)

ウンタクの部屋でこれまでのいきさつを話し合う二人。

「考えてみたら、すごく不思議。雨になってくるって言ったでしょ? 雪になってくるって。
本当に雪になってきましたよね? 初雪の日に」

「『甲が待っているであろうから』」

「本当にあの契約書のおかげで?」

その言葉に頷くキム・シン。

「あんなに行かないでって言ったのに、行っちゃうなんて。いくらあれが最善だったからって、しかも私の手で・・・・・・」

「すまない」

「約束守ってくれたからいいです。でも、無に帰るってなんだったんですか?」

「お前に会えなくなること」

ウンタクは雨が降るたびにわけもわからずつらくて涙が出たのだと話します。薬を飲んでも効かなかったと。

「貰った愛に報いるためにもしっかり生きなきゃいけなかったのに。ごめんなさい」

「これからずっと幸せにしてあげるよ」

その言葉に頷くウンタク。

ずっとキム・シンの頬を撫でているウンタクに、なぜずっと触り続けるのかと尋ねるキム・シン。
ウンタクは夢のようで信じられないからと答え。

夢ではないし、冷蔵庫のものも全部一括払いで買ってあげられるとかつての調子でウンタクを笑わせます。

キム・シンもサニーの顔を見に行ったことを確認し、サニーはビルのオーナーになったのだと教えてあげるウンタク。
死神のことを尋ねられ、キム・シンは相変わらず自分の家に暮らしていることを話します。

「でも幸せかどうかは分からない。本物の友情が生まれてしまったんだ。実はもうずっと前から」

その言葉に、二人の運命に同情するウンタク。

それでも再会できた喜びに勝るもののない二人です。

愛する人と再会し、別れがたい二人。
ウンタクは出入国記録を残さなければならないので、キム・シンと一緒にテレポートすることは出来ず、かたやキム・シンもパスポートがないので飛行機には乗れません。

最後までイチャイチャしてるんですが、どうせ17時間後には会えます。(笑)

空港に迎えに行ったあと、ゲートを出ると一瞬でどこかに移る二人。

ウンタクは歓声をあげ。

「彼氏がトッケビなの、忘れた?」

「これは反則でしょ! すっごい楽しい!
おじさんのドアの後ろにはいつも素敵な場所があること、忘れてました」

そして思いっきりイチャイチャタイムに突入。

ハイ、よい子はここまで。(笑)

ウンタクは早速サニーに会いに店に向かいますが、今日も出勤しておらず。

サニーは自宅にもいませんでした。

視聴者、ますます緊張。

その頃死神の職場には、一人の老婦人が腰掛けていました。

緊張した面持ちの老婦人。

誰かを震える面持ちで待っています。

ほどなくドアの向こうから一人のおじいさんが現れ、二人の姿は若い頃に変わり。

73年ぶりに顔をあわせた夫婦。

「結婚後初めての誕生日だったのに。訓練が終わったらすぐ帰るって言ったのに」

「休戦ラインが引かれてしまったじゃないか。すぐ済むと思ったのに、こんなにかかるなんて」

妻に渡そうとずっと持っていた髪留めを見せる夫。

「すっかりおばあちゃんになったから、もうしっかり留まりません」

恥ずかしそうな妻に、夫は髪留めをさしてあげます。

「相変わらず綺麗だ」

「あなたを待ちわびですっかり老いてしまったのに、綺麗なものですか」

「こんなに長く待たせるなら、すぐ帰るなんて言わなきゃよかったのに」

そんな二人に椅子を勧める死神。
お茶を温めなおしてくると席を外します。

「こうやって顔を見れたから、もう思い残すことはないよ」

「それで、どこに埋葬されたのですか? 暖かい場所に埋葬されましたか?」

「北に埋葬されたよ。春には山つつじが満開になるんだ」

死んでようやく73年ぶりに再会できた南北離散家族夫婦の言葉を静かにかみ締める死神です。

これ唐突なんですが、泣ける。

73年経った今も南北に分かれたままだなんて、本当に誰も想像しませんでしたよね。
本当に悲しい。

と、こちらも唐突に真面目になる視聴者。(笑)

予定外の来訪者で帰宅が遅れた死神に、こちらも予定外のウンタクがお出迎え。

驚く死神に、なぜ知っていながら自分に会いに来てくれなかったのかと話すウンタク。

死神は、人間が死神に会ってもろくなことがないからと答えます。

ウンタクがもう29歳だと知り、一瞬心配そうな顔を魅せる死神です。

部屋に戻った死神は、かつてウンタクに『その他漏洩者』であるウンタクは29歳の時にもどこかの死神に出会うことになると心で呟いた日を思い出しています。

「結局29歳の時にも俺に会ったんだな。この死神に・・・・・・」

なるほど。
こう繋がるわけですね、あの日の台詞が。

死神の気になる呟きも知らず、いつでもどこでもトッケビを呼び出し始めるウンタク。

ある時は局の会議室に料理中のトッケビを呼び出し。

「あ。ご飯食べた? まだなら一緒に食べよう」

「えへっ♡」

ある時は局の階段でも呼び出し。

「9年前と同じ本をまた持ってる。それ、いつ読み終わるんですか?」

「男というものはだな、同じ本を百回読み、百回書き・・・・・」

「嘘言ってる。可愛い」

「バレた?」

またある時は、自室のベッドの中にも。

「お前、や、やらしいぞ」

「嫌なら帰れば? あー、温かい」

「あれ、なんだろう。温かいから眠くなってきた」

永遠にやってください。(笑)

それでも時には不安に駆られ、呼び出すことも。

「どうした?」

「怖くて。全部夢なんじゃないかって。まだ夢を見てる気がして」

震えるウンタクを落ち着かせるキム・シンです。

朝。
ウンタクの部屋から出てサニーのドアを見つめるキム・シンに、声をかけるサニー。

「そこのお兄様? なんでチPDの部屋から出てうちをガン見してるんです? もしかして例のレストラン?」

「・・・・・・レストラン?」

そういった瞬間、サニーとワン・ヨの未来が見えるキム・シン。

「お前は結局それを選んだんだな。笑っているなら、それでいい」

「誰が笑ってるんです? 私今笑ってましたっけ?」

「まったくその性格は相変わらずだな・・・・・・。今じゃなくても最後には笑うことになるから良かったと言ったんだ」

そう言って出ていくキム・シンに、聞こえない声で囁くサニー。

「うちのバイト、幸せにしてくださいね、お兄様。
この出来損ないの妹も、幸せになります」

てっきりサニーによくないことでも起きたかと思っていた視聴者としては生きてて良かったんですが。

差し挟まれた派手なサニー&ワン・ヨの未来が気になりすぎます。(笑)


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朝からトッケビの家に出入りしているドックァは、毎度不注意な死神とトッケビのおかげで二人の正体が何なのか把握。

証明してみろと言ったところ思ったほど派手な仕掛けでなかったため、そんなことなら人間も出来ると言ってしまったドックァ。

完全に二人に睨まれたので、死神に連れて行かれる前に密かに二人をNASAに売ろうとしますが、バレて携帯電話を凍らされます。

相変わらず、やる時はやる死神。(笑)

そして。

ここに及んで、驚くべき人物が登場。

ご飯を作れと、急にやってきて図々しいことを言う叔母。

「ちょっと稼ぎがあるからって、外食ばっかしてんじゃないの?」と大きなお世話の文句を言います。

仕方なく部屋に入れ、ご飯を作ることにするウンタク。

娘や息子には会ったのかと尋ねたところ、随分顔を見ていないと答えます。

「あんた、金稼いでもこんな家にしか住めないの? 勉強できても役に立たないね。ここ家賃? 前払い?」

あいも変わらず忌々しい叔母です。

スタジオでは、法律コーナーに出演している班長。

「法律のいらない、常識的な週末をお送りください!」

出た、またこの『常識的な人たちの週末デモ』へのお誘い文句。(笑)

おかげで3月10日、常識的な人たちが腐敗した権力に打ち克つという、歴史的な一ページが刻まれました!

祝!!! ありがとう、トッケッビチームも!!!

・・・・・・話戻します。(笑)

浮かない顔をしているウンタクに気を使い、一杯飲みに行こうかと誘う班長でしたが、サニーに会ったあと約束があるから今度にしようと話すウンタクです。

サニーは店で不動産業者と話していました。

なにやら週末までに片付けるとサニー。
貸借人にもそう伝えると応じる業者。

そんな会話が交わされてるとは露知らぬウンタクは、店に入るなりサニーに抱きつきます。

外国帰りなので挨拶も外国式なのかと驚くサニーに、会いたかったのだとウンタク。

どうして見かけなかったのかと尋ねられ、サニーは引っ越しの準備をしていたと答えます。

ウンタクはサニーへのお土産を渡し。

カナダで探し物は見つかったかと尋ねるサニーに、何もかも見つかったとウンタク。
彼氏まで見つかったと興奮気味に話します。

運命だとの言葉に、その人はかっこいいのかと尋ねるサニー。

「物凄く。目が澄んでいて、大きくて、国の仕事をしてて・・・・・・」

「クソ頑固でしょ」

驚いて聞き返すウンタクに、ウンタクに見る目がないのは分かっているとごまかすサニー。

ウンタクはサニーにも会わせたいと言いますが、ウンタクの部屋から降りてくるのを見たから会わなくていいとサニーは答え。

昔のことを思い出したと感無量に自分を見つめるウンタクにも、サニーはつれない顔です。

「昔のことも、勝手に思い出してちょうだい。体に気をつけて元気でね」

「どうしたんですか? まるで永遠のお別れみたいに」

サニーの言葉が気になりつつも、約束があるからと店を出るウンタクです。

カフェでキム・シンを待つ間、カナダで会ったあの男が霊だと気付いたウンタク。

しばらく霊が見えなかったのになぜ見えるようになったのかと考えているところへ、キム・シンが現れます。

カナダのことを考えていたとウンタク。

「俺のことじゃなくて?」

勿論カナダ繋がりでキム・シンのことを考えていたと答えるウンタク。

「初恋の人と4回来たって。初恋の人に牛肉も食べさせたって。初恋の人は相変わらず可愛いって言ったんだけど・・・・・・」

「だけど?」

「じゃあその初恋の人って私じゃないのかな、って繋がって」

「それで?」

「なんか引っかかるんです。じゃああの、朝鮮後期の哲宗の時に会ったっていう初恋の人は誰なのって」

「お前だよ」

「嘘」

「俺たちが出会う前、俺も気付かずにその時に、お前が留まってたんだよ。哲宗12年のとある冬の日に、お前を見たんだ。遠い未来にいるお前を」

「嘘だ」

「ほんと、嘘みたいに」

表を歩きながら、楽しげに笑うウンタク。

「初恋」が全部自分のことだったなんて信じられないと嬉しそうです。

「そうだ、じゃああの時、初雪が降って呼び出された時。あの時の格好がもしかして武臣キム・シンの姿ですか?」

「うん」

「そうなんだ。どんなかすっごく気になってたんです。私が知らない間のあなたを、ああやって見れたんですね」

感慨深げなウンタクにおかしかったかと尋ねるキム・シン。
ウンタクは首を振ります。

「いいえ、素敵でした。高麗の男」

「それでなんだけど」

歩みを止めるキム・シン。
ウンタクに向き合います。

「今日がちょうどいい日だから言うんだけど。
君がずっと眩しいから言うんだけど。
すべての初恋が君だったから言うんだけど」

「いつかまたちょうどいい日に、この高麗の男の花嫁になってくれないか」

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で、15話ラスト。

韓国では15話と最終回の16話は一挙に放送されたんですよね。
私も一挙にまとめようかと思いましたが、やめました。(笑)

泣いても笑ってもいよいよ最終回を残すのみとなりました。

書き終えてしまうのが寂しいです。

tvNドラマ『鬼〈トッケビ〉』詩集-『もしかしたら星々が君の悲しみを持ち行くかもしれない』-キム・ヨンテクの一度は筆写したい詩

トッケビフォトエッセイ他