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18 2024年11月
みなさま、こんにちは。
11月も半ばを過ぎ、ようやく韓国も寒波がやってきました。
週末土曜日までは雨にもかかわらず暖かかったのですが、今朝はソウルも氷点下を記録。
ゆっくり寒くなって欲しいのに、早くも冬の気配です。
さて、今日は大ハマりしているドラマ『ジョンニョン』の話はわきに置いておいて、話題のYouTube CMをご紹介します。
韓国焼酎のセロクミ。CM映像は大人気で、9月30日の公開からひと月半ほどで全編後編あわせて1200万回以上の再生を記録しています。
テレビ離れが進む一方でYouTubeで動画を見る人が増え、大手企業も力を入れてYouTube広告を制作していますよね。
続きが気になる広告、作りこまれた世界観に思わずのめりこんでしまうハイクオリティのものが中にはあるのですが、今日取り上げる韓国焼酎のセロクミの広告は全編後編に分かれていて殆ど短編アニメの域なので、ご紹介します。
私はお酒を飲まないので、銘柄などはほとんど知らないのですが、これを見たら一度くらいは味見してみようかと思ってしまうほどのハイクオリティなんです。『ミセン―未生―』で大好きになったピョン・ヨハンさんが声で出演されています。それもめっちゃ悪いやつな感じで。(笑)
回し者でも何でもありませんが、せっかくなのでセロクミの画像をば。
ロッテチルソンが出している焼酎です。
韓国焼酎と言えば、チャミスル、眞露、チョウムチョロムが有名どころでしょうか。
こちらのセロクミはチョウムチョロムと同じロッテチルソンから2022年9月に発売になったゼロシュガーの焼酎だそうです。
当初からCMには力を入れているようで、韓国の伝説の妖怪「九尾狐(クミホ)」をキャラクターにスペイン語で数字ゼロを意味する「セロ」と組み合わせて「セロクミ」。
男の九尾狐と女の九尾狐、キツネの九尾狐の3つの商品キャラクターがあります。
こちら、以前はイ・ドヒョンさんのテレビCMが流れていたのですね。
実はこのCM動画、英語と日本語の字幕がついてます。
恐るべし!(笑)
せっかくなので、去年公開されたイ・ドヒョンさんが声で出演しているアニメバージョンのCMも貼っておきます。
イ・ドヒョンさんのアニメバージョンのほう、途中「私は無糖だ」の台詞が絶妙ですね。
「無糖(ムダン)」と「巫堂(ムダン)」は同じ発音なのですが、『破墓(パミョ)』が韓国で公開され大ヒットを記録したのは今年に入ってのことです。
CM制作者は知ってたのでしょうか?イ・ドヒョンさんが「巫堂(ムダン)」を演じること。(笑)
この「セロクミ」には杏(あんず)フレーバーもあり、ピョン・ヨハンさん、チョン・ウヒさん、そしてイ・ウォンジョンさんが出演されたCMは杏フレーバー発売記念CMの続編、という位置づけなのだとか。
そう聞いたからには、先に杏フレーバー発売時のCMを見ておかないといけませんよね。
ということで、貼ります。
こちらは登場人物が二人。人間の女性の声は、『ソンジェ背負って走れ』のキム・ヘユンさん、男性セロクミはパク・チフンさんが声優を務めています。こちらも日本語字幕付きです。
あの、笑っちゃいけないんですけど。
「拙者、とわに、そなたと暮らしたかったであんず」っていう字幕に爆笑しちゃいました。
あんずとかけるの、無理がありすぎる!(笑)
これはね、無茶ぶりですよね。
“당신과 살구 싶었습니다(タンシングァ サルグ シッポッスムニダ)”
살구は杏(あんず)という意味ですが、「生きたかったです」という時の”살고 싶었습니다(サルゴ シッポッスムニダ)”のゴの部分をグと発音する人も多いので、韓国語ネイティブとしてはフツーに杏とかけたな、くらいしか思わないところなのですが、こういうのを訳さなきゃいけないのが一番つらいですよね。(笑)
急に「暮らしたかったであんず」って。
語尾が全部「~でごわす」みたいな、古いアニメのキャラクター、昔ありましたよね?それ思い出しちゃいました。(笑)
・・・・・・あ、いけない。こういうこと書くと、今から載せるピョン・ヨハンさん、チョン・ウヒさん、イ・ウォンジョンさんの、下手したらちょっと感動的ですらあるアニメ全編後編バージョンのCMが、お笑いになってしまう。いけない。
みなさん、もう字幕見るのやめましょう!字幕要らない!
余計なこと自分で書いて、収拾つかなくなっております。(笑)
このCM、作り込まれた世界観がありまして。
杏フレーバーのCMで描かれるのですが、「人間と九尾狐の恋」がテーマなんです。
男性型のセロクミは千年万年とわに生きられるのですが、人間の女性は寿命があるので、死んでしまった人間の女性を杏の力で九尾狐に変え、自分の中に魂を取り込んだという世界観がベースにあるんです。ひとりの体に二人の魂が宿っています。
九尾狐になる前の人間女性は新羅の王女で、男性の九尾狐も新羅の花郞(ファラン)なのだとか。
でも、人間から女性の九尾狐に生まれ変わった女性のセロクミは記憶を失ってしまい・・・・・・。
セロの住所は257とラベルに表記があるそうですが、江原道江陵市玉溪面山溪里山257がセロクミの住む住所。
ここには実際に江原道指定記念物の洞窟があるんです。
作り込みの細かさに驚かされました。
私もはじめは何も考えずに流れてきたCMを見ただけなのですが、一度見て引き込まれてしまい、後編公開日を待ってわざわざYouTubeの公式チャンネルまで見に行ってしまいました。
わざわざYouTubeの広告を見に行くことなど、ほぼ皆無なのに。(笑)
ピョン・ヨハンさんが声で出演していたのもありますが、面白いアニメを途中から見た時のように、前後のストーリーが知りたくなったんですよね。
ということで、9月30日に公開されたセロクミ杏のハイクオリティな続編CM、まずは前編をご紹介します。
こちらは今日現在で793万あまりの再生回数を記録しています。
いやー。また見入っちゃいました。
私のような人が再生回数を上げてるんでしょうね。(笑)
そして、つづく後編。
しまった!
感動するところなのに、またあんず!(笑)
みなさま。日本語字幕は消してみましょう。肝心なところで笑っちゃいます。
ああ、こんなつもりで紹介したんじゃないのに!(笑)
確認のために英語字幕を見てみたのですが、英語字幕のほうは「杏」を入れこまず、普通に意味が通るように訳していました。
なのになぜ日本語訳は「ごわす」みたいに・・・・・・。(笑)
あんずのことは忘れて、是非CMをご堪能くださいませ。
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