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29 2023年4月
みなさま、こんにちは。
今日からゴールデンウイークに突入ですね。
お出かけのご予定のみなさま、どうぞ楽しい連休になりますように。
今日は4月28日に行われた「第59回百想芸術大賞」でドラマ部門の大賞を受賞した『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の主演女優パク・ウンビンさんの受賞スピーチを取り上げてみようと思います。
珍しく超特急です。ええ、気づいたら夏になっていそうなので。(笑)
いや~、取りましたよ、ウ・ヨンウが大賞を。
百想芸術大賞のドラマ部門で大方の予想通り。
私も大ハマリした大好きなドラマなので、とても嬉しいです!
今回の百想芸術大賞、主演女優賞を『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』のパク・ウンビンさんが持っていくか、はたまた後半から猛追した『ザ・グローリー』のソン・ヘギョさんかさらっていくかが最大の見どころでしたが、結果は、作品としての大賞は『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』に、主演女優賞ほか3冠は『ザ・グローリー』にということで落ち着きました。
パク・ウビンさんとソン・ヘギョさんの受賞争いという時点で、今回の百想芸術大賞、豪華すぎます。
他にもこれまた私も大ハマリした『財閥の末息子』からイ・ソンミンさんが最優秀男優賞を受賞していたり、映画部門の主演男優賞は『フクロウ』(邦題仮)のリュ・ジュンヨルさんだったり、ドラマ部門助演男優賞が『スリナム』のチョ・ウジンさんだったり、映画部門の助演男優賞は『ハンサン 龍の出現』のピョン・ヨハンさんだったり、『別れる決心』が映画部門大賞ならびに最優秀女優賞、監督賞を獲得したりと、好きな俳優さんと作品が順当に選ばれて満足至極です。(笑)
取り上げたいスピーチがいくつかあるので、分けて書いて行こうと思います。
ということで、まずはウ・ヨンウから。
自閉症スペクトラムの女性弁護士ウ・ヨンウを主人公にした心温まるヒューマンドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は、昨年6月29日から8月18日まで韓国のケーブルテレビで放映され、Netflixでもテレビ放送に合わせて公開されました。
ケーブルテレビ、と言っても日本でもお馴染みのtvNやOCNではなく、新生チャンネルのENAで。
「・・・・・・なにそれ?」と殆どの人が存在自体を知らないチャンネルでした、ENA。
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の脚本は、以前私もブログで取り上げたチョン・ウソンさんとキム・ヒャンギさん主演映画『証人』のムン・ジウォンさん。(『証人』の紹介記事リンクはコチラ)
このドラマには、放送にこぎつけるまでに様々な困難があったそうで、まず、自閉症スペクトラムを扱うドラマということで地上波が難色を示し、ほぼ人々に知られていない新生チャンネルでしか放映できなかったというのが1点。
主演のパク・ウンビンさんが他の出演作が決まっていることを理由に、監督のオファーを断っていたのが1点。
監督はどうしてもパク・ウンビンさんにやって欲しくて、1年以上待ち説得したそうですよね。
監督は、『証人』を見てすぐ、脚本家のムン・ジウォンさんに「自閉症の女の子が弁護士になった話をドラマとして書いて欲しい」と提案したとのインタビュー記事を以前読んだことがあります。
まったく誰にも知られていないケーブルテレビチャンネルENAでの初回放送時の視聴率は1%にも満たない0.948%。
ところがこれが、2話から既に倍、3話にして4%、あれよの間に数字を伸ばし、最終話は17.534%ととんでもない数字を叩き出しました。
Netflixで知ってチャンネルにやってくるという現象があったためですが、この現象自体が色々な意味で韓国ドラマのトレンドを反映していますよね。
ウ・ヨンウにハマった人たちが、あちこちで「ウto the ヨンto the ウ!」「トンto the グ to the ラミ!」「ハッ!」とやっていたのも懐かしいです。
・・・・・・バレましたか?
バンタンもやっていたので挟んでみました。
ええ、大好きなので隙あらば。(笑)
ってウ・ヨンウ好きの人間は語りだすと延々語ってしまうので。
今日の本題はそうでした、受賞スピーチでしたよね。はい。(笑)
というわけで、色々魅力いっぱい過ぎるドラマなので、未見の方は機会があればぜひご覧くださいませ。
パク・ウンビンさんの大賞受賞の辞、ご紹介します。
動画は百想芸術大賞を中継したJTBCのyou tube公式動画です。
本当にありがとうございます。
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』チームを代表して私が頂いたのだと思います。本当にありがとうございます。
一年の間、数多くの作品が作られ、またその中で常にベストを尽くし献身されている立派な方々がたくさんいらっしゃる中、私に賞を下さったこと、心より感謝申し上げます。『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』を愛してくださった多くの皆様のおかげでこの賞を頂けたのだと思います。
まず、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』をご視聴下さったすべてのみなさまに、心より感謝申し上げます。期待した以上に本当にたくさんの愛情を頂き、関心も寄せていただきました。実は皆様の愛がなければ、私はこの場にいられなかっただろうと思います。
すみません、こんな瞬間が訪れると思ってもみなくて。
幼い頃、私が俳優という夢を諦めなければ、いつかは大賞を頂けるような大人になれるかもしれないと思っていましたが、今日その夢をかなえてくださって本当に感謝いたします。
ヨンウを理解しようという試みが少しでも自閉症スペクトラムについて知れる良い経験になれたらと願います。皆様がいい話をたくさん聞かせてくださり、また関心を持って下さった分だけ、何かしらの助けになっていたいと願っていました。
実際私は世の中を変えるために何か役割を担いたいなどという大それた夢を持ってはいませんでしたが、この作品を撮りながら少なくとも前よりは親切な心を持てるよう、そして前よりもそれぞれが帯びている固有の特性を違いではなく多様性として認識できるようになればと願いつつ演じていました。その歩み一歩一歩を共に関心を寄せてくださり、歩んでくださって、心から感謝申し上げます。
実は私はヨンウと向き合うことを決心するまで、かなりの時間を要しました。なぜなら自分が俳優としてウ・ヨンウをどのように表現するか次第で、どんな人間としてみなさまのそばに近づいていくか次第では、誰かにとっては非常に大きな傷になりかねないと思い、とても怖かったのです。
それで、自閉症について、また弁護士について、自分の中を通り過ぎる考えというものが、もしかしたら自分でも知らずのうちに持っている偏見に起因しているのではないのか、毎時検証することが必ず必要でした。
初めて自分自身の限界にぶつかったことがあったのですが、自分自身の挫折を乗り越え、ようやく終えることができて、本当に幸いに思った作品でした。
ユ・インシク監督。私が突然漠然としてしまってとても怖がっていた時、怖れを分かち合ってくださり、また、明るい灯台のように道を照らしてくださって、本当にありがとうございました。
そして、ムン・ジウォン先生。最後の放送を一緒に見て、互いに見合わせながら涙を流した瞬間を時々思い出します。どんな意味の涙だったのか分かる気がして、骨身に染みる瞬間でした。
「ウ・ヨンウ」の世界を創造して下さり、心より感謝いたします。
そして、ヨンウが歩みを進めるその道を常に頼もしく支えてくださったすべてのスタッフのみなさまと愛する同僚のみなさま、また毎回エピソードごとに本当にたくさんの方が共にしてくださいました。皆様のご努力がなければ今日の日の栄光もなかったと思います。心から感謝いたします。
私が『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で一番好きなセリフは、「私の人生は変で変わってますが、価値があり、美しいです」というセリフでした。ヨンウを通してこの話を伝えることができて、本当に嬉しかったです。
自分は知っているけどみんなは知らない、また、みんなは知っているけど私は知らない奇妙で変わったところを、ヨンウが価値があり美しいものと考えなさい、と話してくれているような気がして、大いに学ばされました。
難しくても自分の人生を認め、納得し、受け入れながら力強く歩んでいったヨンウの足取りを、末永く心に留めておきたいです。
最後に。
いつも、私は96年度からこの仕事を始めたのですが、その時から惜しみないサポートで今の私を作ってくれたお母さん、お父さん、お兄ちゃん。とても感謝していますし愛しています。他の家族も本当にありがとう。
そしてわがビンゴたち。本当に、全世界にいるファンのみなさまに感謝申し上げたいです。ヨンウに出会い、共にしたこの瞬間を永遠に美しくしまっておこうと思います。
私に賞を下さいましたこと、改めてお礼申し上げます。
みなさま、尊敬しております。
私は再び新たに精進してまいります。お幸せでいてください。ありがとうございました。
너무 감사합니다.
“이상한 변호사 우영우” 팀을 대표해서 제가 받는 것 같습니다. 정말 감사합니다.
한 해 동안 무수히 많은 작품들이 만들어지고 또 그 속에서 항상 최선을 다해 헌신하시는 훌륭한 분들이 많으신데 저한테 상을 주셔서 진심으로 감사드립니다. 아마 “이상한 변호사 우영우”를 사랑해 주신 많은 분들 덕분에 제가 상을 받게 된 것 같은데요.
우선 ‘우영우를 시청해 주신 모든 분들께 진심으로 감사드립니다. 모두의 기대 이상으로 정말 많은 사랑을 받았고 또 관심을 받았는데요. 사실 여러분의 사랑이 없었다면 제가 이 자리에 있지 못했을 것 같습니다.
죄송해요, 이런 순간이 올 줄 몰랐는데.
어린 시절에 제가 배우라는 꿈을 포기하지 않는다면 언젠가 대상을 받을 수도 있는 어른이 되면 좋겠다고 생각했었는데 오늘 그 꿈을 이루게 해주셔서 정말 감사드립니다.
영우를 이해해 보려는 시도가 조금이나마 자폐스펙트럼을 알게 하는 좋은 경험이 되었기를 바라면서. 여러분들이 좋은 말씀을 많이 해주시고 또 많이 관심 가져주신 만큼 무언가 도움이 되었기를 바랐습니다.
사실 제가 세상이 달라지는 데 한몫을 하겠다라는 그런 거창한 꿈은 없었지만, 이 작품을 하면서 적어도 이전보다 친절한 마음을 품게 할 수 있기를, 또 전보다 각자 가지고 있는 고유한 특성들을 다름으로 인식하지 않고 다채로우므으로 인식할 수 있기를 바라면서 연기를 했었는데요. 정말 그 발걸음에 한 발 한 발 같이 관심 가져 주시고 행해주셔서 진심으로 감사합니다.
사실 제가 우영우를 마주하기로 마음먹기까지 시간이 꽤 필요했어요. 왜냐하면 제가 배우로서 우영우를 어떻게 표현하느냐에 따라서 또 어떤 사람으로 여러분께 다가서느냐에 따라서 누군가에게는 굉장히 큰 상처가 될 수도 있겠구나 하고 많이 두려웠습니다.
그래서 자폐인에 대한, 또 변호사에 대한 저를 스쳐 가는 생각들이 혹시 저도 모르게 갖고 있는 편견으로 기인한 것은 아닐지 매 순간 매시간마다 검증하는 게 꼭 필요했었는데요.
처음으로 저 스스로의 한계를 맞닥뜨릴 때가 있어서, 그런 스스로의 좌절들을 딛고 마침내 끝낼 수 있어서 정말 다행인 작품이었습니다.
유인식 감독님. 제가 너무나 갑작스러운 막연함에 너무나 두려워 겁낼 때마다 그 두려움을 기꺼이 나눠주시고 또 밝게 등대처럼 길을 밝혀주셔서 정말 감사했습니다.
그리고 문지원 작가님. 마지막 방송을 같이 보고, 서로를 보면서 눈물 흘렸던 순간들이 가끔 떠오르는데요. 어떤 의미의 눈물이었는지 알 것 같아서 굉장히 마음에 사무치는 순간이었어요.
‘우영우’ 세계를 창조해 주셔서 진심으로 감사했습니다.
그리고 영우가 발걸음을 걷는 그 길을 항상 든든하게 지지해 주신 우리 모든 스태프분과 사랑하는 우리 동료 배우분들, 그리고 매 회차 에피소드마다 정말 많은 분들이 함께해 주셨거든요. 모두의 노력이 함께 이루어지지 않았다면 오늘날에 영광도 없었을 것 같습니다. 진심으로 감사드리고요.
제가 “이상한 변호사 우영우”에서 가장 좋아하는 대사는 ‘제 삶은 이상하고 별나지만, 가치 있고 아름답습니다’라는 대사였는데요. 영우를 통해 이 이야기를 전할 수 있어서 정말 기뻤습니다.
나는 알아도 남들은 모르는, 또 남들은 알지만 나는 알지 못하는 이상하고 별난 구석들을 영우가 가치 있고 아름답게 생각하라고 얘기해주는 것 같아서 많이 배웠습니다.
어렵더라도 자신의 삶을 인정하고 수궁하고 또 포용하면서 힘차게 내디뎠던 영우의 발걸음을 오래도록 간직하고 싶습니다.
마지막으로.
언제나 제가 96년도부터 이 일을 시작했는데요. 그때부터 아낌없는 지지로 지금의 저를 있게 해주신 엄마, 아빠, 오빠. 너무 감사하고 사랑합니다. 남은 식구들도 너무 감사하고요.
또 우리 빙고들. 너무너무, 전 세계에 있는 팬분들께 감사 인사 올리고 싶습니다. 영우를 만나서 함께했던 그 순간들을 영원히 아름답게 간직하도록 하겠습니다.
저에게 상을 주셔서 정말 다시 한번 감사드리고요.
모두들 존경합니다.
다시 저는 새롭게 정진하도록 할게요. 행복하세요. 감사합니다.
パク・ウンビンさん、すすり泣きながらもとても理路整然と話されるところに、きっと普段から論理的で聡明な方なのだろうなと感じました。
ほんと、このドラマでかけがえのないファンを世界中に獲得されましたよね!
パク・ウンビンさんだけでなく、「春の日差しのようなスヨン」といい、みんなの憧れの上司となったジョンソクといい、すべての役者さんが素晴らしくて、ウ・ヨンウの大成功と栄光を背負ってどんどん大活躍していただきたいです。
あー、いつかは書こうと思いながら書きそびれていたウ・ヨンウ愛をこんな形で表出できて嬉しいです。(笑)
他の方のスピーチも、また取り上げていこうと思います。
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2 Responses for "第59回百想芸術大賞① 大賞 パク・ウンビンさんスピーチ 『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』"
白香夏さま
百想芸術大賞のスピーチ訳ありがとうございます!
パク・ウンビンさんの涙にもらい泣きしてしまいました。
私も「ウ・ヨンウ」ハマりました!
(見るたびにキンパが食べたくなり、いったいいくつ食べたかわかりません…。)
ハンディキャップを持つ主人公ということで本当に描くのが大変だったと思います。
でも脚本もとてもよかったし(同じ自閉症スペクトラムである被告人を弁護するEPが好きです。)、
パク・ウンビンさんの演技はもちろん、他のキャストの皆さんも素晴らしかったですね。
いろいろなドラマでお見かけしていたカン・ギヨンさんが演じた、
包容力が抜群のチャーミングな上司もとてもよかったです。
と同時に、百想芸術大賞というとユ・アインが思い出されて…。
好きな俳優さんなのですが、彼の心身の健康と今後のキャリアがとても心配です。
Mioさま
こんにちは!
コメントどうもありがとうございます。(*^_^*)
お返事が遅れて申し訳ありません。
「ウ・ヨンウ」、良かったですよね!
パク・ウンビンさんでなければならなかったという逸話に納得の、本当に最適なキャスティングだったと思います。
私も好きな回が色々あるのですが、ク・ギョファンさんの回にすごく考えさせられました。子どもたちへの行き過ぎた教育熱から韓国社会を風刺する回でした。
Netflixでも放送されたので世界中で見られたのですが、海外の視聴者のリアクションからも、考えさせられる点や面白い発見が多かったです。「なんで子どもを夜10時過ぎまで塾に行かせるの?」と本気で怒っていたりして。
カン・ギヨンさんも、これからどんな役をやる時もあの上司役の姿が重なりそうですよね。
そしてユ・アインさんの件は、心身の健康はとても心配なのですが、きっとこの苦境を乗り越えてより一層いい俳優さんになってくれる、なって欲しいと私も応援しています。
「検察政権」と呼ばれる現政権が、不人気や不満から人々の目をそらす目的でユ・アインさんをターゲットにしたという声は多いです。
事実、ハロウィンでの梨泰院圧死事件の時、検察は麻薬犯罪を検挙し派手に得点稼ぎをしようという浅はかな考えから、例年行われてきた通常警備をおろそかにし、結果大惨事を招きました。亡くなった被害者に対し検察官が「麻薬を使用していなかったか検死させろ」と殆どの遺族に要求したことも明らかになっています。検察はどうにか「ハロウィン」、「梨泰院」、「麻薬」を結び付けたかったようです。
そうした流れからの、ユ・アインさんなので、犠牲になっていると見ている業界の人は多いです。
ありがとうございました。(^^)
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