みなさま、こんにちは。

今日は2月16日から東京・大阪・京都で劇場公開が始まった韓国映画『金子文子と朴烈(パクヨル)』 (原題『朴烈(パク・ヨル)』についてご紹介しようと思います。

イ・ジェフンさん主演の2017年の映画『朴烈(パク・ヨル)』が、なんと気づけば日本でも公開されていたのですね。
邦題は『金子文子と朴烈(パクヨル)』 と金子文子さんを打ち出したタイトルになっています。

以下日本でのポスター。



(C)2017, CINEWORLD & MEGABOX JOONGANG PLUS M , ALL RIGHTS RESERVED

いやー、これ日本公開きましたか~。

もうないんだろうなぁと勝手に思っていたのですが。

イ・ジュンイク監督のこの映画、機会があれば書きたいと思っていたのですが、とても良かったんですよね。
私は韓国公開時にソウルで見ましたが、見る前は「重たいんだろうなー。暗いんだろうなー」とちょっと身構えてたんです。
なにしろテーマがテーマなので。

日本のみなさまにはほぼ馴染みがないかと思いますが、朴烈という人は日本の植民地統治下、日本に渡り国家権力に抵抗したアナキストです。金子文子さんは親に捨てられ不遇な少女時代を朝鮮で過ごし、日本の支配に苦しむ朝鮮の人々に深く同情と共感を寄せ、帰国ののち朴烈(パク・ヨル) の恋人であり同志となる人物。
その二人が関東大震災による人々の不安から目をそらすために投獄されるという実話を映画化したのが、この映画です。

まぁ暗いに決まってるんです、正直。

だったんですが。

この身構えを完全に打ち砕く愉快さ、キャラクターの魅力、俳優陣の生き生きとした演技に、本当に驚きました。

この映画で金子文子さんを演じたチェ・ヒソさんは、この年の各映画祭の新人賞を総なめし、大鐘賞では主演女優賞まで受賞することに。
その受賞がまったく文句なしな、素晴らしい演技でした。

それにしても、日本でのタイトルを『金子文子と朴烈(パクヨル)』とされた方、センスが素晴らしいです。
この映画、韓国でも見た人はみんな「金子文子の映画だよね」と言っていました。
金子文子さんという日本人女性を発見する映画なんです。


PR広告
韓流ドラマグッズなら日本最安値のコリーヌファクトリーがベスト!

そして。

ここでこんな話を差しはさんで非常に恐縮ではありますが。

日本版の予告編を見て、もう一つ発見してしまいました。

なんと、私がつい最近見終えた韓国ドラマ『アルハンブラ宮殿の思い出』のソ秘書が出てる!!(笑)

証拠写真、貼っておきましょう。
こちらは韓国でのポスターのうちの一つです。
出典はNAVER映画より。



や~だ~~~~。(笑)

そうです、最前列の、彼です!
全然、まったく、1ミリも気づいてませんでした!(笑)

というわけで、貼っておきましょう。
こちらが日本版の予告編です。
動画はyou tubeの「太秦宣伝部」より。



いや~。
予告、のっけから思いっきりソ秘書、じゃなくてミン・ジヌンさん、出てましたからね~。
しかも記憶をたどれば、この役の人確かに登場回数多かった!
まさかここで再会できるなんて、嬉しすぎる~。

って、120%独り言ですみません!(笑)

そして今見たら、この動画の公開日、去年の12月25日ですね。
とっくに公開が予告されていたのに、毎度のことながら今更新鮮に気づいてしまいました。
気づくの遅くてすみません。(笑)

映画の公式サイトのリンクはコチラです。
映画のあらましや劇場情報など、是非チェックされてみてください。

PR広告

この映画、在日コリアンの役者さんも数名出演されてるんですよね。
日本語が多く登場しますが、日本人役の人がほぼ日本語ネイティブの役者さんなので、日本語のセリフにストレスがありません。
イ・ジェフンさんの日本語演技は、あれだけできれば十分です。(笑)
チェ・ヒソさんは幼少の頃日本で過ごしたとのことで、日本語が堪能。むしろ若干韓国語を日本語ネイティブのイントネーションに聞こえるよう演じられたそうです。
映画とチェ・ヒソさんについては以前青龍映画祭のスピーチを取り上げた記事でも触れていますので、よろしければご参照ください。(リンクはコチラ

差別する者とされる者とに我彼を隔てることを所与とする野蛮な時代にあっても、人として自由な魂であり続けようとした20歳と21歳の若者の力強くもみずみずしい生き様のみならず、彼らの周りにたくさんの日本の人々が共にいたことも伝えているこの映画。
よろしければ是非、みなさまもご覧になられてみてください。

PR広告
韓流ドラマグッズなら日本最安値のコリーヌファクトリーがベスト!