みなさま、こんにちは。

桜もすっかり散ったというのに肌寒い日が続く今日この頃、いかがお過ごしですか?
私は不定期に発症する花粉症にやられて散々な毎日です。
点鼻薬に飲み薬に目薬とフル投与しているおかげで終始眠たいという。
「春眠暁を覚えず~」と高尚なふりをしようにも、大音量のクシャミが全てをかき消すこの切なさよ、ああ切なさよ。(笑)

さて、今日も映画『ミナリ』の話題。
英アカデミー助演女優賞にノミネートされていたユン・ヨジョンさんが12日午前(現地時間11日)、見事受賞されたとのことです。

 

いやはや、すごいですね~!

 

 

 

おめでとうございます!!

 

いやー。勿論韓国人としては初の受賞だそうです。

今回の英アカデミー賞受賞に先立ち、4月5日にはSAGアワード(全米映画俳優組合賞)で助演女優賞を受賞していたユン・ヨジョンさん。
SAGアワードでの受賞は米アカデミー賞受賞への近道と言われているそうですよね。
なんでも過去10年間、助演女優賞部門はSAGアワードでの受賞者と米アカデミー賞受賞者が9度も一致しているそうで。

これはきますか?きちゃいますか?

やっほー!

 

そして、ユン・ヨジョンさんといえば楽しみなのが、スピーチ。

サンダンス映画祭での「観客との対話」の舞台で、監督以下みんなが「撮影を通じて本当の家族のようになれた」としんみりいい話を披露している最中「私、この人達みたいに真面目じゃないんで。本当は独立系映画はお金がなくて苦労するからやりたくなかったんです。予算がないから寝食共にするしかなくて、それで家族みたいになりました。もう年だからきつい仕事やりたくないです。でもいい映画になって良かった」などと本音トークをぶちかまして大爆笑を誘ってくれましたが、今回もモニター越しにまたやってくれたみたいです。

以下、今回の英アカデミー賞受賞時のスピーチをまとめてみます。

 

こんにちは。韓国の俳優、ユン・ヨジョンです。なんと申し上げたらよいのか分かりません。候補に選ばれて本当に嬉しいです。あ!もう受賞したんですよね!まずは、エディンバラ侯爵フィリップ殿下の崩御に深い哀悼の意を表します。
すべての賞に意味がありますが、今回の賞はとりわけスノッブなことで知られているイギリスの方々からいい俳優だと認めて頂けて、本当に嬉しく光栄に存じます。私に票を下さったすべての方々に感謝申し上げ、英アカデミーにも感謝いたします。

“안녕하세요, 저는 한국의 배우 윤여정입니다. 어떻게 소감을 전해야 할지 모르겠네요, 후보로 선정되어 매우 기쁩니다. 아! 이제는 수상을 했군요. 먼저 말씀드리고 싶은 것은 에딘버러 공작 필립공의 별세에 깊은 애도를 표합니다. 상을 주셔서 고맙습니다. 모든 상이 의미가 있지만 이번 상은 특히나 고상하다고 알려진 영국분들에게 좋은 배우라고 인정받아서 정말 기쁘고 영광입니다. 저에게 표를 주신 분들에게 감사드리며 영국 아카데미(BAFTA)에게도 감사합니다.(Hello Britain, I’m a Korean actress Yuh-Jung, Youn. And… I don’t know how to say… I’m very honored to be nominated. No, I’m the winner now. First, I express my deep condolences for your duke of Edinburgh. And thank you so much for this award. Every award is meaningful but this one, especially recognized by British people known as very snobbish people and they approved me as a good actor, so I’m very very privileged and happy. Thank you, Thank you so much. Thank you for the voters who voted me. Thank you.)”
(出典はコチラ

 

爆笑!
「スノッブなイギリス人」とかここでもジョーク飛ばすなんて!(笑)
まあ、紳士ぶったとか、高尚ぶったとか、気取って鼻持ちならないとかですよね。
褒めちゃいない!(笑)

ユン・ヨジョンさんは受賞後の記者会見で受賞スピーチについて尋ねられ、個人的な経験に基づく感想だとしながら「イギリスは何度も訪れたことがあり、10年前には俳優としてケンブリッジ大でフェローシップを履修しました」、「どうもお高くとまってるなという印象を受けたのですが、さほど嫌な感じではなかったです」と語っています。

いやー、コワイ。
ちなみに言われたとうのイギリスの方々はこういうちょっと皮肉っぽいジョークがお好きだそうなので、そこも計算しての適切な単語選びだったんでしょうね。
おそるべし!
これで2週間後、オスカーを手にすることになったら、一体なにを言いだすやら。(笑)

と、受賞の快挙のみならず、そのウイットに富んだスピーチでさらに注目を集めるユン・ヨジョンさん。
ここまできたら、最後はオスカーで笑わせてほしいです。

英アカデミー賞助演女優賞受賞を報じるニュース映像をアップしておきます。

 

 

 

 

堂々とされてますよね~。素敵。(笑)

礼節をしっかりわきまえ、でもちょっぴりギャグを飛ばして笑わせる。

この絶妙な匙加減、なかなかできない気がします。

是非2週間後の全米アカデミー賞でもユン・ヨジョン節が聞けることを期待します。