みなさま、こんにちは。

せっかくの連休ですが、西日本から東日本まで広範囲で台風に見舞われてしまいましたね。
大きな被害なく過ぎてくれるといいのですが。

さて、今日は現在SBSで放送中のソ・ジソブさんとコン・ヒョジンさん主演ドラマ”주군의 태양/主君の太陽(邦題仮)”のOSTの話題を。

8月7日から全16話を予定して始まったこのドラマ。
現在12話まで終わっています。

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『ファントム』以来1年ぶりのソ・ジソブさんのドラマということで、「ロマンティック・ホラー・コメディ」というジャンル付けがいまいち分からないような感じながら初回から欠かさず見ておりますが。

いいです。このドラマ。

超をつけて褒めてもいいですか?(笑)

ケチで計算高くて性格の悪い巨大ショッピングモールの社長という役柄設定に「またぁ?」と見る前から食傷気味な先入観たっぷりの視聴者を、完全に正攻法で全面突破してくれました。サッカーで言うなら、パスコース全部つぶされた状況でドリブルで強引に持ち込んで、DF3枚かわして最後キーパーの股抜きでシュート決めちゃったぜ、アイツってば! みたいな。
要するに、大興奮なんです。(笑)

ソ・ジソブさん演じるチュ・ジュンウォンは、姓で呼べば「チュ君」。なおかつ会社の「主君」なので、いずれも韓国語では同じ音の「チュグン」と呼ばれています。

高校生の時に初恋の彼女と一緒に身代金目的で誘拐され、目の前で彼女だけが車の事故で死んでしまうというつらい経験あり。

一方、学生時代は成績も人気も一番だったテ・ゴンシル(コン・ヒョジン扮)は7年前に不慮の事故に遭い、4年間の闘病後3年が経過した状況。
人生の絶頂期に事故にあった彼女は、意識を取り戻した時は浮遊霊やら自縛霊が見える霊媒体質に変わってしまっていました。

初回、霊の導きで大雨の日にヒッチハイクしたジュンウォンの車の中で、ジュンウォンの体に触れると霊が逃げることを発見したゴンシルは、自らの安寧のために何とかジュンウォンに近づこうとし、かたやジュンウォンは自分にあの時死んだ彼女の霊がずっとついていることをゴンシルから聞かされ。公訴時効の迫る誘拐犯探しのためにゴンシルに最低限の接近を許していく中で繰り広げられる、霊を交えた二人の悲喜こもごもなストーリー。

ざっくり説明するとこんな感じになるでしょうか。

さほど期待せず見始めた視聴者も多いドラマだと思うのですが、これがどうして、どうして。
「あれ? 思ったよりいい」から「ちょっと! すっごい良くない?!」に今では完全に格上げされてるのではないでしょうか。
視聴率もじりじりと上昇し、12回を終えた現段階でこれまでで最高の19.3%。
おそらく来週は20%台に乗るのではないかと思われます。

12話で大きな山場を迎えたこのドラマ、そのうちネタバレ満載の紹介など書いてみようかと思っていますが、今日は歌のほうです。

OST part3として発表されたのは、SISTARのヒョリンさんが歌う“미치게 만들어/ミチゲ マンドゥロ”。

英語訳でいうと“Driving me crazy”や“Crazy of you”、日本語訳のタイトルは「おかしくさせる」くらいが適当でしょうか。
オフィシャルMVでは“Crazy of you”ですね。

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この歌がまた、すごくいいです。

初めて流れたのは4話のラストでしたが、回を重ねるにつれこの歌の歌詞をなぞるような切なさがどんどん増してきて、12回ではとうとう視聴者大号泣。

初めて聞いた時から、「この歌いいな。誰だろう?」と思っていたのですが、SISTARのヒョリンさんと知って嬉しさ倍増しました。
ヒョリンさん、本当に実力派ですよね。
これは、OSTじゃなくても勝手にヒットする級です。ええ、断言。
12話を終えた今となっては歌詞の切なさがドラマのラストを暗示するようで、聴けば聴くほど悲しくなるのですが。

では、どうぞ。

미치게 만들어

듣고 있나요 내 마음을
보고 있나요 내 눈물을
이 세상에 하나 오로지 단 하나
난 너여야만 하는데

왜 자꾸 내게서 도망치나요
왜 자꾸 내게서 멀어지나요
내 곁에 있어줘요 내 손을 잡아줘요
날 사랑한다면

미치게 만들어 니가
날 울게 만들어 니가
가까이 손에 잡힐듯해 잡으면 멀어지는 바람처럼

혼자서 하는게 사랑
남는 건 눈물인 사랑
그런 거지같은 그런 바보같은 사랑

한번만 그대를 안아도 되나요
마지막 인사를 나 해도 되나요
사랑했던 추억을 행복했던 기억을 잊지 말아요

미치게 만들어 니가
날 울게 만들어 니가
가까이 손에 잡힐듯해 잡으면 멀어지는 바람처럼

혼자서 하는 게 사랑
남는 건 눈물인 사랑
그런 거지같은 그런 바보같은 사랑

언젠가 우리 다시 만나는 그날
그때 우리 헤어지지마요

가슴이 하는 말 사랑해
눈물이 하는 말 미안해
아무리 주워담고 담아봐도 쏟아져버리는 말처럼

혼자서 하는 게 사랑
남는 건 눈물인 사랑
그런 거지같은 그런 바보같은 사랑

聞いていますか? 心の声
見ていますか? 私の涙を
この世に一人 ただ一人の人
私はあなたじゃなきゃ駄目なのに

なぜそんなに私から逃げるのですか?
なぜそんなに私から遠ざかるのですか?
傍にいて欲しい この手をとって
私を愛しているなら

おかしくさせるの あなたが
私を泣かせるの
掴めそうなのに 手にした途端すり抜ける風のよう

一人きりの恋
涙を残すばかりの恋
そんなみすぼらしい バカみたいな恋

一度だけあなたのこと 抱きしめてもいいですか?
お別れの挨拶をしてもいいですか?
愛した思い出 幸せだった記憶を 忘れないでいて

おかしくさせるの あなたが
私を泣かせるの
掴めそうなのに 手にした途端すり抜ける風のよう

一人きりの恋
涙を残すばかりの恋
そんなみすぼらしい バカみたいな恋

いつか二人がまた出会ったら
その時はもう別れたりせずにいよう

心がつぶやく言葉は ”愛してる”
涙が語る言葉は ”ごめんね”
どれほど仕舞い込もうとも あふれてしまう言葉のよう

一人きりの恋
涙を残すばかりの恋
そんなみすぼらしい バカみたいな恋

トゥッコ インナヨ ネ マウム
ポゴ インナヨ ネ ヌンムル
イ セサンエ ハナ オロジ タン ハナ
ナン ノヨヤマン ハヌンデ

ウェ チャック ネゲソ トマンチナヨ
ウェ チャック ネゲソ モロジナヨ
ネ ギョッテ イソジョヨ ネ ソヌル チャバジョヨ
 サランハンダミョン

ミチゲ マンドゥロ ニガ
 ウゲ マンドゥロ ニガ
カッカイ ソネ チャッピトゥッテ チャブミョン モロジヌン パラ チョロ

ホンジャソ ハヌンゲ サラン
ヌンゴン ヌンムリン サラン
クロン コジガットゥン クロン パボガットゥン サラン

ハンボンマン クデル アナド テナヨ
マジマ インサル ナ ヘド テナヨ
サランヘットン チュオグ ヘンボッケットン キオグ イッチマラヨ

ミチゲ マンドゥロ ニガ
 ウゲ マンドゥロ ニガ
カッカイ ソネ チャッピトゥッテ チャブミョン モロジヌン パラ チョロ

ホンジャソ ハヌンゲ サラン
ヌンゴン ヌンムリン サラン
クロン コジガットゥン クロン パボガットゥン サラン

オンジェンガ ウリ タシ マンナヌン クナ
クッテ ウリ ヘオジジマヨ

カスミ ハヌンマ サランヘ
ヌンムリ ハヌンマ ミアネ
アムリ チュオダコ タマバド ソダジョボリヌン マチョロ

ホンジャソ ハヌンゲ サラン
ヌンゴン ヌンムリン サラン
クロン コジガットゥン クロン パボガットゥン サラン

悲しい。
なんて悲しい歌詞。
ドラマを見ている視聴者は、問答無用で泣きます。(笑)

以下は、公式のMVです。

今までのドラマのシーンが盛り込まれていますので、未見の方はご了承くださいね。

ちなみにタイトルの「太陽」のほうですが。

こちらもチュグンと同じでダブルミーニングです。

テ・ゴンシルは「テ嬢(テヤン)」。高校時代からのあだ名が「テヤン(太陽)」だったので、同じ読みの「テ嬢」と「太陽」をかけてタイトルがつけられています。



日本にも早いうちに入ってきそうなこのドラマ。

どことなく『シークレット・ガーデン』を髣髴させる、ファンタジックで、それでいて物悲しい内容となっています。

最終回を迎えた頃には、きっと声を大にしてお勧めしたいドラマになっていそうな予感がします。