*記事はtvNの放送(全16話)基準のため、日本のテレビ放送とは該当部分が異なります*

みなさま、こんにちは。

本日もtvNのドラマ『鬼〈トッケビ〉』の第4話を振り返ってみます。


前回3話ラスト。

トッケビの胸に剣が刺さっているのが見えると告白したウンタク。
なぜ初めから見えていると言わなかったのかと問われ、ウンタクは「失礼だと思ったから。怖かったし」と答えます。








詳しく話すよう促され、会ったばかりの人につらそうな話を尋ねるのは礼儀に反すると思ったし、見えると言ったら何かが起きそうで言わなかったとウンタク。









「見えるって言ったらすぐ結婚しなきゃいけないのかなとか、じゃあ大学はどうなるの?とか、私もトッケビになっちゃうのかな、何よりもこの人、お金持ちかなって」

トッケビのせいで気分を害した最近のほんの束の間は、意図的に見えないフリをしたとも正直に付け加えます。


トッケビはウンタクをひとまず家の外で待たせると、大慌てで死神の部屋に向かい、報告。


「あの子、剣が見えるんだよ! 剣を指差したんだ!」









「こうやって!」







動揺しまくってます。鬼らしくなく。(笑)

大事なベッドメイクを邪魔された死神はイライラ顔。
「もう俺死ぬんだよ!」と焦るトッケビに、死ぬのを待ってたんじゃないのかと冷静です。

確かにトッケビはほぼ千年の間を、自分の永遠の命を終わらせてくれる新婦を探していたのでした。
今の気持ちを尋ねられ、嬉しくもあり、もっと生きたいようでもありと複雑な心境を吐露するトッケビ。
そんなトッケビに「俺が連れて行く。どのみち俺が連れて行くべき子だった」だと、死神はウンタクを連れて行くと言い出し。
トッケビも「とうとう俺らに友情が芽生えたな」と感激してますが。
どういう反応ですか、それ。(笑)


二人がグダグダしている間に、待ちきれずチャイムを鳴らすウンタク。
トッケビは死神を連れて、「なぜおとなしく待てないんだ」ととりあえず強く出てみます。








ウンタクは、叔母たちが勝手に家を引き払ってしまっていくところがないので、大人になるまでこの家にいさせて欲しいと懇願。

「私、この家で大人になります。養女でも構いません。サボテンのように大きくなりますから。ひとりで勝手に大きくなりますから」


サボテンって!(笑)


自分を狙っている死神がいる家でよくも一緒に暮らすなどと言えるなと、声を荒げるトッケビ。








どのみち自分は家もないので、このまま餓死するしかない。
どうせ死ぬならこの家で死ぬと、ウンタクはわざとやけっぱちに答えます。

作戦会議を開く間、ひとまずトッケビはウンタクを家に上げます。


トッケビはひとまず500万ウォンをあげて追い出そうとするのですが、豪邸に足を踏み入れたウンタクは「さっきの条件は忘れてください。あれは何も知らない頃の私が言った言葉だから。でも今は、この家を見ちゃいましたから」と豹変。









「子育てにピッタリの家ですね。どんな奥さんがお好みですか? 
良妻賢母? セクシー系? 働く女性?」









豹変ぶりについていけてないトッケビに、ウンタクが構わず続けます。


「なんなら日替わりにしましょうか?」







どこでそんなことを覚えたんでしょうか、この子は。(笑)


ウンタクは、以前トッケビが自分の心を読めるといったのを真に受け、心のなかで「おじさんカッコいい」などと呟くのですが、「なにやってんの? あれ嘘だよ」とあまりの一言。

むくれたウンタクは「今までずっとおじさんに本心がばれないようにおじさんのことを遠慮しながら考えてきたのに」、などとすかさず告白めいたことを口走るのですが、金目当てだと分かっているトッケビは騙されません。

勝算なさそうだと思ったウンタク、こっそり500万ウォン入りの封筒を握るものの、「置いておけ」と制されたりして。(笑)



「もしかして、第4のプランがあったりします?」








結局トッケビの家から出され、ユ一族所有と思しきホテルのスイートルームを会長からあてがわれるウンタク。

会長は下の階に住むドックァに何でも命じてくれと紹介し、ウンタクを残して出て行きます。








ウンタクとドックァは以前本屋で会ったことがあるんですよね。
ウンタクが鬼の絵本に紅葉を挟み、それを買ったドックァが「中古品だ」と返金を求めているところに遭遇し、本を譲ってもらった経緯がありました。


豪華なスイートルームに喜ぶウンタク。








でもすぐに、この大きな部屋に独りぼっちにされた寂しさが襲ってきます。



ドックァがトッケビの家に寄ってみると、トッケビは睡眠薬を飲もうとしていました。








「眠れない」と訴えてます。想像以上に動揺が大きい模様です。

そりゃそうですよね。もうじき自分は死ぬと言われたようなものなので。
剣をウンタクが抜けば、トッケビの永遠の命は終わります。

そしてこの家にもう一人、睡眠薬を飲む男。
サニーのことが頭を離れず、死神も睡眠薬を飲んでます。
死神はサニーを見て涙を流した理由がまったく思い出せないようです。


精神的に不安定になったトッケビは、突然大量に買い物しだしたかと思えば過剰な自信をみなぎらせたり、胃がシクシクするくらいで胃潰瘍を疑ったり、アップダウンが激しくなります。

死神はそんなトッケビにまったく配慮を見せず、「調子が悪いから、それちょうだい」と言われたジュースを、目の前で一気飲み。








意地悪。(笑)


「お前は食べなくても死なないよ。単に食べれないだけだろ? 大体、新婦が剣を抜いてくれるんじゃないの?」

「だからなに、死ねってこと?」

「今更どうしたんだよ、ずっとそれがテーマだったろうに」

「今更? まるで俺だけがおかしいみたいに言うな。俺が心が狭いってのか? お前なんか死んじまえ、生きてる価値もないってか? じゃああの子に言えばいいだろ! 行って言えよ! 剣を抜けって! あいつは死んで当然の野郎だって!」








・・・・・・情緒不安定すぎ。(笑)


でも、可哀相ですよね。
待ち焦がれていたはずの、自分を死なせてくれる人が本当に目の前に現れてしまって、深い悩みに落ちてるんです。

「なんだよ、泣きそうだな」の言葉に、本当にオイオイ泣き出してしまうトッケビ。


憂鬱に襲われたトッケビは、一人になるとまた降らせます。

ウンタクがくれた紅葉を見つめながら。









振り出した雨を見て、トッケビが憂鬱に襲われていることに気付くウンタク。

ウンタクは降り出した雨に傷つきます。


「このタイミングで憂鬱になられたら、私が傷つくって分からないんですか? 嫌なら嫌って口で言えばいいのに、なんで登校時間に雨を降らせてみんなに迷惑かけるんですか!」







空に向かって怒るウンタク。

傷つきますよね、確かに。
自分が花嫁だと分かった瞬間から隔離され、憂鬱の雨が降ってきたりすれば。


そんなウンタクでしたが、実は雨に濡れずに済みました。
ドックァが派手な車で迎えに来たんです。
もっとも、ウンタクにはありがた迷惑でしたが。









浴びまくってます、人生始まって以来くらいの、注目。(笑)

この時、いつもウンタクを苛めているグループに「チ・ウンタク」と名前を呼ばれたことで、ドックァは以前自分がトッケビに頼まれて家族調査した当事者がウンタクだと気づきます。

トッケビ、ウンタクをひどい目にあわせている叔母一家を懲らしめようと、金塊を与えたんです。
叔母たちはその金塊をウンタクの引き出しから盗み、勝手に借家を引き上げたあげくお金に換金しようとしたのですが、出所の怪しい金塊なので宝石商から警察に引き渡され。








韓国で作られニューヨーク連邦準備銀行にあるはずの金塊をどうやって手に入れたのかと尋ねられ、ウンタクの名前を答えようとしても、誰一人思い出せない叔母一家。

叔母一家、どうやらウンタクに関わる記憶を消されたようです。
記憶を消す能力は3話で死神にもありましたが、トッケビにもあるんですね。



その死神ですが、サニーに電話するわけにはいかず、けれども会いたくて、あの日会った橋の上をあてもなく待ってみたりしています。








ウンタクは、一人ぼっちでスイートルームに帰るのですが、勉強をしても思い浮かぶのはトッケビのことばかり。
なぜ自分に会いに来てくれないのかと悲しくてたまらなくなり、大きなろうそくを手に家に押しかけます。

私を避けるなら変なところでこのろうそくを吹き消してやるからと脅すウンタクですが、家には誰もおらず。









悲しそうに座り込むウンタクです。



トッケビが不在なのには、わけがありました。
トッケビは死神にある頼みごとをしていたのでした。


とある病室。死の床にいる男性。
妻に見守られながら臨終の時を迎えます。









死を向かえ、死神の待つ部屋を訪れる男性。









部屋に入った途端、男性の姿は1968年にパリでトッケビが関わった、1話のあの少年に変わります。








母の再婚相手からひどい暴力を受けていた少年。以前たまらず家を出ようとしたときにトッケビが現れ「家を出ても、今よりひどい人生を歩むことになるだけだ。母親にも二度と会えなくなるぞ」と諭したのでした。

「養子にした以上ちゃんと育ててくれと、義父に言うんだ。母親にもつらい気持ちを話せ」

トッケビは少年が自殺未遂を測り何度も手首を切っていたことも見抜いていました。

「そんなことしても死ねないし、手が使い物にならなくなるだけだからやめろ」。

ならば殴られ続けろというのかという少年に、「だからあばら骨を折ってやっただろ」とトッケビ。その言葉通り、直後に少年を殴ろうと飛び出してきた義父はトッケビの置いた鉢植えにつまずいて、少年の目の前で骨を折ります。

「ちゃんと今話すんだぞ。それと、数学のテスト、17問目の答えは2じゃなく4だ」

少年にサンドイッチを渡し、去っていったトッケビ。
そして今、あの時の少年の最後の見送りにやってきたのでした。








「ちっともお変わりありませんね」

なぜ教えたとおり4だと答えなかったのかと尋ねられ、自分には2としか思えなかったからと少年は答えます。
答えが4だと分かっても、自分には2だった。あれは自分には解けない問題だったと答える少年に、お前はしっかり問題を解いたとトッケビ。

「お前の人生では、お前の選択だけが正解なんだ」

あれはそういう問題だったのかと笑う少年。
弁護士になり、貧しい人たちを大勢助けたことを褒められ、少年は「あの時のサンドイッチ代を払いたかったから」と答えます。


「それに私には、それ以外の選択はありえなかったんです。
いらっしゃることが分かってしまったので」







普通の人は、「奇跡」の瞬間を忘れられないものだと話す少年に、自分は今までほかにもたくさんの人々にサンドイッチを渡してきたが、お前のように前に進む人のほうが少ないとトッケビ。

「普通の人は、その奇跡の瞬間に留まり続け、もう一度助けて欲しいと願うものだ。そこにいるのは知っているぞと、まるで奇跡を預けてでもおいたかのように。
お前の人生はお前が自ら切り開いたものだ。だからこそ、お前の人生を常に応援してきた」







そう感じていたと笑顔を見せる少年。

これからどこに行けばいいのかと尋ねられ、トッケビは答えます。


「入ってきたドアを出ればいい。あの世に行くにはUターンだ」


入ってきた扉を言われたように開く少年。

その姿は、精一杯まっすぐに人生をまっとうしたあの男性に変わります。









美しい空に伸びる階段を、ゆっくりと上がっていく男性。

その後ろ姿を、最後まで見送るトッケビ。















一目見ただけでいいところに向かうのが分かると、やってきた死神。







トッケビは死神に礼を言います。
こうして見守り続けた少年の最後を見送ったトッケビです。


このシーン、もう涙が出る出る。
こういうのを挟んでくるわけですよね、このドラマは。
それにしても、こんなにもあたたかい「神」だなんて。
トッケビ、だてに千年近く生きてません。
そして自分自身は、まだあの階段を昇れていないんですよね。


少年を見送った後、ウンタクのホテルにやってくるものの、部屋に上がっていけないトッケビ。

ちょうどウンタクがろうそくを吹き消します。








来てみると、部屋中にろうそくが並んでいました。

剣が見えないから駄目だと言われ、今度は剣が見えるから駄目だというのでは、あんまりだとウンタク。
自分から逃げても、このろうそくを一つ一つ消して呼び出してやると怒りながら脅します。

ろうそくはドックァが買ってくれたと聞いて気に入らないトッケビ。
ウンタクはドックァに空いてる部屋が一杯あるとも聞いていて、家で一緒に暮らしたいというのですが、またしてもドックァの名前が出てきたことにトッケビは気に入りません。

ウンタクは涙目になりながら、なぜ自分を避けるのか、もしや気に入らないのか、はっきり言って欲しいと訴えます。
なにを言われても心の準備は出来ていると。

その言葉に、心の準備ができていないのは自分だといいながらトッケビはウンタクをご飯に連れ出すのですが、ウンタクは豪勢な料理よりもコンビニを選びます。


チープなコンビニのパンなどを嬉しそうに食べているウンタク。

ところがトッケビは、缶ビール2本ですっかり酔いがまわった状態に。
一本目をウンタクの部屋の冷蔵庫で開けた時までは大丈夫だったのですが、一本が限界のようです。(笑)


「この棚のお菓子、全部一括払いで買ってやる」とか、「歯ブラシも全部買ってやる」などと豪勢(?)なことを言い、ひとり高笑いし始める酔っ払い。







お酒に弱すぎでしょ。(笑)


道を歩いても、酔っ払い行動。








さっき少年の前で見せてくれた神の威厳はどこに?(笑)


今までなにをやって生きてきたのかと尋ねるウンタクに、「ずっとお前を待ってた」と答えるトッケビ。
受け流したウンタクは、自分は何番目の花嫁なのかと尋ねますが、トッケビは最初で最後だと答えます。

意味が分からないウンタク。

自分が花嫁になりたくないと言ったらどうなるのかという問いに、「誰もこの剣が抜けない。これはお前にしか抜けない」と答えるトッケビ。


「剣を抜いたら俺は・・・・・・」







酔いながらも死ぬとは言えず、「綺麗になる」とごまかします。

トッケビの心など知る由もないウンタクは、ほうきが必要になったら抜こうと言います。
ウンタクの中では、剣を抜いたトッケビはほうきになるんです。

吹き出しつつも、「お前にはわからないだろうけど、この状況で笑うなんて俺は完全にイカれてる」とトッケビ。


「抜くのは今度な。今日はただ、お前と笑おう」

その言葉に、「じゃあ、初雪が降ったら?」とウンタク。








「だって、ほうきが必要になるでしょ?」


「・・・・・・そうだな。初雪が降ったら」














・・・・・・やめてよちょっと。

悲しすぎる。(涙)


トッケビの悲しい嘘を知らずに、本当に残酷な会話を、その残酷さも知らずに交わしてるウンタク。
視聴者、トッケビの目に悲しくてたまりません。


とはいえあくる日は、ドックァに怒られて一日の幕が上がるトッケビなんですが。

昨日、ウンタクと酔っ払って散歩している時にあまりに気分良くて、時ならぬ桜を咲かせちゃったんです。









咲きますよねぇ、時々変な時に桜。

あれはトッケビがご機嫌だったからと、これから視聴者思ってしまいます。(笑)


ドックァは酔っ払いの酔い覚ましのために、いつものソルロンタンのお店に行くのですが、そこでは死神がドラマの最終回を熱心に見ていました。
死神は帽子をかぶると人間の目に見えません。


誰かと明らかに喋っているトッケビをいぶかしむドックァ。















朝食をとりながら、ドックァに夕べお菓子を買ってあげなかったかと尋ねるトッケビ。

記憶の中でドックァとウンタクが混濁しているのですが、外に出てドックァがストローを加えたのを見た瞬間、ゆうべのウンタクとのやりとりを完全に思い出し、絶叫します。








剣のことを話してしまった、どうしようと狼狽するトッケビをまったく相手にしない死神。


「お前は、いま死ねれば上々だよ」







っていうか、鬼のポーズが若干おばちゃん。(笑)


さて。

学校でのウンタク。

いつものようにイジメグループが取り囲み、ウンタクに援助交際をしているなどと難癖をつけてくるのですが、ウンタクを取り巻いている浮遊霊たちが代わりに応酬してくれたおかげで難を逃れます。









ウンタクは仕方なく、人目を気にしながらお礼を言うのですが、突如何かを恐れて消え去る霊たち。


ウンタクが振り返ってみると。


























・・・・・・CM撮影中ですか?(笑)


トッケビのあまりのカッコよさに、軽くめまいがしたんですが、このシーン。
スローで扉を開けて出てきた瞬間、マジで車の広告かと思いました。(笑)


昨日のことでバツが悪いトッケビ。

一緒にご飯を食べたいウンタクの気持ちを知り、また牛肉を食べに行こうと誘います。

「ちょっと待ってて」と言い残し、先に車から降りるトッケビ。










助手席に回りこみ、扉を開けてくれるトッケビでしたが、ウンタクが降り立つとそこは。










なんとケベック。

もはや、「どこでもドア」状態。
こんなロマンは、ずるいです。(笑)


まずは牛からということで、レストランに連れて行くトッケビ。


ステーキを食べながら、トッケビは遠慮がちに尋ねます。
この剣の持ち手には何が施されているかと。








疑われているようで気分が悪いウンタクですが、なだめられ、虎がいると答えます。

嬉しそうに「だろ、白虎」と応じるトッケビ。

ウンタクはどんなに鬼のことを調べても剣の話は出てこないと話し始めます。


「剣は誰に刺されたんですか? 自分で? 誰かが?」


「絶対そんなことをするはずがないと思っていた人が」














思いがけない答えが返ってきて、一瞬たじろぐウンタク。

「すっごくつらい話だったんですね。じゃあそれはいいです。年は?」

「938歳」

「・・・・・・それもつらい話か。ごめんなさい」


雰囲気を変えようと、長生きするのも悪くないと思うとウンタク。
こうして花嫁にも会えたわけだしとおどけてみせます。

そんなウンタクに、「ひとりだけそのままでも?」と尋ねるトッケビ。
ウンタクが答えます。


「だって、おじさんがいるでしょ。おじさんがいるから、長生きも悪くないけどな」








こちらも予想外の答え。

きちゃいましたよね、キュンと。

恐らくこれは、千年の孤独が初めて癒された瞬間。


食事を終え、枯れ葉舞う道を歩きながら雑談する二人。

「おじさんは大変な過去があるわりに、明るいですね」

その言葉にトッケビが答えます。

「千年もずっと悲しんでいられるわけはない。悲しみを乗り越える健気な鬼なんだ。千年続く悲しみもなければ、千年続く愛もない」


トッケビの返事に、歩みを止めるウンタク。


「私は‘ある’に一票」

「どっちに賭ける? 悲しみに? それとも愛?」

「悲しい愛」







「信じられないなら、賭けましょうか?」

トッケビはその言葉に、自分のことをどこまで調べたのかと尋ねます。
鬼は民話の中では賭け事が大好きなのです。

ウンタクは自分が調べたトッケビ(鬼)に関する情報を開示します。

「1.長いこと一人ぼっちで過ごしてきたから、孤独を感じやすい。2.気が変わりやすい。3.偏屈。4.暗くてジメジメしたところを好む」

「悪い面ばっかり調査して」と不満げなトッケビの言葉を遮るウンタク。

「他にもあります。人間に幸福も災いも与える。そして、家族をつくらない」

その言葉に顔色の変わるトッケビ。

「だからホテルに放置されたのかな」と呟くウンタクに、あれは放置ではなく措置だったと弁解するトッケビ。
ウンタクも新婦になるかどうか考える時間が必要だと思ったとの言葉に、ウンタクはまた自分が花嫁として避けられていると感じ、腹を立てます。

頭にきたので、今すぐ剣を抜いて自分が新婦だと証明してやると追い掛け回すウンタク。








金棒で金塊を出せるんだろうと追いかけるウンタクに、金棒を持ってないとトッケビ。

ウンタクの気をそらそうと、代わりに噴水の水から剣を出します。






















神に与えられた力を無駄遣いの図。

女子にキャーキャー言われるためにそんな力を与えられたわけではありません。(笑)


その後勝ち目のないトッケビとの追いかけっこを繰り広げたウンタクは、またいつ来れるかわからないのでちょっと用を済ませてくると言い出し、常に本を手元においておきたいトッケビのために、持っていた詩集を置いていきます。













「私を置いていかないでくださいね、寂しいから」

「いかないよ、置いてなんて」

「どうして? 私がトッケビの新婦だから?」

そういって笑顔で走っていくウンタクを見送り、人知れず笑みがこぼれるトッケビ。









ウンタクが向かった先は、トッケビが所有するホテルでした。


トッケビ宛の手紙を書き、ホテルのポストに投函するウンタク。









一人残されたトッケビは、柔らかな日差しを浴びながらウンタクがおいていった本を開きます。








パラパラと本をめくるトッケビの目に止まった、一編の詩。

ふと顔をあげると、信号の向こうで無邪気に手を振るウンタクが近づいてきます。

ウンタクを見つめるトッケビに重なる、詩の朗読。

















『愛の物理学』

質量の大きさは 嵩とは比例しない

スミレのように小さな女の子が
花びらのようにひらひらした女の子が











地球より大きな質量で 私を引き寄せる









その瞬間
ニュートンの林檎のように












容赦なく彼女のもとに転がり落ちた











音を立てながら 大きな音を立てながら











その時、駆け寄ってくるウンタク。
トッケビはウンタクのために、ウンタクが歩くたびに色が変わるレッドカーペットを敷いてあげたのでした。


「レッドカーペット、すごい! おじさんの仕業でしょ? めっちゃ不思議!」













黙って見つめるトッケビに戸惑うウンタク。


「・・・・・・おじさん?」


再び始まる詩。



心臓が空から大地まで
ギリギリの振り子運動を続けた









黙って自分を見つめるトッケビの様子に心配になったウンタク。


「おじさん、怒ったんですか?」








トッケビは無言のまま、ウンタクに切ないまなざしを向けます。


沈黙の後に流れる、最後のフレーズ。











初恋だった
















もー。なんてことなの、このエンディング。

視聴者、まさかの号泣。

「初恋だった」。

「初恋だった」って。

号泣ポイント持ってくるの、早くないですか。(泣)


「スミレのような女の子」を見つめる、トッケビのあの目。
初恋を自覚した、あの瞬間のあの目。
あんな表情、ありですか?


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ウンタクが自分の永遠の命を終わらせられる唯一の存在である事実におののきながらも、惹かれてしまったトッケビ。
千年を生き、初めて恋をした相手が自分の命を終わらせる人だなんて、なんて物語を書いてくれてるんでしょうか。(涙)

このエンディングのためだけに存在したと言っても過言ではない第4話。

この美しくも悲しい恋物語に、視聴者も完全に落ちました。


tvNドラマ『鬼〈トッケビ〉』詩集-『もしかしたら星々が君の悲しみを持ち行くかもしれない』-キム・ヨンテクの一度は筆写したい詩



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