みなさま、こんにちは。

今日は朝から驚きのニュースが韓国中を沸かせています。
カンヌ国際映画祭コンペ部門にノミネートされていたポン・ジュノ監督の映画『寄生虫(英題:PARASITE パラサイト)』が、カンヌで最高の賞、パルムドールを受賞しました。


















きゃあ~

これは嬉しすぎます!!


カンヌで映画が上映された際、上映後の拍手が8分も続いたと韓国でニュースになっていたのですが、カンヌではスタンディングオベーションは「礼儀」でもあるそうなので、個人的にはそこまで過度な期待を寄せてはいなかったのですが、結果はまさかまさかのパルムドール!

いやはや、それが他の誰でもないポン・ジュノ監督であるということ、そして主演がソン・ガンホさんであるということが、さらに意義深いものに感じさせます。

お二人は2014年4月の悲劇的なセウォル号沈没事件の真相究明を求める遺族の訴えに連帯し、特別法制定要求に積極的に支持表明を行ったことで、朴槿恵政権によってブラックリスト入りさせられた1万人にも及ぶ大衆芸能・文化人のうちの代表的人物。




(写真=セウォル号特別号制定を求める映画人準備会)
セウォル号ご遺族の切実な願いが叶うよう応援します!
映画俳優 ソン・ガンホ






ご遺族も同意するしっかりした特別法!
作ってください
映画監督 ポン・ジュノ




いやー、本当に嬉しいです。
尊敬を抱かずにおれない映画監督と俳優さんが、素晴らしい栄光を手にされました。


ポン・ジュノ監督は、カンヌ国際映画祭コンペ部門はこれで2作品目。
2年前の2017年『オクジャ』以来2度目でのパルムドール受賞となりました。

カンヌ国際映画祭自体は2006年の『グエムル』が「監督週間」に選出されたのを皮切りに2008年『TOKYO!』、2009年『母なる証明』が「ある視点」部門に招待されているので、トータルでは今回が5度目でした。

去年は是枝監督の『万引き家族』がパルムドールを受賞されましたよね。
2年連続でアジアの監督が受賞されたのも、喜ばしいことです。

韓国で5月30日から公開予定の『寄生虫』は家族全員が無職のキテク(ソン・ガンホ)一家の長男(チェ・ウシク)が、高額な報酬をもらえる家庭教師の面接のためにパク社長(イ・ソンギュン)の家を訪れたことから始まる予期せぬ事件を描いている映画だそうですが、それ以上の内容はほとんど明らかにされていません。

一体どんな内容なのか気になりますが、ポン・ジュノ監督の鋭い問題意識が溶け込んでいることを思うと、ちょっと見るのが怖くもあります。


なにしろポスターは、こんな感じ。








コワイ、コワイ、コワイ、コワイ、なんか怖い!(笑)

“幸福は分かちあうほど大きくなるじゃないですか”

と書いてあります。

圧迫感が凄いです。(笑)


主な出演者は、ソン・ガンホ(キテク役)、イ・ソンギュン(パク社長役)、チョ・ヨジョン(ヨンギョ役)、チェ・ウシク(キウ役)、パク・ソダム(キジョン役)、チャン・ヘジン(チュンスク役)、イ・ジョンウン。(敬称略)


こちら韓国語ですが、ポン・ジュノ監督の受賞をトップで伝える韓国MBCの朝のニュースの動画を貼っておきます。

監督と俳優たちの喜びの表情を伝えています。









ポン・ジュノ監督に負けず劣らず喜びを爆発させているソン・ガンホさんの姿が印象的ですよね。
ソン・ガンホさんは言わずと知れたポン・ジュノ監督の初カンヌ招待作品、2006年『グエムル』の主演俳優です。

ポン・ジュノ監督の貧富の格差や両極化に対する問題意識が今作ではどんなふうに表現されているのか、心して観に行きたいと思います。


こちらがポン・ジュノ監督の受賞の辞全文です。


ポン・ジュノ:“Merci.(ありがとう)I‘m so sorry. I didn’t prepare french.(すみません。フランス語での準備ができていません)
フランス語のスピーチは用意できませんでしたが、いつもフランス映画を見ながらインスピレーションを得ていました。幼い頃から私に大きなインスピレーションを与えてくださったアンリ=ジョルジュ・クルーゾー、クロード・シャブロルのお二人に感謝いたします。
『寄生虫』という映画は、映画としてとても大きな冒険でした。独特で新しい映画が作りたかったのです。その作業を可能にしてくれたのは、私とともにしてくださった数多くのアーティストのおかげでした。ホン・ギョンピョ撮影監督、イ・アジュン、チェ・セヨン、キム・ソヨン。すべてのアーティストに感謝いたします。そして、多くの芸術家たちが実力を発揮できるよう精一杯サポートしてくださった(制作会社の)パルンソンと(配給会社の)CJの皆様にも感謝いたします。
そしてなにより、『寄生虫』は偉大な俳優の皆様がいらっしゃらなければ、一シーンも撮ることができない映画でした。共にしてくださった俳優の皆様に本当に感謝いたします。そして、この場を共にしてくださった、最も偉大な俳優であり、私のパートナーであるソン・ガンホさんのコメントが是非聞きたいです。”

ソン・ガンホ:Merci beaucoup.(ありがとうございます)
そうですね。俳優としての忍耐心と賢明さと情熱を教えてくださった、尊敬する大韓民国全ての俳優の皆様に、この栄光を捧げます。ありがとうございました。”

ポン・ジュノ:“いま私の家族が2階にいるのですが、どこだか見つけられませんね。(家族を見つけ)家族にも感謝します。私は12歳で映画監督になろうと決意した、とても気が小さくて無邪気な、映画に夢中な少年でした。このトロフィーをこんなふうに手で触れる日が来るなんて、想像もできませんでした。Merci beaucoup(ありがとうございます)。”

(出典元はコチラ



1969年9月14日生まれのポン・ジュノ監督。

ちょうど50歳になる年に、映画監督としてこの上ない、素晴らしい栄冠に輝かれましたね。













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韓国映画界を代表するにふさわしい監督と俳優がそろって栄誉ある賞を受賞されたこと、いつも韓国映画を楽しませてもらっている一人の観客として、心から嬉しいです。

ポン・ジュノ監督、そしてソン・ガンホさん、本当におめでとうございます!