みなさま、こんにちは。

秋がものすごい勢いで過ぎていきますね。
気が付けば早くも10月末。
今年も残り2か月あまりだなんて、衝撃です。
なぜこんなに時間が経つのが早く感じられるのか、論理的に解説した本があればぜひ教えてください。

というわけで(?)今日はピョン・ヨハンさんとイ・ビョンホンさんが出演しているe-bookアプリ‘ミルリ(蜜里)の書斎’のテレビCMをご紹介します。



いやー、たまらないCMがきてしまいました。

まさかのイ・ビョンホン&ピョン・ヨハンの組み合わせだなんて!

『ミスター・サンシャイン』で共演していた二人だけに、ドラマを熱心に見ていた視聴者としては嬉しくてたまりません。







ドラマをご覧になっていないみなさまにはフツ―にイ・ビョンホン&ピョン・ヨハンでしょうが、私の目には「ユジン・チョイ/チェ・ユジン」と「キム・ヒソン」にしか見えません。(笑)


二人が広告塔になっているのは、「밀리의 서재/ミルリ(蜜里/millie)の書斎」という電子書籍アプリ。

なんでも1万ウォンほどの定額料金で毎月2万5千冊の電子書籍を読み放題できるアプリなのだそうです。

はじめは「ミリーの書斎」かと思ったのですが、調べたところ「蜂が蜜を運んで村を作る」という意味を表す言葉「蜜里/ミルリ」を指しているのだとか。

新刊も含めて毎月1000冊以上追加し、来年上半期中には3万冊に増やす計画の「蜜里の書斎」、他のe-bookサービスとの最大の差別化は「リーディングブック」サービスにあるようです。

その名の通り、本を読んでくれるサービスだそうですが、オーディオブックとは異なり専門家による本の要約文を読み上げてくれる機能なのだそうです。30分聞いていれば、難しい本の要約が目でも耳でも概ね分かるという画期的なサービス。
声優さんによる朗読なのだそうですが、なんとイ・ビョンホンさんとピョン・ヨハンさんも今回1冊ずつリーディングに参加しているとか!

マジかーー!(笑)

最初のひと月はお試し無料だそうなので、来月お目見えするというお二人のリーディングを聞くためにも、これは来月入ったら会員登録だなと鼻息荒くなっているのは、誰あろう私です。(笑)

3日前に解禁になったばかりらしいこのCMのおかげで、どれだけ会員数が増えるのかも知りたいところです。
10月15日付の記事では累積22万件の会員登録数だったそうです。


さて、そんなわけでご覧いただきましょう。
「蜜里(ミルリ)の書斎」you tube公式チャンネルより「ブックバトル編」。
本の書名は、日本でも翻訳本がある場合は日本版タイトルで訳しています。





ヨハン:始めましょうか

ビョンホン:『サピエンス全史』

ヨハン:『歴史の歴史』

ビョンホン:『猫』

ヨハン:『言葉の器』

ビョンホン:『ナッジ』

ヨハン:『ラテン語授業』

ビョンホン:『12の足跡』

ヨハン:『赤毛のアン』

ビョンホン:『部屋の隅の美術館』

ヨハン:『その「決断」がすべてを解決する』

ビョンホン:『デミアン』

ヨハン:本代、かなりかかってるんじゃない?

ビョンホン:一冊分の値段で全部読んだよ

毎月一冊分の値段で2万5千冊が読み放題
毎月一冊分の値段で2万冊が読み放題

読書に制限なく親しもう 
ミルリの書斎

初月無料




やーだー、もーー

一体何やってくれてるんですかね、大真面目な顔でこの二人は。

他にも「ク・ドンメ(ユ・ヨンソク)バージョンも出せ!」などとドラマファンたちが興奮してるとかしてないとか。
あー、でも本当に3人揃い踏み、見たいなぁ~。(笑)


さて、このCM。
素敵な二人がバトルってるコミカルさがたまりませんが、実はここで繰り出されている本がなかなかのラインナップなのです。
せっかくなのでこちらについてもご紹介しましょう。


まずは先攻、『サピエンス/사피엔스』。
邦題は『サピエンス全史』です。
日本では上下巻に分かれますよね。













『サピエンス/サピエンス全史』。著者ユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari/유발 하라리)。
全世界で800万部を超える大ベストセラー本。

「なぜホモ・サピエンスだけが繁栄したのか? 国家、貨幣、企業…虚構が文明をもたらした! 48カ国で刊行の世界的ベストセラー!」ということで日本でも出版されていますので、既に読まれた方もいらっしゃるかもしれませんね。
いや、正確には、ほぼ新品状態で本棚を燦然と輝かせている方が結構いたりして?
最近はとっても秀逸な専門家による有料の書籍要約サイトも流行っているので、全巻読む自信のない人はレベルの高い要約を読んで自分で読んだ以上の理解を得るのも手かもしれません。

というくらい、むつかしそうです、この本!(笑)


次に繰り出されたのは『歴史の歴史(역사의 역사/ヨクサエヨクサ)』(邦訳未訳)。
著者は元政治家で韓国随一の売れっ子文筆家、ユ・シミン(유시민)さん。
このブログでは『知っておいても役に立たない神秘的な雑学辞典(通称アルスル)』でご紹介している、私も大好きな方です。








e-bookアプリ“蜜里の書斎”ではユ・シミンさんの著作もかなりフィーチャーしているようですね。

よしよし!


3番手は『猫(고양이)』という小説。日本語未訳。
著者はベルナール・ウェルベル(Bernard Werber/베르나르 베르베르)というフランス人作家なのですが、この方、日本では殆ど知られておらず翻訳も『蟻』のみが出ているそうですが、韓国ではベストセラー作家さんです。






本ってこういうところがあるから面白いんですよね~。

反対に、日本ではかなりメジャーなのに韓国では全く翻訳されていない、もしくはされていないに等しいくらい知られてない本やジャンルというものもあります。

この小説は1巻と2巻に分かれていて、パリのモンマルトルに住むメス猫バステットと頭にUSBを装着させられた実験用の天才シャム猫ピタゴラスの目を通して人間の文明を見つめる作品なのだそうです。


『猫』の次にピョン・ヨハンさんが繰り出したのが、『言葉の器(말그릇/マルクルッ)』(邦訳未訳)。







著者はキム・ユンナ(김윤나)さん。話し方のコーチングなどを企業専門に行ってきた方だそうで、心理学的なアプローチを加えつつ‘人にはその人固有の大きさも深さも違う言葉の器がある’、‘自分の言葉遣いはスキルではなく内面を表している’としつつ、‘自分の言葉の器を少しずつ広げ、深めていくための方法’などが綴られているベストセラー本です。

この本を知っている人たちがCMでピョン・ヨハンさんの口から「マルクルッ(言葉の器)」が飛び出した瞬間思わず噴き出したそうですが、わかる気がします。
これ読んでるピョン・ヨハンさん、想像すると面白い。(笑)



そしてイ・ビョンホンさんが繰り出した『ナッジ(Nudge/낫지)』。

これは2017年にノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラー(RICHARD H.THALER/리처드 탈러)がキャス・サンスティーン(CASS R. SUNSTEIN/캐스 R. 선스타인)と著わした本で、日本では『実践 行動経済学』というタイトルでやはりベストセラーになっています。













楽しい感じで書名がCMに登場すると、なんだか万人が手に取って読めそうな雰囲気になりますが、絶対違います。
絶対読んでも分かんない。アダム・スミスもマルクスもケインズも、名前しか知らない人には、絶対分かんない。(笑)

いえいえ、そんなことはないのでしょうが、私が経済学を専攻した人に「行動経済学」の理論を解説してもらったところでは、適切で面白い例示の部分以外は理解できない、否、それで十分理解した気になって私なんぞは終われる、そんな本でした。
秀逸な要約文、読まなきゃ。
だからこそのリーディング・サービス?!(笑)


その次の『ラテン語授業(라틴어 수업/ラティノ スオプ)』(邦訳未訳)はハン・ドンイル(한동일)神父が2010年から16年まで西江大で行った初級・中級ラテン語授業をまとめたもの。






ハン・ドンイル神父は、韓国初、東アジア初のローマ教皇庁裁判所ロータ・ロマーナ(Rota Romana)の弁護士であり、カトリックの司祭です。

こんなの読んでたら、すごい知的なかほりを醸しだせそう。
でも一体どこで使う?!(笑)


次なる『12の足跡(열두 발자국/ヨルトゥ パルチャグッ)』(邦訳未訳)は、またしても「アルスル」ファミリーの一員である脳科学者チョン・ジェスン(정재승)教授の著作でした!







読みたーい。

絶対読むー。

と浮かれた私ですが、これもリーディングサービス、つまり要約&音声サービスが付くみたいです。
ってことは、実は内容難しい?!(笑)

いえいえ、これは過去10年の間にチョン・ジェスン教授が行った「脳科学の知恵と洞察」の詰まった12の講演録だそうなので、きっと知的欲求を満たしてくれる興味深い内容になっていることでしょう。
ちなみにこの本も韓国でベストセラーです。


『赤毛のアン』は日本でも韓国でも大人気の小説なので、説明はいりませんよね。
韓国では『빨간 머리 앤/パルガン モリ エン』。
ピョン・ヨハンさんの口から大好きな『赤毛のアン』が語られて、視聴者大満足。(笑)


次にバトルで挙げられたのは、『部屋の中の美術館(방구석 미술관/パンクソク ミスルグァン)』(邦訳未訳)。
こちらも8月に出たばかりで、著者チョ・ウォンジェ(조원재)さんの同名人気ポッドキャストが本にまとまったもの。







偉大な芸術家たちの有名作品をめぐる様々な知られざるエピソードを紹介し、作品を解説することで、美術をより身近に感じさせ、巨匠たちの意外な素顔も浮き彫りにしてくれる良書だそうです。

著者はもともと経営学の専攻で、美術は完全に独学で学んだのだとか。
こういうオタクっぽい愛こそが、専門家では見逃しがちな面白い視座を与えてくれたりしますよね。



そして出ました、自己啓発書。

日本でも韓国でも出版されているマーク・マンソン(MARK MANSON)/마크 맨슨)の『気にしない技術(신경끄기 기술/シンギョン クギ キスル)』。
日本語版のタイトルは、『その「決断」がすべてを解決する』。













・・・・・・なんだろう、この異様に圧の高いにいちゃんは。(笑)

1984年生まれのマーク・マンソンさんによる自己啓発本。
ボストン大学卒のパワーブロガーで、起業家だそうです。
英語の原題の言葉遣いが強烈で、『The Subtle Art of Not Giving a Fuck』。
韓国語版も日本語版も、タイトルが意訳になるのは当然。(笑)

「自己啓発本」と書きましたが、よくあるポジティブシンキングごり押し本とは真逆な内容で、特にSNSで自分と友だちを思わず比べてしまったり、人からの承認欲求が強かったり、人にどう見られているかが気になる今の時代の多くの人々に刺さる言葉が満載だそうです。

ただ、「84年生まれに言われたかねーわ!」な人には無理な本かもしれませんね。(笑)



そして最後の『デミアン』は、文豪ヘルマン・ヘッセの小説。












いや~、素晴らしい。

単なるCMなのに、二人がバトルで挙げているその本に、興味が湧いて読みたくなる。

なかなかやるなぁ、このCM。(笑)

少なくとも、本好きな人たちには刺さること間違いなしです。


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ちなみにイ・ビョンホンさんは『サピエンス』、ピョン・ヨハンさんはユ・シミンさんの『歴史の歴史』のリーディングブックに参加しているそう。

待望のコンテンツは来月お披露目だそうなので、これは爆発的に加入者増えそうですね。

それにしても、ここで紹介されたほんの数冊の本を見ただけでも、世界はなんて知的な発見にあふれているんでしょう。
ある人が一生をかけて探求した事柄が一冊の本に収まっていたりするのを思うと、ほんとに本ってすごいなと思います。
ってまるで小学生の感想のようですが。(笑)

素敵な二人が共演した“ミルリ(蜜里)の書斎”の楽しいCMのおかげで、未知だった本も知ることができて。
とても得した気分です。