みなさま、こんにちは。

今日は、2015年4月にKBS2で放送されたドラマ『Who are you? 学校2015』(邦題『恋するジェネレーション』)について、ご紹介しようと思います。

 

「掘り出しもののドラマ」と主観全開のタイトルを付けてみました。
「掘り出し物どころか、はじめっから100点満点のドラマだわよ!」なドラマファンのみなさま、どうぞお許しくださいませ。(笑)

 

まずは、ポスター。

 

 

 

ザ・青春。
な感じですよね。ちょっとアンニュイな。
よくある青春の恋のトライアングルを暗示。

 

上記はドラマの公式ポスターなのですが、私が先に目にしていたイメージは、実はこちらでした。

 

 

 

 

こちらはドラマのフォトエッセイの表紙です。
2015年4月、韓国での放送当時、ほとんど話題に上らなかった気がするこのドラマ。だのになぜかフォトエッセイは作られていて、ちょっと気になっていたんです。
どこかにコアなファンがいるのかな、と。

いつもキム・ユジョンちゃんとセットで言及されがちな同い年の「子役」出身女優キム・ソヒョンちゃん。高校に進学せず、中学卒業後に最初に取り組んだ作品がこれでした。
キム・ソヒョンちゃんが、「高校に行かずに寂しくないか」という主旨の質問され、「撮影でいつも学校に行き、クラスメイトと会っているので、少しも寂しくない」といったことを答えていたインタビュー記事を目にし、子どもの頃からテレビで活躍しているので、人には言えない大変なことがきっと色々あるんだろうなぁと当時ぼんやり思ったのを思い出します。
その時は、ドラマのタイトルまではチェックしていませんでした。

最近になり、この一見地味そうな作品に実はナム・ジュヒョク君と『トッケビ』で活躍したユク・ソンジェ君という派手なスター男子二人が出演していたことを知り、ジュヒョク君のデビュー作を見ておこう、くらいの軽い気持ちで見始めました。

なにせどー考えても私が呼ばれてないですから、このドラマ。タイトルといい、制服といい。
その名も『学校』。しかも『学校2015』。
ヨージヤマダと「北の国から」の合わせ技かと。

・・・・・・すみません。山田洋二大先生引っ張り出しました。ごめんなさい。(笑)

とにかく。
呼ばれてない感満載だけど、コアなファンがいるようだし、ハマっている大人もいるようなので、なんとなく見てみることにしたのですが、これがもう。

とんでもない破壊力のドラマでした。

なんなら私の中で2020年破壊力NO.1ドラマ。

ええ、年末に一気見したので、勝手に2020年括りにしてます。(笑)

 

全く期待せずに見始めたのに、1話目にして大ハマリ。なんと全16話を2日間で見終えました。最短記録です。
こんなに力のあるドラマに今頃気づくなんて! バカバカ、私のバカ!

と演技がかったところで、この埋もれたドラマについて、ネタバレを交えつつ早速ご紹介してまいります。

・・・・・・え? 埋もれてない?
自分が知らなかっただけでしょ?

仰るとおりです。何度もごめんなさい。(笑)

 

というわけで、ほんとに書きますよ!

ネタバレ、します!

これからこのドラマをご覧になろうという方は、ここで閉じて頂くか、薄目を開けてお進みください!

 

と毎度の口上を繰り出しつつ。(笑)

 

ドラマ本の表紙の雰囲気から、女子高生のソヒョンちゃんがジュヒョギとソンジェの間で揺れ動く話なんだろう、と勝手に早合点しつつ、気にはなっていました。『Who are you?』というタイトル。

フー・アー・ユー?
なんだろ?
青春期のアイデンティティ・クライシスがテーマ?

と思うじゃないですか、普通は。

これがねぇ。本当に「Who are you?」がピッタリなんですよね~~~~。

って一人で納得しておりますが。(笑)

あのですね。
このドラマは。
学園青春ものと思ってみてはいけません。
ジャンルは確実に、スリラーです。
なんなら時々、オカルトです。
犯罪物と言ってもいいでしょう。いや、むしろ犯罪物そのもの。
なのに胸キュンが付いてくるなんて!
ありえない!(笑)

 

このドラマ、第1話開始早々から、視聴者の度肝を抜いてくるんです。

なにせ最初から、いきなりこれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イジメ。

しかもえげつないやつ。

いじめっ子親分への「誕生日ケーキ」ということで、キム・ソヒョンちゃん扮するイ・ウンビの頭の上から小麦粉や卵、魚醤をかけてます、子分たちが。
対する親分ソヨンの反応は、「ロウソクがないのが残念だけど、ありがとう~!サランヘ~!」。

開始からここまで、3分でこの展開。
視聴者目が点。

「え?このドラマ、そういうやつなの??」と高校生の恋愛物語を想像していた私がどれだけ衝撃を受けたか、お察しください。(笑)

 

クラスメイトから酷いいじめを受けているトンヨンヌリ高校2年生のウンビ。
トンヨンは言わずと知れた地名です。海辺の町、統営(トンヨン)。

 

そんなウンビが、学校での姿とは打って変わって生き生きした姿を見せるおうちは、ここ。

 

 

 

 

 

 

孤児院。

NO--------!(悲)

やめて。児童養護施設で暮らす心優しい子が学校ではいじめにあってる物語なんて、のっけからつらすぎるよ!(涙)

 

施設で最年長のウンビは、小さな子どもたちの世話を甲斐甲斐しく焼く、優しくて面倒見のいいお姉さんなんです。
のみならず、妹のように可愛がっている園児の体にあざがあるのに気づき、いじめを確信したウンビは、いじめた子の家まで行き、親を前にして「この子にちゃんと謝るまで帰らない!」と座り込むような正義漢。

 

 

 

 

視聴者、開始から10分もたたないうちに心を鷲掴みにされ、ウンビの味方に。
完全に、このいい子過ぎる健気な主人公の応援団。

 

このウンビ、いかにもわけありっぽいところが、季節の折々にソウルの江南(カンナム)に住む見ず知らずの「ソン・ミギョン」という人からプレゼントが届くんですよね。スニーカーや洋服など。
『娘のものを買いに行って、ウンビちゃんを思い出したので』などと手紙まで同封されているのですが、園長にもウンビにも送り主に心当たりはありません。

これはなにか定番な出生の秘密ものかな? と思った直後、突如場面は大都会ソウルのリッチそうなおうちに転換。
そこにはウンビと同じスニーカーとトレーナーを持つ、ウンビそっくりの顔をした「ウンビョル」と呼ばれる気の強い女の子がお母さんと二人で住んでいました。

 

 

 

 

生き別れた双子?

ウンビとそっくりのコ・ウンビョルは、高校2年生でこれからトンヨンへ修学旅行に行くところ。
とくれば、このそっくりの双子がトンヨンで再会して何か事件が?! と思うじゃありませんか。

そんな視聴者のありきたりの予想を軽く超えてくるんです、このドラマ。

トンヨンのウンビはいじめっ子の親分カン・ソヨンにその後さらに激烈なイジメを受け、ソヨンを怪我させたという無実の罪を着せられて、学校を退学させられてしまいます。
ソヨンの父親が検察官なので、学校も言いなりなのです。
「検察」と聞いただけで、現実社会でもろくでもない韓国検察を思い出し、一気にむかっ腹が立ってくる視聴者。
案の定、このフィクションの世界の検察官も、とんでもないです。

 

退学させられたウンビにさらに精神的ダメージを与えるべく、ウンビの制服を脱がしてワイセツ動画を撮ろうとスマホをかざす、悪徳極まりないソヨン。
泣き叫ぶウンビの声にも、クラスメイトは誰一人助けに入ろうとしません。

学校でも社会でも、誰一人守ってくれる人のいないウンビ。
かたや、検察官の父親の権力を笠に着て、悪事の限りを尽くすソヨン。
正義の失われた世界で生きる希望を失ったウンビは、橋の上からトンヨンの海に身を投げ・・・・・・。

 

ここで1話終わりですよ?
ありえなくないですか?
誰よ、『恋するジェネレーション』なんてふわふわしたタイトルつけたの。
きっつい。きつすぎる。初回から激しすぎ。

 

次々と事件を繰り出し、息つく暇を与えない驚きの筆力に、一体どんな脚本家さんなのだろうと調べてみたのですが、これがまた驚きでした。
なんとこのドラマ、1年後の2016年に大ヒットを飛ばした『雲が描いた月明かり』の脚本家&演出コンビだったんですね!
そりゃ展開激しいわけだ!(笑)

 

実は同じ頃、修学旅行先でそっくりの顔をしたコ・ウンビョルも行方不明になり、ウンビョルのお母さんは半狂乱になるのですが、ここで娘と同じスニーカーとトレーナーを着た同じ顔の女の子が記憶喪失状態でトンヨンの病院に運ばれてきたため、当然娘のウンビョルと思い込み、ソウルへ連れ戻ります。
そのお母さんの名前は、ウンビにいつも贈り物をしてくれる江南(カンナム)在住のあの人。

ということで、2話以降、記憶をなくしたイ・ウンビがコ・ウンビョルとして生きていくことになるわけです。優しいウンビョルのお母さんと、幼馴染で将来を嘱望される水泳選手、ハ・イアンに大事にされ、生まれて初めて「幸せ」を感じながら。

なるほどね。そういう話ね。だから、『Who are you?』なわけね。
別人の人生を、記憶のないまま生きていく話なのね。
お母さんは何かの事情で双子のうち一人しか育てられなかったのね。

と毎度懲りずにその後の展開を類推してみる視聴者。
読みが外れて「ナニー?!」となる、無限ループの始まりです。(笑)

 

こちらがウンビョルに思いを寄せる、ナム・ジュヒョク君扮するハン・イアン。
ウンビョルがトンヨンで行方不明になったと聞き、心配のあまり大事な大会もすっぽかしたイアンが、ウンビョルが生きて戻ってきたと聞いて病院に駆けつけ、「人違いです」と怯えて避けるウンビを抱きしめるシーンです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イアンは幼馴染のウンビョルのことを10年間片思いしていて、ウンビョルもまんざらでもなさそうなのですが、まだお互い告白などはしていませんでした。

 

かたやもう一人の主役、ユク・ソンジェ君扮するコン・テグァンの初登場シーンは、こちら。

 

 

 

 

 

病院の屋上にロープをかけて、抜け出してます。
窓掃除か!(笑)

 

途中、病室のウンビョルを発見。

 

 

 

 

 

 

 

絶対恋芽生えない。こんな変な子と。(笑)

 

初めて江南(カンナム)の大きな家にやってきたウンビ。
記憶喪失のウンビにお母さんが昔のウンビョルのアルバムを見せるのですが、赤ちゃんの頃の写真がないことにウンビが気づきます。

さてはここはお母さんが突っ込まれて、早速あたふたする場面なんだろうと思いきや、また予想を覆す仰天発言。

 

「あなたとは5歳の時に出会ったのよ」

 

ナニーーーッ!(笑)

 

「大丈夫。あなたも養子だって知っていたから」

 

 

 

なにそれ!!(笑)

 

ビックリを連打。
ことごとく視聴者の予想が外れます。
出生の秘密が絡んでくるドラマかと思いきや、2話で早々に養子であることを明かし、なおかつあの気の強そうでわがまま放題なウンビョルが、実は思いっきり養子だったっていう。
いちいち予想外の展開。そして種明かしが早い!(笑)

 

後にウンビョルの残した日記をウンビが読むシーンがあり、養子になった経緯が分かるのですが、実はウンビとウンビョルは赤ちゃんの頃、互いの存在を知らないまま別々の施設に預けられていました。
ウンビョルが数え5歳、つまり4歳の頃、ボランティアに来たお母さんが「あなた、トンヨンで会った子ね」と声をかけたのが二人の出会いでした。お母さんはトンヨンの児童養護施設にもボランティアで赴いたことがあり、その際見かけたウンビと勘違いしたのですが、園長先生からウンビョルは養子縁組が破談になって先日園に戻されたばかりと聞き、傷心のウンビョルを気の毒に思ったお母さんが養子縁組を申し出たという経緯だったのです。
大きくなったウンビョルは、母が勘違いしたトンヨンの施設に、自分とそっくりの顔をした双子の妹がいるのを突き止め、ずっと罪悪感を抱えながら母の名前でウンビに贈り物をし続けていたのでした。

 

すごくないですか?
なんならこのテーマだけでドラマ一作つくれそうなのに、この脚本家の方は惜しみなくどんどん種明かしをしていっちゃうんです。
尺を稼いでごまかそうとか、そういう発想が一切ないんです。
次から次へと息もつかせぬジェットコースター展開。

素晴らしい!(笑)

 

ウンビョルとして生きている記憶喪失のウンビは、ウンビョルのように気が強くて横柄で気まぐれなところが一切なく、優しくて何事にも丁寧で素直な性格。
記憶喪失ということで、クラスメイトも別人のような「ウンビョル」を受け入れていくのですが、NEWウンビョルが好かれれば好かれるほど本当のことがバレる日が来るのが怖くなる視聴者。
ずっと記憶喪失でいて欲しいと願わずにいられません。
そんなことはないんだろうと薄々分かっていながらも。
だってウンビ、生まれてこのかた、こんなに誰からも愛される幸せな時を過ごしたことが一度もなかったんです。

ウンビョルに一途な片思いを10年続けているイアンが別人のように素直で可愛らしいNEWウンビョルにさらに惹かれ、守ろうとする描写には、にやけながらも複雑な思いが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プールで水をかけあう。
なんて絵に描いたような青春なの。
現実には高校でこんなシチュエーション、絶対にない。断言。(笑)

この幸せそうなシーンの後、足を滑らせたウンビがプールに落ち、その衝撃で思い出すんです。
自分がトンヨンの海に落ちた瞬間を。
そして自分を助けるため海に飛び込んできた、同じ顔をした女の子のことを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ3話なのにもう記憶が戻るなんて。

早いよ。(涙)

 

NEWウンビョルになったウンビの幸せは丸々2話分を埋めることなくあっという間に終わり、ここからは苦悩の連続。
ウンビョルの部屋で日記を見つけ、ウンビョルが自分を探していた双子の姉であることを知った後、置手紙を残して一人トンヨンに戻るっていう・・・・・・。

鬼。(涙)

 

「あんなに記憶を取り戻したかったのに。なにも思い出せなかった頃が、恋しくなりそう」

無邪気に手を振るイアンに意味深な言葉を残し、涙を流しながら去っていくウンビ。

 

 

 

 

 

トンヨンに着いたウンビは、数日前、浜辺に女の子の遺体で打ち上げられたことを警察で知り。

 

 

 

 

 

 

 

浜辺に女の子の遺体が上がり、遺体の近くでウンビの名札が発見されたことから、イ・ウンビは死んだと警察で聞かされるウンビですが、視聴者ここでも「うそーん!」と大ショック。
だって、まだ4話ですよ?! まだ4話なのに、ウンビの出生の秘密のカギを握っていそうなウンビョルを早々に殺してしまうなんて!
ウンビ、これからどうなるの?!

置手紙を読んで追ってきたお母さんと納骨堂で鉢合わせし、私を助けるためにウンビョルが死んでしまったと謝るウンビ。

まさかの双子の妹だったとはとショックを受けながら、お母さんはウンビが元いた施設まで車で送るのですが、遠ざかっていく背中を見つめながらウンビとの短い日々を思い出し、居てもたってもいられず呼び止め。

ウンビョルとして一緒に生きて欲しいという言葉に、再びソウルに戻ることになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

号泣。

視聴者号泣。

優しい人たちが繰り広げるつらいつらい展開。
まだ4話ですよ。ここまでたったの4話。
ありえないです、この濃さ。

となるともう、残りの12話でどんだけ悲しいことをやらかすつもりかと、怯え始めます、正直。
記憶がずっとないならいざ知らず、記憶が戻っているのに別人のふりをして生きていくなんて、想像しただけで過酷すぎます。
おまけに自分のことが大好きなイアン。自分をウンビョルと思い込んでるイアン。
どーします、これ? みなさんだったらどーします?

って、無理やり「みなさん」挟むことないんですが。(笑)

 

ここまで読んで、面白そうだと思った方。
もうこの先を読まないでください。
私、どう考えてもネタを全部ばらして書く勢いです。
駄目です。
見て頂きたいんです。
ほんとにめちゃくちゃ面白いんです。
なのでもうこの先を読まないでください。今ならまだ間に合います。

 

と注意喚起を挟みつつ。(笑)

 

続けます。

ウンビョルのことを大好きなイアンに対する後ろめたさからか、ソウルに戻った後、クラスで浮いてる変人のコン・テグァンといるとホッとするようになるウンビ。
実はこのテグァン、こう見えてこの高校の理事長の息子なんです。
父は奇行を繰り返すテグァンを精神病棟に閉じ込めてみたり、とにかく傷つけまくり。
テグァンは母親が女優で、幼い頃両親が不和で離婚するのですが、その時に自分は両親に望まれずに生まれた子どもだったと知り、グレちゃったんですよね。
邸宅でいつも一人ぼっち。お手伝いさんの作る美味しそうな料理も、父と食卓を囲むことはなく。
ただの変な子じゃなく、可哀想な子だったんです、テグァン。

記憶が戻った後の教室でウンビョルのふりをするのがつらいウンビ。頭痛がすると保健室に逃げ込んだところで授業をさぼるテグァンとばったり。
ウンビョルとは過去に一度しか口をきいたことがなく、ウンビョルについてほとんど知らないテグァンに、ウンビは安心感を覚えます。

 

「お互い何も知らないのは、公平ね」

 

 

 

 

「秘密をひとつ教えてあげる。
私の言うこと、信じないでね。全部嘘だから。
あのね。私、コ・ウンビョルなんだ」

 

 

 

 

 

 

 

フォトエッセイの表紙、この場面だったんですね。

悲しい。

本当のことが言えない。でも誰かに本当のことを言いたい。
その相手は、相手のことを同じくらい何も知らないコン・テグァン。
めちゃめちゃ重要なシーンじゃないですか。
全然そう見えないけど。(笑)

 

さてそのテグァン。

学校で騒ぎばかり起こす面倒な息子を追い出すべく、明日付で退学し留学しろと迫る父と揉めて、家を飛び出します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分を愛してくれない父と母への悲しみから、死にたいほどやけくそになり、車道で電動ボードに乗るテグァン。

 

電動ボードを降り街中を歩いていると、橋の上でウンビとすれ違います。
保健室で一緒にサボったあの後、クラスメイトと殴り合いの喧嘩になってしまったテグァン。
ウンビは止めに入るのですが、テグァンに突き飛ばされて腕を痛め、その様子を見たイアンが頭に血が上るという出来事があった日でした。

 

 

 

 

勢いで突き飛ばしてしまったことを詫びるテグァン。
1人になりたくなくて、行こうとするウンビに「今日は1人でいたいんだ」と声をかけ。
真に受けて本当に行こうとするウンビの背中に、焦ってもう一度声を掛けます。

 

「俺、1人でいたいんだってば! 鈍いな、お前!」

 

 

 

 

 

 

裏腹な本心を見抜いた優しいウンビが一緒にいてあげたことで、ウンビとの距離が少し縮まります。

 

テグァンの電動ボードで楽しそうに遊んでる二人。

 

 

 

 

 

 

 

そんな二人を食い入るように見つめる目。

 

 

 

 

 

 

 

 

きたー、恋愛モード!

『恋するジェネレーション』のタイトルの割に、4話の終わりまで恋愛っぽいことナッシングですからね。
こういうところが、もう、最高です。(笑)

上記は公式戦で優勝した水泳のメダルをウンビョルに渡そうと走って家に向かっていたイアン、仲良さそうにしているまさかの取り合わせを見て、呆然の図。

このドラマ、展開はとても早いのに心理描写はちゃんと丁寧で、ぐいぐい引き込まれます。
脚本力、素晴らしい!

 

そして視聴者、ウンビが記憶喪失状態でソウルに行った瞬間から思ってました。

「あのトンヨンのいじめっ子。絶対後から絡んでくるよね」

 

記憶がない状態で悪い子が戻ってくるのと、記憶がちゃんとある状態で戻ってくるのでは、話が全然違います。
しかもまだたっぷり12話も残ってる。

怖い怖い怖い怖い怖い!

 

と思ってたら、やっぱり案の定きました。
なんと、やっと始まった恋愛モードらしき場面が描かれた直後の、4話ラスト。

あいつが転校してくるっていう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鬼!
鬼でしょ、この脚本家!

信じられない。ここまでまだ4話終わっただけですよ。
心拍数上がりまくり。
もー、怖いです。やばいです。

ということで。
間に合います。まだ16話中4話までしかネタバレしていません。
今すぐ、このドラマをご覧になりに行かれてください。
・・・・・・どこで見れるか分かりませんが。(笑)

本当は最後まで書き切りたかったのですが、無理だということに気づきました。
このドラマ、濃すぎるんです。
1話1話に中身がぎっしり。
この勢いで16話分まで書いたら、到底身が持ちません。

ということで、見てくださることを信じてここで終わります。
勝手に。

だって~~~~~。
私、ユク・ソンジェさんの魅力について語りたいんです!
とっととテグァンラブを語りたいのに、そこに行きつくまでのストーリーが長い! 濃すぎる!

(笑)

ユク・ソンジェさんについては、『トッケビ』でBTOBというグループのメンバーだということを知ったくらいで、『トッケビ』でも飄々(ひょうひょう)とした役柄なので、特に魅力的に感じることもなく終わってしまったのですが、彼、めちゃくちゃいいですね!
演技力も、相当なものとお見受けしました!

悪そうな役も、不思議ちゃんな役も、純愛ものもできちゃう。
表情に奥行きと深みがあるので、実はどんな役柄もできそうです。

いや~。
ジュヒョギにキャピりにいったつもりが、完全にユク・ソンジェ君に落ちるとは。
予想外だったわ~。

悪役ソヨンの悪っぷりも徹底していて、ハラハラしっぱなしのこのドラマ。
学園ものなので、友人関係の悩みやら夢と挫折やらいじめ問題やらお受験問題なども随所に織り込まれているのですが、どう見てもそっちの方がとってつけた感が強く、本筋はひたすらスリラーです。(笑)

みなさまもよろしければ、是非ご覧になられてみてください。