みなさま、こんにちは。

今日は先日韓国で放送が始まったtvNの『スペインの下宿』(邦題仮)について取り上げてみようと思います。
ナ・ヨンソクPDによる大人気番組『三食ごはん漁村編』の出演者チャ・スンウォンさんとユ・ヘジンさんが、今度はスペインで期間限定の下宿屋を営むという、シリーズのファンにとってはたまらない企画が始まってしまいました。

いや~、不覚でした。
実はこの番組について全く視界に入っておらず、始まることすら知りませんでした。
あの『三食ごはん漁村編』のチャ・スンウォン&ユ・ヘジンのメインコンビが、ファンが遠い目をしながら夢見ていた海外展開を本当に実現してしまう本物のドリーム企画を見逃すなんて!

と後悔押し寄せたのもつかの間。
一枚の写真が後悔の波を押し返しました。

・・・・・・誰?

おぢちゃん?

おぢちゃんのみ?

え?

若者は? 息子は?

おぢちゃん三つ巴。

いくらなんでも地味すぎる。

後悔を口にした舌の根が乾く前に、視聴意欲が下降。

そんないらない正直さをお許しください。

無駄に言い訳言いますが、最初に見た記事のキャプがこれだったのがいけなかったんです。
おぢちゃん三つ巴だろうが、見たらやっぱり面白い!(笑)

まずは久しぶりに集まったナPDとチャ・スンウォンさん&ユ・ヘジンさん。

海外で撮る番組に新メンバーを入れるというナPDの言葉に、若干漂う緊張感。

「役者?」

「俺らと親しい?」

マルチプレイヤーと答えるナPDに「モデルも?」とすかさず探りを入れるチャ・スンウォンさん。

その答えを聞く前に登場したのが。

こちらのおぢちゃん。

ペ・ジョンナムさん。

ヘジン節がいきなり炸裂です。

「정남이 떨어진다!」

のっけから訳しにくいこと言うの、やめてもらえますか?(笑)

そうでしたね。この人たちはこれがあったんです。
駄洒落。(笑)

‘정남이 떨어진다/チョンナミ トロジンダ’は本来は「愛想が尽きる」という意味。
ペ・ジョンナム(チョンナム)さんの名前とかけてるんです。

絶対めちゃめちゃ緊張して入ってきただろうに、くるや否や「チョンナミ トロジンダ」って、駄洒落のワードが微妙すぎます。(笑)

ここで今回のテーマが明かされるんですよね。フランスからスペインのサンチアゴまで800キロかけて聖地巡礼する旅人のために宿を提供するのが今回の仕事だと。

巡礼者のための廉価な宿を「アルベルゲ」というそうです。
病気や天候によりやむを得ない場合を除いて連泊はできないと、調べてみたところありました。
基本2段ベッドで男女の区別もなく、予約も取れない宿。
なるほど、ここに泊まることも「修行」の一貫のようなものなのですね。

うーむ。
聖地巡礼のために800キロも歩く。
私は生まれ変わってもきっとやりません。ごめんなさい。(笑)

最近は聖地巡礼の旅に出る韓国人が増えていて、その人たちに向けた韓国料理を提供するアルベルゲ、その名も「スペインの下宿」を営むのが番組の主旨。この作戦会議を兼ねた食事会を韓国料理のお店で行ったのも、宿で提供するメニューのイマジネーションを広げようということなのですが。

この新入りおぢちゃん3号。
意欲はみなぎってるんですが、先輩のおぢちゃんたちとのコミュニケーションに難があること判明。

提供するメニューについて、「豚の首肉のキムチチゲ(モクサル キムチチゲ)とかいいですね」と言おうとしたのですが。

「牧師入りキムチチゲ」

牧師入り?!

スンウォンさん、目をそらしました!!(笑)

「牧師」を連呼する3号さんにようやく1号2号が合点。

「モクサル!(豚の首肉)」

釜山訛りがきつすぎて、「モクサル」の「ル」のパッチム(子音)が消え「モクサ(牧師)」に聞こえてたっていう。

いきなり視聴者に爆笑を与えてくれたおぢちゃん3号。
合格。(笑)

おぢちゃん3号、新入りのペ・ジョンナムさん。映画の撮影かと勘違いするほど、ものすごいベタな訛りっぷりなんです。
もうわざとやってるのかっていうくらい。(笑)

そんなこんなでサンディアゴに向かう途中のビラフランカ・デル・ビエルソに構えられた「スペインの下宿」に向かう3人。

広場には既にハングルで看板もかけられていて、明日のオープンを前にいやが上にも緊張高まる瞬間なわけですが。

でかっ!!

これにはさすがに口があんぐりになる3人。

「こんなのどうやって俺たちが運営するの?」と声が震えちゃってるヘジンさん。

でも大丈夫です。
実際に使うのは、赤線の部分だけ。

そりゃそうだわよ。

無理です、こんな規模。(笑)

ここはもともと修道院だったそうで、現在はアルベルゲとホステルとして使われている建物だそうです。
冬季の間は営業しないので、撮影のためにしばし借りたと。

建物に入るなり、各自自分の持ち場をチェック。
チャジュンマはキッチンへ、ヘジン&ジョンナムはベッドルームに。

ヘジンさん、2つの部屋を見るなり、名前を付けて嬉しそうです。

2段ベッドの部屋は「広くて暖かい」という意味から「アヌギ」。

ベッドが一列に並んだ部屋は、「遮るものがなく見渡せる」という意味から「フェンイ」。

毎度のことながら言葉を発する瞬発力がありますよね、ヘジンさん。

そういえば最初の作戦会議の時も「韓国のような暖かい暖房器具はなく、ラジエーターで」というスタッフに「いやいや、そんな大きなものじゃなくて‘スモール’エーターは?」とおやじギャグ飛ばし、スンウォンさんが笑うまいとこらえてましたっけ。(笑)

韓国語は長音がほぼないんです。
なんで、‘ラジ’=‘ラージ’。(笑)

その頃スンウォンさんは炊飯器とにらめっこ。

なにをそんなに穴が開くほど。(笑)

まずはこちら動画を貼っておきましょう。

「スペインの下宿」の内部です。

動画はyou tubeのtvN公式アカウントより。

設備を一通り確認したら、晩御飯を何にするかの小会議。

「豚肉のコチュジャン炒め(チェユクポックム)丼」に「アグリー!」と手を挙げる新入りのおぢちゃんに、またしてもいらない瞬発力を発揮するヘジンさん。

「アグリー? アグリョ~(あ、そう)」

いいから、そういうの。

もはやチャジュンマ反応せず。(笑)

このあとは食材の買い物に出かけるんですが、実はスンウォンさん、お手製のスペイン語単語帳を持参してたんですよね。

単語は単語でも、食材に関する単語帳。

豚肉の部位だとか野菜だとかをぎっしり書いた単語帳を小脇に抱えて、モデルウォーク。

いつぞや騙されて薪を大事に小脇に抱えてポーズ取っていた純朴青年なユン・ゲサンさんを視聴者がオートマティックに思い出してしまった瞬間です。(笑)

お肉屋さんでは単語帳が大活躍。

「これくらいにスライスしてください」とジェスチャーも忘れずに。

ちなみにおぢちゃん3号もびっしり書き込んだスペイン語の単語帳を持ち歩いてます。
ジョンナムさん、事前勉強をかなり積まれたご様子です。

『ユン食堂2』のパク・ソジュン君がまたよぎる視聴者。
やっぱり新入りは人一倍頑張りますよね。

ただこちらの新入り、お料理は全くやったことがなく。

玉ねぎの皮をむいて切ってもらおうとしたチャジュンマでしたが。

「兄貴、これ、ザクロっす!」

これは、ジョンナムのせいではありません。
みんなで見間違えた結果。

ちなみに釜山訛りがきつすぎて、「ヒョンニム(兄貴)」の発音はデフォルトが「ヘンニム」です。(笑)

そして初めてのニンニクの皮むき。

「これ一個剥くのにこんなに時間がかかるなんて・・・・・・」

ここで婿入り修行しましょうか。(笑)

一方ヘジンさんも、少ない装備に四苦八苦しながら、ひとまず部屋の看板づくり。

3人なので、どうしてもヘジンさんの作業が孤独になりがちですよね。

1人で四苦八苦しているのを見ると、ジュヒョギが恋しくなります。

おぢちゃん3号は晩ごはんのおかずを味見させてもらい、この表情。

「早くご飯食べましょう! 旨い!」

いーなー。
私も食べたーい。
スペインーーーー。

こちらも貼っておきましょう。
視聴者にとってもお久しぶりの、チャジュンマお料理シーン。

お料理の様子を見つめてしまうのは、みんな共通なんですね。

番組が終わる頃にはジョンナムさんもお料理を少し覚えていたらいいですね。

さて、試食会も兼ねた晩御飯。

ヘジンさんは久しぶりに食べるチャジュンマ印のごはんにご満悦です。

一方チャジュンマは、「ネギが固い。アロエみたいだし」と食材の味チェックに余念がありません。

場所が変われば作物も随分変わりますもんね。

カクテキ用に買った大根も丸くて小さく、味ももっと甘いのだそうです。

なんかこういう食べ比べができること自体が、ものすごく贅沢ですよね。

夜はおぢちゃん3人で今日の疲れをねぎらいながらのプチ宴会。
ジョンナムさん、兄貴たちのために小型の加湿器を持参してプレゼントしてました。
持ってきた酒のつまみを取りにジョンナムさんが席を外している間、さっそく入ります、兄貴たちの人物評。

「ジョンナムは、本当に働き者でいいよ」

心、つかみましたね。

そう、働き者なんです、新入り。

でも、馬車馬のように働いては燃え尽きる習性があるのを1日で見抜かれ。

翌朝はこんなやり取りが。

「ジョンナムってこうじゃない?
‘ヘンニム、ヘンニム、にんにくの皮むきますよ!’」

すぐ放電モードになるジョンナムを兄貴がじきじきに実演。

でもその表情、ヤバイから。(笑)

さてこの日はオープンを迎える緊張の日。

晩御飯のメニューはチャジュンマ特製の海産物入りキムチチゲと豚肉のコチュジャン炒めに決め、着々とお客さんを迎える準備を進めます。
ちなみにチャジュンマの「豚肉のコチュジャン炒め」はコチュジャンが入らないのが特徴です。
そして、普通は入らないコチュジャンを、キムチチゲに入れるのが高級な味の秘訣。

料理チームは今日もお肉屋さんへ買い出し。

今日のキムチチゲには「牧師」が入りますね。

おぢちゃん3号の手が「ネック(首)」を示してますので。(笑)

ちなみに孤独なヘジンさん、英語で「僕はエンジニアです。俳優じゃありません」と金物屋で話しかけてますが。

「何言ってるか分からない」と言われてます。

お互い分からないのが、幸せ。(笑)

そんな孤独なヘジンさんに、息子代わりができました。
助手として駆り出されるパクPD。

ジョンナムさん御所望の食器棚をつくりながら。

「この家具のブランドは、IKEYO」

おぢちゃんのしょーもないギャグにも満面の笑みで応じる優しい子。

ってパクPD、いくつか知りませんが。(笑)

午後2時には3人そろって下宿をオープンさせますが、ひとっ子一人通らないという不安要素が。

お客さん本当に来るのかなぁと心配そうなヘジンさんとジョンナムさんですが、チャジュンマは一人だけ「大丈夫、くるよ」と自信ありげ。

その根拠は一体どこから?(笑)

こちらも貼っておきましょう。
記念すべきオープンの瞬間。
でも、外は、ガラガラ。(笑)

緊張の様子が伝わってきますよね。
メニューも確認し、持ち場でスタンバイ。

ただ、通常は2時から4時の間に巡礼者たちが到着するらしいのですが、3時を過ぎても誰も入ってくる気配がなく。
通りに人が少ない上に、この場所は広場からさらに奥まったところにあり、なおかつ韓国の宿なので、宿泊客を呼び込むには不利な条件がそろっているんです。

さっきは「大丈夫」と余裕を見せていたスンウォンさんも、途端に弱気。

「どうする? 一人も来なかったら」

たっぷり8人前も用意してあるんです。

無駄になるのではと心配になりますよね。

それは受付担当のヘジンさんも同じで。

やたら乾くんです、喉が。

なにしろチャジュンマは「お客さん来た」の幻聴が聞こえ、ヘジンさんはお客さんの幻覚が見えちゃったりして。

ザ・プレッシャー。(笑)

焦りの色が濃くなるヘンニムたちをリラックスさせようとコーヒーを入れるジョンナムさん。
ヘジンさんのところにもってきてみると、なぜかデスクがもぬけの殻。

そうなんです。
心配で、外の様子を見に。

なんか新しい!

ヘジンさんとスンウォンさんがこんなにお客さんを待つ様子が見られるなんて。

これは新鮮な図ですね!(笑)

もしかして初日はお客さんゼロ何だろうかと視聴者も思い始めたその時、待望の一人目が登場してくれました。

その物音に、飛び出してくる厨房!

ありえない!

こんな宿、絶対ありえない!(笑)

驚きのあまりお客さんもこんな顔に。

なりますよね~~~。

入ったらチャ・スンウォンさんが握手求めてくるんですよ。

夢かと思うのが普通です。(笑)

ちなみにこの方は今日膝を怪我してしまったのだそうです。
休息が必要なので、連れの方と別れ一人ここに来たのだそう。
勿論、看板を頼りに。

2段ベッドの部屋を案内され、ここが5つ星ならよそは3つ星にも満たないと絶賛してました。

あー、良かったですよね~。お客さんが来てくれて。
初日から誰も来ない展開だったらどうしようかと思いました。

などと安堵したのもつかの間。

来ちゃいましたよ、明らかに外国人のお客さんが2名も。

一気に緊張走るヘジンさん。

ひゃぁー!
これどうなるの?!

で1話終了~。

最後のシーンも貼っておきましょう。

記念すべきお客様第1号ご来店の瞬間。

ヘジンさん、この時までは接客にも余裕がありましたね。

「『三食ごはん』でおなじみのチャ・スンウォンさんの料理、実際食べたら言うほど美味しくなかった、とか、本当に美味しい、なんてことも確認してみてくださいね」なんて言っちゃってます。

ああ、言葉が通じるって、本当に大事。(笑)



というわけで、楽しいものが始まってしまいました。

ハングルで看板書いておけば韓国人しか来ないだろうと高をくくっていたのに、まさかの外国人巡礼者、登場です。
もしかしたら、韓国人を当て込んでたのが間違いだったんでしょうか。
母数を考えると外国人の方が多いに決まってますよね。
いや~、ヘジンさんがどんな英語を繰り出すか、視聴者までドキドキしてきたんですが。(笑)

それはそうと、私いまごろ大変なことに気づいてしまいました。

「おぢちゃん三つ巴」だの、「おぢちゃん3号」だのと疑いもなく「おぢちゃん」を連呼してきた我らが新入りペ・ジョンナムさん。

実際どんだけおぢちゃんなのか確かめてみましたら。

36歳。

むぁじで?!

なんとホジュニと1つ違い。

・・・・・・ごいーん。

ご、ごめんなさい!!!(笑)

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いやはや、最後全然関係ないところで受けた衝撃が、いまだ癒えてません。

まさかペ・ジョンナムさんがまだ36歳だったなんて。
イ・ジェフンさんと1つしか変わらないなんて。
ソン・ジュンギさんと2つしか変わらないなんて。
リュ・ジュンヨル君と3つしか変わらないなんて。
パク・ポゴム君と10歳しか変わらないなんて!

・・・・・・最後はとって付けました。すみません。
10歳違いは。はい。大きいです。失礼しました。(笑)

衝撃冷めやらぬものの、真実を知ったからには。
以降、「新入りのおぢちゃん」からの名称変更を、速やかに行わせていただきたく存じます。

おぢちゃん改め・・・・・・。

「おぢちゃん顔」しか浮かばない・・・・・・。

駄目だ。出直します。(笑)