みなさま、こんにちは。

またやってしまいました。
ほぼふた月ぶりのブログ更新です。
見に来てくださったみなさま、申し訳ございません。
今年もすでに半分終わりかけているので、ピッチ上げてまいります。(笑)

今日は5月31日に公開されたマ・ドンソクさん主演映画『犯罪都市3』の予告編を取り上げてみようと思います。
こちらの映画、なんともうすぐ1000万動員に届きそうな勢いなんです。

まずはポスター。

 

 

 

「『犯罪都市』ってこのあいだ2を公開したばっかりじゃなかった?」

ええ、そうなんです。ついこの間、去年の5月21日に公開され、過去3年間出なかった1千万人動員を見事果たしたのが『犯罪都市2』でした。

なのに本日6月28日付で、既に978万人を記録。

バケモノか!(笑)

しかもなんと驚いたことに、既に『犯罪都市4』はもう撮り終えていて、目下編集作業中なのだとか。
『犯罪都市』1本が独り勝ちでガッポガッポと。

・・・・・・表現がやらしいですね。失礼いたしました。(笑)

「『犯罪都市』のフランチャイズ化」とちょっと皮肉って言われ始めてもいるのですが、実は『犯罪都市』、作品ごとに監督が違うんです。

2と今回の3は同じ人でイ・サンヨン(이상영)監督。
『犯罪都市』シリーズ1作目の時に助監督を務めていた方です。
シリーズ1作目はカン・ユンソン(강윤성)監督。
そして4作目はホ・ミョンヘン(허명행)監督。
ホ・ミョンヘン監督は『犯罪都市4』が初監督作品で、それ以前は武術監督を務めていらっしゃったようです。武術監督を務められた作品群を見ると、まさに『犯罪都市2』や『新感染半島 ファイナル・ステージ(原題:半島』)、『HUNT』、『SEOBOK/ソボク』など、日本でも公開された映画がずらり。
3がまだ公開中なのに4の話をするのはいささか気が早いですが。(笑)

今回マ・ドンソクさん扮するマ・ソクト刑事と敵対するのは、この方。

 

 

 

イ・ジュンヒョクさん。

私の中ではどうしたって『秘密の森』のソ・ドンジェのイメージが強い方ですが、今回小悪党から大悪党に転身です。(笑)

イ・ジュンヒョクさん、悪人役のために体重を3~4か月間の間に体重を20キロ近く増やしたのだそうです。一日6食食べて。
大変なご苦労でしたが、これだけの興行成績を上げられて本望ではないでしょうか。

『犯罪都市』シリーズで悪役といえば、強烈な1作目のユン・ゲサンさん、チン・ソンギュさん、2作目のソン・ソックさんがすぐに思い出されます。R15指定は本作でも変わらずで、残虐シーンもそれなりに盛り込まれています。

あらすじはあってもなくてもどうでもいい感じではありますが、一応ご紹介しておくと、とある殺人事件を追っていたマ・ソクト刑事(マ・ドンソク扮)は、捜査の過程で新種の麻薬が事件に絡んでいることを知り、捜査を拡大。麻薬事件の裏にはチュ・ソンチョル(イ・ジュンヒョク扮)がおり、麻薬を韓国内に流通させていた日本の組織暴力団員のリキ(青木崇高/あおきむねか扮)が韓国に乗り込んできて騒動が・・・・・・といった内容。

青木崇高さんって、優香さんとご結婚された方だったんですね!
って今頃知ってすみません。(笑)
青木崇高さん、迫力ありました。
今回はダブルで悪役が活躍です。

実は私、ちょうどひと月前にソウルにて映画公開前の「有料試写会」で早々にこの映画見てまいりました。
「有料試写会」という名前ではありますが、普通にチケット買って普通に見るだけで、何も特別なことはありません。(笑)

私は残虐シーンが結構苦手なので、ひとりで「あ!」とか「う!」とかやってしまいましたが、やはり韓国の映画館で見るコメディシーンは格別です。劇場の観客みんなで爆笑するあの感じ、たまりません。誰一人遠慮してません。(多分。笑)

あまり予備知識なく行ったので、始まった直後は「あ、麻薬?え?お追従映画なの?」と鼻白みかけたのですが(検察出身の人気も実力もない現政府が民心を買おうとやたら検察にぶち上げさせているのが「麻薬イシュー」なので)、そこは幸いと言うべきか、お追従的テーマに日本の暴力団を絡めて、うまくバランスとった、みたいな感じでした。
それとは別に、比重は大きくないのですが在日コリアンを日本の組織暴力団員として登場させていて、そういうところが相変わらずステレオタイプではあります。

私としては今回の作品は「悪人の叙事がない」というか、もっと言うと「叙事がない」のが最大の弱点かと思うのですが、観客動員数を見るにそこはそんなに人々は重視しておらず、爆笑ポイントは前作2よりもアップし、制作側の狙い通りに観客が反応する感じなので、「とりあえず悪いやつをぶっ飛ばしてスッキリしたい」という観客の今の欲求には合致していると思います。
「とりあえず悪いやつをぶっ飛ばしてスッキリしたい」という欲求はしばらく続くでしょうから、シリーズ4は勿論、5、6くらいまで出しても大ヒットを記録しそうではあります。
なんだかんだ私も間違いなく4も5も6も出たら見ます。(笑)

 

さて、というわけで、予告編をご紹介します。

まずは30秒のティザー。

 

今からここ全部調べるぞ
怪物刑事 広域捜査隊に移動
これ以上の説明は省く
馬鹿野郎 警察に薬を取られやがって!
これ以上の説明は省く
止めろ止めろ止めろ
すっきり一気に片付ける!
今日いっちょステップ踏んでやろうか?
お前そんなんやってるとえらい目に遭うぞ
ワンツー!ワンツー!
犯罪都市3
スリーだこの野郎
5月 劇場で待ってる


続けて、もう少し長めのものを。

 

 

今からここ全部調べるぞ
新しい警備か?

全部ここに入れろ
ちょっと!
きれいに撮れましたよ
怪物刑事 広域捜査隊に移動
どこだ?
死亡者の血液からも麻薬が検出されました
じゃあ死亡後に誰かが捨てたと?
なんだ?殺したらいけないのか?
イ・チジョが韓国に刀使いを送り込んだ
悪人が2倍!
あの薬に手を出したら全部殺す!
せいぜい楽しめ
より大きくなった勢力図
すっきり一気に片付ける!
悪いやつらは捕まえないと
犯罪都市3
こんなのどうやって力づくで開けろと?
頭を使わないと
そうとも
ビンゴ!
コノヤロ・・・・・・
開いた、開いた
5月31日劇場大公開

 

笑っちゃう。
全然訳すところがない。
マブリ―のパンチだけで十分説明できちゃう映画です。(笑)

まだ日本公開の正式発表はないようですが、きっと公開されると思うので。
マブリーファンの方もイ・ジュンヒョクさんのファンの方も、勿論青木崇高さんのファンの方も公開の暁には是非ご覧になられてみてください。
予告編にも登場されてますが、國村隼さんのカリスマ、存在感が映画をビシッとグレードアップしてもいました。
やはり迫力のある役者さんが登場すると、画面が一気に引き締まって説得力が出ますよね。

 

今週中に1000万動員に届きそうな『犯罪都市3』。
先週公開された『新世界(邦題:新しき世界)』のパク・フンジョン監督による最新作『貴公子』も好調なようなので、そちらはまた取り上げてみようと思います。