みなさま、こんにちは。

今日は旧暦新年、小正月最初の満月の日。
私は幸い満月を見られましたが、みなさまのお住まいはどうでしたか?
韓国では「대보름/テボルム」と呼ばれ、日本の節分に似た概念ですが、厄払いや無病息災を願って色々な民俗行事が行われる日です。
この日は赤飯や五穀米、ナムル、殻のついたナッツを食べるといいということで、私も可能な範囲で揃えて食べました。
コチュカル(唐辛子の粉)が入った料理は食べてはいけないらしく、キムチも駄目なのですが、実は前日作ったトッポッキをうっかり食べそうにもなったのは、内緒です。(笑)

さて、今日は2月22日に韓国で公開されたオカルト映画『『破墓(파묘/パミョ)』の予告編をご紹介してみようと思います。
公開3日目にして、なんと100万動員を突破してしまいました。すごい!

 

 

 

 

 

公開前に紹介を書こうと思っていたのに、たった3日目にして100万突破してしまう予想外の展開に、焦りながら書いております。(笑)

主演はチェ・ミンシクさん、キム・ゴウンさん、ユ・ヘジンさん、イ・ドヒョンさん。

イ・ドヒョンさんはIUちゃん主演ドラマ『ホテル・デルーナ』で頭角を現し、Netflixのドラマ『ザ・グローリー』主演で人気を不動にされましたよね。
これまでの出演作を確認したところ『刑務所のルールブック(原題:賢い刑務所生活)』がデビュー作だったので記憶を辿ったところ、主役のチョン・ギョンホさんの高校生時代を演じていたのが彼だったのですね。
ドラマの出演作はたくさんあるものの、今回が劇映画初出演。
封切直後から映画も快進撃をみせ、まさに人気がうなぎのぼりかと思われますが、イ・ドヒョンさん、去年の8月から兵役に就いていたんですね。
私の好きな人はなんで今みんなして兵役なんでしょうか。
早く帰ってきて活躍して欲しいです。

まずは映画のざっくりした紹介を。

 

映画のあらすじ
アメリカLA。シャーマンのファリム(キム・ゴウン扮)とボンギル(イ・ドヒョン扮)は奇病の遺伝に悩む富豪一族の依頼を受ける。先祖の墓が禍根であると突き止めたファリムは墓を移すよう勧め、金の臭いを嗅ぎつけた当代きっての風水師サンドク(チェ・ミンシク扮)と葬儀屋のヨングン(ユ・ヘジン扮)もこれに合流する。
サンドクが見たその墓は決して人が埋葬されるべきでない悪地にあった。サンドクは不吉な予感からオファーを拒絶するも、ファリムの説得により結局「破墓(パミョ)」が始まる。そして表に出てはならないものが出てきて・・・。


といった内容。

この映画は絶対見ようと思っているので、ネタバレを目にしてしまうのを避けるべく予告編以外の情報を見ないよう気を付けているのですが、公開3日目で100万人突破と聞くと、キケンです。これはきてます。オカルト映画なのに。
とっとと見に行かないと日常生活中に不可抗力でネタバレを目にしてしまう可能性大なので、焦り始めてます。(笑)

監督は韓国オカルト映画界を代表する唯一無二の人、チャン・ジェソン(장재현)監督。
『プリースト 悪魔を葬る者(原題:黒い司祭たち)』と『サバハ』を撮った監督さんです。

 

 

 

 

 

『プリースト 悪魔を葬る者(原題:黒い司祭たち)』も『サバハ』も良かったので、監督の最新作なら見ないわけにいきません。

なんかじっとりくる怖さがあるんですよね。
心理的に迫ってくるような。
また、ストーリーテリングの力量が確かな監督さんなので、今回はどんなテーマを秘めているのかも気になります。

カトリックの神父の悪魔祓いを描いた『黒い司祭たち』でも巫堂(ムダン)がお祓いしているシーンがあるのですが、今回は本格的にキム・ゴウンさんが巫堂(ムダン)役。
チェ・ミンシクさんが風水師役というのも期待大です。

ユ・ヘジンさんは以前霊能者役を務めたことがありますよね。
誘拐事件解決に霊能者が一役買った実際の事件をモチーフにした『極秘捜査』。
『極秘捜査』はオカルト要素はほぼなかったので、ユ・ヘジンさんが本格的なオカルト映画ではどんな感じなのかも早く観てみたいです。
ちなみにイ・ドヒョンさんも巫堂(ムダン)役だそう。
キム・ゴウンさん演じるファリムの弟子という役回りだそうです。

 

というわけで、早速予告編にまいりましょう。

まずは予告編第1弾。
動画はSHOWBOXのyou tube公式アカウントより。
怖いものが苦手という方もいらっしゃるでしょうから先に申し上げておきますと、この予告編はそこまで怖くはありません。

https://youtu.be/rjW9E1BR_30?si=SIgobxAaubplzd9N

ここにいるみんな知ってるはずだ
墓にみだりに手を付けたらどういうことになるか
ここは絶対に人を埋葬するような場所じゃない
見たところ墓に問題ありですね
悪地の中の悪地ということだ
墓を掘り起こせ!
あれが人間の棺桶だと?
チェ・ミンシク キム・ゴウン 
棺桶から何か出てきたって言ってるだろ!
ユ・ヘジン イ・ドヒョン
<サバハ><黒い司祭たち> チャン・ジェヒョン監督
出てきたのよ あそこから何か
めちゃくちゃ邪悪なのが
破墓 2月大公開

 

雰囲気的には『哭声(コクソン)』に似た感じですよね。

続けて第2弾予告編。

 

なぜ子どもたちの夢に出てくるんでしょうか?
棺を開けろ!
<サバハ><黒い司祭たち> チャン・ジェヒョン監督
誰かおばあさんの歯を持ってるな

アメリカのちょっと変な一家に会ってきたんです
とにかく底なしの
金持ちなんです
いいスタートだ
俺は40年間これを生業にしてきたが ここは全くわからん
パク・チヨンさん 私たちに何か隠してますよね?
テサルグッをやってみましょう
すごい寒気だな
土の中から
どういうことだ?棺桶が開いただと?
邪悪なのが目を覚ました
お前ら全員死ぬ
チェ・ミンシク キム・ゴウン ユ・ヘジン イ・ドヒョン
出てきたのよ あそこから何か
めちゃくちゃ邪悪なのが
破墓 2月大公開

 

こちらの予告編はまさに『黒い司祭たち』の雰囲気!

やだ怖そうかも。

チャン・ジェヒョン監督のこれまでのスタイルを見るに、血がドバドバとかそういうのはないのですが、強烈な絵面を一つ二つ放り投げてくるんですよね。
『サバハ』を観た日はとあるシーンが怖くて眠れず、明かりを煌々と付けたまま夜を明かしたのを思い出しました。(笑)

2つ目の予告編に出てくる「テサルグッ/대살굿」はあえて音訳にしましたが、動物を生贄に捧げるお祓い儀式だそうです。”굿/クッ(グッ)”とは巫堂(ムダン)のお祓い儀式のことです。

既にあちこちでキム・ゴウンさんの演技が凄すぎるとの声が上がっているこの映画。
『黒い司祭たち』と『サバハ』の監督さんなので間違いなく強烈なシーンをどこかにかましてくるものと思われます。
「1000万人いっちゃうかも?!」と大胆予測を口にする人たちも現れ始めたので、うっかりネタバレを目にしてしまう前に一刻も早く観に行きたいです。