みなさま、こんにちは。
初雪も降り、すっかり寒くなったソウルに来ています。
今日は、本日行われた「青龍映画祭」の話題など。



SBSで生中継された「第34回青龍映画祭」。
綺羅星のようなスターをテレビで見つつ、目の保養しました。
私は勿論、チョ・ジョンソクさん目当て。




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余裕が感じられるこのポージング。
顔が白すぎるのが気になりますが。(笑)


大ヒット作品を量産した今年の韓国映画界。
2013年は観客動員1億人を突破したそうです。
年間1億人って、ちょっとすごいですよね。

まずは新人女優賞のプレゼンターとして登場したチョ・ジョンソクさん。
チョ・ジョンソクさんは昨年の新人男優賞受賞者です。

よく考えてみたら、私もレッドカーペット見に行けたかも・・・・・。

と、毎度気づくの遅いんですよね。
結局「花金」なのにテレビでキャーキャーと。(笑)


そんなわけで、まずは新人賞の結果など。


新人男優賞 ヨ・ジング(『화이/ファイ』)
新人女優賞 パク・チス(『マイ・ラティマ』)
最多観客賞 『칠번방의 선물/7号室の贈り物(邦題仮)』
新人監督賞 (『더 테러라이브/ザ・テロライブ(邦題仮)』)
人気スター賞 イ・ビョンホン、ソル・ギョング、コン・ヒョジン、キム・ミニ


ヨ・ジング君、すっかり大きくなっちゃって、もう子役な感じがしませんね。


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初映画にして主演をつとめた『ファイ』で、ヨ・ジング君は天才的な演技力と大絶賛されました。『ファイ』は5人の犯罪者を「父」にもつ、殺人兵器として育てられた少年・ファイの物語。幼い頃から子役として活躍するヨ・ジング君が、圧倒的なまなざしを見せると評判の映画です。

受賞スピーチを聞いたら、もうすっかり声が大人で驚いてしまいました。
ヨ・ジング君、もう子役は卒業ですね。


そして映画のスタッフ部門。

スタッフ部門も、映画がどう評価されたかが分かるところ。
俳優以外はスルーされがちな部門ですが、今回はちょっととりあげてみます。
スタッフ部門の受賞作は、以下の通り。
 
技術賞 『Mr.GO』
照明賞 『ベルリン(邦題:ベルリンファイル)』
撮影賞 『ベルリン(邦題:ベルリンファイル)』
音楽賞 『ファイ』
美術賞 『スノーピアサー』
脚本賞 『ソウォン』


スタッフ賞の目玉である監督賞には、『ベルリンファイル』、『新世界』、『スノーピアサー』、『ソウォン』、『観相』がノミネートされ、受賞は『スノー・ピアサー』のポン・ジュノ監督に決まりました。ポン監督は仕事でアルゼンチンに行っているとのことで、映画制作者のパク・チャヌク監督が代理受賞。
ネタバレ満載な受賞コメントでしたので、パク・チャヌク監督の代理受賞の辞のご紹介は控えます。(笑)


そして。
ドキドキの助演男優賞。

助演男優賞候補は、パク・ソンウン(『新世界』)、イ・ジョンジェ(『観相』)、チョン・ウソン(『監視者たち』)、チョ・ジョンソク(『観相』)、チョ・ジヌン(『新世界』)と、誰がとってもおかしくないノミネート。

そして、誰の目にも『観相』内の争いであることが明確とも言えます。
強敵ですよね、スヤン大君のイ・ジョンジェさん。


そして受賞は・・・・・・やっぱりイ・ジョンジェさんでした。


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惜しい!! 待ってたのに、チョ・ジョンソクさん!!

でも『観相』チームなので、よしとします。(ナニサマなんでしょう。笑)





助演女優賞のノミネートは、コ・アソン(『スノーピアサー』)、キム・ヘス(『観相』)、ラ・ミラン(『ソウォン』)、チャン・ヨンナム(『私のオオカミ少年』)、チョン・ミソン(『かくれんぼ』)。

結果は、『ソウォン』のラ・ミランさんでした。

ここも『観相』チームが持っていくかと思いましたが、『ソウォン』も重たい素材を扱いながら意味のあるヒューマンドラマに仕上がっているので、納得の受賞です。


途中でMiss Aのライブなども挟まれ。


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スジちゃんは全然違う表情ですよね、歌の時は。
すっごくカッコよくて、セクシー。


でも。

後で歌ったインスニさんの深さには、やっぱりかないません。(笑)



そうこうするうち、やってきました。
映画祭の目玉、主演男優賞。

ノミネートはリュ・スンリョン(『7号室の贈り物』)、ソル・ギョング(『ソウォン』)、ソン・ガンホ(『観相』)、ハ・ジョンウ(『ザ・テロライブ』)ファン・ジョンミン(『新世界』)。

こちらも本当に、誰がとってもおかしくない顔ぶれでしたが。


受賞はなんと、『新世界』のファン・ジョンミンさん。

会場もかなり沸いていましたが、視聴者もビックリだったのではないでしょうか。
誰がとってもおかしくないノミネートとは言いつつも、やっぱりここはソン・ガンホさんかな、と誰もが頭の片隅に思ってたと思うんですよね。

作品の完成度に比して華々しいタイトルに恵まれていない印象の『新世界』でしたが、やっとちゃんと評価されたというところでしょうか。



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ファン・ジョンミンさん、良かったですよね。


『新世界』、改め『新しき世界』。
来年2月には日本でも公開です。
コチラが日本版の公式サイト。

ファン・ジョンミンさんの受賞に弾みがついて、日本でも是非たくさんの韓国映画ファンに見てもらえたらいいですよね。



もうひとつ、主演女優賞のノミネートは、キム・ミニ(『恋愛の温度』)、ムン・ジョンヒ(『かくれんぼ』)、オム・ジョンファ(『モンタージュ』)、オム・ジウォン(『ソウォン』)、ハン・ヒョジュ(『監視者たち』)というラインナップでしたが、こちらは諸先輩方を押さえてハン・ヒョジュさんが受賞。



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本当に美しく透明感のあるハン・ヒョジュさん。
受賞スピーチを見ていても、清潔感にあふれています。
謙虚そうで性格よさそうに見えるのも、女優として必要なことですよね。(笑)


残るは、トリを飾る大賞。

ノミネート作品は『観相』、『ベルリン』、『スノーピアサー』、『ソウォン』、『新世界(邦題:新しき世界)』の5作だったのですが。


いやー、びっくりの結果、出ました。

大賞受賞は、『ソウォン』。


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受賞の知らせに、主演女優のオム・ジウォンさんが驚きのあまり涙を拭いていたのが印象的でした。

『ソウォン』は性暴力被害を受けた幼い少女とその家族を取り巻く物語。
涙なくしては見れないストーリーを、家族の温かい愛と再生を中心に描いて感動を呼んだヒューマンドラマです。
被害者家族に必要なのは、怒りよりも、ともに傷を癒すこと。
そんなメッセージが込められた映画です。

タイトルの「ソウォン」はダブルミーニング。「ソウォン」は性暴力を受けた女の子の名前でもあり、「願い」の意味もあります。

10月に公開されたばかりで、観客動員数などのスコアは他のノミネート作品と比べれば多くはありませんが、見るのがつらいながら大切なテーマを扱う映画なので、いい結果だったと思います。
つらそうなので見るのを躊躇している人も多い映画ですが、大賞受賞を機にまたラストスパートで劇場に足を運ぶ人が増えるといいですよね。


そんなわけで、大きな映画祭が今年もまた終わりました。

気づいたらあっという間に年末になってそうなのが恐ろしいです。(笑)

チョ・ジョンソクさんの受賞がなくて残念ではありましたが、改めて佳作の多さを再認識させてくれる映画祭でした。
また続々といい作品が生まれることを願いつつ。

みなさまも、風邪にはお気をつけください。