みなさま、こんにちは。

寒さが残る中、徐々に春めいてきましたね。
もう色んな花も咲いていたりして、ふらっと出かけたい気持ちも高まります。
寒い地域にお住いのみなさまにも、早く暖かい春が訪れますように。

さて、今日は見終えたばかりのドラマ『100日の朗君様』(原題)の感想などを書いてみようと思います。

まずはポスター。


そしてこちらも。

EXOのD.O.(ディオ)ことト・ギョンス君とナム・ジヒョンさん主演のtvNのドラマで、去年の9月10日から10月30日まで全16話で放送されました。
最終回の視聴率は14.4%(ニールセンコリア調べ)もあったのですね!
でも、ドラマを見たら納得です。
そして意外な感じもしますが、実はト・ギョンス君、これが初主演ドラマだったそうですね。

私は当初このドラマにまったく注目しておらず、特に見る予定もなかったのですが、それは「呼ばれてない感」を感じていたからでもありました。

だってこのポスター。
絶対、私、呼ばれてない。(笑)

呼ばれてないのに狂喜乱舞してしまった『雲が描いた月明かり』の経験がありつつも、あれを超えるインパクトはもうないだろうと思っていました。

ところがこの視聴率が。
初回5%とケーブルテレビとしては平均値で出発をした後、順調に伸びていき、10話以降は一度も10%を切ることなく無事最終回で最高視聴率を出すという。
この流れは目を引きますよね。
加えてコメント欄で『雲が描いた月明かり』に次ぐ系譜で面白いと教えても頂いたので。
勇気を出して足を踏み入れてみました。

いや~~~~。

予想外。

これ、面白いじゃないですか!!(笑)

『雲が描いた月明かり』を楽しくご覧になられた方には、こちらも是非お勧めしたいですね。
クルミの終盤のグダグダに疲れてしまった方には、さらに朗報。
このドラマ、そこまで破綻してません!(笑)

というわけで(どんなわけで?)、今日はネタバレしつつこちらのドラマを振り返ろうと思います。

まだご覧になっていないという方には、申し訳ありません。
毎度のセリフですが、ここで閉じていただくか、薄目を開けてお進みくださいませ。(笑)

登場人物のポスターからして、青春っぽい。
このあたりも、『雲が描いた月明かり』を彷彿させてくれちゃってます。

となると悪役のおじさんも当然いるのですが、それはあとにして。

この振り返り、どう考えても『雲が描いた月明かり』との比較抜きでは語れません。
なので、『100日の朗君様』は見たけど『雲が描いた月明かり』は見ていないという方には、はなはだ迷惑なものになりそうだということを、先に予告しておきます。(笑)

なにしろ初回、この子の登場。

時代劇姫キャラ、固定。(笑)

まさに「雲が~」でも登場したホ・ジョンウンちゃん。
ナム・ジヒョンさん演じるユン・イソの子ども時代を演じています。

ホ・ジョンウンちゃん、今年で小学6年生と、意外に大きい。

対するディオ君の子ども時代は、この子。

トッケビも召喚。

ってトッケビ以外にも出てますよね。(笑)
どうしても自分の好きなドラマに寄せよう、寄せようと。
そしてこちらも今年小学六年生と、やっぱり意外に大きい。(笑)

イ・ユルは王の弟の息子で、友だちのトンジュとごっこ遊びで奴婢をいじめたりしていたら、正義感の強いイソにとっちめられ。

で、上記の腑抜け顔になっております。(笑)

子どものくせに展開早くて、桜の木の下で既にフォーリンラブ。

イソにとっちめられてドキドキしたのを恋と勘違いしたんじゃないのと、相変わらず疑り深い視聴者ですが、この展開の早さには訳があって、ユルの父を王座につけ、自分も権力の座につこうと企んだキム・チャオンが、王の右腕だったイソの父を殺してしまうという。

この人がとことん悪いやつなんですが、ともあれイソは兄と逃げ、行方知れずになってしまうんですよね。

将来結婚するとおませな宣言したばかりなのに、その女の子の父を殺させたのが自分の父だったと知り、ロミオとジュリエット構図にすっかり心を閉ざし、人が変わってしまったユル。

いつも不機嫌で冷たい表情を浮かべています。

好きだった女の子が包帯代わりに巻いてくれたリボンも返してあげられぬまま、別れることになったユル。

だからこそ氷のように冷たく変わってしまったユル。

ここに早く到達するために、お子さまフォーリンラブの展開も早かった、と。(笑)

そしてこのドラマ、最高なのはユルの口癖。
ことあるごとに

“지금 나만 불편한가?
チグム ナマン プルピョナンガ?”

と不愉快感を全開してくるんです。

“불편하다/プルピョナダ”は漢字で書くと「不便だ」ですが、当然日本語の「不便」という意味ではなく、まさに英語の“uncomfortable(アンコンフォータブル)”。
意味は色々あります。
居心地が悪い、不快だ、不愉快だ、気詰まりだ、心地が悪い、など。

「不快だ、不快だ」と不愉快感をまき散らし、側近が笑うことも禁じる、たいそう性格の悪い王世子なんです、ユル。

おまけに、左相(チャサン)に収まった憎きキム・チャオンの娘と無理やり結婚させられ、抵抗の意味を込めて一度も夜を共に過ごさず。
こちらも嫌々ながらお誘いにきた妻にも、恥をかかせてます。

このユルの妃ソヘが、いかにも冷たい感じの美貌で、なかなかいいんですよね。
見るからに、悪そうな。(笑)

とここまで見て、「これは要するに復讐劇なのね」と早合点した私。
この後延々と王宮を背景にした打倒キム・チャオン劇が繰り広げられるのだろうと勝手に思い込んだのですが、全然違いました。

まさか記憶喪失になったまま、身分を隠して生きているイソ改めホンシムの夫になる物語だったなんて!
しかも自分が「雨乞いのために適齢期を過ぎた平民の男女は全員結婚せよ」と無茶な命令を下した結果!(笑)

妃が自分以外の男の子どもを身ごもったことを知って追い詰めていくところまでは、まさに復讐劇の様相を呈していたのですが、あっという間に「ウォンドゥギ」などという名前で呼ばれる、世界一使えない男に転落。

我ながらいけない瞬間切り取っちゃいました。(笑)

もう、唐突なコメディ展開、面白すぎるんです。
なにかというと「オホ!」と大きな声を出して人を制し、王世子時代の名残を見せるんですけど、誰も聞いちゃいない。(笑)

記憶はないんですけどね、口癖は直らないんです。
舌が高級志向なのも、愛のない妻とは別室で寝るところも。

「つかそもそもウォンドゥギって誰?」問題も、のちに浮上。(笑)

私にはワンドゥギに聞こえて仕方ないウォンドゥギ。
上の村に住む男で、ホンシムを助けて育ててくれた父が結婚させようとしている人なのですが、こちらホンシムも初恋の彼ユルを忘れられず頑なに結婚を拒んでます。
王世子の命に背いたかどで罰を受けるホンシムを助けるため、自分が助けた男が記憶喪失なのをいいことにその場しのぎで「いいなずけウォンドゥギ」にでっちあげ、二人を結婚させる父だったのですが。

のちにこのシーンに関して混乱をきたす視聴者が結構出たようです。
そもそも「軍役に行ったまま帰ってこないいいなずけ、ウォンドゥギ」とは、その場しのぎのでっちあげた架空の人物ではなかったのかと。
だのになぜホンシムが、「アボジ、あの人本当はウォンドゥギじゃないんじゃないの?!」とあとの回で意味不明な父への詰めよりを始めたのかと。

ウォンドゥギは、本当に父がホンシムと結婚させようとしていた上の村に住む実在の男です。
そのことを示すセリフがあまりに短くて、人々がまったく覚えてなかったのが、罠です。(笑)

そしてこのドラマ、大事な登場人物がもう一人「雲が~」とかぶってました。

まずはホンシムの住むソンジュヒョンの下級官吏、パク・ポグン。

「雲が~」では俺様なヨンに四苦八苦させられながらも健気に仕えるチャン内官でした。

地方の小役人と内官の違いからか、表情は随分違います。(笑)

ちなみにこのドラマ、朝鮮時代の架空のどこかという設定なので、史実とは関係ありません。
ホンシムの住む「ソンジュヒョン」も、当然架空の村。

脚本家の先生は、もともと「どこか架空の田舎の村」と想定していたものの、場所は決めておらず。
役作りをしなければいけないホンシム役のナム・ジヒョンさんが尋ねた時に、「全羅道か忠清道のどちらかを考えている」と言われたので、ナム・ジヒョンさんが素朴で可愛い響きのある忠清道の方言を使うことに決めたそうです。
時々都・漢陽(ハニャン)の言葉が混ざりつつ、村では完璧に方言を駆使していたホンシム。
村人たちも含めて、ユーモラスで可愛かったですよね、方言。
さてはドラマ界に、忠清道方言の波でも来てるんでしょうか。
JTBCのドラマ『品位のある彼女』で悪女パク・ポクチャが駆使していたのも、忠清道の方言でしたよね。

もう一人、「雲が~」にも出演していた出演者と言えば、この方。

ホンシムを育てた父。

「雲が~」では、ラオンの父で民乱のリーダー、ホン・ギョンレでした。

別人の域。(笑)

「雲が~」のホン・ギョンレよりも、今回のホンシムのアボジ役の方がずっと良かったですよね。
娘大好き、婿殿大好きな愛情深いキャラで、しかもユーモラス。
素晴らしいイメチェンを果たされたのではないでしょうか。(笑)

3人も重要なキャストが重複しているので、ドラマの新鮮味が薄れる結果になりえたとも思うのですが、このドラマは『雲が描いた月明かり』にかぶせつつも物語の大半が田舎の村で進む点でしっかり差別化されていたので、良かったですよね。
王世子が基本、あのいでたちですし。(笑)

あ。もう一人いましたね、かぶってる人。
短い登場でしたけど、監察官役のアン・セハさん。

脇を固める俳優さんたちも演技が素晴らしかったです。

村の人たちに誕生日のサプライズパーティをしてもらっているところ。
って、手は縛られてますけれども。(笑)

この格好で王世子ばりに毎度「オホ!」ばっかり言ってるのが、ドラマを見ている間中笑えました。

ディオ君、『大丈夫、愛だ』の時から演技の才能が半端じゃないのは分かってましたが、こんなコメディもできちゃうんですね。
基本不愛想なのに、目の動かし方、体のそらせ方ひとつでウォンドゥギの「不快な」胸の内を雄弁に表現してました。
彼ってば、ちょっとただものじゃないかも。

この目もすごい。

至近距離でやられたら、爆笑をこらえられない。(笑)

ちなみに下の画像で履いてるのは、長靴じゃありません。
婚礼の時に役場が貸した貸衣装の靴です。

草履は履き心地が悪いからと、勝手に私物化。(笑)

働きたくないと駄々をこねたら、ホンシムにぶたれそうになり、かわいそうな感じで、よける。

体と視線の角度が、最高。(笑)

騙されて高利貸しに多額の借金をし、クッパを食べた後は、ウインクでお代を払おうとしてます。

私なら見逃すかも。(笑)

これは、食堂のおばさんの彼氏が食事後ウインクして去ったのを見て、真似したんです。

他にも高利貸しの金で家の寝具を全部高級品に取り換えたり、桜の木を植えたりして、ホンシムの逆鱗に触れ。

怯え顔も上手。

ほんとに元王子? って感じですよね。
って「元」じゃなくて、今も王子ではあるんですが。(笑)

どうにか借金返そうと「何でも屋」を始めたホンシムに命じられ、村のおばさんの家にお使いに出されますが。

肥溜めの桶におばさんの手を突っ込み、距離を取るの図。(笑)

ええ、あの中から母の形見の指輪を見つけてくれと言われて、嫌だから依頼人の手を突っ込んだんです。

ウォンドゥギ、基本目の表情と体の反らしだけで全部持っていきます。ディオ君、凄い。(笑)

そんなウォンドゥギが多分一番表情筋を使ったのは、このシーン。

ヒルに血を吸わせる仕事。

当然務まるわけがない。(笑)

訴えてます。血が出てると。

面白すぎる。指の角度にも演技が行き届いてる。(笑)

記憶が戻りかけたショックで倒れ、食べさせられてたお粥にミミズが入っていたこと知り、激怒。

でもすぐに言いくるめられちゃう。

首出てるよ。(笑)

と、ウォンドゥギの変顔を延々と貼りたくなってしまいます。
ラブリー♡

かと思いきや、せっかくホンシムとの間に本気の恋が芽生えたのに、記憶も戻らないままキム・チャオンの策略で一人王宮に戻されてからは、「雲が~」のヨンを彷彿とさせる孤独な涙。

そういえば、ホンシムが宮女のふりして王宮に入ってくるあたりも、医女に化けた「雲が~」のラオンを思い出させましたよね。

「捕まるから!」

と全国の視聴者に突っ込ませたあたりも、ラオンとかぶってます。(笑)

ホンシムの王宮侵入を手伝ったこの人を、そろそろ登場させるべきですよね。

ホンシムに思いを寄せていたチョン・ジェユン。

チョン・ジェユンを演じていたキム・ソンホさん、すごく良かったですね!
落ち着きすぎたビジュアルなので、初めに見た時からホンシムが揺れることはないだろうなと思っていましたが、まんまとその通りの一貫した片思いキャラ。
でもそれがそこまで切なくもないというあたりが、このドラマ、ちょっと独特です。(笑)

この人は庶子なので出世におのずと限界があり、であるが故に何でも引き受けて重用してもらおうとする出世欲が高いのですが、初めはこの人が顔面認識障害があるという設定が「はてな?」だったんですよね。
あとからウォンドゥギの村に赴任してくることになった時に、「なーる!」と種明かしされ、ストーリーに矛盾がなくてよかったです。
村に赴任してきた時点で死んだはずの王世子を見て仰天するところを、この人は顔が見分けられないので、無事コメディに参戦。

人も良くて、独り身を貫く王宮のヨルと村のホンシム改めイソをくっつけるため、自ら一肌脱いでみたり。

この最後のエピソードも良かったですよね。
ホンシム/イソを忘れられず一人を貫くヨルを結婚させる奥の手として、今度は王に全国全階級の適齢期を過ぎた男女は結婚するよう命令を出させ、これ見よがしにホンシムのところに駆けつけ、村の見合いに参戦。

案の定おびき寄せられるウォンドゥギ改め王世子ヨル。

でも選んでくれないホンシム。

ちなみに見合いの方式は、昔懐かしのフィーリングカップル5対5。

って、例えが古すぎてすみません。(笑)

諦めきれずに後を着けたら、なにやら部下がホンシムの手を取って頬を撫で撫でさせ始めたので。

たまらず近づいて怒る。

若干悦に入った感じで撫でてもらってるチョン・ジェユンの表情が笑えますね。
世子様があんなに怒ってるのに。(笑)

全体的にストーリーもよく練られているし、俳優さんたちの演技も良く、青春時代劇として申し分なかったこのドラマですが、一点だけあげると、この人。

ムヨン。

イソの兄。

この人はちょっと、共感しずらいキャラ設定でした。

親の仇であるキム・チャオンのところで十数年も殺し屋として仕え、王世子ユルのことも殺そうとしてましたよね。
後から分かりますが、ムヨンとイソが逃げられるよう、幼いユルがキム・チャオンに立ちはだかって止めたのを、ムヨンは見たんですよね。

命の恩人を狙いますかね? しつこく何度も。

そしてなにより一番解せないのが、ユルの妃ソヘと恋仲で、さらには子どもまで身籠らせちゃってること。

親の仇の娘ですよね?

分からない私には。
その恋、ハードル高すぎる。(笑)

勿論キム・チャオンに無残に殺されたシーンは、悲しかったですけれども。

一応、強欲な親に政略結婚させられ、不幸極まりない人生を送るソヘと、親の仇の手下となり後ろ暗い仕事をさせられているムヨンとの間に、同類相憐れむ感情があったのかなと理解はしていますが。

ムヨンの死後描かれた、二人の唯一の美しい思い出のシーンは、確かに悲しかったです。

この時ムヨンがたんぽぽの綿毛を飛ばしながら、話をするんですよね。
昔小さなタンポポが雨の水に埋もれそうになって、空に向かって助けてと叫んだら、風が吹いて明るい場所に胞子を連れて行ってくれた。そこで花を咲かせることができた。だから風に乗って飛んでいけば、どこかで花を咲かせられる、と。

この話から、二人の秘密のやり取りの際、ソヘがたんぽぽの刺繍を施していたんですよね。

逃げたい二人の気持ちを表現していて、確かに悲しいです。

でもこのソヘは、ムヨンに去って欲しくないからって、矢でムヨンを撃つようにムヨンの部下に命じるような悪い女なんですけども・・・・・・。

ま、いっか。(笑)

表向きは王世子の子どもと偽って他の男の子を身ごもったソヘは処刑されたことになっていますが、ユルの温情で(推定)どこかで静かに暮らしてます。

生まれた男の子の名前に、ムヨンの本名「ソッカ」とつけて。

ここでまた謎なんですが、ユルの腹違いの弟、ソウォン大君。
前からずっとソヘのことが好きだったんですよね。

この時も、密かに見守りに来てますが。

この設定、いる?!(笑)

一点だけと言いながら、実はこれも謎に思ってました。

ユルの竹馬の友、トンジュ。

大人になってからは、王宮の中で心を閉ざして生きるユルが唯一心を開ける唯一無二の存在となり、ユルの護衛武士を務めてました。

このトンジュが、祈雨祭に向かう途中ムヨンたちの襲撃を受け、ユルの衣装と自分の服を取り換えてユルを逃がし、自分は矢に撃たれて谷から落ち、亡くなるのですが。

明らかにユルとの身長差がかなりあるんですよね。
なのに遺体はユルのものとされ、葬儀が行われます。

顔の判別は遺体の状態から仕方ないとしても、トンジュとユルではどう見ても体の大きさが違うんじゃ?
と突っ込まずにおれない視聴者。

なので実はずっと、「本当はトンジュも生きてて、最後に出てくるのでは?」と淡い期待を抱いてました。
でないとたった2話で死んじゃったイケメンの竹馬の友が不憫で。

でも結果は、王宮に戻された後、ホンシムの父から自分が着ていたトンジュの服を渡されて、ユル号泣。

視聴者の捨てきれなかった期待がついえた瞬間でした。

そもそも「身長差が」とかそういう細かいこと突っ込んじゃいけなかったんだと、この悲しいシーンに号泣しながら反省しました。(笑)

ドラマの方は、ホンシム改めイソがユルの日記を読んで、その思いに完全にほだされ、身分が両班に回復されたとはいえ、公式には謀反人の子とされている自分が王世子の妻になっていいものか迷いつつも、困難はこれから二人で克服していくことにして、ハッピーエンド。

紙で作った桜吹雪を上から撒いて祝福する村の仲間たちの心遣いに、心温まるラストでした。



いや~、最後もグダグダせず、爽やかに終わりましたね~。

視聴率が14.4%にまで上がったのも、納得です。

放送当時はそんなに話題になる感じでもなかったのですが、これはやっぱり主演がディオ君だからでしょうか。
ディオ君、童顔なので。
キャーキャー言うのが犯罪的な気がしてはばかられるヌナたちが、たくさんいたのではないかと。
ええ、私も完全に呼ばれてないと思っていましたから。
アンド、見終えてなお、恋愛ものとしては呼ばれてなかったのは間違いなかったので。(笑)

切なすぎるということもなく、怒りに打ち震えるシーンも多くはなく、基本忠清道方言のユーモラスなセリフに癒されながら笑って見れたのが、ドラマ最大の長所でした。

ホンシムの親友クンニョは、女子ながら「変なおじさん」メイクで体も張ってくれてたし。

しかし役人パク・ポグンはまだいいとしても、クンニョの夫クドルは原形をとどめてません。

誰?(笑)

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あー、面白かった。
と一人振り返って楽しんでしまいました。(笑)

ディオ君のファンならずとも十分楽しめるドラマ。
何も考えずに笑って見られて、癒されました。
ナム・ジヒョンさんはこのドラマで初めて見ましたが、演技が自然でかつ、華やかというよりも公共放送のキャスターのような真面目そうな容姿が、ホンシムそのものでした。
これからのご活躍を期待したいです。

日本でも既にケーブルテレビで放送されているので、もう少しすればBSにもお目見えするでしょうか。

『雲が描いた月明かり』に次ぐ人気作になるといいですね。