みなさま、こんにちは。

本当に秋を飛ばしていきなり冬がきましたね。
秋用にと買った服に袖を通す間もなく、早くもモコモコした衣類に身を包んでおります。
突然の寒波に風邪をひく方も増えているようですので、みなさまどうぞくれぐれもお気を付けくださいませ。

さて、今日は先日24日に行われた青龍映画賞について、取り上げてみようと思います。
青龍映画賞に欠かせない女優のキム・ヘスさん、なんと今年が最後のMCでした。

青龍映画賞と言えばキム・ヘスというくらい、長年この授賞式の司会を務めてこられたのに、とても残念です。
キム・ヘスさんの同僚俳優に対する愛溢れる対応、優雅で堂々とした佇まい、才気に満ちたコメントの数々が毎年受賞者のみならずこの賞自体を輝かせていました。

なので今年は、受賞者や作品もさることながら、キム・ヘスさん自身が主役の青龍映画賞となりました。
壇上に上がった俳優たちも、口々にキム・ヘスさんへの労いや尊敬の念を口にしていて、「キム・ヘスの青龍映画賞」の感をますます強めていました。

この日の様子はKBSのyou tubeでもライブ配信されていましたので、ご覧になられた方もいらっしゃるかと思います。
今をときめくNEW JEANSも祝賀公演で盛り上げてくれたので、海外のK-POPファンによる書き込みもチャット画面で多数拝見できました。

というわけで、ここではキム・ヘスさんのスピーチを中心に取り上げてみようと思います。

と、その前に。

最多観客賞のプレゼンターとして登壇されたユン・ゲサンさんとパク・チファンさん。

 

 

 

 

 

腕組んで登場。
この絵面、大好きです。(笑)

ユン・ゲサンさんって、演技している時と素とのギャップが激しすぎますよね。
私はいまだにユン・ゲサンさんと言えばこれを思い出してしまいます。

 

 

『三食ごはん漁村編2』でユ・ヘジンさんに騙され、ただの薪を後生大事そうに小脇に抱えていたあの日のポージング。(笑)

今回は最多観客賞ということで、第1作目の『犯罪都市』で共演したパク・チファンさんと登場されたユン・ゲサンさん。終始パク・チファンさんにグイグイ突っ込まれ台本通りのコントを展開していて、その受け身で恥ずかしそうな感じが最高だったのですが、実は今回わざわざ取り上げたのは、見ていた視聴者を一斉にのけぞらせたパク・チファンさんのこの発言のせい。

 


パク・チファン「昨年、私はNEW JEANSが本当に見たかったのですが、NEW JEANSは見れずNEWチン・ソンギュを見ただけでした。今回もNEW JEANSが出るということでとても期待していたのですが、ヒョンと一緒に登壇するので、また見れませんでした」

 

・・・・・・ヒョン?
え?
ユン・ゲサンのほうが年上なの?!

ええ、マジでした。調べました。ユン・ゲサンさん1978年生まれ、パク・チファンさん1980年生まれ。
色々間違ってますよね。(って失礼ですよね。すみません!笑)

 

視聴者が「ヒョン」の一言にバグっている間にも、間違いなかったのは、最多観客賞の発表。
やっぱり『犯罪都市3』。

 

 

ひとりだけ1000万人動員果たしてますので、ええ。
勝てないです。

 

『犯罪都市3』のような大きな映画ではありませんが、小さくても素晴らしい映画『あしたの少女(原題:次のソヒ)』、脚本賞に選ばれました。

 

 

 

 

 

チョン・ジュリ監督、おめでとうございます!

『あしたの少女』は日本でも目下上映中なので、機会があれば是非ご覧になられてみてください。本当に秀作です。
主演のキム・シウンさん、青龍での受賞はなりませんでしたが、百想芸術大賞、韓国映画評論家協会賞、釜日映画賞、大鐘賞で新人賞を受賞されています。納得の演技でした。
内容的には本当につらくて重いのですが、本当にいい作品です。
チョン・ジュリ監督とは2作目のタッグとなるペ・ドゥナさんがノーギャラで出演され、カンヌ国際映画祭にも招待されましたよね。

 

ノーギャラで出演と言えば、今年はもう一人、この方。

 

 

 

 

「人気賞」4人のうちの1人、ソン・ジュンギさん。

ソン・ジュンギさんも実は、シナリオに共感し、小さな映画にノーギャラで出演されました。

『和蘭』。「オランダ」のことです。英語のタイトルは『Hopeless』。

 

 

 

継父からの暴力にさらされる不遇な少年の唯一の希望は、お金を貯め母を連れてオランダに移住すること。
救いのないほど暗い、見捨てられた少年たちと、彼らを呑み込み食い物にする黒い大人の世界を描いたノワールで、本作で主演を務めたホン・サビンさんは青龍で新人賞を受賞されています。

人気賞で名を呼ばれたソン・ジュンギさん、自分のことよりホン・サビンさんの新人賞受賞を喜び、キム・ヘスさんへの敬意も欠かさない姿が印象的でした。

ソン・ジュンギさん、お子さんが生まれて内面に大きな変化が生じたようで、とあるインタビューで語っていました。
「今は有名な俳優である以前に、子どもに胸を張れる父親でありたいという思いが強い」。
こういう心意気が人気賞にも反映されているのだろうと思います。
『和蘭』はカンヌにも招待されました。

 

ちなみにソン・ジュンギさんの他に人気賞に選ばれたのは、キム・ソンホさん、パク・ポヨンさん、チョ・インソンさん。

スピーチ動画を貼っておきます。
ソン・ジュンギさんから。

 

とても光栄です。感謝申し上げます。
スピーチも大事ではありますが、個人的には今日がキム・ヘス先輩の最後の舞台と伺いました。ご苦労様でした。心からおめでとうございます。尊敬しております。拍手をお願いいたします。
今日私は、自分も賞を頂きましたが、正直に申し上げて『和蘭』のホン・サビンさんが先ほど新人賞を受賞され、プロデューサーが泣いてらっしゃるのを見て私も一緒に涙を流したのですが、もう一度、私も賞を頂きましたが、ホン・サビンさんにおめでとうとお伝えしたいです。
おめでとうございます。

 

 

青龍映画賞の人気賞を頂くのは2度目なのですが、頂くたびにとてもいい気分になります。
実は久しぶりに会う周囲の人たちが「最近人気でいいですね」と言ったりすると「いえいえ、そんなことないです」などと答えてたんです。ですが今日は青龍が認めてくださったので、人気があっていい気分です。ありがとうございます。

 

 

こんにちは。俳優キム・ソンホです。
青龍映画賞は初めてで緊張しております。俳優として多くの方に愛されるのはとても幸せで喜ばしいことと思っています。この場に立てて光栄ですし、私の好きなジュンギさんや先輩方とともに出来て幸せです。
ありがとうございました。

 

 

こんにちは。パク・ポヨンです。
人気賞を頂くと本当に気分がいいものですね。
本当にありがとうございます。
内的にも外的にも人気管理にしっかり努めます。
ありがとうございました。

 

 

 

 

人気賞って俳優にとっても嬉しいものなのですね。

確かに考えてみれば俳優は「人気商売」そのもの。(笑)

今回、キム・ソンホさんが受賞されたのは個人的にはなんかとっても安堵しました。
『海街チャチャチャ』で大ブレイクされ、これからって時に足を引っ張られてしまって、多くの人が気の毒に思っていたのではないでしょうか。
演技も上手なので、これからまた活躍して欲しいです。

しかし、パク・ポヨンさんとソン・ジュンギさんが共演された『オオカミ少年』から既に11年が経過しているって知ってました?!
しかもあの時の悪役、ユ・ヨンソクさんじゃないですか!

パク・ポヨンさんはあまり激しい変化がない一方、ソン・ジュンギさんとユ・ヨンソクさんの11年間の足跡はなかなか濃いですね。

 

さて、いよいよこの方々のスピーチをご紹介しましょう。

 

 

 

今回の授賞式の主役の1人、チョ・インソンさん。

チョ・インソンさんは『密輸』での演技で助演男優賞を受賞されました。
スピーチの最後にキム・ヘスさんについて言及し、ハグして帰られたんですよね。チョ・インソンさんとキム・ヘスさんは『密輸』で共演した間柄。
今年の青龍の印象的な名場面の一つに数えられるのではないでしょうか。

ちなみに『密輸』は新人女優賞の他に授賞式の大賞格である最優秀映画賞にも選ばれました。

 

 

 

 

ということでまいりましょう。
まずはチョ・インソンさんの助演男優賞受賞スピーチ。

 



まず、パク・チョンミン君に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

(キム・ヘス:名前を呼ばれた瞬間、パク・チョンミンさんが倒れこんでました。)
この賞だけはパク・チョンミンがもらって欲しいと思っていたのに、何かの間違いではないかと思います。
まず、こんなにいい俳優たちと撮影し、公演できる機会を下さったリュ・スンワン監督、カン・ヘジョン代表に本当に感謝いたします。
この作品をやりながら実に不思議な経験を色々しました。
互いに別れがたくて、一緒にいてももっと一緒にいたくて、最後に別れる日、すごく泣いた思い出があります。
私にとって大切な思い出です。
そして、実はこの賞は、この作品でもっと拍手をもらうべき我らが隠れた英雄たち、海女のみんなやチャン・ドリの仲間たち、ドウォンさん。
私が頂く栄光があるなら、それは彼らが受け取るべきではないかという気がします。
そして、ヨム・ジョンア先輩。先輩の愛とシッケは本当に逃したくないです。
最後に、誰よりも一番喜んでくださっているだろうキム・ヘス先輩。時間が許すなら、最後に先輩と熱く抱擁を交わして帰りたいです。
ありがとうございました。

일단은 박정민 군에게 정말 미안한 마음입니다.
(호명하시는 순간 박정민씨 쓰러졌죠.)
이 상만큼은 정민이가 받기를 원했었는데 뭐가 잘못된 거 같습니다.
우선 이렇게 좋은 배우들과 같이 촬영하고 공연할 수 있도록 기회를 주신 류승환 감독님, 강혜정 대표님 너무 감사드립니다.
이 작품을 하면서 참 저도 신기한 경험들을 많이 해가지고요.
서로 떨어지고 싶지 않았었고 그리고 같이 있으면서도 계속보고 싶고 그리고 마지막에 우리가 헤어지는 날 참 많이 울었던 그런 기억이 있습니다.
참 저한테는 소중한 기억이었습니다.
그리고 사실 이 상은 우리 작품에서 더 많은 박수를 받았어야 하는 우리 언성 히어로들, 해녀 식구들, 그리고 장도리 식구들, 도원이 형.
사실 제가 받을 영광이 있다면 그분들이 받아야 된다고 생각이 듭니다.
그리고 우리 염정아 선배님. 선배님의 사랑과 그리고 식혜는 정말 놓치고 싶지 않습니다.
그리고 마지막으로 누구보다도 제일 기뻐해 주실 김혜수 선배님. 시간이 허락해 주신다면 마지막으로 선배님과 뜨거운 포옹하고 들어가고 싶습니다.
감사합니다.

 

素敵。
チョ・インソンさん、なんだか年を重ねるにつれどんどん素敵になられますよね。
もうジェミンじゃない。っていつの話だ!すみません。(笑)

いえ、でもほんとに。冗談ではなく人間的な成熟と謙虚さをどんどんまとわれていて、それが演技にも結局滲み出ている気がします、チョ・インソンさん。
見る度にどんどん「いい人」になっていくというのか。ますます応援したくなります。
ちなみにチャン・ドリはパク・チョンミンさんの役名、ドウォンさんはチョ・インソンさんの部下を演じたチョン・ドウォンさんのことです。

『密輸』は私も見ましたが、面白かったです。
早く日本公開情報が出るといいですね。

そしてやっぱり素敵なキム・ヘスさん。
もう存在そのものが完璧に女優。

そんなキム・ヘスさんの花道に向け、礼儀を尽くした青龍映画
キム・ヘスさんは知らされていなかった授賞式が最後にありました。

 

 

 

 

 

 

キム・ヘスさんのこれまでの労をねぎらうために、チョン・ウソンさんがサプライズで登場。
チョン・ウソンさん登場シーンとスピーチの短いクリップ映像がなかったので、全体映像から該当部分を貼っておきます。
ただし、ライブストリーミング時の動画なので、どこかのタイミングで見れなくなるかもしれません。

 

https://www.youtube.com/live/b7aTQXpGsOU?si=xsxFunfv_etxktQS&t=8734

こんにちは。チョン・ウソンです。
私は今年で映画デビュー30年目を迎えたのですが、映画出演30周年を控える今でも、いまだに授賞式に呼ばれると緊張し震えてしまいます。ですが、青龍映画賞だけは気持ちを楽に訪れることができました。恐らく、映画人を包み込む温かさと深い共感で進行を務めてくれるキム・ヘスという人がいたからではなかったかと思うのですが。その最後を共にできることが光栄でありながらも、一方ではとても悲しいです。
キム・ヘスを青龍映画賞から送り出すのは、長年の恋人と別れる時の心情のように感じられます。
私がこの場にきたのは、青龍の女性、キム・ヘスに送る映画人たちの恋文を伝えるためです。
30年もの間、青龍映画賞を率いてきたキム・ヘスという人を、どうして一言で表現することなどできましょう。
キム・ヘスが映画人たちに送ってくれた応援、映画人たちがキム・ヘスから受け取った慰めと支持、映画人と映画に向けられたキム・ヘスの熱い愛情があったからこそ、今この場に青龍映画賞が存在しえたのです。
彼女が共にした青龍映画賞の30年とは、青龍映画賞とはすなわちキム・ヘスであり、キム・ヘスとはすなわち青龍映画賞であるという、そうした時間でした。
青龍の永遠の女性、キム・ヘスにこの「青龍映画賞」という名が刻まれたトロフィーを伝えます。

안녕하세요. 정우성입니다.
저는 올해 영화 데뷔 30년 차를 맞았는데요. 영화 대뷔 30주년을 앞둔 지금도 여전히 시상식에 초대받으면 떨리고 긴장되는 마음이 큽니다. 하지만 청룡영화상 만큼은 보다 편안한 마음으로 왔던 것 같습니다. 아마도 영화인들을 아우르는 따뜻함과 깊은 공감으로 진행해주는 김혜수라는 사람이 있었기 때문이 아닐까 싶은데요. 그 마지막에 이렇게 함께 할 수 있다는 게 영광스러우면서도 한편으로는 슬픈 마음이 큽니다.
김혜수를 청룡영화상에서 떠나 보내는 건 오랜 연인을 떠나보내는 심정과 같이 느껴집니다.
제가 이 자리에 온 이유는 청룡의 여인 김혜수에게 보내는 영화인들의 연서를 전하기 위해서입니다.
30년이라는 시간 동안 청룡영화상을 이끌어 온 김혜수라는 사람을 어떻게 하나의 단어로 표현할 수 있을까요.
김혜수가 영화인들에게 주었던 응원, 영화인들이 김혜수를 통해 얻었던 위로와 지지, 영화인과 영화를 향한 김혜수의 뜨거운 애정이 있었기에 지금 이 자리에 청룡영화상이 있을 수 있었습니다. 그녀가 함께 한 청룡영화상의 30년은 청룡영화상이 곧 김혜수이고 김혜수가 곧 청룡영화상인 시간이었습니다.
영원한 청룡의 여인 김혜수에게 이 ‘청룡영화상’이라는 이름이 적힌 트로피를 전합니다.

 

これは、絵面自体が美しいというのはありつつ、話されている内容を吟味するとなかなか意味深長な部分がありますね。
キム・ヘスがすなわち青龍映画だった、キム・ヘスの映画人と映画に対する愛があったからこそ青龍映画はここに存在しえた。
これはつまり、キム・ヘスさんのような同僚俳優たちに信望の篤い人が中心人物として取り仕切っていなければ、この賞自体も望ましくない力学によって変質させられ、その結果俳優や監督たちにそっぽを向かれていたかもしれないということを暗に指していたのかもしれませんね。

青龍映画は政治的に甚だしく偏向した言論機関である朝鮮日報の「スポーツ朝鮮」が主宰していますが、その割に青龍映画賞の作品選定は自由に出来ていると言われています。
同じく言論機関としての公正さや公平さをまるきり持ち合わせていない中央日報主催の百想芸術大賞も、作品選定の自由度は担保されていると見做されています。
その一方で、近年見る影もなくなった大鐘賞。3大映画のうち最も歴史が長く、かつては一番の権威を誇るとも言われましたが、作品選定が極めて保守的なだけでなく、2015年には出席しない俳優には賞を与えないと主催側が脅迫したり、朴槿恵政権が介入したり、映画とまるきり関係ない人物をプレゼンターに起用するなどしたため、俳優たちから総スカンを食らい事実上のボイコットとなりました。
今年もあったのかなかったのか分からないくらいの静けさ。
こういうことは、青龍映画でも十分起きえたことでしょう。

大衆芸能、とりわけ映画が大きな力を持つことを知っているがゆえに、その力を利用したり或いは弱めようと、韓国の歴代保守政権は常にブラックリストを作り、陰に陽に映画制作に圧力を加えてきました。善良そうなイメージ、リベラルそうなイメージの芸能人たちを権力機関とそれに付和雷同するマスコミがタッグを組んで汚したり貶めたりなどは、今現在も進行中のことです。
そんな中でも歪められることなく青龍映画賞が映画を作品そのものとして評価できてきたのは、一にも二にも韓国映画界の映画人たちの気概がそれを許さないからでしょうし、その気概に共感するキム・ヘスという俳優が青龍映画賞の顔であったことも大きく作用してきたのかもしれないと、チョン・ウソンさんの言葉から思いました。
そう考えると、キム・ヘスさんのいなくなった後、適切な後任が見つかるのか少し心配ではあります。が。韓国映画界はきっと負けずに作りたい作品を作り続けるだろうと信じます。

 

というわけで、最後のキム・ヘスさんのスピーチをいよいよご紹介。

実はこのスピーチ、最後に粋な計らいがありまして。

キム・ヘスさんが話し始めると画面の比率が変わり、映画の比率になるんです。

 

 

 

 

 

 

これは、最上級の敬意を示してますよね。

キム・ヘスさんのスピーチ自体がまるで映画のひとコマかのような、そんな演出。

くぅー!これは心憎い!

 

では、ご覧ください。

 

ありがとうございます。皆様、お掛けになって下さい。ありがとうございます。
実は私たち、生放送なのでリハーサルを行ったのですが、リハーサルの時まではウソンさんの登場はなかったんです。知りませんでした。
皆様、チョン・ウソンさんは青龍映画賞の最多受賞候補者でありプレゼンターとして私たちのステージを輝かせてくださった特別な方でもいらっしゃいます。いま一度拍手をお送りください。
ありがとう。
そして、これは全く予想できなかったのですが、これまで青龍で賞を頂いてきたのですが、何度か。ですがこんなふうに2023年・・・・・・あ!1993年から2023年青龍映画賞という文字が刻まれていますね。
ありがとうございます。どんな賞よりも特別で価値があり意味のある賞です。ありがとうございます。ジョンアさん、泣かないでください。
いつでもその瞬間は付きものです。そしてまさに今がその時なのだと思います。
仕事でも関係においてでも、手放す時は未練を残さないのですが。再び戻ってもその瞬間以上に情熱を尽くすことはできないだろうということを知っていますので。過去に対し悔いることなく忠実であれたと自負するからです。
韓国映画の動向を知り、またその目指すところを共にしたいという思いで始まった青龍映画賞とのご縁が延べ30回、年数では31年間にも及びました。
一遍一遍がとても大切な私たちの映画。そして映画を愛するすべての人々と共に一年を終えながら、この場が私にとっても俳優としての成長を確認し、一年を終える、そんな意味として位置づいてきたように思います。
30回の青龍映画賞を共にしつつ、私たちの映画がどれほど独自的で大切なのか、本当の映画人の連帯とは何かを知ることができたと思います。
毎年生き生きとし感動的な受賞スピーチを聞きながら、心からの俳優たちと映画関係者に対する敬愛と尊敬を、まさにこの青龍賞の舞台で学びました。
なによりも長い間、独自的で偏重することのない青龍映画賞だけの視点で私たちの映画と映画人たちをサポートしてきたスポーツ朝鮮と、長い間変わらず後援してくださったテサン株式会社チョンジョンウォンにも感謝申し上げます。おかげで確固とした青龍映画賞だけの固有性と品格を引き継いでこれたと思っています。
俳優キム・ヘスという人間の物語に青龍映画賞が共にあれたことに感謝し、プライドを感じます。
これからも青龍映画賞が多くの人々とともに映画を分かち合い、また思い切り愛する、そんな授賞式として存在してくれることを心から願います。
とりわけ、私に最初に青龍映画賞とのご縁を結ばせてくださったシン・ジョンイン社長にも感謝申し上げます。今日は実は客席にお招きしています。誰よりもこの瞬間の私を誇らしく思って下さる方です。
これまで私と共に青龍賞の授賞式を用意してくださったすべての関係者の皆さまひとりひとりにも感謝申し上げます。
共に進行を務めてくださった私のパートナーたち。ご配慮は忘れません。
そして、私の最後の青龍映画賞を共にして下さったユ・ヨンソクさん。ほんとうにありがとう。
(ありがとうございました。)
ありがとうございました。
あわせて、青龍映画賞を新たに引き受けられる司会者も温かな視線でお迎えください。今日も実はちょっと失敗しました。どうにもよく口が渇くんです。忘れたこともありますし、毎年失敗も多いのですが、毎回青龍映画賞と私を一緒に思い浮かべてくださったすべてのみなさまと、これまでお送り下さった皆様の拍手に心から感謝いたします。
これからは青龍映画賞の司会者ではない姿でみなさまにお目にかかる私に少し違和感を感じられたとしても、これからは年末の生放送を前にして抱いてきたプレッシャーから解放され、22歳の時以来初めて授賞式のない年末を迎える私キム・ヘスも、温かく見守って下さい。
ありがとうございました。
1993年から今まで私といつも共にしてきた青龍映画賞。そして皆様と共にしたこのすべての瞬間が有意味でしたし、私にとって本当に大きな光栄でした。
皆様、ありがとうございました。

네 고맙습니다 여러분.  앉으셔도 돼요. 고맙습니다.
사실 저희 이제 생방송이라 리허설 하는데 리허설 할 때까지만 해도 우성씨가 등장하는 건 없었어요. 몰랐어요.
여러분, 정우성씨는 청룡영화상의 최다 수상 후보이자 시상자로 우리 무대를 빛나게 해주셨던 특별한 분이시기도 합니다. 다시 한번 박수 부탁드리겠습니다.
고마워요.
그리고 이거는 전혀 예상을 못 했는데 그동안 청룡에서 상을 받았어요 몇 번. 그런데 이렇게 2023년…아! 1993년부터 2023년 청룡영화상이라는 글씨가 각인돼 있네요.
고맙습니다. 그 어떤 상보다 특별히 값지고 의미 있는 상입니다. 고맙습니다. 네 정아씨 울지 말아요.
언제나 그 순간이 있습니다. 그리고 바로 지금이 그 순간인 거 같습니다.
되게 일이건 관계건 떠나보낼 땐 미련을 두지 않는데요.
다시 돌아가도 그 순간만큼 열정을 다할 수 없다는 걸 알기 때문에. 지난 시간들에 대해서 후회없이 충실했다 자부하기 때문입니다.
우리 영화의 동향을 알고 또 그 지향점을 함께 하고 싶은 마음에서 시작한 청룡영화상과의 인연이 무려 30회, 햇수로는 31년이나 됐습니다.
한편 한편 너무나 소중한 우리 영화. 그리고 영화를 사랑하는 모든 이들과 함께 한해를 마무리하면서 이 자리가 제게도 배우로서 성장을 확인하고 한해를 마무리하는 그런 의미로 자리잡게 됐던 거 같습니다.
서른 번의 청룡영화상을 함께 하면서 우리 영화가 얼마나 독자적이고 소중한지, 진정한 영화인의 연대가 무엇인지를 알게 됐던 거 같습니다.
매년 생생하고 감동적인 수상소감을 들으면서 진심으로 배우들과 영화 관계자들에 대한 경애심과 존경심을 바로 이 청룡상 무대에서 배웠습니다.
무엇보다 그 긴 시간 독자적이고 편중되지 않는 청룡영화상만의 시각으로 우리 영화와 우리 영화인들을 지지해 온 스포츠 조선과 오랜 기간 변함없이 후원해 준 대상주식회사 청정원에게도 감사를 드립니다. 덕분에 단단한 청룡영화상만의 고유성과 품격을 이어올 수 있었다 생각합니다.
배우 김혜수란 사람의 서사에 청룡영화상이 함께 했음에 감사하고 자부심을 느낍니다.
앞으로도 청룡영화상이 많은 분들과 함께 영화를 나누고 또마음껏 사랑하는 그런 시상식으로 존재해 주길 진심으로 바라봅니다.
특별히 제가 처음 청룡영화상과 인연을 맺게 해 주신 신종인 사장님께도 감사드립니다.
오늘 사실 객석에 모셨어요. 누구보다 이 순간에 저를 자랑스러워 해 주실 분입니다.
그동안 저와 함께 청룡상 시상식을 준비해 주신 모든 관계자 여러분 한 분 한 분께도 감사드립니다.
함께 진행해 주신 제 파트너들. 그 배려 있지 않을 거고요. 그리고 오늘 저의 마지막 청룡영화상을 함께 해주신 우리 유연석씨. 너무 고마워요.
(감사합니다.)
고맙습니다.
더불어 청룡영화상을 새롭게 맡아줄 진행자도 따뜻한 시선으로 맞이해주시기 바랍니다. 오늘도 사실 좀 실수를 했어요. 이렇게 자꾸 입이 마르더라고요. 놓친 것도 좀 있었고 매년 실수도 많았는데 매 청룡영화상과 함께 저를 떠올려 주신 모든 분들과 그동안 보내 주신 여러분들의 박수에 진심으로 감사드립니다.
앞으로 청룡영화상의 진행자가 아닌 모습으로 여러분들을 만나게 될 제가 조금은 낯설더라도 이제는 매년 연말 생방송을 앞두고 가졌던 부담을 좀 내려놓고 22살 이후로 처음 맞이할 시상식 없는 연말을 맞이할 저 김혜수도 따뜻이 바라봐 주시기 바랍니다.
고맙습니다.
1993년부터 지금까지 저와 늘 함께 했던 청룡영화상. 그리고 여러분과 함께 한 이 모든 순간이 유의미했고 저에겐 정말 큰 영광이었습니다.
여러분 고맙습니다.

 

わ~。

素敵。

あっぱれですね。

この状況で、一切泣かない。自分に酔ってない。ここが素敵すぎます。
賞の主役は受賞した俳優たちというのが確固としてあるのでしょう。
チョン・ウソンさんとハグした瞬間は泣き顔になりかけてましたが、最後まで凛とした司会者の姿で、韓国映画界の仲間たちに向けたエールを骨子に、言うべきことを忘れずにすべて話し切る姿がさすがでした。

キム・ヘスさんは後輩俳優たちの受賞の辞を聞きながら一緒に涙したり、言葉が見つからない受賞者たちに温かい言葉をかけて励ますなど、本当に愛情いっぱいな菩薩のような存在感でいつもそこにいてくれましたので。
来年からがちょっと想像がつかないですが。
これからまだまだたくさんの映画に出演されて、ノミネートされて帰ってきてほしいです。