*記事はtvNの放送(全16話)基準のため、日本のテレビ放送とは該当部分が異なります*

みなさま、こんにちは。

昨日は暖かな夜だったソウルは、今日は朝から冷たい雨が降っています。
韓国は今日でろうそくデモ100日目を数えました。
まだ退陣しない大統領との根比べで、昨日も40万人の人々が光化門に集まって灯したろうそく。
ろうそくの灯りって、あたたかく優しくて、心が落ち着きます。
ろうそくが大好きなトッケビがここにも切実にいて欲しい2月初頭です。

さて、佳境に差し掛かり始めた『鬼〈トッケビ〉』第11話、本日も早速まいりましょう。


10話ラスト。

サニーがトッケビの妹の生まれ変わりであることを確認するトッケビ。
これからどうなるのかと死神は不安げです

さっそく死神を伴ってサニーに会いにくるトッケビ。


「ソン!」








感極まった表情でいきなり抱きつくトッケビに面食らうサニー。

なぜ止めないのかとのサニーの声に、慌てて死神はトッケビは引き離します。


「まだ確定してないんだから、スキンシップは自重してくれ」









「ソン! 本当にソンなのか!」と切なく手を伸ばすトッケビに、一体なんなんだとわけが分からないサニー。

「私だ、私がお前の兄だ。会いたかった、ソン!」

「サニーだってば!」

一緒に来た死神を睨みつつ、もう会わないと言った筈だとサニー。

死神はトッケビがサニーの前世の兄だったのでしかたなくと話しますが、当然サニーがその言葉を信じるはずがありません。。


「わけわかんない『伝説の故郷』をでっちあげて会いにきたってわけですか? よっぽど会いたかったのね」







こんな最中にもよりが戻りそうな二人?(笑)

ちなみに『伝説の故郷』は昔の怪談番組のことです。



どういうことなのか説明してみろというサニーに、トッケビはサニーが高麗の皇后だったこと、自分は武神だったことを伝え、何か思い出さないかと尋ねますが、サニーは思い出したのは焼き芋代だと怒り出し二人を追い出します。














おりしもバイトにやってきたウンタクがその光景を目撃。
サニーは塩を撒けと物凄い剣幕です。

目の前の展開に戸惑いながらも、「ソン!」とサニーを追いかけようとするトッケビの腕を掴むウンタク。









トッケビ、会うなり抱きついたり語調も高麗時代に戻るなど、とっても切なそうなのに、ふざけてる顔にしか見えないのはなぜでしょう。
もしや今までふざけすぎたツケが思わぬところで?(笑)


家に帰り、死神と向き合うウンタク。
一体何事なのか説明して欲しいと促します。


「トッケビおじさんとうちの社長、どういう関係なんですか?」








「昔の彼女のはずはないですよね。昔の彼女なら、死神さんがこんなふうにいられるはずがないから。絶対暗くなってるはず」

「そう。全然そっちじゃない。で、俺からの質問は・・・・・・」

ウンタクは死神質問を聞きもしないうちに「秘密」と答えます。どうせ尋ねてくる男はいるのかなどと聞くに決まってるだろうからと、サニーとの義理を優先するウンタクです。

この二人もいつのまにか、一つ何かを教えると相手も何かを教える取引関係になってるわけですね。


一方トッケビは、サニーの店に通い詰め始めます。


「お前がよく食べていた紅柿だ、ソン」









「お前が欲しがっていた靴だ、ソン」









「お前が好きだった色だ、ソン」








妹が欲しがっていた紅柿や靴や絹の布地を次々と差し出すも、すべて自分の好みではないと否定するサニー。



迷惑そうに追い返されしょげ返るトッケビとすれ違うウンタク。









サニーはウンタクにどうしてもあの男と付き合いたいなら、こんなの物を持ってこずに手ぶらできてチキンでも買って帰るほうがウンタクのためになると言ってやれと呆れ顔です。



誰もトッケビとサニーの間に何があるのか教えてくれないので、ドックァが働き始めた家具店を訪れるウンタク。

ウンタクはそこでドックァからサニーがトッケビの妹の生まれ変わりであることを知らされます。

信じないウンタクでしたが、死神は手を繋ぐと相手の前世が見えるので、間違いなくサニーと手を繋いだ筈だと秘密を教えるドックァ。















二人が確かに店の外で手を繋いだのを思い出し、驚愕するウンタクです。



一方家では。

サニーがあまりに反応しないので、本当にソンの生まれ変わりなのか死神の部屋に行き確かめるトッケビ。

自分ももう一度トライしてみたが、サニーに「私が降られたことにする」とまた言われてしまったという死神は、サニーには前世の記憶がないのであまり落胆しないよう慰めます。








サニーにとっては自分はあくまで怪奇番組「伝説の故郷」に出てくるような存在でしかなく、サニーには現世での人生があるのだと自分に言い聞かせるトッケビ。
過ぎたことは過ぎたこととしておいておくべきなのかもしれないし、してあげられる時に何でもしてあげればよかったと後悔を口にします。

とても慎重で優雅で品位のある子だったのに、なぜにあんな品性に生まれ変わってしまったのかとため息をつくトッケビですが、その言葉に噛み付く死神。

「サニーさんの品性のなにが問題なんだ」と怒り出します。


「いきなり‘ソン!’とか言っといて、いまさら違う? 違って欲しい?」










「別れたんじゃなかったのか? なぜムキになる?」







もしやまた付き合いたいと思っているなら、諦めろとトッケビ。
死神のくせに人間である自分の妹にまとわりつくなんてと急にサニーの兄モードになるトッケビに、自分も過ぎたことは過ぎたことにするのがいいと思うと死神。
前世で妹だったことは「過ぎたこと」なので忘れたほうがいいという意味ですが、その言葉に自分の目の黒いうちは絶対に許さないと脅すトッケビです。



サニーはサニーで、言われたことが気になっていました。

ウンタクとデザートを食べながら前世を信じるかと尋ねるサニー。









信じると答えるウンタクにサニーは驚きますが、ウンタクは人間には4度の「人生」があると話します。タネを撒く人生、撒いた種に水をやる人生、水を与えたタネを収穫する人生、収穫したものを味わう人生。

4度の人生があるなら、前世も生まれ変わりもあるということだと思うというウンタクに、他にも知っていることはあるかと尋ねるサニー。
その言葉にウンタクは、キッチンで図らずも聞いてしまったトッケビと妹との悲しい事情を思い出し、憂いの表情を浮かべます。


「キム・ソンという人は、愛に対してとても勇敢な人だったんですって」









その言葉にさっそく勇敢さを発揮し、トッケビの家に連れて行けと言い出すサニーです。



家にやってきたサニーを見て、驚くトッケビと死神。
サニーもトッケビと死神が同居している事実に驚きます。

何か飲み物をというウンタクに、サニーは焼酎がいいと言います。
うちにはビールしかないと言葉を挟む死神でしたが、「話しかけていいって言ってない」と言われてしまい、即座に謝罪。








弱っ。(笑)



その様子に「なぜこのような品性に」と悲嘆するトッケビを睨むウンタクと死神の図。









確かに。サニーにとってはただの侮辱です。(笑)


大の男二人が自分をからかっているとも思えないので、根拠を示してくれとサニー。

トッケビは根拠として妹の肖像画を持ってきます。


「これが根拠ですか?」









「どこに住んでたんです? 仁寺洞?」

そう言いながら肖像画を開くサニー。














そんなサニーを緊張の面持ちで見つめる3人。
これが妹かという問いにトッケビは頷きます。
サニーがいつも口癖のように「王様を待っている」と言っていたのを思い出し、ひとり不思議がっているウンタク。

何か感じるかとトッケビに聞かれサニーは絵をじっと見つめますが、若くて綺麗だということしか感じないとサニー。
「私はこの年の頃は綺麗じゃなかったのに」の言葉に思わず反応するトッケビ。

結局皇后は末永く幸せに暮らしたのかという問いに、一同押し黙ってしまいます。

ウンタクはトッケビの手をそっと握ると、席を外して二人きりにしようと死神に提案。死神も頷いて席を立ちます。

その様子から、「不幸だったんですか、この皇后?」と尋ねるサニー。
トッケビは、顔を見て過ごす日々より、妹からの手紙を読む時間のほうが長かったと答えます。
その妹からの手紙が、つらい日々を送る自分を支えてくれていたと。


そして流れる過去の回想。


弓を構えるワン・ヨ。









次々と弓を命中させます。
その傍らでは、キム・シンが勝利を収めたと続々と報告する家臣たち。

ところがパク・チュンホンがそばにやってきて囁いて以降、ワン・ヨは弓を命中させられなくなります。

ソンが見つめる前で弓を折ってしまうワン・ヨ。

ソンは「武芸の素質をお持ちではないのね」と落胆しますが、実は武芸に秀でた者を嫉妬する文官パク・チュンホンによる圧迫から的を外していたのでした。


「キム・シンの勝利の知らせが故意に市場町に出回り、愚昧な百姓は騙され、文臣らの怒りが極に達しています。でかしたと仰らず、皇室の面目が市場町に潰された故、お前の妹の安否が気がかりだとお送りになりますよう」








こう囁いていたパク・チュンホン。


こうして得意な武芸を遠ざけなければならなくなったワン・ヨ。
本を読むワン・ヨを遠くからソンが見つめています。

ずっと同じページを開いているため、女官は勉学にも素養がなさそうだと耳打ちしますが、ソンはなにか悩みがあるのだろうと否定。









「それにしても、一度も訪ねてきてくれないなんて、女を泣かせる方ですね」と恨めしげなソン。


そんなソンはある日、自らワン・ヨを出迎えに行ったのでした。

皇帝が訪ねて来たという知らせが嬉しくて、走り出したソン。










すぐそこまで来ていたワン・ヨに驚いて、バランスを崩します。




















ワン・ヨに見とれていたソンは「重いのだが」の言葉で我に返り。


「ある無情なお方が心中にいらっしゃったもので・・・・・・」と言い訳にならない言い訳を口にするソン。

「どこに行こうとそんなに慌ててたのだ?」

「陛下にお目にかかりに」

「私が訪ねるのに」

「互いに訪ねあったほうが良いだろうと思って・・・・・・」



















ところがパク・チュンホンは、舌先三寸で二人の仲を引き裂こうとすぐさま画策。


「卑しいものを手中にしたら、あまり手に力を込めてはならぬものです。大切にしようとしっかり握っていると、その卑しく大切な者は、必ず死にます。その手によって」









この言葉によりワン・ヨは内心大切に思うソンを大事にしてあげることが出来なくなったのでした。



ワン・ヨは皇后に差し向けられた薬をお盆ごと投げ飛ばし、皇后は誰からもらった漢方薬も口をつけてはならないとソンに強い口調で伝えもし。















怒ったようなワン・ヨの仕打ちに涙を浮かべるソン。


そして辺境から兄が凱旋帰京した日、皇帝は自分と兄のどちらに生きて欲しいかとソンに迫ったのでした。









どちらが死んでもお前は失うものがないとひどい言葉を吐くワン・ヨに「愚かな方」と答えたソンは、死にたいのかと怒鳴られ。

「なぜそんな格好をしている? そうか。お前の心中は既に喪に入ったのだな。私には、もはや分からぬ。辺境の女真族が敵なのか、お前の兄が敵なのか」

その言葉にソンは涙を流しながら言い切るソン。


「パク・チュンホンです」









「選ぶのだ。私の妻として生きるか、謀反人の妹として死ぬか」




こうして矢に倒れたソン。










トッケビはサニーに、「幸せな瞬間もあったと思う」と静かに話します。
「目を閉じる瞬間まで、あの愚か者を見つめていたところを見ると」と。


その言葉が終わるや否や、突然胸を押さえ始めるサニー。









王も生まれ変わったのかと尋ねるサニー。
それは分からないと答えるトッケビに、サニーは顔くらい見たかったと言います。
ハンサムだったかと尋ねるサニーに、妹との共通点が確かにあるなとトッケビは一人合点。


まるでその時からの記憶をすべてそのまま持っているかのように切々と話しているがと尋ねるサニーに、信じないだろうがその時からの記憶をすべて持ったまま生きてきたと答えるトッケビ。

サニーは今日訪ねて来た理由を、トッケビがもってきた柿や靴や絹が気になったからだといいます。
そういうことをしてあげたかったのかなと思ってと。

「頭のおかしな人なのは間違いないけど、おかしくなり方が綺麗だから、ちょっと胸が痛みました」

「今のような言葉は、確かにソンのようでもある」とトッケビ。
その言葉に、前世に兄だったからと言って急にタメグチをきくのはやめて欲しいと言います。

「前世からきた兄だと主張する人を、いきなり歓迎できるわけないでしょう? だから、悪く思わないでくださいね」










辺りを見回し「あの男は顔も出さないのね」と呟いて、サニーは出て行きます。



外では死神がサニーを待っていました。

黙ってサニーの後をついてくる死神。









引き止めもしないのに、なぜ黙ってみているのかとイライラするサニー。
引きとめてもいいのかと尋ねる死神に、そのあとはどうなるんだとサニーは尋ねます。
何も答えられない死神に「駄目な人」と呟いて行ってしまうサニーです。



かくしてトッケビと死神の自宅では。

ガックリきている男二人、また並んで座ってます。









サニーは行ったのかと尋ねるトッケビに、あの人はいつもさっさと行ってしまうと元気なく答える死神。

あの絵は誰が描いたのかと尋ねる死神に、トッケビはワン・ヨだと答えます。

あの絵はワン・ヨから見たソンだとトッケビ。
ワン・ヨの恨みや罪、恋しさがすべて詰まっているのだと。

皆殺ししたのにと驚く死神に、「皆殺ししたくせに」と応じるトッケビです。


なんとやはり。
あの絵はワン・ヨが自ら描いていたのですね。
自分が殺したソンを恋しがりながら。
なんて愚かな皇帝。
そしてそれを知りつつ持ってきたトッケビからも、ワン・ヨへの憎しみ以外の複雑な感情を感じますね。


夜。

落ち着かないウンタクは意を決しサニーに会いに店に向かいます。

行ってみるとテーブルに突っ伏しているサニー。

ウンタクはサニーが具合が悪くなってはいるのではないかとの予感で来てみたのでした。









話を信じてもいないのに、あの家を出たら急に全身が痛み出したとサニー。
汗を滲ませ、青白い顔をしています。

つらければ一緒に病院に行こうというウンタクに、家に帰るとサニー。


「何もないのに、ここが痛いの」と胸を押さえるサニーを心配そうに見つめるウンタク。









「もっと深いところが痛む。誰か無情な人が心臓の中を歩いてるみたいなの。すごく怖い」

ウンタクはサニーを支えながら家に連れ帰ります。

道端でばったり死神の後輩と顔を合わせるウンタク。









驚くウンタクに、サニーは屋根部屋の住人だと説明します。
サニーの目を隠しながら部屋に上がるウンタクです。


この後輩死神もなにかトッケビと前世のいわれがありそうですね。


サニーをベッドに寝かせるウンタク。
サニーは以前死神の携帯に「鬼夫婦」という登録があったが、もしやそれはウンタクたちのことではないかと尋ねます。








何も答えられないのだろうと尋ねる言葉に申し訳なさそうにしているウンタクに、「あの人も正体を明かしてはくれないよね?」とサニー。
ウンタクはやはり詫びるほかありませんでした。


「アンタは普通の人間なの?」

「はい」

「わかった」


サニーを寝かせ、沈んだ表情で家を出るウンタク。
後ろからトッケビが付いてきているのに気付きます。

いつからいたのかと尋ねるウンタクに、ウンタクが家を出た時からずっと付いてきていたとトッケビ。

二人並んで帰路に着きます。










自分は生まれた時から不思議な国のウンタクだったので、幽霊を見たりトッケビや死神が現れても不思議ではなかったが、サニーにとってはいきなり訪れたジャンルだと案じるウンタク。

「好きな人は死神だし、バイトの子は幽霊を見るし。お店にお客さんより幽霊のほうが多いこともあるくらいだから」

ウンタクを見つめるトッケビ。
ウンタクは前世とはなんだろうと続けます。
ただの通り過ぎた人生だと力なく答えるトッケビ。

「私も自分では覚えていない瞬間に、キム・シンさんの人生に少しは留まったりしたのかな?」

「どうだろう」

ウンタクはサニーが本当にトッケビの妹だったらいいのにと言います。社長は本当にいい人だからと。

「違うけど」というトッケビに、兄と妹は現世でも生まれ変わっても喧嘩するものなんだなと感心するウンタクです。



そして迎えたウンタクの高校卒業日。

クラスメイトたちは記念写真を撮り合っていますが、ウンタクは独りぽつんと席に座っています。

その時知らない番号から電話がかかってきて。
出てみるとそれは班長の番号でした。










なぜ番号を知っているのかと尋ねられ、班長なので学年初めに連絡網をもらうのだと答える班長。
ウンタクとは3年間同じクラスだったので、連絡を特にすることがなかったのだと言います。


「卒業おめでとう。時々連絡しあおう」









班長の言葉に戸惑いながら、「そうしよう。あなたもおめでとう」と返すウンタク。


ほどなく担任も教室に入ってきて生徒たちに「おめでとう!」と声をかけ。
表で待っている親たちに、入ってきて子どもたちを抱きしめてあげて欲しいと呼びかけたのを合図に、クラスメイトの親たちが続々と教室になだれ込みます。

娘を抱きしめながら卒業を喜び合う親子たち。

またしても一人ぽっちのウンタク。










お祝いを言いにきてくれる人もなく、寂しそうに独り座っていたのですが。



教室に近づいてくる赤いピンヒール。













産神でした。



花束を手に、微笑みながらウンタクに向かってくる産神。




























おばあちゃん。(号泣)




「頑張ったね。きっとママがとっても誇りに思ってるわよ」














ウンタクは以前トイレでほうれん草をくれた女性だと気づきます。


「なぜ私を抱いてくれるのですか?」


その言葉に産神が答えます。ウンタクの髪を撫でながら。


「可愛いから」















『お前を生み出す時、すごく幸せだったんだ』






















幼い頃、母が亡くなった日にやってきてくれ、ウンタクの涙を拭ってくれたあのお婆さんと同じセリフ。


ハッとし、目を見開くウンタク。





















「卒業おめでとう」









ウンタクに綿の花束を差し出し、教室を出ようとする産神。

前方にいたウンタクの担任の前に歩み出た産神は、まっすぐ見つめながら口を開きます。



「もっといい先生にはなれなかったの? もっと輝く先生にはなれなかったの?」








その言葉に、突然泣き始める担任。









担任は自分の涙に戸惑いながら教室を逃げるように出て行きます。


おりしもウンタクに会いにやってきたトッケビは、担任とすれ違う時に過去の記憶を思い浮かべ。















ウンタクの担任は、かつてトッケビが立ち寄った食堂にいた女性と同じ顔でした。


100年に一度、前世と同じ顔で生まれることがあると心で呟くトッケビ。


朝鮮後期の哲宗12年に、トッケビは既にその女性の来世を見ていました。今日の卒業式の光景も。

未来にスマートフォンが出てくると予知する、トッケビの余計なエピソードも含みつつ進むシーン。


トッケビはウンタクの教室に入ります。


産神にもらった花束を手にしているウンタクが目に入るトッケビ。









あの女性がウンタクの担任だったことに気付いたトッケビが小さく呟きます。


「留まってたんだな。お前も知らない瞬間に」


自分を見つけて手を振るウンタクを優しく見つめ返すトッケビです。















トッケビが「あの時から会っていたのだな」と感慨深げ話すため、いつからかと尋ねるウンタク。
トッケビは朝鮮後期の哲宗12年に会っていたと答えます。


「誰にですか?」

「初恋の人」

そんなことは聞いてないと怒るウンタク。
トッケビはトッケビでウンタクがその花束を誰からもらったのかが気になっていました。

「私にも草とかくれる知り合いがいるんです」


そしてトッケビに写真を撮ってもらうウンタク。

今まで一枚も卒業写真がないという言葉に、「いちいち可哀相に言うんだから」と言いながらトッケビがカメラを構えます。















ウンタクはトッケビも写真に撮ると、周りの意地悪なクラスメイトや班長も写真に収めます。
嫌なこともたくさんあったが、いいこともあったとウンタク。

「いいものは後からくるみたい。おじさんみたいに」

そんなウンタクに「早く着いたけど迷ったんだ」とピントのずれたトッケビ。

ドックァは仕事でこれず、死神は精神的に落ち込んでいるのでこれなかったがみんな祝っていたと申し訳なさそうなトッケビでしたが、その時ウンタクは花束を持って向かい合っているサニーと死神を見つけます。









「あの二人は卒業式そのものより、卒業式にくるだろう誰かに会いにきたようだが」


急いで隠れるウンタクとトッケビ。


「卒業祝いに来たんですね」と声をかける死神に、サニーはそれを口実に死神に会いにきたのだと言います。


「顔を見たら決心できると思ったのに。顔を見たら、普通に嬉しいものですね」














二人は喫茶店に移動します。

まだ調査結果を共有してくれないのかとサニー。
ならば次は情報共有と指輪を返してもらうために会おうと言います。

持っていた花束を差し出し、ウンタクに渡して欲しいと言うサニーに、自分の花束を差し出す死神。


「どうしてこれを私に?」

「そのつもりで持ってきたものなので。自分が誰であれ、一度は誰かに花を渡したかったんです」








「キム・ウビンさんは誰なんですか?」

「信じてもらえないと思いますが、私も自分が何者か、分からないんです」

その答えに、「あの家の方々は、信じられない話ばかりする、信じられない存在のようですね?」とサニー。

「この関係は 本当に出口がないですね。そうじゃないことを願っていたけど、結論はどうにも悲劇で」


ため息をつくサニーに何も言えない死神です。


しかしこの死神も、さりげなくとんでもないですね。
ウンタクの卒業式にサニーにあげる目的で花束持ってくる、この根性。(笑)


自宅では。

今日撮った写真を見ていたウンタクに、母の友人の幽霊が守ってくれていた通帳を渡すトッケビ。

ウンタクは法的に叔母の許諾が必要だと言いますが、トッケビは既に許諾を取ってあると返答。









どうやって認めさせたのかと驚きながら例を言うウンタクに、これはウンタクの母からの贈り物だとトッケビ。

ウンタクは、ここから一銭たりとも使えなさそうだと言います。
それでも母が9歳の幼いウンタクの今後を案じて残した大切なお金なので、必要なことに使うように言うトッケビ。
ウンタクはどうやって叔母のところから同意を得たのか気にするのですが。


おりしも出所した叔母一家。









顔を見ただけでオートマティックに憎たらしい視聴者。(笑)


もう高校も卒業したのでウンタクの居所が分からないと叔母が諦めかけた時、勉強が出来たのできっとソウルのいい大学に入ったはずだと娘が答え。
大学を調べウンタクから金を奪い返すことにする叔母。
叔母はウンタクなら間違いなく母の残したお金に手をつけられないだろうということを見抜いていたのでした。

記憶が完全に戻っちゃってます。
危険。


夜、トッケビの部屋を来た死神。

ビールを飲もうと誘います。

トッケビは断るのですが、死神の本当の用件はウンタクの名簿でした。








2週間後にウンタクが墜落死すると記された名簿。

冷静なトッケビを見て神に腹が立たないのかと死神が尋ねますが、これから何度もこうしたことが起きるはずなので、そのたびに驚いているわけにはいかないだろうとトッケビ。

トッケビの脳裏に浮かぶ、あの時の産神の言葉。



だから剣を抜き、無に帰れ。平穏へと。
さもなくば、あの子に何度も死が襲い掛かる。
そのすべての瞬間を防げるか?

いつかは防げない瞬間が来る。
ウンタクは命を失い、お前は無に帰る機会を失うことになるだろう。
再び千年を、もしくは不滅を生きることになり、生き地獄をお前は生きねばならない。愚かな選択だ。
だから剣を抜いて無に帰るのだ。悲しくてもそれが最善だ。









トッケビは「最善を尽くさないつもりだ」と意味ありげに答え。



トッケビはウンタクをリビングに呼びます。
目の前には例の名簿。

何事かと尋ねるウンタクに、名簿がきたことを伝えるトッケビ。
ウンタクはトッケビの名簿かと焦りますが、ウンタクのものだと告げられ驚愕します。


「私、死ぬんですか?」

「よく聞け。今までお前に隠してきた話だ。お前には隠し事するなと言いつつ、隠してきたことだ。でも、これ以上隠してはいけない気がするので、話そうと思う」


トッケビのただならぬ様子に緊張するウンタク。


「お前は、俺の剣を抜かなければ、死ぬ。そういう運命に生まれたんだ、トッケビの花嫁として生まれて以来。お前が剣を抜かなければ、何度も死が襲い掛かってくる。こんなふうに」


ウンタクは声を震わせながら口を開きます。


「つまり、私がおじさんの剣を抜かないと、死ぬまで死ぬ目に遭うんですか? ずっと?」









頷くトッケビ。

今までの事故もそうなのかと尋ねるウンタクに、拉致されたのもスキー場での事故も、ウンタクは知りえない受験の日の大型事故も、自分がウンタクを殺しかけたのもそうだと答えます。


「神はおじさんにも私にも、あまりに過酷ですね」










涙ぐむウンタクを心配そうに見つめるトッケビです。



ウンタクは一人になると、ベッドで涙を流していました。


「なんでこんな運命なんだろう」










ウンタクは、ある日は自分が死んでまた同じ顔で生まれ変わるのでトッケビが生きてくれと言い、またある日はもう花嫁が現れなかったら困るので自分が剣を抜くと言い、またある日は思いつめたように二人一緒に死のうと言いにきます。









混乱を極めている様子のウンタク。

トッケビが近づいて冷静に声をかけます。



「お前は死なない。俺が死なせない。俺が全部防いでやる」














ウンタクを慰めながらトッケビが言葉を続けます。


「すまない。こんな運命に巻き込んでしまって。でも俺たちはこれを通らなければならないんだ。
どんな扉を開けることになるかは分からないが、決してお前の手を離さない。約束する。だから俺を信じろ。俺はお前が思ってる以上の人物かもしれないぞ」








泣きじゃくるウンタクにきっと守ると誓うトッケビです。


かくして自分に死の危機が迫っていることを知ったウンタクでしたが、かと言ってずっと家にいるわけにはいかないのでバイトに行き、大学入学の準備をするといいます。
もし死ぬことになったとしても、いつもどおりに過ごしたいとウンタク。それが生きるということだと。

母がやっとの思いで産み、大変な思いをして大学に入ったのだから、生きなければならない理由がたくさんあるのだとウンタク。もっとも大きな生きる理由はトッケビだというウンタクに、トッケビも送り出さずにはいられません。

心配するトッケビは、危なくなりそうな時はいつでも自分を呼ぶよう言います。そして、高いところに上らないようにと。


トッケビの言葉通り、各種の「危険」を前にトッケビを呼び出し続けるウンタク。


ある時は街頭の明かりが消えかけていて危険だから。
ある時はイケメンが前にいて危険だから。
またある時はショーウィンドウの服が可愛すぎて通帳が危険だから。

そして今日の理由はこれでした。


「あまりにもおじさんに会いたくて、息が出来なくなって、すごく危険だから」

そんなウンタクに「俺も」と笑顔で答えるトッケビ。二人の頭上に舞い始める桃の花びら。















鬼の上機嫌、きました。(笑)



同じ道を通りがかったサニーは舞い散る花びらに驚きを隠せません。


「こんなものを目にするだなんて。真冬に花が咲くわけ? この子は死のうとでもしてるの?」 









桃の木に話しかけるサニーです。



そして死神は。

サニーにあげた指輪を手にサニーの店に出向きます。









店に入ると帽子を脱ぎ、椅子に座る死神ですが、誰もいないと思いきやサニーがやってきたため指輪を落としてしまい、驚いて帽子をかぶりなおす死神。
幸いすぐサニーが奥に行ってしまったため、急いで指輪を拾うと壁際に立ちます。








サニーは死神がそばにいるなどと思うはずもなく、「身長184センチくらいに靴の高さを合わせたら、これくらいかな?」と手に持っていた桃の枝を横に振りますが。


























怖すぎる。

泣くでしょ、普通これ。(笑)



固まる二人。


「これが正体だったのね」と衝撃を隠せないサニー。


「でも、まだ分からない。あなたは一体誰なんですか?」













合理的な推論をするなら、魔術師ですよね。
この場合の正体。(笑)



「どうしてこんなありえないことが・・・・・・。いえ、ありえないから、今までのも説明がつく。私の名前をなぜ知っていたのか、なぜ名前がないのか、なぜ今まで何もかも間違ってたのか。
私になにをしたんですか、以前? 今はしないでくださいね、それがなんであれ」

「しません。このままバレます」

声を震わせながらサニーが言葉を続けます。

「一体あなたは何者なんですか? なんなの?」

サニーをまっすぐ見つめながら死神が答えます。

「私は・・・・・・。死神です」

「なんですって?」

「叶わないと知りながら、ハッピーエンドを夢見ていました」









「でも、やはり・・・・・・。悲劇なんですね。僕たち、このまま別れましょうか?」














死神の言葉に涙があふれ始めるサニー。

二人はただ黙って見つめあい・・・・・・。



一方ウンタクは。

幽霊にせがまれ、復讐のために夫に会いに行くことに。
幽霊の夫は浮気相手と謀議し、妻を墜落死させたのでした。妻の保険金で新たに浮気相手にバッグを買ってあげたことなどを、幽霊の口を借りて話すウンタク。
妻は浮気相手と夫が謀議する電話の内容を録音し、靴箱に隠しておいたのですが、そのことを口にしたことで危うくなるウンタク。
















にじり寄ってくる男。

彼氏の力は使いたくなかったんだけどと言いながら、ウンタクはライターの火を吹き消します。






















剣を持って現れたトッケビがウンタクを危機から救います。



「ごめんなさい・・・・・・」









トッケビ、かなり怒っています。
当然です。視聴者もウンタクの無謀さに呆気。



男を警察に突き出したあと、幽霊たちを怒ろうとするトッケビを止めるウンタク。







「謝ってるじゃないですか・・・・・・」

「お前な! いま死に掛けたんだぞ!」

「分かってます。ごめんなさい・・・・・・」



家に帰って怒られるかと思いきや、抱きしめるトッケビ。









「怒ってない。心配しただけだ」とトッケビ。
生きた心地がしなかったと言います。

ウンタクは自分たちを可哀相だ、不幸だと言いますが、トッケビは違うと否定。
ついでに大学で合コンに行ってミニスカ履くのも駄目だと言ってましたが、何のために挟まれたセリフかいまだに視聴者分かりません。(笑)



一方死神は。

後輩の死神に会っていました。

書類をあげるべき「その他漏洩者」名簿2つのうち、ひとつが抜けているので早くあげるようにとの伝言を聞く死神。

その言葉に死神はため息をつきます。
20年前にある死者と顔をあわせたものの、何の情報もない死者だったと死神。










この世をかなり長い間彷徨っているように見えるその者には恐れがなく、死神をみても怖がりもしないところが妙だったと言います。
結局その者を逃してしまい、いまだその書類を提出できずにいるという死神です。



そしてウンタクは。

幽霊たちが話しかける中、開店前の掃除をしていました。









ニューフェイスが現れたと騒いでいる幽霊。
黄泉の世界を長年漂うノウハウのある者なのだと話します。


「20年前に死神に出くわして逃げたこともあるんだって!」

「そうなんですか? 私も9歳の時に似たような経験が・・・・・・」










その時、ウンタクの眼前を不気味な存在が横切ります。



























うーーーわっ!!

パク・チュンホン?!

うーーーわっ!!


握手でも求めるかのようにパク・チュンホンの亡霊がウンタクに手を差し伸べますが、その手は見るからに朽ちかけていて。














キモチワルすぎる・・・・・・。(涙)



「会えて嬉しいぞ」















声をかけられ身をすくめるウンタクに、パク・チュンホンの亡霊が続けます。



「お前が、かのトッケビの新婦か」













ぎょえっっ!!


不気味な舌なめずりに硬直するウンタクをパク・チュンホンの亡霊が射るように見つめ。





















ひーーーー。
子ども泣きますね、これ。(笑)

死神が言っていた20年前の死者がパク・チュンホンだったなんて。
そりゃ死神を怖がらないに決まってます。
だって、チョロ過ぎです!(笑)

いやしかし、この展開。きましたね、一気に。

舌が赤黒いのは、言葉で人を殺してきたからなんでしょうね、この人。
パク・チュンホンのような臣下を「奸臣/カンシン」と言いますが、まさに奸臣らしい舌。
この後えらいことが起きそうなビジュアルでした。

しかし、死んでまで悪党だなんて、本当にもう。(笑)

ラストシーンは強烈でしたが、この回のエピソードはとにかく産神のシーンにやられました。
笑顔で近づいてくる産神の顔が、なぜにこんなに視聴者の涙を誘うのか。(笑)

産神がウンタクに渡した綿花の花言葉は「母の愛」とのことなので、込められた意味にさらに泣けます。

しかも産神、あの意地悪な担任にも、最初に「아가/アガ」と呼びかけたんですよね。
アガは「赤ちゃん」の意味。子どもを呼びかけるとき等にも使います。
日本語にこういう感覚がないので訳がつけがたいですが、あそこで「アガ」と呼びかけるのは、実は産神にとっては誰もが「可愛いわが子」だったと物語る一言で。
結構奥深いですよね。


PR広告


母のようなあたたかい呼びかけのあとあの苦言を聞かされ、かつては純粋だったであろうあの担任教師もドッと涙が出てしまったという。

トータルに素敵なシーンでした。

いやしかし。

この先は若干展開が怖いです。(笑)


tvNドラマ『鬼〈トッケビ〉』詩集-『もしかしたら星々が君の悲しみを持ち行くかもしれない』-キム・ヨンテクの一度は筆写したい詩



トッケビフォトエッセイ他