*記事はtvNの放送(全16話)基準のため、日本のテレビ放送とは該当部分が異なります*

みなさま、こんにちは。

本日もさっそく振り返ってまいります。

物語が俄然動き出した『トッケビ〈鬼〉』第12話です。

 

不気味な手をウンタクに突き出し、握手を求めるパク・チュンホン。

 

 

 

 

 

 

 

ウンタクはあまりの異様な雰囲気に気圧されつつも、パク・チュンホンを適当にいなします。

今から店を開けるので出て行ってくれと、平然を装って霊たちに声をかけるウンタク。

 

 

 

最後まで残ってウンタクを見ていたパク・チュンホンも、不敵な笑みを浮かべながらどこかに姿を消し。

自宅に戻ったウンタクは、店で見た不気味な存在に胸騒ぎがするのか、すべてのコートのポケットにライターを忍ばせておきます。

パク・チュンホンを思い出しては身震いするウンタク。

 

 

「なんか嫌な感じ。20年のホラー人生だけど、あんなの初めて」

気を取り直しながら、まだ読解できていないトッケビの「恋文」解読を試みるウンタクです。

 

その頃サニーは。
正体を明かした死神のことを思っていました。

「会いたい、会いたくない」と呟きながら焼酎を飲むサニー。

 

 

 

「会いたい」で空になる焼酎のビン。

「7杯目で空になるって分かってるくせに、また‘会いたい’から始めちゃった」

食べかけの大根で再び占い始めるサニーです。

 

かたやサニーに正体を知られてしまった死神は。

浮かない顔で同僚の買い物に付き合っていました。

 

「お前、桃の花で叩かれたことある?」

「あるさ。霊能者のところでしこたま殴られた。結構傷が長引くぞ、あれ」

 

 

 

死神は同僚に記憶を取り戻したいと思ったことはないかと尋ねてみますが、特に思わないと言われてしまい。

「俺はそれが懐かしいんだ」

「やめとけ。俺たちはみんな罪人だぞ。その懐かしさの裏になにがあると思って」

「分かってる。分かってるんだけど。その懐かしさの先になにがあるか、すごく怖いのに。俺はそれがどうしようもなく恋しいんだ」

 

 

 

 

 

肩を落としている死神にため息をつく同僚です。

 

家に帰った死神は。

今日もアイスビールとゆで卵で飲酒タイム。

 

 

 

 

飲みすぎではと尋ねるトッケビに、死神だということがサニーにばれたと死神は口を開きます。

 

「よくやるよ」

 

 

 

すっかり呆れ顔のトッケビでしたが、「真冬に桃の枝なんて、どこで手に入れたんだろう」の呟きに、自分の仕業と気付いてとぼけ顔。
サニーが混乱しているだろうにこれからどうしたらいいのかと悩む死神に、もう一度手を握ってみろとトッケビ。サニーの前世に兄である自分が見えるか確かめろと言います。

あまりにも気軽に前世を見ろと言うので、人の前世を見るのはとてもしんどいことなんだと力説する死神。

「誰かが無理やり押し込まれるように入ってくるんだぞ、あっという間に。絵でしか見たことない顔が生気を帯びたおかげであまりに美しくて、頭がぼうっとして・・・・・・」

 

 

気付くと睨んでるトッケビ。「俺の妹だぞ」と釘を刺します。
完全に兄モード。(笑)

睨まれて萎縮しつつ死神が続けます。

「若くて愚かしい顔が一つ見えたよ。例の若い王」

その言葉に、「あの馬鹿のことばっかり考えてたんだな、うちの馬鹿は。兄のことなんて眼中にないんだろう」と忌々しげなトッケビ。

 

 

 

二人が飲んだくれてるのに気付かずちょうど死神の部屋を訪れようとしていたウンタクは、トッケビを見て引き返そうとするのですが、念力で例のノートを取られてしまいます。

「返してよ! なんで人のノートを見るんですか!」

焦るウンタクでしたが、中身を見たトッケビは「私文書偽造か?」と不愉快そう。

「しらばっくれちゃって。恋文でしょ? 恋文! 本人直筆の!」

 

 

 

その言葉に、興味をそそられ立ち上がる死神。

「恋文だって?」

「そうなんです。初恋の人宛。どれだけ壮大な愛の話なのか裏話が知りたくて、おじさんに力を借りようかと思ってたんです」

その言葉に、これは恋文ではないと怪訝な表情のトッケビ。

ウンタクは苛立ったようにあの時ドックァに読んでもらった内容を口にします。

「‘そうやって百年を生き、あるいい日に’とかなんとか」

 

 

 

ますます眉がひそまるトッケビ。

「内容それじゃないけど?」

「その内容でした! ドックァオッパが全部読んでくれたんだから!」

「そんなはずがない。ドックァは死んでも読めない。どこにも記したことのない、俺一人の中にある言葉だよ?」


そんなふうに百年を生き
いつの日か
いつの日かいい日に
初恋だったと告白できるよう

 

 

 

ノートを覗き込む死神もトッケビの言葉に同意します。

「ほんとだ。そんな内容じゃない」

 

 

 

二人の反応に、ドックァがそう解釈してくれたのにと戸惑うウンタク。
思い当たることがあるのか、死神は自分が記憶を消す能力があることを、駐車場で車を炎上させた日にドックァに話したかと尋ねます。

話してないと答えるトッケビに、「じゃあどうやってあいつは知ったんだろう? 俺にはとにかく行こうって」と不思議がる死神。

ウンタクも、無くした紅葉を見つけてくれたのもドックァだったと話します。

トッケビも以前ドックァがウンタクとまったく同じ口調で自分に「ちょっとカッコイイ」と言ったのを思い出し。

 

 

 

決して知るはずのないことを知っていたドックァ。

 

「なぜ気付かなかったんだ。トッケビの家を不動産に貸し出したりした子なのに」

 

 

 

 

 

ドックァになにかあると気付くトッケビと死神。

突然の展開に付いていけてない視聴者。(笑)

 

そんな視聴者の付いていけてなさに追い討ちをかける、産神とドックァ衝撃の2ショットが続きます。

 

 

 

 

「とうとうトッケビとトッケビの新婦が出会ったわね?」

 

 

 

 

「運命だからな」

 

 

・・・・・・はい?

「でも、ワン・ヨはなぜなの? 剣に貫かれたまま生きる者に、剣で貫いた者を引き会わせるなんて」

責める産神にもドックァは平然としています。

「それもまた運命ってことで。ちょうど家を探してるって言うしさ」

「いたずらもほどほどにしなさいよ。一体なにを考えてるの?」

引き続き責める産神ですが、ドックァは「格別に愛してるから」と悪びれず。

「キム・シンは900年も罰を受けてるのよ。まだ足りないの?」

「人一人の命の重さとはそういうものだよ」

「だったら初めから罪を作らず、完全無欠な世界を作ればよかったじゃない」

「そしたら誰も神を求めないだろ?」

産神は一人ひとりが大切な子どもたちだと訴えます。

 

 

 

 

「あの子をこれ以上苦しめないで。あの子の目を遮っている手もどけてあげて。互いに見分けられるように。どんな選択をしようとも」

その言葉にも不適に応じるドックァです。

って言うかびっくり。
ドックァ、神だったんですね。
なんちゅうボールを今頃投げてくるんでしょうか。

産神とドックァの対話シーン。
そういや初回からこの二人、すれ違ってましたよね?
綺麗なお姉さんをドックァがナンパでもしてるのかとばかり思ってましたが、この回でそれが繋がるなんて、いやはやなんという展開。
1話でこの二人がすれ違う時も、「10年後」のテロップの後、初めはお婆さん姿の産神と少年がすれ違い、それが若い産神とドックァの姿に変わったのでした。
あの少年がドックァ少年だったとは。
そして「なぜワン・ヨを?」と責めるシーンの服装は、あの古本屋から出てきた産神と顔を合わせたときのドックァ。

1話と9話の「酒を飲みに行こう」は、神々の「情報交換しよう」の暗号だった?!

怖い、怖い。
この脚本、怖い。(笑)

 

クラブで酒を飲むドックァのところに、予想通りやってきたトッケビと死神。

 

「とうとうおでましか」

 

 

 

 

 

 

 

 

二人がドックァに近づこうとした瞬間、張られたバリア。

 

 

 

 

 

ドックァが時を止めたのでした。

緊張した面持ちでドックァを見つめる死神。

「どなたなのか、名前をお聞かせ願いましょう」

トッケビの言葉に、二人が心の中で呟いてきたことをそれぞれ諳んじてみせるドックァ。

 

「いつも話を聞いていた。死を請うから、チャンスも与えた。
なのになぜ、いまだに生きている?」

 

 

 

続けて死神にも驚愕の一言を浴びせます。

 

「記憶を消した覚えはない。自ら記憶を消すという選択をしたまで。にも関わらず、神の計画のようでもあり、失敗のようでもある?」

 

 

 

驚愕しながら凝視する二人にドックァが言葉を続けます。

「神はただ、質問を投げかける者であるのみ。
運命とは私が投げかけた質問だ。答えはお前たちが探せ。
‘この子’との別れの挨拶もな」

 

 

 

「では」

言い終えると、ガックリうなだれてしまうドックァ。

ドックァの周りに白い蝶が舞います。

 

 

 

 

 

 

 

そのまま床に崩れ落ちるドックァ。

ドックァが床に崩れ落ちた瞬間、止まっていた時が再び回り始めます。

ほどなく目を覚ますものの、ドックァはなぜ自分が床に倒れているのか分かりません。
口調はいつものドックァに完全に戻っています。

 

「おじさんたち、なんでここにいるの? いつきたの? てか俺なんで倒れてんの?」

 

 

 

「すげ? 俺、もしかして気絶したの?! たった一杯で?!」

「お前が誰でもいいから、一発殴らせろ!」

ドックァに殴りかかろうとするトッケビを死神が慌てて止めます。

「この方には何の罪もない! この方には何の罪もないんだって!」

「この方だと?!」

 

 

 

大暴れ。(笑)

 

「お前、本当にドックァか? この蝶! 蝶のおっさん!」

まったく事情がわけの分からないドックァは、トッケビが酔っているものと理解。

結局ドックァに八つ当たりするわけにもいかないトッケビです。

 

つまりこれは。
ドックァの体を神が入ったり出たりしているわけですね。
いやはやこれもまた、えらいことです。(笑)

 

一方サニーは。

死神会いたさに、ウンタクたちの家の前までわざわざ来てウンタクと一緒に焼き芋を食べていました。

 

 

 

サニーの本音が分かるウンタクは、ここで偶然を装って待ってみても死神は夜勤が多いので、いっそ電話をかけたほうが早いとアドバイス。
対してサニーは「別れようかと聞かれたのに、自分から電話できないじゃない」と答え。
電話がきたら仕方なしに出るので、つべこべ言わずに協力して欲しいと言います。

そんなサニーの店に大挙してやってきた死神軍団。

 

 

 

サニーの美しさに見とれてる図です。(笑)

 

サニーと同じ建物に住む後輩の死神が、ご近所づきあいの一環のつもりで連れてきたのでした。

死神軍団にサービスとして新メニューの商品を持ってくるサニー。

 

 

 

「大変なお仕事をされているので」

その一言に固まる死神たち。

 

 

 

サニーが自分たちの仕事を知っている様子なのが気になる死神たちです。

 

ところが。

問題はそれだけに留まりませんでした。
女性の死神の前に現れたパク・チュンホン。

 

 

 

久しぶりだと声をかける死者をいぶかしむ女性の死神。
死者の癖に死神を怖がらず、まるで自分を知っているかのような口調に警戒しますが、パク・チュンホンは「自分が何者か気にならないか?」と女に尋ねます。

「行ってあの女の手を握ってみろ。さっきの店の主人のことだ。死神は前世に大罪を犯しているそうだが、その中にお前の犯した罪があるだろう。そしてその罪の中に、私もいるだろう」

 

 

 

 

 

見慣れてくると、お化け屋敷にいるっぽい。

 

その頃死神は、深い悩みに落ちていました。

やってきた後輩にどうしたのかと尋ねられ、「してはならないことを考えている」と死神。後輩は、してはならないことならしないほうがいいと止め、今月分の名簿を渡します。

 

 

 

渡された名簿に含まれていた、ユ会長の名簿。

 

 

 

ウンタクが大学から戻ると、ちょうど死神がトッケビにユ会長の死亡時刻が3時間後に迫っているのを知らせているところでした。

死因は心筋梗塞だと死神。
最後の見送りくらい行ってはどうかと言われるも、トッケビは首を振ります。

「言いたいことは、生きている間にすべて話した。最後まで私に詫びる姿を見たくない。だから見送りは代わりにお前がしてくれ」

「心配しなくていい」

「必ずまた生まれてくるよう伝えてくれ。そして来世では、誰にも縛られずに自由に生きろと。本当に感謝していると・・・・・・」

 

 

 

 

 

それ以上言葉を継げず、席を外すトッケビ。

何事かと尋ねるウンタクに、死神は喪服を用意しておくように言います。もうじきユ会長の訃報が届くから、と。

トッケビの様子を気にかけるよう言い残し、出て行く死神。

リビングに佇むウンタクに、トッケビの悲しい嗚咽が聞こえてきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

むせび泣くトッケビにあわせて降り始める、土砂降りの雨。

視聴者も涙。

職場で毒づきながら掃除中のドックァのところには、喪服姿のキム秘書がやってきていました。

 

 

 

「どうしたんです? 祖父が仕事してるかどうか露骨に監視して来いとでも?」

「今すぐ一緒に出ましょう」

「まだまだ退社時間じゃないですけど?」

「服は用意しましたので、車の中でお着替えください」

「服って何の?」

その時ようやくキム秘書が黒いネクタイをしているのに気づくドックァ。

 

 

 

 

 

 

そしてトッケビは。

涙を流しながらユ会長の死を記録していました。

 

 

 

 


今生すべての瞬間において善良なりし者
ここに眠る
ユ・シヌ

 

 

 

葬儀から戻ったウンタクは、まっすぐトッケビの部屋に向かいます。

すっかり元気をなくしているトッケビを抱き寄せるウンタク。

 

「こういうことなんですね、不滅って」

 

 

 

「ユ会長、なかなかいけないでしょうね。旦那様が気がかりだ、って。
だから、残された者はもっと一生懸命生きないといけないんです。時には泣いたりもするけど、もっと笑って、もっとたくましく」

 

 

 

「それが、受けた愛に対する礼儀ですから」

 

 

 

なにか暖かいものを持ってこようかというウンタクに、ドックァを呼んで一緒に食べると答えるトッケビです。

 

その言葉通り、家にやってきたドックァ。

ドックァは祖父の突然の死に、見るからに憔悴していました。

 

 

 

「どうしたらいい? なにも孝行してあげられなかったのに。こんなふうに待ってもくれずに行っちゃうなんて、どうしたらいいの? おじさん。お祖父ちゃんに申し訳なくてたまらないよ。俺、これからどうしたらいい? これから一人でどうしたらいい?」

 

 

 

泣き崩れるドックァに「お前が一人なもんか」と慰めるトッケビ。

 

「おじさんがいるだろう? おじさんと一緒にいよう。なにも心配しないで。な?」

 

 

 

大切な人を失った二人。

同じ痛みで涙に暮れます。

トッケビのベッドに力なく横たわるドックァ。

 

 

 

「起きてちょっと食べようよ」と声をかけるトッケビに、首を振ります。
「林檎がウサギでも?」と声をかける死神にも見向きもしません。
ウンタクはドックァの欲しがっていたカメラをあげるとまで。

「いいよ。お祖父ちゃんがお前にあげようと自分で選んだ物じゃないか」

死神は事前に伝えられなくて悪かったと言います。心の準備をするための時間をあげれば良かったのかもしれないと後悔。

「でも、世の中には秩序ってもんがあるからさ」

「分かってます。うちは代々トッケビの家臣の家柄ですから」

みんなに礼を言い、やることがあると立ち上がるドックァ。

ドックァはこの家の銀食器を磨き始めます。

 

 

 

「お祖父ちゃんが気にしてそうだから。知ってるでしょ、おじいちゃんの性格」

ドックァはキム秘書が会社のCEOとして就任したと話します。ユ会長が事前にそう用意していったと。

「良かったよ。どのみち俺はまだ準備が出来てないからさ」

「そうだな」

「一から仕事を学ぶよ。それがお祖父ちゃんの望みだろうから」

そしてドックァは囲碁も覚えると言います。

「そうやっておじさんの良き兄、父、祖父になるよ。うちにお祖父ちゃんみたいに」

 

 

 

 

 

泣ける。

 

今までもユ一族はみんないつしかトッケビの年を超えていってたんですよね。

新たにCEOに就任したキム秘書は、ユ会長が自分とドックァに残した封筒を確かめていました。

ドックァ宛の封筒を開くと、そこにはクレジットカードが。

自分宛の封筒には、会長からの遺言が入っていました。

 

 

 


ある日、姓を金、名を信とする方が現れ、自分の物を受け取りに来たと仰ったら、差し上げよ。
私が残した物はすべてその方の物だ。
その方は雨の中を歩いてこられ、青い火花へと去るだろう。
それがキム・シンだ。

 

 

 

ユ会長、生前に自分の口でキム・シンのことはキム秘書に伝えてますよね。
あの時より前にキム秘書のポストと遺言を用意していたということでしょうか、これは。

 

そして。

陸橋で産神とすれ違うドックァ。

産神はすれ違いざまに「行ったのね?」と声をかけます。

 

 

 

きょとんしながら振り返るドックァ。

「どなた様? 僕のこと、ご存知ですか?」

「知ってるわよ。ひたすら善良な子。だから、世の中を照らす子。あなたの福はあなたの心根から生まれてるのよ。忘れないで」

 

 

 

わけが分からないながらも頷くドックァ。お酒でも一緒にどうかと誘いますが、産神は「お酒は美しい人と飲みなさい」と応じます。

「お美しいですけど」

「だから、人と飲みなさいって。じゃあね」

こうして去っていく産神です。

 

キッチンでドックァの分もステーキを焼いているトッケビ。

死神はドックァを羨ましがります。

近頃の自分はなにを見ても羨ましいので構わなくていいと死神。

 

 

 

その言葉に、ハンサムなおじさんがいて羨ましいんだろうとふざけるトッケビでしたが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

死神の顔にワン・ヨの顔が一瞬重なって見えてしまいます。

「お前、死神になってどれくらいって言ったっけ?」

「300年ちょっとだけど。なんで? 顔になんか付いてる?」

「いや。一瞬、お前の顔から今まで見えなかった顔が見えたから」

「誰? どんな顔?」

「俺の目に見えちゃいけない顔」

トッケビの最後の一言に震え上がる視聴者です。

 

トッケビは仕事しているドックァを嬉しそうに眺めているうちに、ある人の履歴書を驚いたように手に取ります。

 

 

 

 

 

今にも泣きそうな顔で履歴書の顔を見つめているトッケビです。

 

一方ウンタクは大学での初授業日を向かえ。
女子大生初日は、ミニスカートです。

今日は開講パーティがあると楽しげなウンタク。
トッケビは何か一つ足りないと言います。

勘違いしたウンタクは口を突き出しますが。

 

 

 

 

 

ネックレスを首にかけるトッケビ。

あの時カナダで見たネックレスだと喜ぶウンタク。
ネックレスの文字はフランス語で「定められた運命」という意味だと教えるトッケビ。
ウンタクは「運命」は自分のもっとも好きな言葉だとはしゃぎます。
30センチ以内に男を近づけては駄目だと言いながらウンタクを送り出すトッケビです。

 

先約があるからと、大学にはドックァに送らせたトッケビ。その先約とは、ユ会長のグループ企業の中途採用面接会場にくることでした。

面接に訪れた受験者の顔を、今にも泣きそうな顔で見つめるトッケビ。

 

 

 

 

 

 

 

その顔は、生前自分に最後まで忠誠を尽くした部下の顔でした。

脳裏に浮かぶ、キム・シン最後の日。

 

「お許しください。すぐ後を追います」

 

 

 

 

 

 

 

泣きながらトッケビの胸を貫いた忠実な部下。

自分を涙を浮かべながら見つめるトッケビに、男は怪訝な表情を浮かべています。

 

「道を逸れてしまったのだろう。私がこうして生きているせいで。随分侘しい思いをしてきたことだろう。どうか許せ」

 

 

 

 

 

自分を見つめながら泣くトッケビに戸惑いながら、男は名前を呼ばれ面接会場に。

 

そして後日。
昔の部下の生まれ変わりであるキム・ウシクは、採用の知らせを受けます。

 

 

 

屋根部屋で妻子と暮らす、貧しい生活。

採用の知らせに、身重の妻は感激の様子です。

 

 

 

抱きついてきた娘に喜びながら、チャジャン麺を食べようと話すキム・ウシクです。

 

ところがキム・ウシクの幸運は、ここからが始まりでした。

会社が新たな住まいとして用意した、高層マンション。

「私に、ですか?」

「はい。面接が良かったので」

キム・ウシクには新しい車も用意されていました。

 

 

 

呆気に取られているキム・ウシクにキム・ドヨンは白い封筒を差し出します。

「それと。5月1日に生まれる男の子の名前です。子々孫々世の中を輝かせる大きな人物となることでしょう」

「私の子どもがですか?」

「そうです」

「あの、でも、一体どちらさまですか?」

ようやくグループの社長であることを告げるキム・ドヨン。

恐縮しながらキム・ウシクは、なぜ自分をこれほど厚遇してくれるのかと尋ねるのですが。

 

 

 

「前世で国をお救いになりました」

「私がですか?」

「はい」

 

 

 

 

 

 

その様子を満足げに遠くから見つめているトッケビ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トッケビの姿を見つけたのか、遠くを見ながら涙ぐむキム・ウシクです。

 

いやー、視聴者を泣かせようというこの猛攻。
分かっていても抗いがたいです。

人間、前世にいいことしておくべきですね!
って、手遅れですので来世に向けて!(笑)

 

キム・シンに従ったがゆえに自分も命を落としたこの部下が、現世でも困難な人生を送ってきたのを見て、キム・シンはさぞや胸が痛んだことでしょう。
前世の借りを現世で返してあげられるとは、トッケビ、長生きも悪いことばかりじゃありません。

ま。だからって、人様の赤ちゃんの名前まで勝手につけるのはどうかと思いますけども。(笑)

・・・・・・なんて書きましたけど、ちょっと待って。
ここでこうやってフツーに流してしまってる場合ではないのかも。

もしやここにも壮大な仕掛けが?!
え?! ある?!
確かに赤ちゃんの名前、公開してないし?!

と、ドックァの件ですっかり疑り深くなってる視聴者。
うかうかしてると後でどんな球に化けるか分からないので、緊張です。だって、子々孫々輝かせる大人物だなんて、いかにもキム・シンが自画自賛で言いそうな台詞じゃないですか。生まれてくる子がまた誰かの生まれ変わり、なんてこともあるのかも。

と妄想を肥大化させてみました。(笑)

 

さて、大学帰りのウンタク。

まだ午後5時を回ったばかりなのに、危ないのですぐ帰ってこいと過保護なトッケビを、ウンタクは証明写真のブースに呼び出します。

 

 

 

絶対かわい子ぶってるでしょ、この鬼。(笑)

 

 

 

二人で記念写真を撮り、なぜかこんな狭い空間に留まって会話を始めてます。(笑)

ウンタクは約束した5210ウォンを返し、これをサニーのところに焼き芋代を口実に持っていって、顔を見てきたらどうかと水を差し向けますが、サニーの現世の生活を考えるとなかなかいけないトッケビ。
顔を見に行くのは今度にすると言います。

ウンタクはテヒがメジャーリーグに行くことに決まったことも報告。

そんなにすごい子だったなんて。
でも実際は、体のいいフェードアウト。(笑)

自分は昔から大人物になりそうな人を見抜いてきたと自慢し始めるお爺ちゃんっぽいトッケビを、ウンタクはこれで一気に黙らせます。

 

 

 

 

 

伸びてます、鼻の下。(笑)

 

こうしてバイトに出かけるウンタク。

いつものように裏道にゴミ袋を出しにいったウンタクは、以前見かけた小学生と顔を合わせます。

男の子を撫でてあげようと手招きで呼んだウンタクでしたが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

怖すぎるから。(泣)

 

子どもを家に帰らせるウンタク。

パク・チュンホンは勝手に名を名乗ります。
応答しないウンタクに、「その顔は、すでに私を知っているな」と言葉を続け。

ウンタクは知らないとその場を去ろうとしますが。

「キム・シン。あの者が話さなかったか? 私を殺したのは自分だと。キム・シンが受けている罰は、命の重さの分だけ増える。その中に私の命も含まれているのだ」

 

 

 

震えながらもパク・チュンホンに向き合うウンタク。
なにが望みかと尋ねます。

「そんなものはない。ただ面白い話を一つ聞かせようとしているだけだ。私を知っているなら、ワン・ヨも知っているな? キム・シンの胸に刺さっているあの剣は、ワン・ヨが授けたものだ。この悲劇的な運命の始まりと終わりは、まさにワン・ヨというわけだ。そのワン・ヨが今誰と暮らしているか、知っているか?」

「知るわけないでしょ」

毅然と応対するウンタクにパク・チュンホンが続けます。

「ワン・ヨは今は、キム・シンと暮らしている」

「なにを馬鹿げたことを・・・・・・」と言いかけ、押し黙るウンタク。

 

 

 

勝ち誇ったようにパク・チュンホンが続けます。

「そうだ。名もない死神、あの者がまさにワン・ヨだ。もしも二人が互いについて知ったら、どんなことが起こると思う?」

思わず息を呑むウンタク。

「いまやキム・シンが私を殺すか生かすは、お前次第のようだな。キム・シンの死が、私の手にかかっていたのと同じように」

 

 

 

「なるほど。よくよく見るに、どうやらお前は死を掌る者なのだな」

ウンタクは、うちの死神にはキム・ウビンという名前があると答え、毅然と立ち去ります。

ウンタクが店に消えた後、パク・チュンホンは一人言葉を続けます。

「なにが望みかと尋ねたか? 私は彼らの破局が望みだ」

 

 

 

嫌過ぎる。

なんなの。お化け屋敷のお化けみたいな顔して。

 

ウンタクはドアの中に入ると、へたり込んでしまいます。

 

 

 

恐ろしさに身を震わせるウンタクです。

大学でもパク・チュンホンに言われたことが頭をよぎるウンタク。

トッケビと自分と死神。
3人で仲睦まじくカメラに収まった日が思い出されます。

そんなウンタクのところへ訪ねて来た死神。

 

 

 

死神は「話せる相手がここしかなくて」と言います。
前世に大罪を犯した者が死神になるのだと死神。
何の罪かは分からぬものの、キム・シンとソンの歴史の中に自分がいる気がすると言います。

数千人の命を奪ったキム・シンと、そんなキム・シン兄妹を殺せと命じたワン・ヨ。そのワン・ヨを操ってキム・シン兄妹を死に至らしめたパク・チュンホンのうち、自分はワン・ヨかパク・チュンホンではないかと思っていることを打ち明ける死神。

ウンタクはパク・チュンホンの言った言葉を思い出すものの、死神に伝えることは出来ません。

 

「でも。ふたりのうちのどちらであれ、俺がキム・シンの仇なのは間違いないよな。どちらであれ、サニーさんとは駄目だよな」

 

 

 

夜。

店を閉めたサニーの目の前に現れた女の死神。

見ての通り、もう店は閉めたというサニーに、女はまた来ると言い手を差し出します。

 

 

 

奇妙に思いながらもその手を取るサニー。

女の脳裏に、サニーの前世が浮かびます。

 

 

 

 

 

 

 

この女官、パク・チュンホンの手先となってソンに毒入り漢方薬を飲ませようとしていたのですね。

そしてワン・ヨは、それに気付いていたからソンに飲ませまいとしていた、と。

家に戻ったサニーは自宅で死神の電話を受け。

家の前にいるという死神にいそいそと会いに行きます。

まるで前世のあの日のように、駆け足で。

 

 

 

 

 

指輪を返してもらう口実で来たのだとサニー。
自分を悲しげに見つめている死神の憂いに気付きます。

会いたくて来たのではないのかと尋ねるサニーに、自分が何者か分からないのが怖くて、身を引くと死神は答えます。
何もかもが間違いだらけだった自分が、この選択だけは正しいことを願うと死神。
生きてもいない者に元気かと尋ねてくれてありがとうと礼を言い。

「そんなこと言わないでください!」

別れの挨拶を述べる死神を何度も止めようとするサニーですが。

 

「死神とのキスは、前世の記憶を思い出させます。あなたの前世が私のなんだったのかが、恐ろしいです。でも、良い記憶だけが残され、その中にあなたのお兄さんの記憶があることを願います。そして、それがキム・シンであることを」

 

 

 

 

 

 

サニーの脳裏に蘇る、前世の記憶。

 

 

 

 

 

「なんだその格好は? そうか。既にお前の心は喪に入ったのだな」

何も装飾品を身につけていないソンをなじるワンヨは皇后の宝石箱を持ってこさせます。

 

 

 

 

「なぜ身につけぬ? ここに入れておくために与えたと思っているのか?」

 

 

 

女真族が敵なのかキム・シンが敵なのか、もはや分からないというワン・ヨに、敵はパク・チュンホンだと答えるソン。

ワン・ヨは床に落ちた宝石から、あの指輪を手に取ります。

 

 

 

 

「敵すら殺せなかったお前の兄を、私は今日殺すつもりだ」

 

 

 

「陛下!」

「お前の兄の罪は、謀反だ。だからこれをはめて、皇后らしく大逆罪人である兄を迎えよ」

 

 

 

 

 

 

そしてその姿は、現在の死神とサニーに変わり。

 

 

 

 

 

「お前は誰の味方なのだ? ただの一度でも私の味方だったことはあるのか? ただの一度でも私が心にいたことはあるのか? ただの一度でも私を愛したことはあるのか?」

涙を流しながらワン・ヨの頬を打つソン。

 

 

 

 

 

「あの者の側に立つな。それが、お前が生きられる唯一の道だ。選ばなければならぬ。私の女として生きるか、謀反人の妹として・・・・・・死ぬか」

「陛下を愛する女は・・・・・・謀反人の妹です」

 

 

 

 

 

 

 

 

いま自分が見たものはなんなのかと声を震わせるサニー。
死神は前世だと答えます。

今見た前世の中にキム・シンはいたかと尋ねられ、頷くサニー。
やはり死神もいたと頷きます。

その言葉に、心が決まる死神。

 

「私の目を見てくれませんか? 幸せで輝いていた瞬間だけを残し、つらくて悲しい瞬間はすべて忘れてください。前世であれ、現世であれ。そして、私のことも忘れてください。
あなただけは、せめてこんなふうにでもハッピーエンドであって欲しい」

 

 

 

 

 

 

 

 

こうしてサニーの元を去る死神ですが。

 

 

 

 

 

胸を押さえながらその場に泣き崩れるサニー。

視聴者も号泣。

 

翌日。

サニーの店を訪れたトッケビ。
この間の焼き芋代を返す口実でサニーの顔を見にきたのですが、サニーが思いがけない言葉を口にします。

 

 

 

 

「ところで、お兄様。陛下は本当に私のことを綺麗じゃないと仰ったのですか?」

 

 

 

 

 

驚いて凝視するトッケビにサニーが続けます。

「いくら戦場を渡り歩いてるからって、一度も返事をくれないなんて」

本当にそうなのかと声を震わせるトッケビ。

「気づくのが遅くてごめんなさい、お兄様。幸せになるという約束も、守れませんでした。ごめんなさい。お兄様」

 

 

 

 

 

 

「靴も、紅柿も、絹も、ありがとう」

 

 

 

感激のあまり、言葉の出ないトッケビにサニーが言葉を続けます。

「これからはこの不細工な妹にしょっちゅう会いに来てくださいね」

 

 

 

 

 

視聴者またもや号泣。

 

一方死神は。

自室でウンタクの名簿を見つめていました。
また墜落死が予告されているウンタク。

そこへドックァが囲碁の相手をして欲しいと呼びにきます。

途中、胸をさする仕草を見せる死神になにかあったのかと尋ねるドックァ。

 

 

 

死神はある時から時々胸が痛むようになったのだと説明します。
サニーと一緒にいる時に、突然痛み出した胸。

その日ならトッケビのせいではないと、ドックァ。
その日は寺にいたと伝えます。

「おじさんが風灯をあげたんです。年に一度はそうしてきたらしくて。おじさんが心に借りがある方々だから、そんなふうに悼んでるんですって。名前が二文字ずつだったんだけど、金善と王なんとか・・・・・・なんだっけ? 漢字だったもんで」

 

 

 

 

衝撃を受けている死神に気付かないドックァが、この囲碁の手は何かと尋ねます。
ドックァが尋ねたのは、「困馬(弱石)」。
厳しい状況に陥ったことを物語る石でした。

 

一方ウンタクは。

 

大学まで迎えに来てくれたトッケビから、サニーが前世の記憶を取り戻したと聞かされ、意を決しパク・チュンホンに会ったことを伝えます。

サニーがもし前世の記憶を取り戻したのなら、パク・チュンホンの出現と関わりある気がするとウンタク。

 

 

 

トッケビの家が最も安全なので、家でじっとしているよう伝え、ウンタクを送り届けるトッケビ。

トッケビは上空からパク・チュンホンを見つけ出し、締め上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

900年を逃げおおせてきたのに、こんなふうに見つかってしまうなんてと口惜しそうなパク・チュンホン。

900年も逃げ回ったのに今頃姿を現したわけを話せというトッケビに、やはり卑しい武臣出身なのでいまだに目が開かないのだなと挑発します。
仇をそばに置いても気付かないので、わざわざ教えにきてやったのだと。

「最初にお前の舌を抜いてやる。そのあとはその体を引き裂いてやる」

そういってパク・チュンホンに切りかかるトッケビ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ですがパク・チュンホンはなんともありません。

自分も900年の年月を過ごしてきたのだから、そんな剣では自分を切れないと勝ち誇るパク・チュンホン。

 

 

 

 

小さな神のように振舞ってきたおかげで本物の神にでもなったと思ったかと、パク・チュンホンはさらに挑発します。

 

 

 

トッケビは何があってもお前だけは殺すといいますが、そんなふうに愚かだからお前は死んだのだとパク・チュンホン。
お前が朽ち果て続けた20年の間に、ワン・ヨは見分けが付かないほど成長したと続けます。

 

 

 

「ヨの名前をもう一度口にしたら・・・!」

「お前のそばにいるあの死神を誰だと思っている? お前に剣を与え、その剣でお前の胸に突き刺したのが、まさにあの者だ。あの者が、ワン・ヨだ」

 

 

 

「たわごとを」

「お前の愚昧な妹は、今生でもあの者に溺れているな、気の毒なことに。お前は結局は復讐できないだろう」

 

 

 

 

 

トッケビの脳裏に浮かぶ、あの日の会話。
妹の肖像画を見た瞬間涙が出たと、死神は言っていたのでした。
とても悲しく、胸が痛かったと言っていた死神。

そして指輪。

死神はこの指輪を見たことがあるかと見せたのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同じ頃。

死神は寺を訪れていました。

 

 

 

 

 

ソンの名前の隣りにあるワン・ヨ。

トッケビは急いで妹のところへ行き、いきなりサニーに尋ねます。

 

 

 

「お前の前世に、死神もいるのか? あいつを見たのか?」

突然の質問にサニーは、いきなりお店でこういうのは営業妨害で困るとたしなめます。

「私が前世を思い出したからって、本当にキム・ソンになったと思ってるようだけど・・・・・・」

「あの者は、ワン・ヨなのか?」

 

 

 

 

 

帰ろうとするサニーを捕まえるトッケビ。

「あの者がワン・ヨなのかと聞いている」

サニーは何も答えません。

怒ったようにサニーを見つめるトッケビ。

「お前は今生でもあの馬鹿を守るのだな・・・・・・」

 

 

 

 

寺を出た死神は、一人心で呟いていました。

 

 

 

 

「そうだったのだろうか。私がワン・ヨだったのだろうか。記憶のないまま残された感情は、自分がワン・ヨであることを忘れるなという、自ら与えた罰だったのだろうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

階段の下から怒りをみなぎらせて上がってくるトッケビ。
その姿は、かつて王に向かったキム・シンそのものでした。

上がってくるトッケビを見ながら心で呟く死神。

『やはり私は、最も悪い記憶のようだ。あなたにも。キム・シンにも』

その時耳に入る、トッケビの声。

 

『俺の声、聞こえるだろう?』

 

 

 

 

『俺にもお前の声が全部聞こえてる。とても鮮明に』

 

 

 

 

 

 

 

 

一歩一歩近づいてくるトッケビを、覚悟を決めたように待っている死神。

 

 

 

 

トッケビは死神の前に歩み寄ると、いきなり首に手をかけます。

 

 

 

 

 

 

「将軍、キム・シン」

 

 

 

 

「陛下に御拝謁いたします」

 

 

 

 

 

 

 

うわーーー。

泣くわ、これ。(涙)

まさかここでまたもやパク・チュンホンの口先三寸にやられてここで死神を殺したりしませんよね?
ええ、だってそんなことになったら、「このドラマのテーマって、一体何?」って話になるので。(笑)

 

しかし驚きましたね、サニー。
死神が記憶を消したのに、消えてなかったのには。
これには桃の花と深い関係があるそうで。

桃の花や桃の木は霊を寄せ付けないと信じられていたとのことで、このドラマでは死神たちの力を弱める力を発揮することが示唆されていましたよね。同僚との靴屋での会話でも。
サニーが桃の枝で振りかぶったことで帽子が飛んでしまったのも、同じ文脈なのでしょう。普段であれば素通りできたものを、桃の枝だから払われてしまった、と。
そして二人が話し、死神が記憶を消そうとしたのも、桃の木の下でした。

うーん。仕掛けが凝ってます。(笑)

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それにしても気になるのは、ウンタクの「墜落死」。
これもなにかパク・チュンホンと関わりがあるのでしょうか。

一気にサスペンスになってきました。
多くの視聴者が13話で放心したという意味が、なんだか分かる気がします。

13話、ちょっと見るのが怖いです。

 

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