みなさま、こんにちは。

今日は昨日に引き続き、現在韓国で公開中の『ザ・ムーン THE MOON』の予告編を取り上げてみようと思います。

 

 

 

 

 

 

昨日紹介記事を書いた時点では8月15日現在で観客動員数50万人を下回っていましたが、一日経って50万に届きましたね。昨日の時点で50万758人。
千里の道も一歩からと言いますし。ええ、一歩一歩進んでいけば、いつかは損益分岐点に。
・・・・・・は難しそうですが。

製作費280億ウォン、損益分岐点は観客動員640万人。

ハードル高すぎます。
思い出しちゃいました、去年の『宇宙+人1部』。
あれも派手にやっちゃいましたよね。
総製作費330億ウォン、損益分岐点730万人動員のところ、観客数は153万人で終了でした。

確かに『宇宙+人1部』、途中眠い時間帯がありました。リュ・ジュンヨルさんにキム・テリさん、ソ・ジソブさん、キム・ウビンさん、ヨン・ジョンアさん、チョ・ウジンさんと、失敗しようのない俳優陣、『10人の泥棒たち』、『暗殺』のチェ・ドンフン監督作品なのに。
とはいえ『宇宙+人1部』については、なぜ失敗したのか分かります。
ズバリ、「出し惜しみ感」ですね。
話も冗長でラストも中途半端。1部は前哨戦、メインは2部です、と言わんばかりのノリだったので、私は観た後ちょっといい気がしませんでした。

目下マスコミなどにも「『宇宙+人1部』の悪夢、再現か?」みたいな論調で書かれてしまっている『ザ・ムーン THE MOON』。
私は宇宙ものやSFは好きなジャンルなので、韓国映画界もめげずに作っていってほしいと思うのですが、あまりに手厳しい成績表を突き付けられたら以後こうしたジャンルを作ろうという監督がいなくなりそうで、心配です。
それに、予告編を見たらそんなに悪くなさそうなのに。
韓国人の感性には合わなかったけど、日本の観客にはハマるというのもままあることですし。
ト・ギョンス君、きっと今回も目を見張る演技を披露してくれてるはずですので。

ええ、そんなえこひいきと期待を込めて、取り上げます。(笑)
あらすじは直前の記事に載せていますので、そちらをご参照ください。

 

まずはメイン予告編。

 

韓国のウリ号がアメリカに続き2度目に有人宇宙船を月面着陸させる歴史的瞬間
下向速度秒速1メートル
5,4,3,2,1
ランディング!
<神と共に>キム・ヨンファ監督 今度は宇宙だ
中佐!
韓国初の月探査
隊員ファン・ソヌ、今からメインミッションを始めます
メインミッションポイント接近中
氷を採取しました
帰国の宇宙飛行士を可能な限り早く復帰させるようお勧めします
ファン・ソヌを今すぐ引き上げろ
超大型の流星雨が降ってきます!
月に一人で孤立した宇宙隊員
すぐ着陸船に移動せよ!
急いで司令船プログラムをリセットし電源を再起動しろ
つぎ成功できなければ もはやドッキングのチャンスはありません
ナロ!流星雨予想衝突地点の座標をお願いします
2023年夏
点火!
点火!
警告!軌道離脱!
驚異の映画的経験を贈る
ウリ号のドッキング許可要請は拒否されました
宇宙生存ドラマが繰り広げられる
ソヌ、急げ!
ファイナルチェック
ファン・ソヌ
ザ・ムーン

 

もう一つ。こちらはもう少し短いバージョンの予告編。

 

こちらはヒューストン
新たに加わったミッションの進行状況について知らせて欲しい
流星雨予想衝突地点の座標をお願いします
地球との距離38.4万KM
司令船をリセットしろ!
NRHO軌道への復帰を要請します
メインディレクターの確認を待っている
<神と共に>キム・ヨンファ監督
韓国の宇宙隊員が

燃料はどれくらい残ってる?
月に一人孤立した
離陸準備をしよう
ファン・ソヌ 今だ!
メーデー メーデー ファン・ソヌ隊員です
月の裏側で遭難しました
ザ・ムーン

 

全然フツーに面白そうです。
そしてやっぱり、月に一人取り残されたト・ギョンス君の演技もすごそうですね。

まぁ正直、宇宙ものは偉大な傑作が既に多すぎて、目新しさを求めるのは酷かなという気がします。目新しさよりもチャレンジ精神を買いたいですね。
しかも、映像美は多くの観客が評価するところなので。

私も観れるのを楽しみに待ちたいと思います。